月別アーカイブ: 10月 2017

秋田高校で卓球

秋田卓球会館のコーチ陣と中華でお腹を満たした後は、秋田高校へお邪魔し、左ペン表の則和先生がお出迎えして下さいました。

「則和先生! お久しぶりです。あれ? お痩せになりましたね?」

「おっ、西田。すぐに気が付いたな。そう、痩せたんだよ~ニコニコ」

1時半から5時までピッチピチの高校生とぶっ続けで7試合をし「役目は果たした」と満足した私。

レンソは4試合をこなし、本日のお役目終了。

私は最初に女子選手と5試合しました。最後の試合は、体力と気力の限界を迎えており、「私はいつ倒れるのかしら?」と心配しましたが、最後まで倒れることなく踏ん張りました。フラフラしながら則和先生の所へ行くと……

「わりぃ、西田、もう2試合出来るか?」

もちろんです!

チラリと台の方を見てみると、若い男の子2人が軽くジャンプしながら私の登場を待っていました。

 

最初の男の子に2-3で敗れ、更にフラフラしながら則和先生の所へ向かうと、先生から一言。

 

「わりぃ、西田、もう1セットだけ頑張ってくれ」

「もちろんですとも!」 親指をグイと立て、ウインクをしてみましたが、心の中で一回、フサッと倒れてみました。

「西田は元気が良いからなぁ~」

「はい、元気だけが取り柄ですから」 「取り柄ですから」辺りから声が小さくなり、かすれて先生には聞えなかったと思います。

 

1セット勝ちました。

握手をしようと近寄ってくる男の子の手を払いのけ「もう1セットしましょう」と私が言いました。

男の子も先生も驚いていましたが、男の子は嬉しそうに「ではお言葉に甘えて」とジャンプしながら向こう側のコートへ。

2セット目も勝ちました。「参りました」と言わんばかりに男の子が手を差し伸べてきましたがそれもシャットアウト。

「3セット目がまだあるではなかろう。最後まで諦めるな。試合はまだ終わっておらんぞ」

 

則和先生はビックリして椅子から転げ落ち、男の子も「なんだこのおばさんは?!」と、驚きを隠せない様子。っていうか、おばさんで失礼しちゃうわねっ!

「(見ての通り、おばさん今めちゃくちゃ疲れてるんだから、君は逆転する)チャンスだよ!」というセリフを男の子に言ってみる。

男の子は更に驚いた表情をしながら「なんだこのおばさんは?!」と心の中で絶叫。

結局男の子はチャンスをものに出来ず、おばさんに0-3で敗れたのでした。

「アドバイスをお願いします」

「キミ、良い子過ぎて勝てないんだよ。もっと、自分が絶対に勝つんだ!という気迫を持って戦って欲しい。相手が先輩であろうとも、おばさんであろうとも

というのも、試合中、男の子は「はいっ! すみません! はいっ! どうぞ。 はいっ! ありがとうございます!」を連発。

「良い後輩キャラ」のまま試合を進めており、「対戦相手」としての怖さが全く感じられなかったのです。

分かります? 例えば、水谷隼くんや丹羽孝希くん、チョーレイくんはこんな試合態度で戦わない筈なんですよ。もっとこう、ふてぶてしいというか「俺が絶対王者なんだ」という貫禄で戦うと思うんです。

だから変な事を言っているのを承知で「キミ、良い子過ぎて勝てないんだよ」と言ったのですが、本日、この子から3回目の「なんだこのおばさんは?!」という顔を頂きました。

則和先生「いや~、まさか3セットするとは思わなかったよ」

「1セットだけで終わらせると、後で絶対に『あのまま試合を続けていれば、絶対に勝てた』と言われるのがオチですからね。例え、もし私が負けたとしても、それはそれで良しです」

みんな、一緒に卓球してくれてありがとう!

