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納豆、3パックで幾ら?

「卓球に関するブログを書こう」と意気込んでるくせに、早速卓球とは無関係な話題で本当にごめんなさい。だって、ブログっていうのは「ウェブサイトにて自分の意見や感想を日記風に記すこと」なんですよ!

みなさん、知ってました? 私は知りませんでした。

 

食欲の秋という事ですが、ペルーにいる私の所にもそれがやって来ましたよ。

食欲が増したことで食に感心が高まり、ある感情がついに爆発しました。

 

「どうしても納豆が食べたいっ!」

 

今まで全く見向きもしませんでした。ペルーの日系スーパーで納豆が売られていることを。しかしある日、どうしても納豆が食べたいと私が駄々をこねるので、一緒に納豆を買いにスーパーへ行くとビックリして腰が抜けました。

 

納豆3パック入り、750円ナ~リ~。

 

ヘナヘナと床に腰を下ろし、しばらく体育座りしていると、次第に笑いが込み上げてきました。あははー! あははははー!

日本だったら安い時なら(多分)88円位で売ってるんですけどー(爆笑)!!!

あー笑っちゃう! あははー、あははー! なんでこんなに高いんですか(笑)

あの、ただの納豆ですよね、これ。

じゃあなんで750円もするの?

 

っていうか、買ってられますかっ、こんなに高い納豆っ(怒)!

もし私がお金持ちだとしても、納豆3パックに750円も払えますか払えないでしょうよ。

ちくしょー! ちくしょー! ちくしょー! ……これ、ください(泣)。買います、買いますよ。だって、買わなかったら食べられないんだもん。

 

食欲よ……。さすが、人間の三大欲求にカウントされているだけある。

早速家に帰り、はやる気持ちを抑え、厳(おごそ)かに椅子に腰かけ、納豆のパックをゆっくりと開けます。目を閉じてしばらくその匂いを楽しみ、混ぜます。食べます。その場に崩れ落ち、泣き叫びます。

 

「美味し過ぎるー! っく~!!!」

 

旦那レンソは糸の引く、くさいニオイを放つ謎の豆に「なんだこの腐った豆は!?」としつこく連発。それを美味しそうに食べる私に対しても明らかに嫌な顔を向けてきました。

「あなたねぇ……、そんな事言ってるけど、日本に行った時、うちの実家で納豆食べたの覚えてるでしょ?」

 

「全然美味しくなかった」

 

こんなに美味しい納豆ですが、ペルーで買うのは高すぎるので「手作り納豆」に挑戦する事にしました。美味しい手作り納豆、作るぞー!

見事に「シゲオ」と書いてくれたのでした。

旦那レンソの中学生時代からの友達、「カッテリン」という名前の女性がいます。

彼女の母親は中国人、父親は日本人で、その名も「シゲオ」。

孫(カッテリンの息子)の長男は「ハルオ」、次男は「ノブオ」と言います。

家族全員でペルーに住んでいますが、シゲオは日本人なので、もちろん日本語がペラペラです。

ペルーでは日本語を話す相手がいないので、日本語を忘れかけている私にとって日本語のリハビリをする最大のチャンスかと思いきや、つい、癖でスペイン語が出てしまい、いつもチャンスをものに出来ません。

 

シゲオの69歳の誕生日パーティーが彼の家で行われ、我々もご招待を受けましたので、手土産にケーキを買って持って行く事にしました。

 

ケーキ屋さんで「私が食べたいチョコレートケーキ」を注文し「プレートに何か書きますか?」と聞かれたので「はい。それでは『シゲオ』と日本語で書いて下さい」と注文してみました。

 

メモ帳に「シゲオ」と私が書いて、ペルー人が真似して書いたのがコチラ。

見事に「シゲオ」と書いてくれたのでした。上手。とっても上手。

 

誕生日パーティーは盛大に行われました。料理が得意なシゲオ。

彼の手料理がテーブルを埋め尽くします。

唐揚げ、沖縄そば、春雨サラダ、餃子、カレー、サーターアンダギー、さつま芋を原料にしたお餅。他にも色々とありましたが、全てシゲオが一人で作りました。

「ここぞ!」とばかりに日本食を食べる某日本人女性。

シゲオの手料理はとっても美味しいんです。来年の70歳の誕生日パーティーが、今から待ちきれません!

