福澤アナウンサーの「是非どうぞ」

~前回の続き~

国際卓球に遊びに行った時の話しです。

アイドル久美ちゃんと。

しばらく試打をしていると、久美ちゃんからとんでもないお言葉が!

「実は今から福澤明アナウンサーが練習に来るんだけど、もし良かったら一緒に練習していったら?」

今回は卓球王国さんと国際卓球さんには「挨拶しに」お伺いしたので、着替えなど準備していません。

「ジーンズでの練習は失礼でしょう」と言いながら「せっかくなので」と練習に参加させて頂きました。借りシューズ、ジーンズ姿、試打用ラケットを使用しての練習。

しかも私の左手には何故かシェークハンドラケット裏裏が握られていました。

あれ? 私、表のペンホルダーなんだけど、なんでコレ持ってるの?

そういえば、日本に出発する一週間前にパラグアイで子供たちの南米大会の引率をし、寝ずにペルーに帰ってきてその日の夜には日本に出発。再び寝ずに一日かかって日本に着くと2日後の今日には国際卓球さんにお邪魔して試打のラケットを握っている。

時差ボケもまだあるし、少し疲れていたのかもしれない。

そう、私はきっと疲れていたんだ。今の私の戦闘力、20パーセント。

 

福澤明アナウンサー「では、30分のボレーから始めましょう。旦那さん(レンソ)はこの選手と、奥さん(私)は私とお願いします」

福澤アナウンサー、練習中、ずっと掛け声かけてくれるんですよね。さすがアナウンサー、掛け声までハキハキと聞き取りやすい!

「はい! はい! ナイスボール!」 ミスをすると「ごめんなさい」

テキパキとサービスを出し、ボケーっとする暇なんか1秒たりともありません。

10分フォアハンド打ちして、10分バックハンド打ち、最後の10分が始まる時に福澤アナウンサーが私にこう言った。

 

私、動かしますので、奥さんどうぞ練習して下さい

 

「いえいえ、私は大丈夫です。むしろ、福澤さん練習して下さい」

「いや、僕は自分は動かずに相手を動かすタイプなので、奥さん、是非どうぞ」

是非どうぞって言われても。

っていうか、私も相手を動かすタイプなんですけど! そりゃ、自分も少しは動くけどさ! それは現役の話しであって。

しかし、福澤アナウンサーの「是非どうぞ」を断るような愚か者ではない。そこまで落ちぶれてはいないぜ?

卓球台の向こう側に立っている福澤アナウンサー! そして、このブログを読んで下さっているそこのあなた!  目あらば見よ! 耳あらば聞け!

 

フォアとバック側に、それぞれ1本か2本まわして下さい

 

借りシューズ、ジーンズ姿、試打用ラケット(しかもシェーク裏裏)、選手でもない私が福澤アナウンサーに動かしてもらっています。

気力を奮い立たせたコーチ気質の強い自分が、疲れて喉が渇いて倒れそうでフラフラな自分を励ます。

「(喉が渇いた……) はい! ッサ! (汗が昨日のサウナよりも出ている……) 頑張れ! (ああ、ジーンズで足が蒸れる……) ナイスボール! (気が……遠くなる……) はい、凡ミスしないよっ! (とにかく喉が渇いてヤバい……) バックのミスなくすよ!!!

 

そして、福澤アナウンサーのテキパキな行動と元気な掛け声は、最初から最後まで途切れることなく続きました。

……これ、最初のボレーの段階だよね?

その後、左の女性と練習し、続きましては21歳の男の子と練習しました。

そして最後に3セットマッチのゲームを2試合。た、た、立っていられない(泣)

戦闘力3パーセント。

この練習メニューを、旦那レンソも「こなしている」のだから凄い。

私も凄いけど!

掛け声までハキハキと聞き取りやすい福澤アナウンサーとレンソ。

一緒に練習させて頂いた皆さん。本当にありがとうございました!

 

~次回に続く~

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