秋田卓球会館のスポ少のみんなと卓球

前日お手伝いさせてもらった稲刈りで、「あんたら、明日起きられねぇぞ」と言われたにもかかわらず、ちゃんと朝起きられた私。さすが。

西田泉と言えば、華奢でか弱くて、おしとやかで、汗、泥、河童とか爬虫類とか、そういうものに縁がなさそうなお嬢様育ち。それでも、意外と体力には自信あるぜ?

 

秋田卓球会館でスポ少の子供たちと練習する前に、会館の主である西村先生が、子供たちに紹介してくれました。

「えー、わんわん、わん。わんわわん。……ゴホゴホッ」

訳しますと

「西田さんは10年前の秋田わか杉国体選手として活躍して下さいました。秋田銀行で働いていましたが、それから青年海外協力隊としてマラテグアという国でボランティア活動をされ、マラテグアで色々あって、ペルー人のレンソさんと出会い、ご結婚されました」

 

西村先生、マラテグアじゃなくて、グアテマラなんです。

 

練習は10時から12時まで。

レンソはとても楽しそうに練習していました。

秋田卓球会館のみんなと。

 

お昼は先生方と中華「雪梅」へ。

レンソ、ご飯を噛まずに飲むんです。だから太るしお腹も出るし、体にも悪い。美味しい日本食(今回は中華だったけども!)をゆっくり味わって欲しいので、日本出発前、彼にこう伝えました。

「日本人って、全員ご飯食べるの遅いんだよね。ペルー人だけだよ、こんなに速くご飯食べるの。日本に行ったら日本人と同じようにゆっくり食べなきゃ、変な目で見られるよ

8人のコーチと我々2人は中華を食べ始めました。

レンソが食べてる間ににほとんどののコーチが食べ終え、満足そうにお腹をさすっていました。

「イズミの嘘つき! 日本人はみんな食べるのがゆっくりだって言ってたけど、みんな僕よりも食べ終わるの速かったぞ! 卓球王国の皆さんともご飯一緒に食べたけど、彼らもめちゃくちゃ速かったじゃないか!

……チッ、バレたか。

っていうか、みなさんの早食いのせいでレンソに「嘘つき」呼ばわりですよ。これを機会に、みなさん、ご飯はもう少しゆっくり食べませんか?

太りますよ?

稲刈りのお手伝い ~後編~

お昼ご飯をご馳走になりました。

みんな大好きカレーライス!

 

お座敷に上がる時、レンソの靴下が泥で汚くなっていました。

もう、レンソったらこんなに靴下汚くしてっ! 水で洗ってくるからホラ、靴下脱いで!

「うう、ごめん……ごめんね……」

申し訳なさそうに靴下を脱ぐレンソと、「こんなに汚して!」と少し怒り気味の私。

山奥から引いている冷たい水でレンソの靴下を洗い、絞って干した。

「洗って来たからね、次は靴下汚すんじゃないよ?」

私もお座敷に上がるため長靴を脱ぎました。

 

靴下まっくろ黒やんけー!

 

レンソのと比べ物にならない程、まっくろ黒やんかー!

 

洗いに行く気すら起きない。これはあれだ。

 

捨てるしかない。

 

ごめんなさい、座敷童。汚い足で座敷に上がってしまって。汚い靴下は脱いだけど、やっぱり(なおさら?)臭いよね……。

 

カレーライスをたらふく頂き、デザートの梨までご馳走になり、お茶も沢山飲んで、いざ午後の稲刈りへ!

