朝の8時にペルーに着いた渡辺さんは夜、小人のペドロさん(ブログ「渡辺貴史さんのスマッシュ音」参照)に誘われて日系クラブ「アエル」で夜の7時から10時まで練習(ほぼ試合)されました。
私も同行させて頂きました。
体育館に着いて、着替えを始めたと思いきや、渡辺さんは迷子になった子犬のような顔をしながら私のところにやって来て、こう一言。
「やってしまいました……」
「……ま、まさか! ラケットを?」
「いえ、シューズを忘れてしまいました……」
「良かった! シューズの方がまだマシ(安堵の涙)!!!」
「でも、クロックスなんですよね……これで卓球しても大丈夫ですかね?」
私を含め、周りのペルー人が急いで渡辺さんに合ったサイズのシューズを探します。
「ところで、サイズはいくつですか?」
「29センチです」
「ひぇ~! 29センチ! もう、ほぼ30センチじゃないですか!」
一番大きいシューズを履いていたペルー人のおじさんでさえ、アディダスのシューズの28センチ。
「28センチだそうです。……履けますかね?」
「僕の場合、足が横に広いので幅もないと履けないんですよね。特にアディダスだと幅が細いのでたぶん無理です」
相変わらず母性本能を存分なくくすぐってくる渡辺さんは、ひょうひょうとクロックスで卓球を始めました。
「クロックスの具合、どうですか?」 しばらくボールを打っている姿に心配して聞いてみると、
「めっちゃ滑ります(笑)!!!」
と、何故か超笑顔で元気良く答えられました。
「滑らないように踏ん張るので、膝がめちゃくちゃ痛いです。自業自得ですけどね」
可哀想に。
風邪引いてる上に飛行機で移動やら乗り継ぎでピザを2枚食べるやらなんやらでペルーまで来て疲れや時差ボケもあるのに初日にシューズを忘れてクロックスで試合して膝を痛めながら夜の7時から9時までぶっ続けでエレベーターゲームするなんて(結局10時まで体力は持たなかった)。
「なんで今日に限ってシューズ忘れちゃったんですか!」
「いや僕、年に1~2回はシューズ忘れるんですよね」
「それって、結構な数!!!」
クロックスで膝を痛めながらも、誰にも負けずにエレベーターゲームの頂点に居続けた渡辺さん。
クロックスでもスマッシュを打つ瞬間に両足を浮かせ、そのタイミングで181cmの身体を一瞬でひねり「バチコン」、そう、それはもう「バチコン」とスマッシュを打ち込む技は健在でした。
みなさんはシューズなどの忘れものは無いように。
~続く~
靴のサイズ29cmとはビックですね!
でも私と3cmしか違わない…(≧▽≦)
ハンカチタオル王子様♪
命名笑いましたー‼
お膝お大事にしてくださいませ(*^▽^*)
さとちゃんさん
コメントありがとうございます!
えっ! シューズのサイズがさとちゃんと3センチしか違わないなんて、渡辺さんもなかなかやりますね。
それにしても、さとちゃんのシューズが32センチだったなんてビックリです!
……えっ?