今回のブログはネタバレしますので、まだ観ていない方はご注意下さい。
「ワシは……それでも読む!」という勇気溢れた勇敢な勇者のみ、続きをご覧下さい。
しかし、油断大敵。注意してご覧下さい。
何を注意するって? そりゃ、足元や頭上、オレオレ詐欺に、です。
ミニトマト農園のご夫婦。収穫作業中に旦那さんがこう言います。
「農園を少し減らそう。二人で出来る範囲に。後を継ぐ奴も居ないしな」
ここで私はこう思ったんです。「子供が出来なかったのかな?」と。
試合前に、なぜかシェークのラケットを見つめる旦那さん。
「あれ? 旦那さんペンホルダーなのに、なんでシェークのラケットなんか見つめているんだろう? しかも、このラバーボロボロだから、試合に使えませんけどー(笑)!」って思ってたんです。
すると、バックの中から息子さんの遺影を出し、椅子の上に置いたのです。
この場面で私、大号泣。(※鼻水、咳、嗚咽も含む)
だって、悲しすぎません? っていうか、これ見て泣かない人なんて、いる?
息子さんは全国大会に出られずに亡くなりました。それなのに、お父さん、お母さんが「息子よりも先に全国大会に出るなんて申し訳ない」ということで、お父さんは痛くもないお腹を壊し、トイレに籠って試合をわざと棄権したんですね。
試合を出ようか迷っていたお父さんに、奥さんが「今回は私がお腹壊そうか?」と言っていたシーンも夫婦愛が垣間見られ、切なくなりました。
私と同じシーンで涙した人もしくは泣いた人、カウントをとりますので正直に手をあげて下さい。ひぃ、ふぅ、みぃ、よ、いつ、む、なな、やつ、ここのつ……とおっ!
私は思いました。「好き、嫌い。別れる、別れない。付き合う、付き合わない」という恋愛ものよりも、ミニトマトご夫婦の目線で映画「ミックス」を作ったほうが、興味深いんじゃないかと。例えばこんな感じです。
ある日、ミニトマト農園のご夫婦に、一人息子が産まれた。
息子はどんな理由でか知りませんが、卓球を始めます。
大会等でメダルや賞状を獲り、誇らしげな家族。
ある日、息子が亡くなる。
子供を亡くしたご夫婦が、今にも潰れそうなフラワー卓球クラブで卓球を始めた。
ある日、昔強かったクラブの「お嬢」が帰ってきたかと思うと、突然「ミックスに出るよ!」と言い出す。
「クラブ再活性のために!」と、巻き添えを喰らったご夫婦ですが、文句も言わずに「ミックス」の試合に向け、一生懸命に練習を重ねそして……
そうだ。「ミックス2」を出しましょう。
なぜかわかりませんが、主演は福山雅治さんと私。
噂ですが、「ミックス2」では「濡れ場」があるらしいですよ「ぬ・れ・ば」!
旦那レンソは日本語が話せないので、今回の出演は、無し。
知ってる日本語は「おカネがない」と「ハジメマシテ」くらいですからね。
しかも「はじめまして」なのに「ハジメマシティル」って言うんですけど、絶対にワザとですよね。
えっ? 「コンビニでおにぎりを買う外国人 A」の役が、まだ空いてるって?
あ、まだ手をあげている人は下げてもらって結構ですよ。