せっせせっせと働く。

午後は口数も少なく、顔もこのようになっております。

あれ? レンソ、河童の親分みたいな顔になってますけど。

遠野と言えば河童ですもんね。

 

今日中に秋田に向かわなければいけなかったので、私たちだけ4時で終わり。

 

「もう4時だから、あがって良いよ」という農家の人達のお言葉に「いえ、もう少し、もう少しだけ……」と稲を拾い続ける私。だって、お手伝いしに来たのに先に帰って、カエルやイモリにキャッキャして、カレーたらふく食べて、長靴履いてるくせに靴下真っ黒に汚して、差し入れのジュースも残さず飲んで、「あいつら何も手伝ってねーじゃねえか」って言われるの、嫌ですもの。

「最後までお手伝いできず、すみませんでした。来年またお会いできるのを楽しみにしています」

遠野の人はとっても優しい人達でした。河童や座敷童がここに住み付くのも分かる気がします。

 

遠野の方達から最後に一言「あんたら、明日起きられねぇぞ

 

明日は秋田県のみなさんと朝から練習です。

稲刈りのお手伝い ~前編~

枝豆を売ったお祭りの翌日は、稲刈りのお手伝いです。

出発前の様子。友人の及川さんと地元の人。

※この時、レンソには何処で何をするのかまだ伝えていません。

ここで稲刈りをします!

農家のおじい様が稲刈り機で稲を刈り、田んぼに落ちた稲をせっせせっせと拾ってはトラックに乗せ、稲が一杯になったら干場まで降ろしに行きます。

 

ヒキガエルの小さいのやアマガエル、赤腹イモリが次から次へと出てきます。

それらを嬉しそうに捕まえ、手に乗せる人。もうすぐ33歳。

「ひぇ~! カエル、触れるんですかっ?」と、引き気味の目で農家の31歳のお孫さん(女)に言われました。

「手袋していますので大丈夫です。素手ではやはり触れないと思います」

 

開始から30分もしないうちに、「休憩しましょう」と、ジュースと蒸かしイモをご馳走して下さいました。

「あれ? 休憩、早すぎません?」

私たちは遅れて参加したため、「さぁ、エンジンが温まってきたぞ!」というタイミングでの休憩でした。

「私、まだまだ動けますけどお言葉に甘えてジュースも蒸かしイモも頂きます」

旦那レンソもこの通り。

しばらくして作業開始。

 

エンジンフル活動。

稲を拾ってはトラックへ、稲を拾ってはトラックへ。

あー、それにしても日差しが当たって顔がヒリヒリする。

暑くて汗が噴き出す。

泥に足を取られ、踏ん張る度に指が痛い。

喉が異様に渇く。

どうやら稲刈りをなめていたようだ。

気が遠くなって倒れそうになったその時「それではお昼にしましょう」と、天使の声が聞こえた。

 

~後編へ続く~

 

枝豆売りのお手伝い

岩手県遠野市で仕事をしているJICAボランティアで同期だった及川さんに会いに、遠野まで行ってきました。

この日は「第42回遠野市産業まつり」が行なわれており、及川さんと一緒に売店で枝豆を売るお手伝いをさせて頂きました。

レンソも積極的にお手伝い。

レンソ「イラシャイマセ~、イラシャイマセ~」 (※「いらっしゃいませ」と言えない)

 

早速、お祭りの売店で色んな食べ物を堪能。

1、特上牛の串焼き 500円

「すっごい美味しい! これ、すっごい美味しい!」と連発。

 

2、焼きホタテ 300円

3、イカぽっぽ 味見

4、リンゴ 味見

5、新米のおにぎり 味見

6、お茶 100円

 

しばらくしてレンソが申し訳なさそうに一言。

 

「あのね……さっき食べた牛の串焼き、また食べたい……」

「しゃぶり付く」とはこういう事ですね。

7、特上牛の串焼き(本日二串目) 500円

8、レモンスカッシュジュース 140円

9、枝豆 味見

10、炊き込みおにぎり 及川さんから差し入れ

11、ごませんべい 差し入れ

12、コーヒー 250円

13、ゴマ団子 150円

14、ビール 味見

 

泉「あ~、お腹いっぱい」

レンソ「喉が渇いたし、他にも買いたいのがあるからお金ちょうだい

千円を渡し、彼が戻って来たところで何を買ったのか聞くと

「喉が渇いたからお茶と、それと、あと……ブタの串焼き500円のやつ……」

ちょ! どんだけ串焼きが気に入ったんですか?

