年別アーカイブ: 2018

福原愛ちゃん

愛ちゃんを初めて見たのはテレビでだったか、全国大会の試合会場でだったか全く覚えていませんが、当時「泣き虫愛ちゃん」として皆から親しまれ、誰もが彼女の親戚の叔父さんまたは叔母さんのように感じていた頃、4歳年上だった私ももれなく「親戚の子」くらいの感覚で「彼女を身近に感じていた」のを昨日の事の様に思い出します。

愛ちゃんが小さかった頃、我が卓球クラブ「リトルキングス」へ親善試合に来てくれたことがありました。恐らく試合をしたと思いますが、勝ったのか負けたのか全然覚えていません。ただ、愛ちゃんの為に藤沢市長が挨拶に来て、なぜかミニーマウスの大きなぬいぐるみをプレゼントしていた事だけは覚えています。

クイズ! 福原愛ちゃんとミニーちゃんと、西田泉は何処でしょう?

 

さて、全国ホープスの部で、ランクに入れなかった私は観覧席で呑気に表彰式を見ていたら愛ちゃんのお母さんが表彰式にいる愛ちゃんの写真を撮っていました。

「愛ちゃんのお母さん、こんにちは! 愛ちゃん、優勝おめでとうございます!」

「あら、西田さん。ありがとうね」

「すごいですね、愛ちゃん」

「ありがとう」

「あ、私、写真撮りますよ! 愛ちゃんのお母さんはしっかりとその目で愛ちゃんの表彰式を見てください」

「あら、そう? ありがとうね」

なんと気の利いた娘なんでしょう。パチパチと愛ちゃんの写真を撮る小学生のわ・た・し!

 

4歳違いとはいえ、何度か遠征や合宿、試合会場で顔を合わせる事があり、その度に「愛ちゃん、愛ちゃん」と馴れ馴れしく話しかける私に対し、嫌な顔一つせずに「西田さん、西田さん」と相手をしてくれていた愛ちゃんはやっぱり凄い人でした。

 

私が青森山田高校、愛ちゃんは青森山田中学校に在籍していた頃は何度か同じ練習場で練習する事もありました。彼女の練習相手は専用の中国人コーチ。

当時からものすごい量の練習時間をこなしていて、私たちはため息しか出ませんでした。

練習の休憩時間に、私はいつものようにひょうきんな事をして部員を笑わせていましたが、その時は愛ちゃんと愛ちゃんのお母さんもいました。

「おサルのポーズ」両手を頭のてっぺんに持って行き「ウッキー」ってするやつ、イメージできますでしょうか?

それを皆の前で披露して笑いを取っていると、それを愛ちゃんのお母さんに写真で撮られ、とある卓球雑誌の「福原愛ちゃんのコーナー」の一角に載せられていました。

「青森山田高校のひょうきんな西田泉さん」みたいな感じで紹介されていました。

 

……これはアレかな、死ねばいいのかな?

 

ある日、何故か愛ちゃんのお母さんに「西田さん、一緒に焼肉食べに行きましょう」と誘って頂き、愛ちゃんと愛ちゃんのお母さんと焼肉にも食べに行ったこともありました。

愛ちゃんのご両親に試合会場で会えばもちろんご挨拶します。

「あら、西田さん。これ、あげるわ」とおにぎりを貰ったりもしました。

高校時代と、大学時代に全日本卓球選手権大会で愛ちゃんと対戦して速攻負け、「まぁ、あれだけ毎日練習してりゃあ強くなるよ」と負けた言い訳をし「でも、あれだけの練習量をこなしてる愛ちゃんはやっぱり本当にマジですげぇや!!!」と舌を巻くのでした。

 

私が社会人になり、「私が青森山田高校生の時、福原愛ちゃんが中学生で後輩だったんですよ~」という話しになると、親戚面をしたオジサンやオバサンが口を揃えてこう言うんです。

「へぇー! 凄いじゃん! ……愛ちゃんって、やっぱり泣き虫なの? っていうか、最近愛ちゃん勝てないんでしょ? もうダメになったんじゃない? (←完全なる知ったかぶり)」

 

ううおおおぇぇぉううえいいいをををををぃぅうううおーーーーー!!!!

