今5歳の息子が高校生になって、心臓破りの階段を死にそうな顔しながら一生懸命駆け上ってるのを想像しただけで涙が出てくるんですけど、実際に目にしたら確実に泣くでしょうね。
息子よ、よく頑張っているね、と。
そして先生、本当にありがとうございます、と。
頑張っている姿を見せるのも親孝行の一つだと思いますが、私も久しぶりに日本に帰って親孝行の一つや二つくらいしたい。
しかし73歳の隆子ちゃんからかけられる言葉は
「次こそは帰る時間を間違えないで、ちゃんと教えてね」
「悠人(私の息子)のこと、ちょっとどうにかしてくれる?」
「まーた何か探してるの?」
「使ったパソコンはちゃんと電源切ってね」
たぶん、ペルーから勝手に付いてきたイタズラ小人が私の周りで暴れてる。
久しぶりの日本で、舞い上がっちゃってる。いつもより、調子乗ってる。
もしかして、子供が生まれて家族増えたんちゃいます?
おい。パスモ返せ。
ペルー人には「お前ら、パスモ無くしたら、どうなるかわかってんな?」と肩で風切りながら、顎をしゃくって口酸っぱく言ってるんですけど、まさか自分が日本に着いて三日目でパスモを無くすなんて、今でも本当に信じられない。
財布は二回見失ったけど家にちゃんとあったし、マフラーも無くして三日後に見つかった。
パスモだって、諦めなければいつかきっと出てくる。
ぶっちゃけ、小人と「我慢勝負」みたいなところもある。そう信じたい。