「自分が差した手が最善手」

ペルーに残ると決め、お母さんは心配で心配で夜も寝られなかったというのに(その分、昼寝はしていたけど)、それでもその決断が最善手だったというお話をします。

 

「自分が差した手が最善手」

 

他人からしてみれば「え~、それは違うでしょう!」と思う事があっても、本人はその時に、その人なりに考えてベストの一手を打つ。もし、確かにそれが間違っていたとしても、もう打ってしまったのなら後には戻れない。そしたら後悔せずに、次の一手に集中する。

将棋を指している間はどんどん次のことを考えないと次に進みませんからね。くよくよしている時間はなく、次の一手を考えるべき。

これ、人生にも置き換えられますよね。

 

一心くんはアシスタントの報酬として月収850ドル(ペルーの最低賃金は月約$295なので、ペルー現地にしたらかなり高い方!)+日々のホテル+往復航空券+用具補助+語学サポートをオーナーの渡辺くんから受けていたそうです。

 

この報酬を見る限り、結構良い待遇だと私は思うのですが……

 

一心くんは日本に帰ろうとしていたのにペルーに残ると決めた上に、オーナーの渡辺くんにこんな提案をしたそうです。

 

アシスタントの辞退。

 

えっ? アシスタントを辞退?

 

一心くん、一体、どうして……。

 

それも、その決断が「最善手」なの?

 

~続く~

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