 

「全然だめになっていませんから! 少なくともあなたよりは! 愛ちゃん、毎日すっごい練習してるんですよ! 努力に努力を重ねて、更にまた重ねて……(中略) プレッシャーとも戦い……(中略) だから、『愛ちゃんもう勝てないんじゃない?』なんて今後一切言わないで下さいっ!」と唾を飛ばしながら説教すると「どうもすみませんでした」と言うので「謝るのは私にじゃなくて、福原愛ちゃんにでしょう!」とさらに唾を飛ばすのでした。

私の悪口は言って良い。だがな、愛ちゃんの悪口だけは絶対に言わせまい。なぜなら、彼女の頑張る姿をこの目で見ていたんですもの。あの子は本当に凄い子なんです! ……あのコレ、本当の話しですからね。

 

それにしても、子供の頃の愛ちゃんのビデオは、涙なしには観られませんね。

お母さんと練習中、愛ちゃんが泣きながら「練習止めないで、止めないで~」と号泣する場面なんて、気付いたらこちらも一緒に号泣してるんですよね。本当に、いつみても何回観ても号泣できます。

 

マスコミや周囲からのプレッシャーで大変な思いをしたでしょうに、それでもオリンピックにも出場し「皆さんのお陰で頑張れました」と言える愛ちゃんはやっぱり本当にマジですげぇ!!!

日本ならず、世界的にもその名を知らしめ、卓球界にフィーバーを巻き起こした福原愛ちゃん。

感動をありがとう。そして、選手生活大変お疲れ様でした。

手作り納豆、再チャレンジなるか? ~機転の利いた母のアシスト~

お待たせ致しました。

私は手作り納豆を食べて、お腹を壊したでしょうか? それとも大丈夫だったでしょうか? の答えです。

答えは、お腹は壊さなかったでした。正解された皆さま、大変おめでとうございました。100ポイント獲得です。

それと同時にDorgaluaさん、Dorgaluaさん派の期待を裏切ってしまい、どうもすみませんでした。ここでお腹を壊したらネタとしては大爆笑だったでしょうが、今回はお預けです。またの機会を心待ちにしていて下さいね。

それにしても納豆を食べるだけで、どうしてこんなに怖い思いをしなければならないのでしょうか。納得がいきません。でも「じゃあ食べなければ良い」で終わらせてもつまらないでしょ?  納豆は食べたいんです。

手作り納豆に関しては安心・安全が第一ですよね。

 

「市販の納豆パックから納豆菌を使うと、雑菌も増えてしまうのであまりお勧めできない。納豆菌粉末を使えばあら簡単!」という情報をインターネットで見つけ、早速日本にいる母親に納豆菌を頼みました。

分かりやすいように、わざわざその納豆菌を通信販売しているリンクを貼り付け、「これを買って欲しい」とお願いしたんです。

 

数日後。

母 「サプリメントがあった。インターネットで! 注文したよ」

 

けっ? (←スペイン語で ¿Qué? 「何?」という意味)

 

 

ちょっ(泣)!!!

 

お、お母さん……。なんで……。どうして……。(←両手両膝を地面に着け、首を垂れて泣いてみた)

 

え? サプリメント?

 

インターネットで?

 

注文したの?

 

っていうかなにこの「インターネットで!」の「!」は。

 

なんか、仕事をやり遂げた感あるよね。誇らしげというか、「やったよ! やってやったよ!」といった感じ。

 

……ところで、納豆のサプリメントで手作り納豆って出来るの?

やってみようか? ブログのネタとして!

「納豆のサプリメントで手作り納豆作ってみた」っていう企画を!

卓球王国さんのブログで!!!

 

それこそ読者の皆様からお叱りのコメントが来るに違いない(泣)。

ちっ、違うんです! 私が悪いんじゃないんです!

納豆菌粉末が欲しいって頼んだのに、何故かサプリメントをインターネットで注文したあの人が悪いんですっ!

