年別アーカイブ: 2017

私がパンアメリカ大会にコーチとして行けなかった理由

前回の記事で「パンアメリカ大会にコーチとして行けなかった」と嘆いたら、ふじわらさんからこんなコメントをいただきました。

「さて、コーチとしてついていくことができなかった、とは…

ちょっと気になった次第でございます」

久しぶりのブログの更新で、筆足らずな所があったことをお詫び申し上げます。

 

心配御無用! (←声高らかに!)

 

あれ? っていうか、ふじわらさんは「ちょっと気になった」だけで、「心配」はしてないですね。すみません、調子に乗ってしまって……。すぐに調子に乗るんだから私ったら。

それならば……

 

ちょっと気になる御無用! (←声高らかに!)

 

……しばらく日本語を使っていない間に、なんか日本語難しくなってません? 気のせい?

 

私は今までカテゴリ-11歳・13歳のコーチ兼監督を務めていました。

「コーチ兼監督」なんて、偉そうなこと言っていますが、このカテゴリ-のナショナルチームのコーチはそもそも私一人しか居ません(泣)

 

国立サッカー場の薄暗い一角にひっそりと卓球台6台が設けてあります。

練習は月曜日から金曜日の午後4:30~8:30の4時間。

いつの日かの練習の様子。サーブ練習から始まります。

首都リマに住んでいる子供たち12名が練習していました。(←過去形)

集合。なにやら偉そうなことを言っていますね。紙なんか持っちゃって。

どうせスペイン語を話しているんでしょうよ。

練習の説明をしているところ。私の動きが早くて、写真がブレています。

それにしても、ペルーの子供たち、かわいいでしょう?

日系の子が二人います。

 

さて、次のカテゴリ-は15歳、18歳、成人の部で、合同で練習しています。

総合スポーツ施設(新しくて広くてキレイ!)で午後5:30~8:30の3時間練習。(午前中3時間練習している選手も7名ほどいます)

選手は少ない日で14名、多い日には20名ほどが練習に来ます。

なぜ人数がマチマチなのかというと、こんな言い訳が選手の口から飛び出るからです。

「宿題で~」

「試験があって~」

「大学の授業で~」

「体調悪くて~」

 

キューバ人のコーチと、ポルトガル人のコーチ(総合監督)が練習を見ていました。(←過去形)

なぜ過去形かというと、そこに私も加わることになったからです。レジェンド・トシヒロ・タナカさんも新たに加わり、鬼に金棒! 泣く子はもっと泣く! 豚もおだてりゃ木に登る!

なぜコーチが増えたかというと、2019年にパンアメリカ大会が首都リマで行われることが決定し、それに向けて選手を強化しよう、全ての資金と情熱を15歳以上のパンアメリカ大会に出場するであろう選手に注がれることになったのです。

 

つまり、ナショナルチームの11歳・13歳のカテゴリ-は廃止。

しかも、とてもわかりやすく、2019年まで廃止だそうです。

子供たちは各クラブチ-ムで練習しています。

 

さて、私がパンアメリカ大会にコーチとして行けなかったのは、

1.今まで11歳と13歳のコーチをしていたから

2.レジェンド・トシヒロ・タナカさんが行くことになっていたから

でした。

 

以上、「ちょっと気になる御無用」の説明でした。

パンアメリカ大会が本日開催

皆さんお待ちかね!

ついにパンアメリカ大会が本日開催されましたね!

パンアメリカ大会、つまり南北アメリカ大陸の国々が集まり競い合う、夢の大舞台!

今年はコロンビアで開催されます。

コロンビアのコーヒーって、美味しいんですよね。

う~ん、ワクワクしちゃうぅ~!!!

