カテゴリー別アーカイブ: 日本 卓球

日本卓球協会ホームページの『過去の戦績の検索』

現在行われている全日本選手権の結果やインタビュー等をパソコンで見ていたら、面白いものを発見しました!

日本卓球協会のホームページに『過去の戦績の検索』というページがあり、そこに自分の名前や都道府県、所属等を入力すると、過去の戦績や出場回数が見られるというもの。

「全日本卓球」のページをクリック→左側にあるバーナー「速報・記録検索」をクリック→名前を入力して検索!

あら、楽しい。

まぁ、楽しい。

こんなに面白い機能、いつからあったの? 最近? え? 結構前?

このシステムを作った方に心から感謝します。

過去の戦績とか出場回数って、覚えているようで覚えていないんですよね。

 

昔私が戦ったであろう対戦相手やスコアまで全て記載されており、

嗚呼! 何て懐かしくも、しかし今でもまるで昨日のことのように新鮮に思い出せる……。そうそう、あの選手に勝ったのよねぇ、あの選手には負けたのよねぇ……

等と言いながら両手をパチパチし、目に涙を浮かばせて、しばらく余韻に浸ると思ったら大間違い!

 

あのぅ、全っ然覚えてないんですけど……。

 

誰と戦っただの、勝っただの負けただの、そんなこと全然覚えていなんですけどー!

なんで? どうして? どうして私の記憶力はニワトリレベルなの?

もう本当に自分の事が嫌いになります。バカ過ぎ(泣)。記憶力、ゼロ。

 

ちなみに私の出場回数は平成10年(14歳)から平成20年(24歳)まで11年間連続出場していました。

そして2年後の平成22年には青年海外協力隊としてグアテマラに飛び立つのでした。

 

本人なりに頑張ったとは思いますが、結果は全然パッとしないものだったので、そこはオブラートにそっと包んでからご家庭の生ごみ処理機(もしくはコンポスト)にぶち込んで家庭菜園の肥料にでもしてください。

 

ナスくらいは育つと思います。

平成30年全日本卓球選手権大会、始まる

ついに平成30年全日本卓球選手権大会が始まりますね。
う~ん、楽しみで楽しみで仕方がありません!

毎年ながら、素晴らしい選手のオンパレード。

 

わたくし西田泉、遠いペルーにて微力ながらも出場される選手一人ひとりに心からのエールを送ります。

 

フレー! フレー! み・な・さ・ん!
フレッ! フレッ! み・な・さ・ん!
フレッ! フレッ! み・な・さ・ん~!

 

今年は誰が優勝するのでしょうか。

優勝だの、ベスト4などというレベルでなくとも、1回戦から十分レベルは高いですよね。男子シングルスなんて特にそうですよ。

2004年と2005年の全日本選手権で二連覇をした吉田海偉選手(東京アート)を筆頭に、三田村宗明選手(リトルキングス)、時吉佑一選手(ZEOS)、横山友一選手(Y.Y LINK)など、昔ブイブイ言わせていた選手たちが未だに頑張っているのは、多くの人に勇気と希望を与えていると思います。

 

さて、観戦ルールについて、このような注意書きがありました。

1. 会場内に以下の物を持ち込むこと。
・ペット類の動物
・ビン類・缶類(ペットボトルは除く)、酒類
・危険物(はさみ等の刃物、花火等の火薬類、ほか)

……っていうか、会場にペット持ち込む人なんているの?

まぁ、昔、全日本が行われていた東京体育館でわんちゃん(マルチーズ)を連れてきていた人を見かけたことはありますが、わんちゃんねこちゃん類は飼い主によっては「この子はペットなんかじゃありません、家族です!」という人もいるでしょうから、それは警備員さんの判断に任せられるでしょうね。

 

ビン類・缶類はゴミが出るので、持ち込み禁止になるのは分かります。
酒類もそうでしょうね、なんだか面倒くさいことが起こりそうですもんね。

 

危険物では「花火等の火薬類の持ち込み禁止」なんてありますが、そんなの持ち込む人なんているのでしょうか?

こんなのをいちいち書かなくてはいけない時代になったなんて、日本も物騒な国になりましたね。

 

他には、
5. 競技エリア内に物を投げ込むこと。

とありますが、何を投げ込むの? 誰が? 誰に?

