ベビーシャワーの対象者は誰だか覚えていますか?
答えは「妊婦さんとこれから生まれてくる赤ちゃん」なんですけど、わたくし息子を生んだ後にクリニックから2回目のベビーシャワーのお誘いを受けました。
どうやら私の出産がとても良かったらしく、主治医のドクターからはもちろん、立ち会ってくれた助産婦さんや、その話しを聞いた5~6人いる助産婦さんメンバーからもお褒めの言葉を頂きました。
そして、出産のコツを今回のベビーシャワーで話ししてくれないかとお願いされたのです。
私が日本人ということでだいぶ目立ってはいましたが、気さくな旦那、可愛い赤ちゃんと3拍子が揃い、クリニックの産婦人科では軽い有名人状態だったようです。
ベビーシャワーで出される軽食や試供品、プレゼントに心奪われ、2回目のベビーシャワーに息子を連れて出席。
9時から始まるというので9時に着くと、もちろん一番乗り。当然、会場もセッティング中でした。
いよいよ私が話す番になり、ブログで紹介した3つのコツを会場にいる10人ほどの妊婦さんに伝授。
無事に発表が終わりホッと一息。別室で息子に授乳していたら旦那レンソが迎えに来てくれました。
「(大役も終えたことだし、試供品はまだ貰えそうなので後ろ髪は引けるけど)帰ります」と告げると、「いえ、賞品をかけた抽選もこれからだし、まだ残って!」と引き止められました。
時間にルーズな妊婦さんたちがぞくぞくと会場に到着。全員で20名ほどになっていました。
「沢山の妊婦さんの中から、妊婦でない私が抽選に当たるわけがない。最後まで残って抽選に当たらなかったらマジ切ないよね」
息子が泣き始めたので2回目の授乳をしていると
「ベビーシャワーの参加者が増えたので、2回目のレクチャーをお願いします」と頼まれました。
2回目は息子と共に壇上へ。
「わぁ! 赤ちゃんよ! かわいい~!」今まで景品をかけたゲームで殺気立っていた会場は一気に和やかほんわかモードへ。
2回目はおさらいを兼ねて1回目の話しを聞いていたお母さんに質問形式で聞いてみました。
「出産時、私は3つのことに気を付けました。1つ目はなんだったでしょう? ではそこのあなた!」
「あら、なんだったかしら?」
おい。
「1つ目は呼吸法でしたね。では、2つ目、あなた、覚えていますか?」
「えーっと、うーんと……何だっけ?」
おいおい。
いつもは可愛い息子もついこんな顔。
「2つ目は『この痛みはまだMAXではないと構えること』でしたね。では、最後、あなた、覚えていますか?」
「もちろん! ……何でしたっけ?」
おーい! おいおいおーい!
なんで誰も何も覚えていないんだよ~!
お母さんの代わりに、僕、泣いちゃうぞー!
僕が本気で泣くと、凄いんだぞー!
おっぱいよこせ~!
おむつ替えろ~!
抱っこしろ~!
シャンシャンしろ~!
息子お気に入りの「シャンシャン」
あれ? 私(母)は何のためにここにつっ立ってるの? 馬鹿みたいに。
ここは何処? 私は誰?
息子が本格的に泣き出したため、プレゼント抽選の前に帰りました。
スタッフさんに「抽選、あなたの名前も登録しておくから、もし当たったら後で電話するわね!」と言われました。
「はいはい、どうせ抽選なんて当たりませんから」なんて言っていたら、2つも賞品が当たったという連絡が後から入りました。
息子パワーか。なかなかやりよるのう。
ようやく泣き終えました。イケメン。最初の写真とは大違い。