みんなが持ち寄ったケーキ。5個もある!

大勢の人がシゲオの誕生日を祝いました。

ペルーのホームセンターで、商品をお買い上げのお客様にキャンペーン実施中

新年、明けましておめでとうございます。今年も皆様のご活躍を心より祈念しております。

2018年、記念すべき第一発目の「卓球王国ブログ」、卓球に全く関係の無いネタとなっておりますが、どうかお許し下さいませ。

 

リマにあるホームセンターで旦那のレンソと買い物した後、出口付近で何かのキャンペーンのスタッフ女性に話しかけられました。

若くて明るいお姉さん。話を聞いていると、ホームセンターの商品をお買い上げ&アンケートに答えてくれたお客様にキャンペーンでクジを引いてもらっており、お店の割引券、映画券や海外の4つ星ホテル滞在券が当たるという。

 

……うさん臭い。こういうのって、時間の無駄じゃないですか?

清らかな心で見てみても、こんなの、こんなの! 当たるはずが無いでしょう。

はずれのティッシュだってくれませんよ。

だって、ペルーにはティッシュっていう品物が出回っていないんですもの! トイレットペーパーで済ませてますよ、そういうのは!

え? はずれの飴ちゃん? 一応貰っておこうかしらね。

 

もう一人のキャンペーンのお姉さんもそこに居ましたが、「この人たちは私の担当じゃないから全く関係ないわ」とでも言った感じで、そっぽを向いていました。

名前や年齢、職業、現在使っているクレジットカードの種類等を聞かれ、素直にアンケートに答えていたら普通は1回クジが引けるところを、なんとプラス2回も引けるチャンスが与えられましたー! つまり、合計3回もクジが引けるんです!

心の中で両手をグーにして小さくガッツポーズ! 一応喜んでみましたが、嗚呼、そうだった、そうだった。どうせ当たらないんだった。ガッツポーズの両手をそっと降ろしました。

 

やり方は簡単。パソコンの画面にマウスで「START」ボタンをクリックするのみ。

スロットの様なビンゴ形式で、縦・横・斜めのいずれかに同じマークが揃ったら当たり。

1回のクジにつき、3回クリックに挑戦出来ます。

「それでは奥さん、どうぞ!」と促され、3回クリックしましたが、3回ともマークが揃わず、「PERDISTE」(君は負けたね)という文字が出てきました。

「君は負けたね」ってなにそれ!

どうせ当たるはずが無いので 「……ほらね」 といった感じのスタッフのお姉さん達と、私とレンソ。つまりそこにいた全員。

っていうか、どうせ当たるはずが無いのに、この空気感は何?

残り2回チャンスがあります。つまり、6回クリックする権利はありますが、全て「君は負けたね」という文字が画面に出てくるのを容易に想像できました。

惨め過ぎません? ホームセンターの、どうせ当たるはずの無いキャンペーンで「画面をクリックしろ」と指示され、別にこちらは勝負してる気持ちは無いのに勝手に「君は負けたね!」って言われるんですよ。しかも機械に。

 

「次はレンソがやってよ」

マウスを取り、画面をクリックするレンソ。

すると、真横に同じマークが揃い「GANASTE!!!」(君は勝ったね!)という文字が出てきました!

スタッフの2人が「キャー! 当たったわ! この人当たったわよ! すごい! すごいわ!」と、手を取り合って喜んでいたので、逆にこちらが引きました。

さっきまでそっぽを向いていたお姉さん、凄い喜んでるんですけど!

 

海外の4つ星ホテルの3泊4日分の滞在券、一番豪華なのが当たりました。

マチュピチュ(ペルー)、マンコラ(ペルー)、プンタカナ(ドミニカ共和国)、カンクン(メキシコ)、カルタヘナ(コロンビア)の中から選べ、私たちはカルタヘナ(コロンビア)をチョイス。

 

徐々に嬉しさが込み上げてくるレンソ。家へ電話し、お父さんとお母さんに報告します。

ここで衝撃的な一言が!

 

レンソ 「さてと、誰と一緒に行こうかな~?

 

ちょっと! あれっ? 私とじゃないの? 違うの? ねぇ!

問題です。もし、今日のサッカーの試合に勝ってワールドカップの出場が決まったら明日はどうなるでしょう?