例えば初めて全日本に出場する息子(または娘)があまりにも緊張して観客席にタオルを忘れてコートに入ってしまった。それに気づいた父親(または母親)が

「タケシ~! タオル忘れてるわよ~! 投げるわよ~! 行くわよ~! それっ!」と観客席からタオルを投げ込むのはダメ? やっぱりダメ?

ですよね。小さいころ「物は投げるな」って、お父さんやお母さんに教えてもらいましたもんね。

 

また、
9. 会場内のコンセントを使用すること。

という注意もありました。
これ、ペルー人だったらこの注意事項、守れないかも。

 

驚いたのが、

「競技中の写真および動画撮影は、撮影に使用する機器の種類を問わず、一切禁止とさせていただきます」

 

とのこと。
なかなか厳しいですね。

「これは、過去に、再三の注意喚起にもかかわらず、撮影機材に装備されているフラッシュ機能を停止していなかったことや、赤目軽減機能の作動などによるフラッシュの発光が頻発し、現実的に競技が中断されたことがあったため、止む無く採用する措置であり、特別な許可を付与されたメディアや他の関係者を除きまして、一律に適用いたします」 by日本卓球協会

 

……冷静さの中にも、ご立腹なのが伝わってきますね。

「仏の顔も三度まで」という諺があります。
どんなに温厚な人でも、何度も無礼なことをすれば怒り出すことの例えです。

結局は一生懸命プレーしている選手たちのためなんです。息子や娘、応援している選手のプレーをビデオに撮りたい気持ちは分かりますが、ここは波風立てずに、皆さんぐっと堪えて。

バチコンに続け! ペン表選手のオノマトペ

渡辺貴史さんのスマッシュ音が「バチコン」、自分の音は「ペッ」とか「ピョッ」なんだという事を知り、なんだか面白いなと。

 

せっかくなので他の表のペン選手のオノマトペも分析してみました。私も暇ですね。

 

表のペンと言ったら田崎俊雄さんですよね。言わずと知れた「カミカゼ速攻」。

田崎さんの場合は「ミャオミャオ~、ッタッタッタッタッタッ~、バシッ!」ですね。

説明しますと、冒頭の「ミャオ」はサーブを出す時に猫が顔を洗う様な仕草をするのでそれで「ミャオ」。

「ッタッタッタッタッタッ~」はフォアハンドでボールを弾く音。

「バシッ!」はもちろんバックハンドです。

 

そして渡辺将人さん。青森山田高校、シチズン出身です。左のペン表。

渡辺さんの卓球に効果音はありません。

どうしても効果音を付けろと言うのであれば「ッサ ッス ッソ ファッ」でしょう。

とにかく美しいんですよ。お上品。雑さが全く無い。まるで王子様が卓球している様。

「う、美しい……」と見惚れていると急に「バッチーン!」とスマッシュを打ち込んでくるので油断禁物です。

 

次に青森山田高校の大先輩だった田勢邦史さん。左のペン表。

田勢さんも結構な長身ですが、彼の場合は「ヌォア、ッピェイン! ヌォア、ッピェイン!」ですね。

相手が何処に打ってもそこに「ヌォア」っと現われます。

「ッピェイン!」はフォアハンド。腕が長いので、その分可動範囲も広くなります。

私の様な初心者から見たら「そんなに腕が長くて、振り遅れないの?」と心配になりますが、そこはちゃんと調整済みだそうです。

 

女子でペン表と言ったら小野思保ちゃんしか思い浮かびませんね。

「俺は小野思保選手の大ファンだ」というペルー人の中国系のペン表の50代のオジサンがいます。

あの様子からするとあれですよ。恋してますよ。

彼女の効果音は「ガッガッガッガッ! バッバッバッバッ! バチンバチンバチンバチン!」ですね。これは説明不要ですね。

え? 説明して欲しいんですか? もう、甘えんぼさんなんだから。

彼女の場合、とにかく激しくそして速い。

「ごめんって。まじでごめんって! 少しくらい手加減してよ~!」と懇願しても、絶対に彼女は攻撃の手を止めません。

 