あなた、今日で3串も食べたよ? お腹、大丈夫?

っていうか、1500円も串焼きに使って!

 

枝豆は去年の二日分を今日一日で売り上げたそうです。

及川さんとレンソ、私のお陰だと、店主のおじさんが言っていました。

枝豆の売り上げに貢献し、他の店(特に串焼き)の売り上げにも貢献したレンソ。

 

彼もお祭りを満喫した様子でした。

東京駅の有料トイレの話し

※トイレの話しなので、そういう汚い物に触れたくない方は閲覧をお控えください。

 

岩手県花巻市の祖母に会いに行くため、東京駅から新幹線に乗る前の話しです。

東京駅のうどん屋さんでうどんを食べていると、トイレに行った旦那レンソが帰ってきました。

「あれ? めっちゃ早かったね? ちゃんと手、洗った?

「中に入れなかった」

「え? なんで?」

「なんだか有料みたい。うぅ、トイレに行きたいよう」

「すみません店員さん、この近くにお手洗いあります?」

「はい、有料(100円)となっておりますので、このコインを機械に通してお入りください」

 

100と書かれてあるコインを渡され、レンソはトイレに行きました。

私も行きたくなり、お店の人にコインを受け取り有料トイレへ。有料トイレだなんて、普通の無料のトイレとどこが違うのだろう?

コインを入れて中に入ってみると、なるほどなるほど。これは有料っていうのも頷ける。

綺麗、清潔、お洒落。便器なんて、ハイテク過ぎて洗濯までこなせそう。

 

便座、座りました。用、足しました。水を流しまs……あれ?

水を流しm……あれっ?

水を流すレバーがないっ! 

まぁ、レバーがないならボタンでしょ? バカにしないで下さいよ。

あれ? ボタンらしきものもないよ?

壁にも、便器周りにも、床にも、どこにもない! それらしき物を探して、指で押したりしてみましたが全然ダメ。

ああ、分かりましたよ。センサーでしょ? レバーもボタンもないんだから、センサーに決まっているでしょう!

何度も色んな所に手をかざしました。特に便器周りは慎重に。

それもありませんでした。

わかりましたよ。便座を離れると、自動で水が流れるやつでしょ?

ずいぶん前から便座から離れていますけどね。

 

……。

 

………。

 

……あのぅ、これ、どのくらい待てば良いんですか(泣)? こんなに待つもの?

時間差?

放置プレイ?

あれ? 声が 遅れて 聞こえて 来るよ? のパターン?

 

ダメだ。うんともすんとも言わない。っていうかあのー、夕方になっちゃうんですけど。ちょっと! 新幹線乗り遅れたら、あなたのせいなんですけど! ちゃんと責任取ってくれるんですかっ?

 

……シーン……。

 

もういいよ(泣) 諦める。ないものはないんだよ。このトイレにレバーもボタンもセンサーもないの。 ……はっ! 分かった! 分かりましたよ!

これは「個室から出たら流れるタイプ」なんだよ。そんなタイプ、今まで一度も見た事ないけど!

一応完全に個室から出て、扉の外から顔をのぞかせて便器をチラリと見てみました。

 

シーン……。

 

一旦首を引っ込め姿を隠し、便器から私の姿が見えないよう慎重に、もう一度便器を覗いてみました。

 

シーン……。

 

もうイヤだっ! 何なのこれっ! っていうか、一体私はトイレで何をしてるの(泣)?

ごめんなさい、次に使用する人! 私が悪いんじゃない。トイレが悪いんだ!

こんなにも後ろ髪を引かれる思いでトイレから出た事はありません。

あなたも十分気を付けて下さい。っていうか、小の方で本当に良かった。

リトルキングス

卓球王国→国際卓球→リトルキングス (同じ日)

故・蛭田先生、現・三田村宗明さん率いる、リトルキングスにも行って参りました。

戦闘力2パーセントの身体を引きずりながら、高田馬場駅から海老名駅へ。

海老名駅から練習場の海老名中学校まで歩ける距離ですが、迷いもなく、

 

へい、タクシー!