まったく、子供の顔を見てみたいわ。一体どんな顔をしてるんでしょうねっ!

手作り納豆に挑戦

思い立ったが吉日。インターネットを駆使し「手作り納豆 作り方」で検索、レシピを調達。

レシピっていうのは「誰が調理しても失敗の無いように」という思いやりの塊なんです。

レシピ通りに事を進めれば、私にだってちゃんと出来る様になっているんです。

完全忠実をモットーに事を進めていきましたので、もちろん間違いや失敗などが起きるはずがないのに、どうして私はいつもこうなるのでしょうか?

先ずは蒸した大豆が硬い。レシピに書いてある時間通り蒸したはずなのに。

蒸す時間を長くしてみたら、ふっくら仕上がるはずの豆がことごとく割れた。

しかも、まだ硬いっていう(泣)。

あなた。まさかこれで「納豆」を名乗ろうなんて言わないでちょうだいね? 笑わせないで。ふざけないで、ちゃんとやって?

これから納豆菌を混ぜて、45度の環境で24時間発酵させなきゃいけないんですけど? クリア出来るかしらね、こんな硬くてひび割れた大豆の分際で!

3パック750円で調達した貴重な納豆半パックを使い、納豆菌を大豆に混ぜます。

ここで雑菌が入ると「ただの腐った大豆」になるそうなので、レシピ通り熱湯消毒したスプーンで慎重に混ぜ合わせました。

フー、ここまでの工程は割と簡単

 

私が一番心配だったのは45度の環境で24時間発酵させること。

あの~……それって、どうやってやるの(泣)?

レシピには湯たんぽやお湯を入れたペットボトルで密封とか、夏の日向に置くとか、コタツに入れるとか、オーブンに入れるとか色々ありましたけど。どれも無理。

湯たんぽは1つしか持っていませんし、ペルーのペットボトルはお湯を入れた瞬間溶け出しそうで信用ならないし、現在のペルーは春になったばかりで日向はそこまで暑くならないし、コタツなんてないし、オーブンに入れたら器ごと焼けちゃうんじゃないの? オーブンって、そういうものじゃないの(泣)? 

頭を捻りに捻って閃いたのが、大きいお鍋にお湯を張り、その中に大豆を入れた炊飯器の釜を浮かせる、というもの。その大きいお鍋の周りにバスタオルを巻き、温度が落ちないように工夫します。お鍋の温度が下がったら鍋ごと火にかけて温めれば簡単楽ちん。

う~ん、我ながら素晴らしいアイディア。

なんか、すみませんね。ドジだの、間抜けだのというキャラとはかけ離れた「出来る人」的な感じ。こういうギャップって大事だと思うんですよね。「こいつ、ダメそうだな」と思わせてからの「こいつ、意外とやるかも」っていうね。

起きている間は鍋の温度を気にして何度も火にかけました。しかし、睡眠時間を8時間だとしても、夜寝る前から朝起き上がるまでの前後の合計1時間くらいは面倒くさくてグダグダしていたので鍋は放ったらかし。

9時間程放置プレイしていたらお湯は完全に水となり、嫌な予感が全身を駆け廻りました。

 

「発酵中の納豆は温度を下げてしまうと雑菌が繁殖しやすくなる

 

「雑菌」って……。

熱湯消毒したスプーンで触ってみたら、全然糸を引いていない。糸が引かない納豆は失敗の可能性があるらしい。

しかも、発酵が上手く行っている場合の豆の表面には薄っすらと白い膜が張り、それがまさしく納豆菌なのだそうですが、私の豆にはそれが無い。

糸を引かない。そして、白い膜が無い。つまり……、それは……。

理想の発酵時間は24時間ということですが、私はもうちょっと時間を伸ばしてみました。ほんのちょっとだけ、18時間程。

発酵時間、合計42時間。

それを冷蔵庫で1日寝かして出来上がり。

ダメだ。やっぱり白い膜なんてない。泣けてくる。私がやる事は大体いつもうまく行かないんだ。身体に害を与える雑菌が増えたものを「腐敗」、有利なものを「発酵」と言うそうです。

これはあれかな、「腐敗」かな?