もう一人ペン表の女子と言えば山崎知春ちゃんですね。

かわいいんですよね~、あの子。

彼女の場合、時と場所、聞く人によって音が変わりますが、大体

「チャッチャッチャッチャ」または「サッサッサッサッサ」もしくは「シャッシャッシャッシャ」です。

まさしく「ペン表の女子」といった卓球をします。

 

川口陽陽さんは「チョコチョコチョコ」それと「ショアショアショア」

「チョコチョコ」は台周りを動き回る音。

「ショアショア」は陽陽さんが打球する時の息です。

 

 

人それぞれ卓球する音が違うことを発見し、非常に興味深いと思いました。

大正大学の大先輩である、柳沢邦治さんや阿部進さん、他にも沢山のペン表選手がいらっしゃいますが、彼らはまたの機会という事で。

2018 ITTF ワールドカデットチャレンジ in 鳥取

鳥取県の皆さん、盛り上がってますか~?

現在、鳥取県はコカ・コーラボトラーズジャパンスポーツパーク県民体育館(鳥取県民体育館)で2018 ITTF ワールドカデットチャレンジが行なわれていますね。

期間は2018年10月23日(火)~2018年10月31日(水)

ラテンアメリカ代表、ペルー人の選手「カルロス・フェルナンデス君」14歳も参加していますよ。左のシェークです。

愛称で「ナノ」君と呼ばれており、ペルーではもちろんのこと、中南米でも大スターです。

南米大会(エクアドル~ブラジル)、中南米大会(メキシコ~ブラジル)では各年代でほぼ優勝。シングルスはもちろん、団体戦、ダブルス、ミックスダブルスでもほぼ優勝をかっさらっています。

天才的なボール捌き、勝者が持っている勝負強さと集中力、スター性を感じさせるキャラクター。

そんなナノ君が日本は鳥取県で2018 ITTF ワールドカデットチャレンジに出場しています!

もしナノ君に会うことがあれば「コンニチワ、マタアシタ、スシ、オイシイ」と話しかけてあげてください。きっと喜ぶと思います。

残念ながらシングルスでは予選リーグで3位となり決勝トーナメントには進めませんでした。

ナノ君に中南米大会で勝ち、見事優勝したパナマのハコボ君もかなり強いんですけど。中国で練習してるっていうし。それなのに、予選リーグ全て0‐3で負けて4位。

あれ? どうしたのかな? 日本食が合わなかったのかな? 怪我してるとか? 時差ボケが治らないとか? う~ん。

ブラジル女子のジュディアちゃんも中南米ではブイブイいわせていますが(かなり強いという意味)、彼女も予選リーグ3位で決勝トーナメント進出ならず。

それなのに、日本代表の子達ときたら! 男女8人全員が決勝トーナメントに進んでいるではありませんか(泣)! レベルが違い過ぎる(泣)。さすが。

みんな、頑張って下さい! 西田泉は2018 ITTF ワールドカデットチャレンジを応援しています!

平成30年度全日本卓球選手権大会(マスターズの部)

平成30年度全日本卓球選手権大会(マスターズの部)が、静岡県はエコパアリーナで開催されていますね。

去年はちょうど日本に帰国していたので、マスターズ大会を観に行きました。

友人、知り合い、お世話になった人、初めてお会いした人など、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 

残念だったのは、ペルー人の旦那レンソをその大会に連れて行けなかった事。

日本入国ビザを申請する時、手違いがありまして日本への入国は一回きり。

レンソのお兄さんが住んでいるオーストラリアに行くため一度日本を出国したので、二度目の日本入国が出来なかったのです。

彼、こういう日本の卓球大会に興味がありまして、もし行けたとするならば会場をずっとスキップしながら(あまりにも嬉し過ぎて)隅々まで徘徊していたことでしょう。

今度帰国する事があれば、この様な大会にレンソを連れて行きたいと思います。

その時は皆様、お相手よろしくお願い致します。

 