「こんばんは。本当に近くてすみませんが、大谷中学校までお願いします」

「大谷中学校ですね。かしこまりました」

しばらくすると、タクシーは曲がるはずの道を直進。

「あれっ? ここ、曲がらないんですか?」

「えっ? 大谷中学校に行かれるんですよね?」

「あっ! すみません、間違えました! 海老名中学校に行きたかったんです。大谷中学校っていうのは昔私が通っていた中学校でして、つい」

「はは、大丈夫ですよ~」

タクシーのおじさん、なんでそんなに優しいの?

少し遠回りしちゃったけど、初乗りの730円で行けたし、お財布にまで優しい……。

 

リトルキングスに着くと三田村さん、蛭田まりこちゃん、娘さんの雛ちゃん、小田さんらが温かく迎えてくれました。

「今日試合の日だけど、試合する?」

「私はもうこれ以上動けないので、今日はちょっと……また次の機会に……」

レンソは私の父、通称ルパン、もしくは「gato seco(ガト セコ)=痩せた猫」と試合。

ガト セコ、レンソに敗れる。

次に中2の男の子と試合し、レンソ敗れる。

最後に我らの三田村コーチと試合をし、ガンガンに強烈なスマッシュを喰らいながらも、3セット目は8点も取ることが出来ました。

三田村さんや他の人曰く、「レンソ、意外とやるね」とのこと。

集合写真を撮って、最後に挨拶。

三田村さん「レンソ、みんなに何か一言ある?」

「ペルーから来ました。24時間かけて日本に来ました。ペルーは今、昼の11時です。(本当は朝の7時でした) みんなはとっても良い子で躾がなっていて、正直とってもビックリしています。先生方の言う事も良くきいているし、みんなの将来が楽しみです。みんな温かく迎え入れてくれて、一緒に試合も出来てとても嬉しかったです」

 

帰りの車で、妹の渚にこう言われました。

「いっちゃん、自分たちの自己紹介、全然してなかったでしょ? あれじゃ子供たち『誰? この人達? いきなり来て、試合して、前出て喋って』ってなるよ?」

確かに。ごめんね、子供たち。

私の名前は西田泉。ルパン先生の二番目の娘です。むかーしむかし、リトルキングスで練習していました。つまり、君たちの先輩ですね。

そして、青森山田高校出身。つまり、三田村コーチの後輩ですね。

jicaボランティアでグアテマラにいました。この人は私の旦那さんでペルー人。レンソと言います。レンソンじゃなくて、レ・ン・ソ。

またリトルキングスに練習しに行くことがあるかと思いますが、その時はまたよろしくお願いします!

レンソ、お姉座りしていますが、お姉キャラではありませんのであしからず。膝立ちが出来なかっただけです。

福澤アナウンサーの「是非どうぞ」

~前回の続き~

国際卓球に遊びに行った時の話しです。

アイドル久美ちゃんと。

しばらく試打をしていると、久美ちゃんからとんでもないお言葉が!

「実は今から福澤明アナウンサーが練習に来るんだけど、もし良かったら一緒に練習していったら?」

今回は卓球王国さんと国際卓球さんには「挨拶しに」お伺いしたので、着替えなど準備していません。

「ジーンズでの練習は失礼でしょう」と言いながら「せっかくなので」と練習に参加させて頂きました。借りシューズ、ジーンズ姿、試打用ラケットを使用しての練習。

しかも私の左手には何故かシェークハンドラケット裏裏が握られていました。

あれ? 私、表のペンホルダーなんだけど、なんでコレ持ってるの?

