映画「ミックス」 ~卓人なりに、細かい所を「あえて」気にしてみよう!~

サーブの構えるフォームが変だとか、フットワークが変だとか、試合のセット間に「お願いします」や「ありがとうございました」を言ってないとか、そういう細かい所を卓人なりに「あえて」気にしても面白いかもしれませんね。

でも悪口に繋がるようなことを言うのは止めましょう。役者さん、みんな一生懸命やってくれたんですもの。私なんて、卓球のフォームを覚えるのに4、50年はかかりましたよ。

「ミックス、もう観たよ」という人や、「まだ見てないけど、そういうのもチェックしてから観ても良い」という方は、是非読んでみて下さい。

本物の卓球と、映画の卓球で違う部分を私なりにまとめてみました。

1、あんなにラリーは続きません。実際はサーブ、レシーブ、三球目で大体ポイント決まりますよね。

2、試合中、あんなに転びません。映画では、バレーボール選手並に転びますよね。

サッカー選手もそれ位転びますが、あれは足とか「引っ掛けられて」転んでますから。サッカー選手が足も引っ掛けられずに何もない所で転んだら、あなたはどう思いますか? 残念過ぎません? 卓球の花こと原千春(旧姓:岡崎)さんが久しぶりに出場した卓球の試合で、ボールを拾っていた時に横からボールが飛んで来たので手を伸ばしてキャッチしようとしたらぎっくり腰になったくらい、残念な事です。

卓球選手で試合中にあんなに転ぶのは、青森山田高校で同級生だった片上知代(旧姓:平田)さんくらいではないでしょうか? 他にもよく転ぶ人がいればこっそり教えて下さいね。

3、セット間に1分間、ベンチに戻ってコーチから指示を受ける事が出来ますが、普通、選手は椅子に座りません。マスターズの部、40代から迷わずベンチに座る選手も出てきますが、映画の中のお二人、若いですよね? 別に、座っても良いんですけど、でもねぇ。

4、セット間にベンチに戻って座っている間、主人公のお二人は無駄話をしています。あんな大事な場面で、よく無駄話というか世間話が出来ますよね。むしろ、感心しちゃうっ! 本当の卓球の試合中には戦術の話をしているはずですもんね。

5、エッジやネットにボールが触ったら、普通は「すみません」と言いますが(たまに無言で人差し指を立て「すみません」の意を表す事もありますが)、この映画の中ではしません。むしろ、エッジしたチームの女の子が「よっしゃぁあぁー! おるらぁぁ~!」と叫んでいましたね。

6、予選の決勝戦では、あんなに注目を集めません。あの~、予選ですよね? すっごい観客も集まって注目されてますけど。えっ? 今の日本はそうなの? ペルーに住んでるから分からないけど。

7、いくら頑張っても、どう転んでも、初心者はプロ級の選手には敵わないんです。あんなに競れないんです。例えばシチズンの町飛鳥選手が神奈川県のミックス予選に出たとして、初心者が町選手相手に、あそこまで競れますか? 競れないでしょう?

町くんのお父さん、どう思います?

8、「遊びのミックスの試合」の場合は、これから彼氏、彼女になりそうな関係でも楽しく出来ると思うんですけど、「本気で勝つ事を目標にしている」のであれば、いくら夫婦、付き合って長いカップルでも、絶対に喧嘩になりますよね。これは、お互いが「絶対に勝ちたい」と願えば願うほどその傾向が出ます。

「ちょっと、なんであそこでサーブミスするの? 信じられない!」とか「お前だって、あのレシーブミスはないよな!」「ねぇ、もっと早く動いてくれない? 邪魔なんですけど」「あの場面ではフォア側に打つって決めたよね? なんでバック側に打ったの?」とか色々。私も旦那レンソとペルーのオープン戦にミックスダブルスを組み、結局二位になったんですけど、「二度とレンソとはミックス組まない」と心に誓いましたからね。

ミックスで喧嘩せずに力を合わせて戦うのは、簡単そうで、そうでない。夫婦の様な気の知れたパートナーだからこそ、「た・す・け・あ・い」の精神が大事。

「し・た・し・き・な・か・に・も・れ・い・ぎ・あ・り」ですね! これ、忘れるべからず。

9、ミックスを組む相手のレベルも大事なんですよね。上手い、下手が完全に分かれていれば上手いものはそれをフォローし、下手なものはそれなりに頑張るんですけど。

例えば、私(上級者)と福山雅治さん(初心者)がミックスを組むとします。

福山さんがサーブミスしたら、私はなんて声をかけると思います?

「サーブミスする福山さんも、本当にかっこいいです!

動き方がぎこちなくても、それはそれで可愛いんです。「全く、雅治ったら(←急に呼び捨て)。やっぱり、私が支えてあげなきゃダメね」ってなります。

「福山さん、私が個人レッスンしてあげます。手取り足取り腰取り致します。いえ、レッスン料なんて要りませんよただ、身体で払ってもらうことになりますが……

 

でも、もし福山さんが私より卓球が上手かった場合、私が凡ミスする度に目も合わせてもくれず「お前に卓球なんて一億年はえーんだよ」なんて言われたら死んじゃうっ! 悲しくて死んじゃうっ!

映画「ミックス」 ~卓人なりに、細かい所を「あえて」気にしてみよう!~” への 4 件のコメント

  1. ほんとましゃにそんな事言われたら
    悲しくなっちゃう!イヤよ。
    イヤよイヤよも好きのうち(≧∇≦)
    いっちゃん。年末12/27のましゃのライブ行って来ます♪ヽ(´▽`)/

    1. さとちゃんさん
      コメントありがとうございます!
      年末の12/27のましゃライブ行かれるんですかぁー!!!
      いーな、いーな、いーーなーーーー!!!
      すっごい羨ましいです。
      私の分まで手を振って下さい。
      「ましゃかっこいー!」と、私の分まで叫んで下さい。
      私からのメッセージで「今度のミックス2の共演、楽しみにしています」ともお伝え下さい。
      ペルーにはましゃが居ないので、しょうがないので旦那のレンソに「桜坂」や「家族になろうよ」を覚えさせて歌わせ、それでなんとか「しのごう」と思います。

  2. どひょ~!!
    こんなにはっきり聞かれたら答えるしかありませんね。
    飛鳥はプロ級の選手ではないので、初心者っぽいプレーをされると、どのくらいの強さで打っていいのか混乱し、凡ミスしまくると思います。特に相手がガッキーのような可愛い選手だったらなおさらです。おっとここはガッキーではなく、「いっちゃんのような可愛い選手」でしたね。
    これからも楽しいブログ楽しみにしております。

    1. 町飛鳥くんのお父さん
      どひょ~!!
      コメントありがとうございます!
      飛鳥くん、十分に強いじゃないですか!
      しかしながら、『初心者っぽいプレーをされると、どのくらいの強さで打っていいのか混乱し、凡ミスしまくると思います』には頷けます。
      相手がガッキーのような可愛い選手だったらなおさら、というのにも同感。
      しかし、『おっとここはガッキーではなく、「いっちゃんのような可愛い選手」でしたね』なんて言ったら、みんなからのブーイング間違いなしです。そろそろ本気のお叱りが来そうで、実はちょっとビクビクしているんですよ。
      「言いたい事ばっかり書きやがって。調子に乗ってんじゃねーぞ」って。

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