土曜日の朝、自称「卓球の花」、原(旧姓岡崎)千春ちゃんからメッセンジャーで電話がありました。

「西田さん、今、マスターズ大会中ですよ! あれからもう一年が経ったんですねぇ。今年は静岡県ですよ。あ、今からある人に電話代わりますね」

「もしも~し」

「はい、もしもし?」

「いっちゃん? 私、誰だか分かる?」

「わかんない」

「あははは! わかんない、だって~!」

「あっ、分かりました! 笑いの神、もとい、渡辺(旧姓佐藤)理江さんですね!」

「正解~♪ 明日、最終日で8決定に出るよ~」

「おっ! 頑張って下さい!」

しばし世間話をした後「また電話するね!」と電話を切られましたが、あれから一度も電話がかかって来ません。

 

先ほどネットで平成30年度全日本卓球選手権大会(マスターズの部)のページを開いたところ、すでに各年代別の優勝者のお名前と写真がズラリ。

男子60代以上の部では坂本憲一さん(日産自動車追浜)が優勝。

坂本さんは私と同い年の坂本沙織ちゃんのお父様。坂本家も西田家同様三姉妹でございます。あの有名な岸田卓球場のお嬢たちも三姉妹ですね。

三姉妹は三姉妹でも、「美人三姉妹」ですからね。羨ましい。

 

男子70代以上の部ではミスター・イサオ・ナカンダカレ(サザンクロス)が優勝!

ミスターは長年南米で卓球を指導しており、ボリビアで日系の国際試合があった時には大変お世話になりました。ミスターの教え子のチリの男の子とミックスダブルスを組み、見事優勝したのは今では懐かしい思い出です。

 

女子85歳以上の部で優勝されたのは、私のアイドル土佐昭子さん(浜卓会)。

私の「愛ちゃん愛」は皆様に伝わったと自負しておりますが、「土佐さん愛」も負けてはいません。

お時間のある方は、去年の2017年11月に書いたブログ「私の永遠のアイドル、土佐昭子さん 御年85歳」をお読みください。

去年準決勝で土佐さんと戦ったReiko Miyagawaさん、今年はいかがでしたでしょうか?

マスターズに出場されている皆さん、最後の一球まで諦めず、頑張って下さい! ペルーで応援しています!

福原愛ちゃん

愛ちゃんを初めて見たのはテレビでだったか、全国大会の試合会場でだったか全く覚えていませんが、当時「泣き虫愛ちゃん」として皆から親しまれ、誰もが彼女の親戚の叔父さんまたは叔母さんのように感じていた頃、4歳年上だった私ももれなく「親戚の子」くらいの感覚で「彼女を身近に感じていた」のを昨日の事の様に思い出します。

愛ちゃんが小さかった頃、我が卓球クラブ「リトルキングス」へ親善試合に来てくれたことがありました。恐らく試合をしたと思いますが、勝ったのか負けたのか全然覚えていません。ただ、愛ちゃんの為に藤沢市長が挨拶に来て、なぜかミニーマウスの大きなぬいぐるみをプレゼントしていた事だけは覚えています。

クイズ! 福原愛ちゃんとミニーちゃんと、西田泉は何処でしょう?

 

さて、全国ホープスの部で、ランクに入れなかった私は観覧席で呑気に表彰式を見ていたら愛ちゃんのお母さんが表彰式にいる愛ちゃんの写真を撮っていました。

「愛ちゃんのお母さん、こんにちは! 愛ちゃん、優勝おめでとうございます!」

「あら、西田さん。ありがとうね」

「すごいですね、愛ちゃん」

「ありがとう」

「あ、私、写真撮りますよ! 愛ちゃんのお母さんはしっかりとその目で愛ちゃんの表彰式を見てください」

「あら、そう? ありがとうね」

なんと気の利いた娘なんでしょう。パチパチと愛ちゃんの写真を撮る小学生のわ・た・し!

 

4歳違いとはいえ、何度か遠征や合宿、試合会場で顔を合わせる事があり、その度に「愛ちゃん、愛ちゃん」と馴れ馴れしく話しかける私に対し、嫌な顔一つせずに「西田さん、西田さん」と相手をしてくれていた愛ちゃんはやっぱり凄い人でした。

 

私が青森山田高校、愛ちゃんは青森山田中学校に在籍していた頃は何度か同じ練習場で練習する事もありました。彼女の練習相手は専用の中国人コーチ。

当時からものすごい量の練習時間をこなしていて、私たちはため息しか出ませんでした。

練習の休憩時間に、私はいつものようにひょうきんな事をして部員を笑わせていましたが、その時は愛ちゃんと愛ちゃんのお母さんもいました。

「おサルのポーズ」両手を頭のてっぺんに持って行き「ウッキー」ってするやつ、イメージできますでしょうか?