サッカーのワールドカップ2018年ロシア大会。

ペルー共和国は36年ぶりにその出場を決めました。

一昨夜、ペルーで行われた最終試合、2-0でニュージーランドに勝ったのです。

スタジアム内外、ペルー人というペルー人はみんなで肩を組み合い、小刻みにジャンプし、叫ぶ者は叫び、泣く者は泣き、笑う者は笑い、それぞれに喜びを表現していました。

 

「もし、今日の試合に勝ってワールドカップの出場が決まったら、明日は祝日になるから仕事も学校も休みになるよ

 

しかし、ボリバリアーノ大会を明後日に控えた我々卓球関係者は、サッカーが勝とうが負けようが練習はしなくてはいけません。

 

「卓球の国際試合が近いので、明日、我々は卓球の練習がしたい。総合スポーツセンターは使えるか?」と係の人に聞くと、

「明日はサッカーが勝っても負けても我々は仕事に行くから、体育館も使えるよ」

 

そこは謙虚なんですかっ! っていうか、謙虚じゃなくて、「嘘」ね。

 

だって、今日総合スポーツセンターに行ったら「ワールドカップの出場が決まったから、今日は祝日だよ。体育館は開けないし、キミ達も練習出来ないよ」って言われたんですもの。

 

ちゃんとこの耳で見ました! この目で聞きました!

 

……っていうかさ、試合に勝ったら祝日で仕事を休むし、試合に負けたらショックで仕事を休むんでしょ?

 

どっちに転んだって、どうせ今日は仕事休むんでしょっ!

 

くそぅ、相手がペルー人だという事を完全に忘れていた……。

 

朝早く起きてさ、タクシーに乗ってさ、朝ご飯も買ってさ、こうやって総合スポーツセンターまで来てさ、「今日も練習、頑張るぞ~」ってハリキッテたら、祝日で休みで体育館が使えないって、どういう事ですか!

しかもここ、ただの体育館じゃないですからね。国立総合スポーツセンターですからね。

 

結局、夕方は他の体育館で練習することが出来ましたが、朝からがっくりしました。

 

ペルーの独立記念日

1821年7月28(195年前)、ペルーはスペインから独立しました。
7月28、29日はペルーの独立記念日で祝日になります。

ペルーは5年に一度大統領が交代し、今年、ペドロ・パブロ・クチンスキー(77)が7月28日に新大統領として就任されました。
77歳にして大統領を務めるなんて、何たるエネルギーの持ち主。
志が高いですね。

「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方を言う」
「年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる」
サミュエル・ウルマンの「青春」という詩にあるように、この77歳のおじいちゃん(失礼?)はまさに青春真っ只中なのでしょう。
全ては心の持ち方次第なんですね。

私はペルーのナショナルチームで11歳、13歳以下の子供たちの監督・コーチをしていますが子供たちのエネルギーはやはり凄いです。
そのエネルギーに圧迫され、練習後には私がクタクタになる時もあるし、逆にエネルギーに満ちる事もあります。不思議ですね。

77歳のおじいちゃんや11歳の子供たちに負けじと、31歳のおばさんも
「はい! はい!」等と子供たちに掛け声を掛けながらエネルギーを出して頑張ります。

日本の皆さんは暑さに負けず頑張って下さいね。ちなみにペルーは5月~10月までが「冬」と呼ばれ、現在のリマの平均気温は最低15度、最高20度あたりで肌寒いです。

ペルー観光 ~両親とバージョン~

ついに両親が老体に鞭打ってペルーに遊びに来てくれました。
長旅お疲れ様です。
5日間しかペルーに居られなかったため、厳しい日程でしたが強行突破しました。

1日目 夜中1時にリマに着き、翌朝10時の飛行機でクスコへ(1時間20分)。
標高が3,400mもあり、母親は高山病で夜中に何回も吐いたそうです。
かわいそうに……。
私も高山病で激しい頭痛に襲われ、夜なかなか寝付けませんでした。

2日目 クスコからバス(1時間40分)と電車(1時間40分)に乗り、マチュピチュ村へ。母親はバスで吐きました。

3日目 早朝、マチュピチュへ。あいにくの曇り。ポスターで見るような美しい景色は見られませんでしたが、両親はそれでも喜んでいました。
バスと電車でクスコに戻り、飛行機でリマに戻るとそのまま夜行バス(7時間)でナスカへ。奇跡的に母はこの夜行バスで吐きませんでした。

