ちょっと、今回の日本選手団、凄すぎません? 日本女子が50年ぶりの第27回ITTF-アジア卓球選手権大会団体戦優勝ですって!? っつってたら張本智一選手がシングルス優勝!? こちらも50年ぶりの日本人優勝。
はるばるペルーの地からインターネットを駆使して見ているわけですが、お兄ちゃんも凄ければ妹も凄い。って言ってたら女子ダブルスに至っては日本人初優勝って! 大藤選手、横井選手、おめでとうございます! お二人のプライベートコーチである坂本竜介君もおめでとうございます!
2位になった張本・木原ペアも素晴らしい。
もちろん伊藤選手も篠塚選手もシングルスで3位、男子ダブルスの戸上・篠塚ペアが3位。みなさんこぞって素晴らしいですはい。
え? どうしちゃったの? 日本人選手たち?
シングルス女子で優勝した北朝鮮のKIM Kum Yong選手にも驚きましたね。
失礼ですが、強そうな卓球してない。なんか、そこら辺のオープン戦に出場してそうな高校生な見た目の選手。サーブなんて至ってシンプル。
ああ、あの子ね、インターハイに出るんだって。毎日練習頑張ってるもんね。学年でもトップの頭の良さだし、弟はサッカー部のレギュラーで全国大会に出るらしいよ。凄いよね~。
って言われてそう。
初心者がプロのスゴ技を見ても一体何が凄いのかが分からないように、彼女の卓球のどこが凄いのか分からない人もいらっしゃるでしょうね。
恐らく、「フォアスマッシュがよく入るなぁ」とか、「相手は彼女のバックイボが取りづらそうだな」っていうのはかろうじて分かるのではないでしょうか、私のように。
中国のWang Chuqin選手を破ったイランの14歳の男の子FARAJI Benyamin選手の活躍も素晴らしかったですね。彼は「ザ・海外のプレー」みたいな卓球してましたね。そもそも体格というか、骨格が日本人じゃないですもんね。ペルー人にもいるんですよ、彼みたいな卓球する選手が。そして結構強いです。
「そんな体勢で無理打ちして! 入るわけないだろう! 判断をしっかりしろ!」って、私がコーチだったら声かけてそうですが、無理な体勢で無理して打ってそのボールが入るんですよね不思議なことに。
ああ、あの子ね、親が自営業の八百屋を営んでいて、部活の卓球のが終わったらお手伝いしているらしいよ。良い子だよね。お兄ちゃん、お姉ちゃん、それから弟がいるって知ってた?
って言われてそう。私の勝手なイメージですけどね。
申し遅れました。年下の知り合いに、「西田さんは嘘が4割、間違いが4割ですよね」って言われて、「じゃあ残りの2割はなんなのよ?」って聞いたら「残りの2割は……勘違いです」みたいなことを言われたことがある西田泉です。
まぁね、私の言う事なんてオムライスに添えられたパセリみたいな役目ですからね、ステーキで言うところのクレソン。メインディッシュのお飾り。無くても料理に全然影響ない。添えられても食べられることはほとんどない。
……ちょっと! そんなこと言ったらパセリ農家さんに失礼でしょう! 今すぐ謝りなさい! クレソン農家さんにも謝れ!
あのね、よく聞いて。パセリにもクレソンにも「添えられる」っていう役目があるの。
ということで、日本人選手団のみなさま。この度は本当におめでとうございました!