諺「若い時の苦労は買ってでもせよ」 

ワクチンも打たず、キャッシュカードも持たずにリュック一つでペルーに行き、当時知っているスペイン語といったら「オラ(やあ)」と「グラシアス(ありがとう)」だけで、ペルーに着いたら痩せこけてすぐに栄養失調で倒れて病院に運ばれて何故か手術沙汰になっていたり、血液検査を受けたらあまりの痛さに膝から崩れ落ちたり、マルティンという手のかかる男の子の指導に四苦八苦したり、おばさんに「指導者としての自覚がない!」と言われたり、オープン戦では悔しい負け方をし、「やっぱりまだペルーに残って頑張るぜ!」と日本に帰る直前に決心し張り切っていたらすぐにパンデミックになったり、スペイン語が全然わからなかったり、「コロナウィルス陽性」と間違われたり、うちの旦那のアイスのせいでお腹を痛くしたりetc,,,

 

一心くんはペルーで沢山の経験と苦労を積んだのですが、きっかけはペルーで卓球クラブの経営をしている渡辺拓也くんのツイッターから始まったわけです。

 

「ペルーで卓球のアシスタントを募集」 by渡辺拓也

 

一心くんが渡辺くんに感謝しているのがよく分かります。

 

「若い時の苦労は買ってでもせよ」という諺を真に受けるなら、ペルーでの経験や苦労は一心くんがお金を払ってでもすることになります。

 

つまり、「一心くんがお金を払う立場」なんですよ。

 

それなのに月給850ドル貰って、好きな卓球を教えたりプレーすることが出来て、語学が大事だと気付いて、肉体改善や色んな勉強をするようになって、これからの夢や目標も見つけられたなんて、とっても喜ばしいことだと思いませんか? しかもまだ19歳ですよ?

 

いやぁ、素晴らしいなぁ。確かに、若い時の苦労は買ってでもするもんだなぁ。

 

まぁ彼はお金を貰っていたけど。

 

 

~続く~

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