4日目 早朝5時にナスカに着く。私は前回妹とセスナに乗ったので今回は乗りませんでした。両親だけセスナに乗り地上絵を見る。

「地上絵どうだった?」と両親に聞くと、二人とも「うん、なんか、見えたような見えなかったような……。でも、宇宙人とオウムの絵ははっきり見えたよ!(それ以外はよく分からなかったけど……)」

母はセスナで吐き、地上絵も良く見えなかったなんて……。しくしく。
それでも「いっちゃんのお陰で貴重な経験ができたよ! ありがとう!」と言ってくれた母親は偉大です。

その後3つの博物館を巡り、展望台からも地上絵を眺め、バスで8時間かけて夜中の1時にリマに着く。

5日目 8時に起床、近くの海まで散歩、かなり広い市場で買い物、中学校で15分程卓球をし、昼にペルー料理を食べ、午後はリマ観光、夜中の2時の飛行機で日本に帰って行きました。

母親の顔がおばあちゃんに似てきたり、父親がおじいちゃんそっくりに見えた時、時の流れを感じました。

両親にとって私はいつまで経っても子供。ペルーに来て2カ月ぶりに両親に会いましたが、室生 犀星(むろう さいせい)の詩

故郷は遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの

が頭に浮かび、何だか切なくなりました。

ペルー観光 ~川畑舞ちゃんバージョン~

8月に川畑舞ちゃんがペルーに遊びに来てくれました!

川畑舞ちゃんは私の妹の仙台育英高校の後輩。

妹「お姉ちゃんがペルーにいるから、今度遊びに行くんだ~」
舞「えっ!? ペルーって、あのマチュピチュがあるペルーですか!?
私も行きたいです!!!」

しかし妹と日程が合わず、一人でペルーに来たという。
しかも一人で行く海外旅行は初めて。
そして標高3,051mもあるマチュピチュ山に登ったというのです。
勇気ある行動に心から拍手を送ります。

舞ちゃんが日本に帰る当日の昼1時~夜8時まで会うことが出来ました。
お昼はペルー料理のセビチェ等を食べ、舞ちゃんのマチュピチュ奮闘記や私の青年海外協力隊の話など、レストランのウエイターさんから「そろそろお会計を……」と言われるまで話していました。
レストランに他の客は居なくなり、13時から17時まで話していた事に気付く。

コーヒー&ドーナツ屋さんに場所を移動し更に話をした後、スーパーでスーパーフードと言われているキヌアやチア、コカ茶、チョコレート等をお土産に買った舞ちゃん。

「西田さん、ありがとうございました~!! お世話になりましたー!」
「はーい! 気を付けて日本に帰ってねー!」

ホテルから送迎車に乗って空港に行った舞ちゃんから「西田さん、夜12時に飛ぶはずだった飛行機が飛びませんでした。明日の同じ時間にフライトが変更されました」と連絡が来たのは夜の11時。

「フライトが翌日に変更したなんて、可哀想……」と思いましたが、5つ星のシェラトンホテルに泊まり、一日多く観光出来た舞ちゃんは「ラッキーでした☆」と言っていました。

と言う訳で、舞ちゃんが翌日にした事。

お昼に中華料理を食べる。

ペルーでまさかの中華料理。
舞「もうこれ以上食べられません」
泉「あと3皿来るよ!」

お土産屋さんで沢山のお土産を買う。

めちゃくちゃ可愛いパソコンケース。

お父さんのお土産選びに散々迷った挙句、舞ちゃんが言った一言。
舞「もう、お父さんには買わなくて良いかな……」
泉「買ってあげて(泣)!!!」

ペルーの中学校を見学。


小学校教員をしている舞ちゃんは大喜び。
舞「まさか学校を見学できるなんてめっちゃ嬉しいです!」
泉「まさかこんなに喜んでくれるなんて、私も嬉しいよ!」

卓球もしました。

舞「まさかペルーで卓球が出来るなんて思ってもいませんでした!」
泉「まさか10セットも試合するなんて思ってなかったよ!」


ロビング打ちをしている舞ちゃん。大変な事になってます。


左が噂のレンソ。黒いTシャツのおじさんはレンソの従弟。

夜はアンティクーチョ(牛の心臓の串焼き)を食べる。

舞「もうこれ以上食べられません」
泉「あと3皿来るよ!」

そして、無事に日本に帰っていきました。
舞ちゃん、ペルーに来てくれてありがとう! とっても楽しかったよ!

