「やっぱりペルーに残ることになりました」

一心くんがペルーに来て、卓球のアシスタントを始めたのは2019年の8月。

 

7か月の活動を終え、今年2020年2月に行われたオープン戦の翌日、一心くんは日本に帰る予定でした。

 

「明日一心くんが日本に帰るので、朝の7時に空港まで迎えに行ってくれますか?」とオーナーの渡辺くんからお願いされていました。

 

「朝の7時に空港か……。ちょっと早いな。朝ちゃんと起きて、空港に迎えに行かなくちゃ!」と、その日は早めに就寝しました。

 

すると当日の早朝「やっぱりペルーに残ることになりました」というメールで叩き起こされました。

 

え? ちょっと待って?

 

「やっぱりペルーに残ることになりました」っていうメールは……幻覚?

夢か……まぼろし? 私はきっと寝ぼけているんだよね? どう考えても、夢だよね?

 

 

え? 日本に帰る直前に「やっぱりペルーに残ります」って何それ!

 

彼は空港に居たんですよね? 後は飛行機に乗るだけだったのに!

 

なんてドラマチックなの?

 

映画化して欲しいの?

 

っていうか、渡辺くんが買ってくれていた航空チケット、無駄にしちゃったね。

 

皆さん、一心くんがペルーに残る決め手、一体なんだと思います?

 

~続く~

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