それでも熱湯消毒したスプーンですくってみたらなんと糸を引いた!

オーマイゴット! オーマイゴット! 私の大豆が糸を引いているっ!

小粒のかわいらしい豆が納豆菌のために使った市販の納豆で、デカくてふてぶてしい不格好なのは私が蒸したやつです。同じ豆なのに、どうしてこんなに違いがあるの?

 

少し混ぜてみたのがコチラ!

あれ? これは……これはもしかしたら納豆? 是非とも食べてみよう! 糸が引いているという事は「発酵」の証拠なんでしょう? でも、お腹痛くならないかなぁ。心配だなぁ。イヤだなぁ。食べたくないなぁ。そもそも、食材が糸を引くって、どうなの? 腐ってるんじゃないの? 気持ち悪いなぁ。なんだか納豆の様な、そうでないような臭いもするし……。

ん~、やっぱり無理っ! 食べたくないっ! 怖いっ! お母さんっ! 助けてーっ!

身体に悪いと腐敗、身体に良いと発酵などと言っていますが、食べてもいないこの時点で害を与えられているんですけど。

私の納豆は恐怖の塊と化し、作った本人でさえ「まじで食べたくない」と思わせる悪のネバネバ野郎となって私の前に立ちはだかったのでした。

「捨てたら勿体無いお化けが出てくるよ!」という私の脅しと、「恐怖に打ち勝つのだ!」という私の励ましによって、ついに意を決して食べてみました。

普段納豆を食べる時は、納豆が「もう勘弁してください!」と悲鳴を上げるまで混ぜるのですが、今回もいつも通りに混ぜ混ぜ~。

美味しそうに見えますよね? でも、味なんて味わっている余裕などありませんでした。

「どうか、お腹が痛くなりませんように……」それだけを願って手作り納豆50グラムをなんとか完食。

 

ここで皆様に問題です。私は手作り納豆を食べて、お腹を壊したでしょうか? それとも大丈夫だったでしょうか?

納豆、3パックで幾ら?

「卓球に関するブログを書こう」と意気込んでるくせに、早速卓球とは無関係な話題で本当にごめんなさい。だって、ブログっていうのは「ウェブサイトにて自分の意見や感想を日記風に記すこと」なんですよ!

みなさん、知ってました? 私は知りませんでした。

 

食欲の秋という事ですが、ペルーにいる私の所にもそれがやって来ましたよ。

食欲が増したことで食に感心が高まり、ある感情がついに爆発しました。

 

「どうしても納豆が食べたいっ!」

 

今まで全く見向きもしませんでした。ペルーの日系スーパーで納豆が売られていることを。しかしある日、どうしても納豆が食べたいと私が駄々をこねるので、一緒に納豆を買いにスーパーへ行くとビックリして腰が抜けました。

 

納豆3パック入り、750円ナ~リ~。

 

ヘナヘナと床に腰を下ろし、しばらく体育座りしていると、次第に笑いが込み上げてきました。あははー! あははははー!

日本だったら安い時なら(多分)88円位で売ってるんですけどー(爆笑)!!!

あー笑っちゃう! あははー、あははー! なんでこんなに高いんですか(笑)

あの、ただの納豆ですよね、これ。

じゃあなんで750円もするの?

 

っていうか、買ってられますかっ、こんなに高い納豆っ(怒)!

もし私がお金持ちだとしても、納豆3パックに750円も払えますか払えないでしょうよ。

ちくしょー! ちくしょー! ちくしょー! ……これ、ください(泣)。買います、買いますよ。だって、買わなかったら食べられないんだもん。

 

食欲よ……。さすが、人間の三大欲求にカウントされているだけある。

早速家に帰り、はやる気持ちを抑え、厳(おごそ)かに椅子に腰かけ、納豆のパックをゆっくりと開けます。目を閉じてしばらくその匂いを楽しみ、混ぜます。食べます。その場に崩れ落ち、泣き叫びます。

 

「美味し過ぎるー! っく~!!!」

 

旦那レンソは糸の引く、くさいニオイを放つ謎の豆に「なんだこの腐った豆は!?」としつこく連発。それを美味しそうに食べる私に対しても明らかに嫌な顔を向けてきました。

「あなたねぇ……、そんな事言ってるけど、日本に行った時、うちの実家で納豆食べたの覚えてるでしょ?」

 

「全然美味しくなかった」

 

こんなに美味しい納豆ですが、ペルーで買うのは高すぎるので「手作り納豆」に挑戦する事にしました。美味しい手作り納豆、作るぞー!