それを皆の前で披露して笑いを取っていると、それを愛ちゃんのお母さんに写真で撮られ、とある卓球雑誌の「福原愛ちゃんのコーナー」の一角に載せられていました。

「青森山田高校のひょうきんな西田泉さん」みたいな感じで紹介されていました。

 

……これはアレかな、死ねばいいのかな?

 

ある日、何故か愛ちゃんのお母さんに「西田さん、一緒に焼肉食べに行きましょう」と誘って頂き、愛ちゃんと愛ちゃんのお母さんと焼肉にも食べに行ったこともありました。

愛ちゃんのご両親に試合会場で会えばもちろんご挨拶します。

「あら、西田さん。これ、あげるわ」とおにぎりを貰ったりもしました。

高校時代と、大学時代に全日本卓球選手権大会で愛ちゃんと対戦して速攻負け、「まぁ、あれだけ毎日練習してりゃあ強くなるよ」と負けた言い訳をし「でも、あれだけの練習量をこなしてる愛ちゃんはやっぱり本当にマジですげぇや!!!」と舌を巻くのでした。

 

私が社会人になり、「私が青森山田高校生の時、福原愛ちゃんが中学生で後輩だったんですよ~」という話しになると、親戚面をしたオジサンやオバサンが口を揃えてこう言うんです。

「へぇー! 凄いじゃん! ……愛ちゃんって、やっぱり泣き虫なの? っていうか、最近愛ちゃん勝てないんでしょ? もうダメになったんじゃない? (←完全なる知ったかぶり)」

 

ううおおおぇぇぉううえいいいをををををぃぅうううおーーーーー!!!!

 

「全然だめになっていませんから! 少なくともあなたよりは! 愛ちゃん、毎日すっごい練習してるんですよ! 努力に努力を重ねて、更にまた重ねて……(中略) プレッシャーとも戦い……(中略) だから、『愛ちゃんもう勝てないんじゃない?』なんて今後一切言わないで下さいっ!」と唾を飛ばしながら説教すると「どうもすみませんでした」と言うので「謝るのは私にじゃなくて、福原愛ちゃんにでしょう!」とさらに唾を飛ばすのでした。

私の悪口は言って良い。だがな、愛ちゃんの悪口だけは絶対に言わせまい。なぜなら、彼女の頑張る姿をこの目で見ていたんですもの。あの子は本当に凄い子なんです! ……あのコレ、本当の話しですからね。

 

それにしても、子供の頃の愛ちゃんのビデオは、涙なしには観られませんね。

お母さんと練習中、愛ちゃんが泣きながら「練習止めないで、止めないで~」と号泣する場面なんて、気付いたらこちらも一緒に号泣してるんですよね。本当に、いつみても何回観ても号泣できます。

 

マスコミや周囲からのプレッシャーで大変な思いをしたでしょうに、それでもオリンピックにも出場し「皆さんのお陰で頑張れました」と言える愛ちゃんはやっぱり本当にマジですげぇ!!!

日本ならず、世界的にもその名を知らしめ、卓球界にフィーバーを巻き起こした福原愛ちゃん。

感動をありがとう。そして、選手生活大変お疲れ様でした。

平野早矢香ちゃんのお父さん、お母さん、それだけは止めて下さい。

前回のブログで、「城山杯の女子の優勝者(私)の名前が書いてあるヒラヒラしたやつが、男子の優勝カップに20年間も間違えて付けられている」というトリビアをご紹介致しました。

 

すると翌日、平野早矢香ちゃん、もとい、「卓球の鬼」のお母様からこんなメッセージが届きました。

 

「いっちゃーん、上越のときは会えて嬉しかった!

さっき、うちの旦那さんがいっちゃんのブログ見てて。

ごめーん、なんか城山杯のペナントがとんでもないことになってたようで。

申し訳ない。来年カップが戻ってきたときにすぐにつけ直すね

うちの旦那さん、あのときカデット男子優勝の小森くんのペナントが女子に付いてたりして~なんて言ってます。その頃カップを反対に渡してしまったのかもね~

許して~」

 

 

お母さんっ!