そういえば、日本に出発する一週間前にパラグアイで子供たちの南米大会の引率をし、寝ずにペルーに帰ってきてその日の夜には日本に出発。再び寝ずに一日かかって日本に着くと2日後の今日には国際卓球さんにお邪魔して試打のラケットを握っている。

時差ボケもまだあるし、少し疲れていたのかもしれない。

そう、私はきっと疲れていたんだ。今の私の戦闘力、20パーセント。

 

福澤明アナウンサー「では、30分のボレーから始めましょう。旦那さん(レンソ)はこの選手と、奥さん(私)は私とお願いします」

福澤アナウンサー、練習中、ずっと掛け声かけてくれるんですよね。さすがアナウンサー、掛け声までハキハキと聞き取りやすい!

「はい! はい! ナイスボール!」 ミスをすると「ごめんなさい」

テキパキとサービスを出し、ボケーっとする暇なんか1秒たりともありません。

10分フォアハンド打ちして、10分バックハンド打ち、最後の10分が始まる時に福澤アナウンサーが私にこう言った。

 

私、動かしますので、奥さんどうぞ練習して下さい

 

「いえいえ、私は大丈夫です。むしろ、福澤さん練習して下さい」

「いや、僕は自分は動かずに相手を動かすタイプなので、奥さん、是非どうぞ」

是非どうぞって言われても。

っていうか、私も相手を動かすタイプなんですけど! そりゃ、自分も少しは動くけどさ! それは現役の話しであって。

しかし、福澤アナウンサーの「是非どうぞ」を断るような愚か者ではない。そこまで落ちぶれてはいないぜ?

卓球台の向こう側に立っている福澤アナウンサー! そして、このブログを読んで下さっているそこのあなた!  目あらば見よ! 耳あらば聞け!

 

フォアとバック側に、それぞれ1本か2本まわして下さい

 

借りシューズ、ジーンズ姿、試打用ラケット(しかもシェーク裏裏)、選手でもない私が福澤アナウンサーに動かしてもらっています。

気力を奮い立たせたコーチ気質の強い自分が、疲れて喉が渇いて倒れそうでフラフラな自分を励ます。

「(喉が渇いた……) はい! ッサ! (汗が昨日のサウナよりも出ている……) 頑張れ! (ああ、ジーンズで足が蒸れる……) ナイスボール! (気が……遠くなる……) はい、凡ミスしないよっ! (とにかく喉が渇いてヤバい……) バックのミスなくすよ!!!

 

そして、福澤アナウンサーのテキパキな行動と元気な掛け声は、最初から最後まで途切れることなく続きました。

……これ、最初のボレーの段階だよね?

その後、左の女性と練習し、続きましては21歳の男の子と練習しました。

そして最後に3セットマッチのゲームを2試合。た、た、立っていられない(泣)

戦闘力3パーセント。

この練習メニューを、旦那レンソも「こなしている」のだから凄い。

私も凄いけど!

掛け声までハキハキと聞き取りやすい福澤アナウンサーとレンソ。

一緒に練習させて頂いた皆さん。本当にありがとうございました!

 

~次回に続く~

国際卓球 ~店内の紹介&試打編~

卓球王国さんにお邪魔した後、今度は国際卓球さんへお邪魔しました。

卓球人であるならば、このお店の存在を知らない人はいないでしょう。

私は何回かお邪魔させてもらったことがあるので、お店までの行き方なんて簡単かと思いきや、やはり今回も毎回の事ながら人に道を尋ねてなんとか辿り着いた次第でございます。

店に入るとみんなのアイドル、田中久美子ちゃんが明るく迎え入れてくれました。

「いっちゃん、お帰り~! 久しぶりだね~」

「久美ちゃん、お久しぶりです~。2年ぶりに日本に帰って来ました~」

 

店内にはミズノさんと国際卓球さんのコラボユニフォームや、

温かそうなバタフライのモコモコのやつ、

大量のラバー、大量のラケット、

大量のユニフォームとくみちゃんと嬉しそうなレンソ。

 

旦那レンソはラバーについて久美ちゃんに質問していましたが、次の瞬間、私は我が目と我が耳を疑いました。

 

試打したい

 

あれ? あなた、先ほど卓球王国さんで「試打」をさせてもらってたよね?