コーチは全てペルー人にする。外国人コーチは雇わない byペルー卓球協会

ペルー卓球協会で3年間(2015年9月~2018年9月)ナショナルコーチとして働いてきましたが、「一時休職」することになりました。

しかし、再就職させてくれるか分からないので、「休職」というより「辞めた」と言った方が正解でしょう。

何故コーチを辞めたのか、それは追々説明させてもらうことにします。

皆さん、餅ついて下さい。(落ち着いて下さい)

 

変圧器と変換器を間違えて、わざわざ日本から持って来た掃除機と炊飯器を一瞬にして壊したとか、ペルー人の旦那レンソが500円もする串焼きを3串食べたとか、両替所のお兄さんに「I need you」と言ってしまったとか、髪を切ってレズビアンにされたとか、河童を探しに旅に出たとか、そういう卓球に全く関係ない話は今後一切無しにして、卓球一本に絞ってブログを書いていきたいところですが、まぁ当然無理でしょうね。

ちょくちょく卓球とは無関係な話題も出てくるとは思いますが、そこはご了承下さい。

 

ブログを更新しなかった間に、ペルー卓球協会に変化がありました。

2年ごとに卓球協会会長を決める選挙があり、それに伴い会長が替わりました。

噂によると、新しい会長は「コーチは全てペルー人にする。外国人コーチは雇わない」と言っており、「そうか、私は日本人だから解雇されるんだな」と案じ、一緒に働いていたポルトガル人のコーチも母国へ帰る準備をするのかと思うと、なんだか切なくなりました。

そんな新しい会長はキューバ人の女性40代後半。キューバ人かよっ! (←強めのツッコミ)

ペルー人男性と結婚し、キューバとペルーの二重国籍になりました。

彼女はカットマンで、現役時代はペルー代表としてアトランタオリンピックにも出た事があるツワモノ。

今でもたまにオープン戦に出ていますが、まぁ攻撃のしないこと!

どんなに高くチャンスボールが来たとしても、頑固として攻撃しません。

彼女曰く、「私、攻撃できないのよね」

オリンピックに出た事があるくせに、今の彼女の卓球のレベルは目を覆いたくなる程。

それなのに去年の年末に行なわれた8名のナショナルチームメンバーを決める選考会に出場し(上位推薦4名を除く)見事に2位通過。ペルーのレベルの低さが垣間見えますね。っていうか卓球協会の会長になる40代後半のおばちゃんがナショナルチーム参考会に出て、しかも通過しちゃうんですかっ(泣)!

そんな彼女とずっと仲が悪かったポルトガル人コーチは解雇され、新しく4コーチが追加。私ともう一人のペルー人コーチと合わせて6名で成人の部、18歳以下、15歳以下の男女をコーチする事になりました。

 

あれ? 私は解雇されないの? 日本人なのに? ……ペルー人じゃないのに?

 

新しく入ってきたコーチの四人中二人はキューバ人

二人の新しいスパーリングコーチの一人はキューバ人、もう一人はスペイン人。

あれ? コーチ陣は全員ペルー人にするんじゃなかったっけ?