 

 

あれ?

 

「知り合いの間で話しのネタになるかもしれないので、別に付け替えなくても良いです」って、ブログに書きましたよね?

 

それなのに、「来年カップが戻ってきたときにすぐにつけ直すね」なんて、それじゃあダメなんです(泣)! それじゃあ面白くないんです(泣)

 

 

泉 「全然大丈夫ですよー! むしろ、つけ直さなくても。ブログにも書きましたが、話しのネタになると思うので(笑)」

 

卓球の鬼のママ 「確かにネタにはなるね(笑) って笑ってる場合じゃないが」

 

泉 「むしろ、そのお陰で三木朋子ちゃんからメッセージが来たり、ブログに載せることが出来たので!」

 

卓球の鬼のママ 「言い訳すると、その頃はまだ城山の保護者だったから、運営には携わってなかったからなあ~なんちゃって」

 

泉 「卓球王国のブログタイトルに「城山杯」って載せられたし、お互い良しとしましょう!(笑)」

 

すると、卓球の鬼のママから、ウサギとヒヨコが「YES!!」とガッツポーズをしているスタンプが送られてきました。

 

泉 「でも、本当に付け替えないで大丈夫です! どこまで私の名前が男子のカップに付いていて、皆がそれをトリビアとして話しのネタに出来るか、一緒に見守って行きましょう(笑)  ご丁寧にメッセージをありがとうございます!」

 

卓球の鬼のママ 「了解しました! 同じく私も見守ります!」

 

 

せっかくこうやって面白いネタ(女子の優勝者の名前が書いてあるヒラヒラしたやつが、男子の優勝カップに20年間も間違えて付けられている)が舞い降りて来たのに、それを普通に戻しちゃうなんて、もったいないと思いませんか?

 

それにしても、優勝カップの取っ手に付けてある「名前が書いてあるヒラヒラしたやつ」の事を「ペナント」って呼ぶんですね。知りませんでした。

城山杯の男子優勝カップのトリビア

神奈川県の岸田卓球場の岸田さんちの次女、三木朋子ちゃんからある日こんなメールが来ました。

 

「いっちゃん元気? 長男の隼が去年城山杯のホープスで優勝してカップをもらったんだけど、いっちゃんて男子に出てたの?

 

えっ?

昔から男の子っぽいと言われていたし、男の子とよく間違えられていたけれど、さすがに男子の部で試合は出ていないはず……。

 

もし私が間違えて男子の部に出ていたとしても、私ほどのバカでも、自分の対戦相手が男の子か女の子かくらいは分かるはず(多分)。

「あれ? 私は確かに女だから、女子の部で試合に出なきゃダメじゃね?」って。

対戦相手も気付くはず。「あれ? 俺の対戦相手……女じゃね? おかしくね?」って。

 

そもそもこういう大会に出るって事は、クラブの責任者がエントリーするってことでしょ?

えっ? まさかリトルキングスの先生は、私の事を男の子だと思っていたわけ?

そんなまさか。

じゃあ、なんでこういう事になるの?

 

……普通に、城山杯の関係者の方が間違えたんでしょうね。

 

優勝カップの取っ手に付ける「名前が書いてあるヒラヒラしたやつ」を、男子のカップと女子のカップとで、付け違えたのでしょう。

平成10年って記入されているので、ちょうど20年前になります。

今年の私が34歳だとして(本当は永遠の17歳だとしても)、20年前は14歳になります。

 

っていうかさ、20年間も男子の優勝カップに女の子の名前がず~~~っと付いていて、今までず~~~っと気づかれなかったって、どういうこと? 

 

あ、別に付け替えなくても良いです。私的に面白いと思っているし、知り合いの間で話しのネタになるかもしれないので。

 

っていうか、私、城山杯で優勝してたんですね。

おめでとう、当時の私。

ところで、女子の優勝カップには誰の名前が付いているのでしょう?