わずか一時間も経たない内に、今度は国際卓球さんでも「試打」をお願いするっていうのは、どうなの?

 

しかも、国際卓球さんは普段は「卓球台を使用した試打のサービスはしていない」のに!

 

久美ちゃんは店長に許可を経て、レンソ見事、試打ゲット。

 

レンソ、卓球台を使ってのラバーの試打が出来て、とても嬉しそうでした。

 

しばらく試打をしていると、久美ちゃんからとんでもないお言葉が!

 

~次回に続く~

卓球王国さんへお邪魔してきました。

卓球王国さんへお邪魔してきました。

 

謙遜(けんそん)して「お邪魔してきた」と表現する人がいますが、私と旦那のレンソは本当に邪魔をしていたと思います。

みなさん締め切り前でとても忙しそう。

編集長の今野さんなんか、あっちに行ったりこっちに行ったりと右へ左へ、上へ下へ、前へ後ろへと大騒ぎ。

今野さん、今回はしっかりとご挨拶が出来ず、申し訳ございませんでした。

 

っていうか、私がお邪魔する日っていつも締め切り前なんですけど、なんで?

 

用具担当のゆうさんの机の上や下に、大量のラケットがいつものように山積みになっていました。それを旦那のレンソが見逃すはずがありません。

「このラケットはどんな感じですか?」「このラバーは?」「このラケットのカーボン……」「ラケット板が厚いと……」「このラバーはペルーでは幾らで売ってますよ」「弾みが……」

 

旦那レンソの目がキラッキラ、それはもう、キラッキラしておりました。

レンソの質問攻めに、ゆうさんとその同僚のタローさんの顔には笑いが。

 

レンソは「試打します?」という流れに上手く持って行き、浮足を立てながら卓球台まで誘導する彼らの後を付いて行きました。

旦那よ……「彼らは締め切り前で忙しいよ」って、私言ったよね?

「このラバーはあーだの、こーだの……」

あーだの、こーだの言いながら試打していると、レンソが「1セットゲームしましょう」と言い出した。

 

レンソのサービスに手こずるゆうさん。レシーブが浮く! レンソはそれをスマッシュミス! またレシーブが浮いた! スマッシュドライブ! たまに入る! ゆうさんもそれをブロック!

試合はデュースへもつれ込み、

13-13

ここでゆうさんが一言。

やべぇ、これ、試合終わんない!

「雑誌の締め切り前の忙しい時に、俺は一体何をやっているんだろう?」

と思ったに違いない。試合中に焦りは禁物!

 

結局15-13でレンソが勝ちましたが、最後の一本はエッジ。

まぁ、この最後のエッジも「意味のあるエッジ」なのだ!

 

「ゆうさん、ペルーでリベンジ、待ってます」by レンソ

 

汗ダラダラのレンソと、同じように汗ダラダラのゆうさん。

そんな二人を優しい目で見つめるタローさん。

まさか卓球をさせて頂くとは思っていなかったので、着替えなど持って来ていません。

 

すると、「これ、どうぞ」とVICTASさんと卓球王国さんのコラボTシャツをプレゼントしてくださいました。

 

着替えを済ませ、とっても嬉しそうな旦那のレンソ。その額には汗が噴き出しています。

 

じゃあ、このタオルもあげちゃいます!」と、androさんとFUUJITAKAさんのコラボタオルもくださいました。

あれ? 皆さん、なんでこんなに優しいの?

 

そして、大塚さん、高部さん、タローさんがお昼ご飯に誘って下さいました。

とても楽しい時間でした。卓球王国の皆様、締め切り前の忙しい時にこんなに温かく迎えて下さり、本当にありがとうございました!

次回は締め切りが終わって、皆さんがホッとしている時期を見計らってまた旦那と伺います。ゆうさん、タローさん、次回はリベンジですぞ!

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