……嗚呼、分かった。「全員ペルー人にする! (※キューバ人、日本人、スペイン人はそれに含まれる事にする。ただし、ポルトガル人は含まれない)」

あの二人、ずっと仲が悪かったしなぁ。挨拶もしてなかったし。

 

「しかし俺にはコーチ契約が2020年まである!」というポルトガルコーチは解雇に納得がいかず、弁護士と一緒に協会を訴えるという噂です。

ポルトガルコーチの運命や一体。今後も目が離せません。

ブログを書き始めようと思ったきっかけ

昔、意気揚々と卓球王国のブログを書いていた頃のお話し。

お気に入りの「卓球コラムニスト」の卓球王国ブログに目を通していた時。

「卓球コラムニスト」とはいえ、全てのブログが卓球に関する記事という事ではありません。その日のブログもそうでした。

するとそのブログに対して、こんなコメントがありました。

 

「いちいちこんなことでブログを書かないでください。(中略)。様々な読者が目を通す卓球王国公認ブログです。もう少し責任感をもってブログの更新をしてください」

 

……。

 

……あのぅ……

 

あれっ? そういえば私のブログって、「いちいちこんなこと的なブログ」しかないんですけど(涙)……。

なんだか「私という存在」を全否定されている気がして、心から意気消沈しました。膨らんだ風船が急に萎んでいった感じがしました。

 

なんて日だっ! 一体今日は、なんて日だっ!!! (目をつぶりながら絶叫)

 

時は過ぎまして、「卓球コラムニスト」の例のブログのコメント欄を見返してみると、他にもこんなコメントがありました。

「ブログというのは個人的なことを書くものだと思っていました。読者がその記事をつまらないと思ったら、見なければいいわけで(略)」

「10年以上続いているこのブログにはこういった感じの記事はしょっちゅう出てきています。もし卓球王国側の趣旨と合っていないのなら何年も前に注意されていて、今回の記事は載っていないでしょう(略)」

 

そもそも、私のほとんどのブログは卓球とは全く関係の無い記事しか書いていないので、もし卓球王国さん側の趣旨と合っていないのなら、私は早々とお叱りとゲンコツの一つでも喰らっているはず。

しかし、お叱りもゲンコツの一つも喰らっていないという事は、つまりそれは……!

 

それにしても情けない。そして恥ずかしい。今まで「いちいちこんなこと的なブログ」しか書いてこなかった我が手を、軽蔑した目でじっと見た。すると、

 

バチーン!

 

急にその手が私の右頬をぶった。思わず目が点になり、鳩が豆鉄砲喰らったような顔をしてみたら、反対側の頬もバチンとぶってきた。

 

「この野郎! この野郎! このバカ娘めっ! 今までこのブログを読んで下さった全ての読者さんに謝れっ!」

 

自分の手に両頬を叩かれ、罵声を浴びさせられた。すると今度は自分の足が自分の頭をガンガンと踏みつけてきた。こりゃあもうたまらない。

私は身体を丸めて地面にうずくまり、必死に両腕で頭部をかばいながら「ごめんなさい! ごめんなさい!」と泣き叫んだ。

「ごめんなさいで許されたら、警察なんていらねーんだよっ! っけ!」

 

「そろそろブログを書こう、書き始めよう」と思うものの、「書き始めるきっかけが無い」等と言い訳をして、なかなかブログを書き始めないこの手をじっと見た。

 

バチン!

 

 

さて、ブログを書き始めようと思ったきっかけは3つあります。

1つ目はフェイスブックに「西田先生、お元気でいらっしゃるかなー。今も先生のブログの破壊力にまさるブログにであったことはありません」というメッセージが届いた事。気にかけていてくれている人が居る。有り難い。嬉しい。素直にそう思いました。

2つ目。例のコメントへの(勝手に)リベンジ。5歳から始めた卓球。もうすぐ34歳になりますが(本当は永遠の17歳)、この長い年月を活かし、私だって卓球に関するブログを書けるはず! という自分に対する期待。

3つ目は、現在ペルーに住んでいますが、斯く斯く然然(かくかくしかじか)ありまして、家にのんびりと居る時間が増えた。理由は追って報告致します。

 