結構気になります。

 

ブログ「ヒラヤマユウジさん、出番です!」の答え。

「スマッシュをした後にメガネを落としたA。対戦相手のBは驚いてブロックミスをした。さて、Aの得点になるのか? 異議を唱えたBのノーカウントになるのか?」という質問にKさんとヒラヤマユウジさんが答えて下さいました。

 

Kさんのコメント

「メガネがピン球と共にBのコートへ飛んでいったならともかく、そうでないならプレー続行でAのポイントな気がします。

それに、これでレットを認めちゃうと、「相手の変顔で気が散った!レットだ!」とか成立しちゃいそうですし…笑」

 

全くもってその通りですね。

「相手の変顔で気が散った!レットだ!」が成立したら、わたし……わたし……

試合に出られなくなっちゃうじゃないですか!

え? ちょっ、何言ってるんスか(笑)? もちろん、「言われる方」じゃなくて、「言う方」ですよ私は!

バカにしないで下さいよ! 人を見た目で判断しないで下さい。

 

ヒラヤマユウジさんのコメント

「基本的に審判が試合を止めない限りは、メガネが落ちようが、カツラがずれようが、鼻血が飛び散ろうが試合は続行です〜。なので、それを見て驚いてミスしてしまった相手はポイントを失うはずです〜。と思いますw」

 

なるほど! 基本的に審判が試合を止めない限り、試合続行なんですね!

確かに、言われてみればなるほど納得!

それにしても、審判が止めない限り「メガネが落ちようが、カツラがずれようが、鼻血が飛び散ろうが試合は続行する」なんて、相当な精神力の持ち主じゃないとパニくって驚いてすぐにミスしそうですね。

対戦相手はもちろんの事、本人もしかり。

だって、試合中に自分のカツラがずれたら、内心超パニックでしょう?

で、相手は気づいているのに審判は気づいていなくて「気づいて欲しいけど、気付いて欲しくない」というジレンマに陥るのです。

 

「どうしよう。これは手を挙げてカツラがずれている事を教える(申告する)べきか? いやでも審判が止めない限りは試合続行……しかもカツラだという事がばれてしまう! ばれてしまうというか、完全にカツラがズレているから、このラリーが終わった後にはどうせ皆にバレるでしょうけど! 残念! 無念! また来年!」

 

くぅ……っ

 

っていうか、カツラのどこがイケないんですか? どこが悪いんですか? 別に良いじゃないですかカツラでも! そんなの、人それぞれだと思いません?

個性でしょう? チャーミングポイントでしょう?

 

もし私の旦那レンソがハゲだとしますよ?

現在おでこの生え際、Mの辺りが日に日に広がっているので、ハゲになるのは時間の問題でしょうけど。

レンソのハゲを私は愛しますよ。愛おしみますよ。時間さえあればナデナデしますよ。

……ペロペロもしちゃうかもしれません。その時のテンションにもよりますがね。

頬ずりもするでしょうね。もちろん目を閉じ、その感触を大いに味わいます。

 

さて、「変顔」、「メガネ」、「カツラ」、「ハゲ」は解決したとして、残るは「鼻血」ですね。

 

……鼻血が出ているにも関わらず、「審判が試合を止めてくれない場合」はどうなるんでしょうか?

泣き寝入り?

映画「ミックス」 ~卓人なりに、細かい所を「あえて」気にしてみよう!~

サーブの構えるフォームが変だとか、フットワークが変だとか、試合のセット間に「お願いします」や「ありがとうございました」を言ってないとか、そういう細かい所を卓人なりに「あえて」気にしても面白いかもしれませんね。

でも悪口に繋がるようなことを言うのは止めましょう。役者さん、みんな一生懸命やってくれたんですもの。私なんて、卓球のフォームを覚えるのに4、50年はかかりましたよ。

「ミックス、もう観たよ」という人や、「まだ見てないけど、そういうのもチェックしてから観ても良い」という方は、是非読んでみて下さい。

本物の卓球と、映画の卓球で違う部分を私なりにまとめてみました。

1、あんなにラリーは続きません。実際はサーブ、レシーブ、三球目で大体ポイント決まりますよね。

2、試合中、あんなに転びません。映画では、バレーボール選手並に転びますよね。

サッカー選手もそれ位転びますが、あれは足とか「引っ掛けられて」転んでますから。サッカー選手が足も引っ掛けられずに何もない所で転んだら、あなたはどう思いますか? 残念過ぎません? 卓球の花こと原千春(旧姓:岡崎)さんが久しぶりに出場した卓球の試合で、ボールを拾っていた時に横からボールが飛んで来たので手を伸ばしてキャッチしようとしたらぎっくり腰になったくらい、残念な事です。

