月別アーカイブ: 4月 2025

物質的に「看板」の方が破れそうなのに!

あら、迷える子羊のみなさん、ごきげんよう。

 

日本に居る時に、「せっかくだから東京オリンピックで一緒にボランティアした皆さんで集まりましょ~!」つって、いつも通り大村さんから皆さんに声を掛けてもらったんですけど。それからスケジュールの調整と、場所の確保もしてもらったし、当日には集金もしてもらったんですけど。

 

「みんなに会える! 嬉しい!」つって、テンションが上がった私は、ちょっとかっこいいことを言いたいと思い、セリフを考えた。なんだっけ、何て言うんだっけ、アレ。

「たのもー!」つって、勝手に道場に押しかけて、試合を申し込むってやつ。

確か「〇〇破り」って言うんだけど、……何を破るんだっけ?

先生! 国語の先生! メガネをかけた国語の先生がいらっしゃいましたら、西田に助言をお願いします! この際、メガネをかけてなくていい。国語の先生でなくてもいい。

あれ、でも待って。

嗚呼、そうだった、そうだった。メガネをかけた国語の先生に聞かなくっても、思い出したわ。 「ピン!」ときた西田泉は早速、グループラインで

 

「看板破りに参ります!」

 

ってメッセージを送ったら、

 

「道場破りな!」

 

って返事が返って来たんですけど。

えっ?

 

……えっ??

 

ど、道場って、……破れるの?

 

……看板の方が、破れそうじゃないですか? 物質的に。

 

 

「プロレスにおける道場破り」Wikipediaより

プロレス界では腕自慢の部外者がプロレスラーとの腕試しを要求するケースが時折あるとされ、こういった目的を持つ人物がプロレス団体の道場に押しかけて来た場合を「道場破り」と呼ぶことがある。この場合プロレス団体側は可能な限りの適役、即ちガチンコでの立ち合いで実力を発揮するレスラーに相手をさせるのが通例。

 

 

「道場破り」Wikipediaより

フィクションに描写される典型的な形態では、腕に覚えのある武芸修行者が紹介もなく他流の道場に乗り込み、道場側を挑発して他流試合を強要し、師範代など主だった門弟や、道場主、場合によっては助っ人など道場側を総て倒す。道場破りに成功すると、看板を破壊する、あるいは戦利品として持ち去る。看板を取られた道場側は廃業するか、看板を金品を払って買い戻さねばならない。看板なしでは道場が運営できないからである。一方、もし道場破り側が敗北すれば、半殺しにされた挙句、往来に放り出された。

 

 

 

あのー……。

ここに「道場破り側が敗北すれば、半殺しにされる」って書いてあるんですけど。

 

これじゃあペルー人、いくら命があっても全然足りないんですけどっ!

 

それにしても、「道場破り」って、なんだか響きがかっこいいですよね。「日本で卓球遠征する」とかじゃなくて、「日本に道場破りしに行く!」って表現したら、ボケーっとお茶を啜っていたおじさんなんかは「なぬっ?!」つって正座をし始めるかもしれない。

 

 

今年は3人のペルー人が日本で「道場破り」させてもらいましたが、行くところ、ほぼ全ての先生、選手に大人気だったナツミが、先日エクアドルで行われた「WTT ユースコンテンダー」の17歳と19歳の部で見事優勝しました!

 

ペルー人3人とも、日本で練習している間に、目に見える形でどんどん強くなっていったんですけど、これも「ペルー人の道場破り」に胸を貸して下さり、指導してくださった皆さまのお陰です。心から感謝しています。

YOYO TAKKYU

みなさん、ごきげんよう。左ペンホルダー表ソフト前陣速攻型の西田泉です。

 

「みんな強いYO! みんな強いYO!」とは噂で聞いていましたが、本当にみんな強かったYO!

 

ペルー人の子供らを連れて、東中野駅にあるYOYO TAKKYUにお邪魔させていただきました。

YOYO TAKKYUの子供たちはみんな一生懸命練習しており、お行儀も良く、とっても良い子でした! これはねー、川口陽陽さんをはじめ、コーチ陣、親御さん、子供たち本人の努力の結晶の賜物でしょう! 本当に素晴らしいクラブチームだと思いました。

で、お目当ての陽向くんね。まー! 可愛い!

え? なにこれ? かわいすぎるんですけど?

えっ! えっ! アメちゃん食べる? クッキー欲しい? ジュース飲む? 何か欲しいもの言って? おばちゃん、何でも買ってあげるから! っていうくらい可愛いわけ。

 

てかね、陽向くんのお母様がレべチ。

 

レべチで可愛い。

 

ファンになります。

 

推します。

 

推しすぎてむしろ引いちゃうぅ~!