以上、再び皆様のご機嫌をちょくちょく伺いに参りますので、お手柔らかにどうぞよろしくお願い致します。

見事に「シゲオ」と書いてくれたのでした。

旦那レンソの中学生時代からの友達、「カッテリン」という名前の女性がいます。

彼女の母親は中国人、父親は日本人で、その名も「シゲオ」。

孫(カッテリンの息子)の長男は「ハルオ」、次男は「ノブオ」と言います。

家族全員でペルーに住んでいますが、シゲオは日本人なので、もちろん日本語がペラペラです。

ペルーでは日本語を話す相手がいないので、日本語を忘れかけている私にとって日本語のリハビリをする最大のチャンスかと思いきや、つい、癖でスペイン語が出てしまい、いつもチャンスをものに出来ません。

 

シゲオの69歳の誕生日パーティーが彼の家で行われ、我々もご招待を受けましたので、手土産にケーキを買って持って行く事にしました。

 

ケーキ屋さんで「私が食べたいチョコレートケーキ」を注文し「プレートに何か書きますか?」と聞かれたので「はい。それでは『シゲオ』と日本語で書いて下さい」と注文してみました。

 

メモ帳に「シゲオ」と私が書いて、ペルー人が真似して書いたのがコチラ。

見事に「シゲオ」と書いてくれたのでした。上手。とっても上手。

 

誕生日パーティーは盛大に行われました。料理が得意なシゲオ。

彼の手料理がテーブルを埋め尽くします。

唐揚げ、沖縄そば、春雨サラダ、餃子、カレー、サーターアンダギー、さつま芋を原料にしたお餅。他にも色々とありましたが、全てシゲオが一人で作りました。

「ここぞ!」とばかりに日本食を食べる某日本人女性。

シゲオの手料理はとっても美味しいんです。来年の70歳の誕生日パーティーが、今から待ちきれません!

みんなが持ち寄ったケーキ。5個もある!

大勢の人がシゲオの誕生日を祝いました。

平野早矢香ちゃんのお父さん、お母さん、それだけは止めて下さい。

前回のブログで、「城山杯の女子の優勝者(私)の名前が書いてあるヒラヒラしたやつが、男子の優勝カップに20年間も間違えて付けられている」というトリビアをご紹介致しました。

 

すると翌日、平野早矢香ちゃん、もとい、「卓球の鬼」のお母様からこんなメッセージが届きました。

 

「いっちゃーん、上越のときは会えて嬉しかった!

さっき、うちの旦那さんがいっちゃんのブログ見てて。

ごめーん、なんか城山杯のペナントがとんでもないことになってたようで。

申し訳ない。来年カップが戻ってきたときにすぐにつけ直すね

うちの旦那さん、あのときカデット男子優勝の小森くんのペナントが女子に付いてたりして~なんて言ってます。その頃カップを反対に渡してしまったのかもね~

許して~」

 

 

お母さんっ!

 

 

あれ?

 

「知り合いの間で話しのネタになるかもしれないので、別に付け替えなくても良いです」って、ブログに書きましたよね?

 

それなのに、「来年カップが戻ってきたときにすぐにつけ直すね」なんて、それじゃあダメなんです(泣)! それじゃあ面白くないんです(泣)

 

 

泉 「全然大丈夫ですよー! むしろ、つけ直さなくても。ブログにも書きましたが、話しのネタになると思うので(笑)」

 

卓球の鬼のママ 「確かにネタにはなるね(笑) って笑ってる場合じゃないが」

 

泉 「むしろ、そのお陰で三木朋子ちゃんからメッセージが来たり、ブログに載せることが出来たので!」

 

卓球の鬼のママ 「言い訳すると、その頃はまだ城山の保護者だったから、運営には携わってなかったからなあ~なんちゃって」

 

泉 「卓球王国のブログタイトルに「城山杯」って載せられたし、お互い良しとしましょう!(笑)」

 

すると、卓球の鬼のママから、ウサギとヒヨコが「YES!!」とガッツポーズをしているスタンプが送られてきました。

 

泉 「でも、本当に付け替えないで大丈夫です! どこまで私の名前が男子のカップに付いていて、皆がそれをトリビアとして話しのネタに出来るか、一緒に見守って行きましょう(笑)  ご丁寧にメッセージをありがとうございます!」

 

卓球の鬼のママ 「了解しました! 同じく私も見守ります!」

 

 

せっかくこうやって面白いネタ(女子の優勝者の名前が書いてあるヒラヒラしたやつが、男子の優勝カップに20年間も間違えて付けられている)が舞い降りて来たのに、それを普通に戻しちゃうなんて、もったいないと思いませんか?