その大会に、私はコーチとして付いて行く事が出来ませんでした。

そして、一昨日ペルーに着きたてホヤホヤの田中敏裕さんはペルー国の代表者として出発されました。田中さん、そんな、お土産なんて、どうかお気になさらずに……

初日は団体戦から。

ペルー女子は 対プエルトリコ、チリ、メキシコ

ペルー男子は 対キューバ、アメリカ、コスタリカ

 

むむむ……女子はかなり難しそうだな。プエルトリコはリオデジャネイロオリンピックにも出場したアドリアナ・ディアスちゃん若干17歳に吹っ飛ばされそう。

男子は対キューバ。

三年前、私がグアテマラのオープン戦で左利きのゴリラ…じゃなくてアンディ・ペレイラ選手にセット0‐2の7-10から逆転勝ちしたのは唯一の自慢ですが、彼は今でも練習を続けていますし、スーパーサイヤ人4(しっぽが生えてるやつ)くらいにはレベルアップしているでしょうから、ペルーの選手たちにはどうにか、「無事に生きて帰ってきて欲しい」と願うばかりです。

 

ペルーで大人しくお留守番していると、プエルトリコでコーチをしているレジェンド森部淳さんからメッセージが届きました。

「レジェンド・トシヒロ・タナカさんに会いましたよw」と。

「最初はお互いどっちも日本人だとは思わなくて、カタコトの日本語で話しかけてくれて、会話が始まりました」とのこと。

 

「爪を隠す」どころか、お互いに日本人だという事すら隠してしまうなんて!

 

すごい! レジェンド森部淳さんがレジェンド・トシヒロ・タナカさんに出会ってしまった! これは一大事! これは台風が起こるに違いない~! 等と言っていたらアメリカ、キューバ辺りで大きなハリケーンが発生。

おかげでキューバの選手は出国出来ず、団体戦は棄権とのこと。

キューバのゴリラ…じゃなくてアンディ・ペレイラ選手たちは、本当に気の毒です。

後日に行われるシングルスには出場できるそうなので、この悔しさをバネに、より一層暴れていただきたい。

西田泉はキューバの選手たちを応援しています。

ペルーに田中敏裕さんがいらっしゃいました。

本日、ペルー卓球ナショナルチームにコーチとして田中敏裕さんがいらっしゃいました。

田中さんは34年前にJICAボランティアとしてペルーで卓球の指導をされていました。

何度かメールでやり取りはしていましたが、実際にお目にかかるのは初めてです。

意外と小柄でした。ニコニコしていて、とっても気さくな方です。

 

「あの田中さんがペルーにやって来た!」

と、当時の田中さんの教え子たちが練習場にやって来ては、入れ替わり立ち代り田中さんに挨拶をしていました。

とにかく人望がすごいです。みんなから愛されている。

昔の教え子たちと。

におうぞ、におうぞ。

なんだかこの人は凄い人だぞ、っていうにおいがするぞ。

別に偉そうにしてるとか、大きい声で話すとかじゃないんですよぜんぜん。
アレですよ、「能ある鷹は爪を隠す」ってやつ。
別に隠している訳でもないんですけど、自然と出てしまう。
オーラってやつ? 雰囲気ってやつ?


田中さん、スペイン語が流暢です。確実に私よりも話すのが上手いです。

正直焦ります。


真剣に話を聞く選手たち。(一人だけカメラ目線)

冗談で選手たちに「私のお父さんだよ」と言ったらすんなり信じてしまい、すぐさま訂正にはいりました。

 

それにしても、ずっとペルー人に囲まれて過ごしているので、久しぶりに日本人に会うとなんだかホッとします。白ご飯にお味噌汁みたいな。なんとなく、わかりますよね?

ちなみに、今もペルーにいる渡辺拓也くんは特に「日本人」っていう感じがしないんで、別にホッとしないんですよね。
彼は上手い具合に「日系化」していますね。彼はインカコーラにハンバ-ガ-って感じですしね。ジャンクな、今時の若者ですね。

田中さんのコーチの期間は今年の12月まで。わずか3ヶ月しかありませんが、選手たちは田中さんから多くを学んで欲しい。

もちろん、私も田中さんから多くを学びたい!

先ずは上手に爪を隠すところからですかね。

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