卓球選手で試合中にあんなに転ぶのは、青森山田高校で同級生だった片上知代(旧姓:平田)さんくらいではないでしょうか? 他にもよく転ぶ人がいればこっそり教えて下さいね。

3、セット間に1分間、ベンチに戻ってコーチから指示を受ける事が出来ますが、普通、選手は椅子に座りません。マスターズの部、40代から迷わずベンチに座る選手も出てきますが、映画の中のお二人、若いですよね? 別に、座っても良いんですけど、でもねぇ。

4、セット間にベンチに戻って座っている間、主人公のお二人は無駄話をしています。あんな大事な場面で、よく無駄話というか世間話が出来ますよね。むしろ、感心しちゃうっ! 本当の卓球の試合中には戦術の話をしているはずですもんね。

5、エッジやネットにボールが触ったら、普通は「すみません」と言いますが(たまに無言で人差し指を立て「すみません」の意を表す事もありますが)、この映画の中ではしません。むしろ、エッジしたチームの女の子が「よっしゃぁあぁー! おるらぁぁ~!」と叫んでいましたね。

6、予選の決勝戦では、あんなに注目を集めません。あの~、予選ですよね? すっごい観客も集まって注目されてますけど。えっ? 今の日本はそうなの? ペルーに住んでるから分からないけど。

7、いくら頑張っても、どう転んでも、初心者はプロ級の選手には敵わないんです。あんなに競れないんです。例えばシチズンの町飛鳥選手が神奈川県のミックス予選に出たとして、初心者が町選手相手に、あそこまで競れますか? 競れないでしょう?

町くんのお父さん、どう思います?

8、「遊びのミックスの試合」の場合は、これから彼氏、彼女になりそうな関係でも楽しく出来ると思うんですけど、「本気で勝つ事を目標にしている」のであれば、いくら夫婦、付き合って長いカップルでも、絶対に喧嘩になりますよね。これは、お互いが「絶対に勝ちたい」と願えば願うほどその傾向が出ます。

「ちょっと、なんであそこでサーブミスするの? 信じられない!」とか「お前だって、あのレシーブミスはないよな!」「ねぇ、もっと早く動いてくれない? 邪魔なんですけど」「あの場面ではフォア側に打つって決めたよね? なんでバック側に打ったの?」とか色々。私も旦那レンソとペルーのオープン戦にミックスダブルスを組み、結局二位になったんですけど、「二度とレンソとはミックス組まない」と心に誓いましたからね。

ミックスで喧嘩せずに力を合わせて戦うのは、簡単そうで、そうでない。夫婦の様な気の知れたパートナーだからこそ、「た・す・け・あ・い」の精神が大事。

「し・た・し・き・な・か・に・も・れ・い・ぎ・あ・り」ですね! これ、忘れるべからず。

9、ミックスを組む相手のレベルも大事なんですよね。上手い、下手が完全に分かれていれば上手いものはそれをフォローし、下手なものはそれなりに頑張るんですけど。

例えば、私(上級者)と福山雅治さん(初心者)がミックスを組むとします。

福山さんがサーブミスしたら、私はなんて声をかけると思います?

「サーブミスする福山さんも、本当にかっこいいです!

動き方がぎこちなくても、それはそれで可愛いんです。「全く、雅治ったら(←急に呼び捨て)。やっぱり、私が支えてあげなきゃダメね」ってなります。

「福山さん、私が個人レッスンしてあげます。手取り足取り腰取り致します。いえ、レッスン料なんて要りませんよただ、身体で払ってもらうことになりますが……

 

でも、もし福山さんが私より卓球が上手かった場合、私が凡ミスする度に目も合わせてもくれず「お前に卓球なんて一億年はえーんだよ」なんて言われたら死んじゃうっ! 悲しくて死んじゃうっ!

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