 

それにしても、優勝カップの取っ手に付けてある「名前が書いてあるヒラヒラしたやつ」の事を「ペナント」って呼ぶんですね。知りませんでした。

城山杯の男子優勝カップのトリビア

神奈川県の岸田卓球場の岸田さんちの次女、三木朋子ちゃんからある日こんなメールが来ました。

 

「いっちゃん元気? 長男の隼が去年城山杯のホープスで優勝してカップをもらったんだけど、いっちゃんて男子に出てたの?

 

えっ?

昔から男の子っぽいと言われていたし、男の子とよく間違えられていたけれど、さすがに男子の部で試合は出ていないはず……。

 

もし私が間違えて男子の部に出ていたとしても、私ほどのバカでも、自分の対戦相手が男の子か女の子かくらいは分かるはず(多分)。

「あれ? 私は確かに女だから、女子の部で試合に出なきゃダメじゃね?」って。

対戦相手も気付くはず。「あれ? 俺の対戦相手……女じゃね? おかしくね?」って。

 

そもそもこういう大会に出るって事は、クラブの責任者がエントリーするってことでしょ?

えっ? まさかリトルキングスの先生は、私の事を男の子だと思っていたわけ?

そんなまさか。

じゃあ、なんでこういう事になるの?

 

……普通に、城山杯の関係者の方が間違えたんでしょうね。

 

優勝カップの取っ手に付ける「名前が書いてあるヒラヒラしたやつ」を、男子のカップと女子のカップとで、付け違えたのでしょう。

平成10年って記入されているので、ちょうど20年前になります。

今年の私が34歳だとして(本当は永遠の17歳だとしても)、20年前は14歳になります。

 

っていうかさ、20年間も男子の優勝カップに女の子の名前がず~~~っと付いていて、今までず~~~っと気づかれなかったって、どういうこと? 

 

あ、別に付け替えなくても良いです。私的に面白いと思っているし、知り合いの間で話しのネタになるかもしれないので。

 

っていうか、私、城山杯で優勝してたんですね。

おめでとう、当時の私。

ところで、女子の優勝カップには誰の名前が付いているのでしょう?

結構気になります。

 

コーチの私が初歩的なミス!

12月半ばから始まっていた子供たちの長期休暇が、2月28日をもってついに終わりになりました。

3月1日、学校の始まりです。

 

長期休暇中は二部練習でしたが、3月からは一部練習。

学校が終わってからの夕方4時半~8時半になります。

 

しかし、何人かの大学生は午前中も練習出来るため、その何人かだけ午前も練習を行います。10時半~1時。

 

ポルトガル人の総合監督に「イズミは午前中、多球練習を手伝ってくれ」と言われたので膝をポンと叩き、「承知致しました」と了解。

 

「では明日、3月1日から新しい時間帯になるけど、これからもよろしく」

「こちらこそ、どうぞよろしく」

 

翌日、3月1日。

「多球を出して、選手達の強化に一役買うぞ!」と、意気込んで指定された時間帯に体育館に向かうと、そこには誰も居ませんでした。

体育館を間違えちゃいました。サッカースタジアムにある体育館ではなく、総合スポーツセンターの練習場でみんな練習していたそうです。

 

……なんでこういう事になるの(涙)? 昨日、監督とちゃんと話しましたよね?

場所も聞きましたよね? 私、「サッカースタジアムですよね?」って、聞きましたよね?

え? 聞いてないって?

 

勘違いっていうか、思い込みっていうか、人の話をちゃんと聞いてないっていうか……。

 

初歩的なミス!

 

しかも、コーチが。コーチの私が初歩的なミス!

 

恥ずかしい。嗚呼恥ずかしい、恥ずかしい。

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