踵スペシャリスト (または踵マスター)

みなさん、突然ですが、卓球シューズってどの様に擦り減ります?

私のシューズは踵から擦り減っていきます。

左足側の踵のゴムがちぎれて無くなっています。

大正大学の頃、仲間に「いっちゃんのシューズ、踵がめっちゃ擦り減ってるー(笑)」と言われ、「そうだよ。だって私、こうやって動いてるもん」と、つま先をグンと上げ、踵のみを床に付けて素振りしたところみんなにウケ、「笑いが取れた」ということで心から満足したのを覚えています。

しかしコーチからは「西田! つま先で動け! つま先で!」と言われ続けていました。

分かっているのに出来ない。どうしても、踵が地面に着いてしまうんです。

くそぅ、踵のヤツめ……。どうしてこんなに「物分かりが悪い」のだろう。

あなた、バカ? それとも、つま先がバカなの? むむむ、どちらもあり得るな。(涙)

しかーし! いつかの卓球雑誌でこんな記事を見つけたんです。世界のトップ選手のプレーを連続写真で撮り、一つ一つの動きを解説するアレです。

モデルがティモ・ボルだったか、コンリンホイだったか、コンリンあっち向いてホイだったか、ねぇムーミンこっち向いてホイだったか覚えていませんが、解説にはこう書かれていました。

「ポイント! ここで踵を上手に使って動いている」

……せんせー! いつも「つま先で動け!」って言われていますけど、このトップ選手は踵を上手く使って動いているみたいです。

そしてこのトップ選手の「踵の動き」はまさしく、私そのものでした。 (←これは言い過ぎ)

そうか……。私は、出来る子だったんだ!

今まで出来ない子の様に振る舞っていたけれど、私は出来る子だったんだ!

やっぱりね。ふふふ……

ふはははははー!

みなさんっ! 私の事を踵スペシャリスト、または踵マスターと呼んでくれても、

いいぞよ?

次回の卓球王国には私の踵捌きがカラーで連載されるに違いない。

日本卓球の技術レベルの向上のために、ここは一肌脱ぎますか。

いつ、オファーが来るんだろう? ドキドキ、わくわく。

踵スペシャリスト (または踵マスター)” への 12 件のコメント

  1. 思っていたのよりもかなり、ふつうにためになるお話でした。
    多くの指導者が「つま先で立て、つま先で動け」と言いますもんね

    1. あさん
      コメントありがとうございます!
      思っていたよりもかなり普通にためになるお話しでしたか。
      ありがとうございます!
      一応お聞きしますが……、褒めてくださってるんですよ、ね? 
      これからもためになる記事を書いていけたらと、「兜の尾を絞めている最中」でございます。

      指導者の方が「つま先で動け!」と言うのは簡単ですが、実際につま先だけで動くのは絶対に無理です!!! 踵スペシャリストが言うのですから間違いありません!!!

      特に、回り込みフォアから飛び付きをする時は絶対に踵が大事だと思うんですよね。

  2. ドキドキワクワクしてる時が一番楽しい時でごさるヨ♪
    どしても爪先立ちになり、いらぬ所にチカラが入る古い卓球の人より。
    でも、最近少しは踵地面に着いてマス。
    なんか、最近少し楽に卓球できるようになった気がする〜
    (・ω・)?

    1. ぽんぽん船さん
      コメントありがとうございます!
      そうですね、ドキドキワクワクしている時が一番楽しいですね!
      踵をついて動いた方が、楽ですよね。私は如何に楽して卓球が出来るかを子供の時に追及した結果、「踵を使って動く」に辿り着きました。だって、つま先だけで動くのは疲れちゃいますからね。疲れない卓球をするのも、大事だと思います。

  3. 大事なことですよね~
    。。うちにも微妙に踵タイプがいるなぁ。
    (歩き方の問題かもฅ(*°ω°*))
    貫いてきてるところがさすが!と思います。

    1. 茜色さん
      コメントありがとうございます!
      新しい言葉が生まれましたね。「踵タイプ」ですか。
      ちなみに、私はO脚なんですよ(涙)。直したいんですけどね。
      O脚と踵がすり減るのは関係あるんですかね?

      >貫いているところがさすが!と思います。

      思いがけないお褒めのお言葉、ありがとうございます。これも、「踵スペシャリスト」と名乗るのを夢見て、日々がむしゃらに突っ走り、それを支えて下さった皆様のお陰だと確信しております。本日は誠にありがとうございました。

  4. いずみさん
    卓球王国にブログが移転し、初めての技術ネタ、ここにきて意外でした!

    たーしーかーにー!
    早く動くことを主にしたラリーならば、反復横跳びのように、あまり踵をつけないのでしょうが、打球の質を上げるならば、「軸」を中心に体重移動で打つわけですから、「踵」は重要と感じます。

    前後の移動も、つま先から入ると強くキックして戻れないですし、踵から入るべきと改めて思いました。
    タメになる話、あざーす!

    コンリン ゴキブリホイホイ

    1. たくちんさん
      コメントありがとうございます!
      初めての技術ネタ! 意外でしたか?
      あるんですよ、こういう技術ネ・タ・も! うふっ。
      今まで書かなかっただ・け・で! えへっ!

      そうなんです。早く動くことを主にしたラリーならば、反復横跳びのように、あまり踵をつけないのですが、打球の質を上げるならば、「軸」を中心に体重移動で打つわけですから、「踵」は重要なんです!

      え? なんですか? これは「踵スペシャリスト」の有り難きお言葉ですよ?

      え? 踵で動く効果ですか? し、し、知っていましたとも! (←若干目が泳いでいる)
      踵を使って動く重要性、知っていましたよ? (←完全に目が泳いでいる)

      ……おっと、もうこんな時間! 
      卓球王国さんへの「踵捌き」原稿締切が近づいてるので仕上げなきゃ! (←完全なウソ)
      踵スペシャリストも、なかなか忙しいなぁ! それじゃ、またね!

      ※コンリン ゴキブリホイホイは思い付きませんでした。御見それ致しましたm(__)m

  5. 平野早矢香選手が習っていた古武術の先生が「フットワークはかかとで動く」…と言ってたような言ってなかったような。

    まあ機会があったら聞いてみてください。

    1. ウェイさん
      コメントありがとうございます!
      古武術の先生、さすがですね! 踵の重要さを分かっている!
      そういえば、平野早矢香選手が日本一になる約2年前、一人の男性が私の所に来て
      「あなたの踵捌きを伝授して欲しい」と言いに来たなぁ。 (←すみません、嘘です)

      古武術といえば、昔のお侍さんは走る時、右足を出す時に右腰も一緒に出していたそうですね。今の様に体をひねらずに走っていたそうです。その方が着物が着崩れずに走れたそうな……。「なんば歩き」というらしいです。
      ま、私の話は8割が嘘で2割は勘違いらしいので(←少し根に持っている)、気になる方はネット等で調べてみて下さい。

  6. まさかこのブログ、卓球王国スタッフさんがノーチェックなんてことは

    1. なんだろうさん
      コメントありがとうございます!
      卓球王国のすたっふ~♪ (←狩野英孝の真似。古い?)
      すたっふ~♪ すたっふ~♪ 
      ラーメンつけめん、僕? ぼ、僕は塩ラーメンをお願いします。

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