 

てかさー、なんかすっごい話しやすいの。

 

わー! お久しぶりですぅ~! って言いそうになった。言いかけた。

 

えー! お元気でしたかぁ? ご無沙汰してましたぁ! あの時はお世話になりましたぁ! って言いかけた。もしかしたら言ってたかもしれない。

 

初対面なのに。

 

で、こちらがこちらならあちらもあちらで負けじと

 

わ~! どうもどうも~! って、お互い初対面の感じが全くなくって。「フレンドリー」とかの騒ぎじゃないわけ。

 

あの人はフレンドリー(親しげな)なんかじゃない。

 

正真正銘のフレンド(友達)だ! ってね、初めてお会いして5秒で確信いたしました。

 

で、「みなさんにご報告」という形になってしまうんですけど、川口陽陽さんは相変わらずペンホルダーラケットを持つと「ショアショア~!」って言いそうな顔をしていましたが、愛息子の陽向くんの練習相手している時はシェークハンドだったので「ショアショア」って言ってませんでした。

 

リトルキングス→青森山田高校→日産自動車で活躍していた左ペンホルダーの村守実君も今では教える時はシェークハンドですし、かくいう私も指導している時は左のシェークハンド裏裏っす! 押っ忍! オラ、教える時は左シェークハンドの裏裏っす!

 

報告は以上です。

ブラジルのみなさーん! ブラジルのみなさーん! でお馴染みの、森部淳さん

そういえば、去年の雑卓球王国の雑誌11月号「YOUはどうして海外に?」の記事にされていた森部淳さんは元気かな?

 

そうそう、「4か国でコーチを経験し、卓球と教育をセットで考えており、教え子をオリンピックに行かせたい!」で、お馴染みの、あの森部淳さん。

 

ブラジルのみなさーん! ブラジルのみなさーん!

 

って、地球の裏側にこの美声が届くまで大きい声を出してたんですけど、ブラジルのみなさん(2人)は隣に居ました。

コーチの森部淳さんと、教え子の日系ブラジル人のアユミちゃん。

 

ペルー人の子供たちが横浜隼人中学高校で練習させてもらった時に、森部さんがアユミちゃんを連れて来られました。

 

神奈川選手権にも出場されていました。写真はその時のもの。

 

森部さん、お久しぶりです。

 

どうしてブラジル人のアユミちゃんが日本にいるのかというと、ブラジルにはレベルの合う練習相手がいないので、こうやって日本で練習しているのだとか。日本に留まらず、台湾とかにも練習に行ったことがあるらしい。っていうか、「色んなところに練習に行ってます」だって。とりあえず、森部淳さんがバケモノだった説は濃厚。

 

森部さんは滋賀県のご出身で、普段は滋賀県のご実家から通える範囲で練習場所を確保されているそうですが、アユミちゃんの練習の為に夜行バスで関東圏までやって来ることもあるそうです。

 

森部さんの行動範囲、広すぎ。

 

「オリンピック出場を目指している!」とか、本当にすごい!

 

私も、そういうかっこいい台詞、一度でいいから言ってみたい。

 

 

横浜隼人中学高校の岸先生がお昼ご飯を御馳走してくださりました。私含め4人のコーチを素敵な蕎麦屋まで連れて行ってくれたんですけど、みなさん食べるのがめっちゃ速くて。その中でも尋常じゃない速さで蕎麦を食べ終えたのがご存知、森部淳さん。

 

「なんか知らないんだけど、いつも速く食べちゃうんだよね~」って涼しい顔して言ってましたが、本当にね、心配。もー、心配!

 

ていうか、森部さんの胃がかわいそう。消化活動、大変そう。今ね、森部さんの胃がね、一生懸命にね、働いてると思うんですけど、もしこれが私の胃だったらまじで病院送りレベル。

 

まぁ私も一応、一児の母ですし、とある人の妻ですし。

 

ここは放っておけないというか。

 

森部さんのお母様と、将来の奥様に代わって、私が言ってあげますよ。私が言わずに誰が言う!

 

目あらば見よ! 耳あらば聞け!

 

淳くん、あのさー、ちょっと良い? 歯ってさぁ、何のためにあるか知ってる? ただ口の中にある「お飾り」じゃないんよ? 「咀嚼」って言葉、知ってます? そうそう、モグモグ、モグモグって、食べ物を噛むことね。食べ物を細かく、唾液と混ぜ合わせることによって、胃の負担を減らせて、消化吸収が良くなるのよ。ほら、私も一緒にやってあげるから。リピートアフターミー。

 

私 「もぐ」

 

森部さん 「もぐ」

 

私 「もぐもぐもぐ」

 

森部さん 「もぐもg ごっくん!」

 

私 「ダメ―! まだごっくんしちゃダメー!」 (←西田泉、渾身の台詞)

 

 

森部さんはアユミちゃんとポルトガル語を流暢に話していましたが、昔は南米でコーチをしていたのでスペイン語も話せますし、頭が良いので英語だって普通に話せます。

ポルトガル語、スペイン語、英語、日本語の四か国語を話せるなんて凄い! 凄いっつーか……

 

……やっぱりバケモノだったんですね!