次はあなたがペルーに来る番です!
美味しいアルパカ料理に舌鼓を打ちましょう!

ペルー観光 ~妹とバージョン~

7月に妹が10日間、ペルーに遊びに来てくれました!

イカ市にある砂漠でサンドバギーを楽しみました。

「これでもか」というくらい叫ぶ日本人姉妹。
急上昇、急降下。上へ下への大騒ぎ。
妹はビックリする位叫んでいました。可哀相な私の妹……。
もちろん私も叫んだので口の中に砂が入りジャリジャリ。

途中で降ろされ、しばし写真タイム。
二回目に降ろされた所で腹ばいでボードに乗り、砂漠を滑り落ちます。
妹は「絶対にやらない!」と半泣きしたので、お姉さんが代表して滑りました。
滑る前の余裕の表情。2分後、恐怖で全身が引き攣ります。

腕と膝に見事な青アザを作り、そして、2回死にました。(つまり2回滑り降りました)

こうやって降りる人もいました。

スノーボードならぬ、砂ーボード。

砂漠にあるオアシス。オアシスって本当にあるんですね~。
水はめちゃくちゃ汚くて臭いけど。

ナスカの地上絵。12人乗りのセスナに乗りました。

グルリンぐるりん、グワンぐわんと飛ぶセスナに、男性陣も「キャー!」等と叫んでいました。

叫びながらも必死で地上絵を目に焼き付ける。100ドルもしたチケット代を無駄にするまい。

それにしても、オエ~、オエ~、オエ~!
噂には聞いていましたがオエ~!!!
セスナよ……。乗り物酔いしやすい私が吐かなかったのが奇跡でした。

ハチドリ

そして、
ペルーと言えばマチュピチュでしょう。

感動の一言。

マチュピチュで見つけたリャマの親子。野良リャマか?

素敵な民族衣装のおばさまとリャマ。これは飼いリャマでしょう。

妹がペルーに来てくれたお陰で、私も一緒に観光できました。
皆さんも、是非ペルーに遊びに来てください!
美味しいアルパカ料理に舌鼓を打ちましょう!

石橋を叩いて渡った結果 ~炊飯器編~

前回ご紹介致しましたマキタのコードレス掃除機の充電器ですが、ペルーの職人さんの手によって直りましたー!

なんて嬉しいんでしょ? まさか直るとは正直期待していませんでした。

日本は100ボルト、ペルーは220ボルトの電圧が使われており、日本の電気製品を使う時には変圧器が必要なのです。

これを知っていたのに、充電器をうっかりそのままコンセントを挿し込んでしまうとは、さすが私。

しかし、「変圧器」を買ったので、今後の充電も安心!

頼もしい変圧器のお陰で、日本から買って持って来た炊飯器も使うことが出来ます。

炊飯器の説明書に大きく「この炊飯器は100ボルト(日本国内)専用なので、絶対に違う圧のプラグで使用しないで下さい」と書かれていました。
さすがの私でも、説明書に書かれてあればそれに従いますよ。

ついにお米を炊く日が来ました!

意気揚々とお米を洗い、変換器を付けて、コンセントに挿したら

ッパァーン!

炊飯器から小さな爆発音、火花と煙が出て、炊飯器が死んだ。

「ノォーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 (←絶叫)

「変圧器」だと思って挿し込んだ物、それはなんと「変換器」だったのです。

ただの「変換器」

ペルーには3種類のプラグの形があります。
日本と同じAタイプと、

Cタイプ

SEタイプ。

そのため「変換プラグ」が必要なのです。

「変圧」と「変換」をうっかり間違えてしまい、約3万円もした炊飯器が一瞬で死にました。

修理に出す時が一番恥ずかしかったです。

石橋を壊れるまで叩く人と叩かずに渡る人

「石橋を叩いて渡る」ということわざがあります。

壊れるはずのない強固な石の橋を、一応叩いて安全性を確かめて渡ることから、用心し過ぎになることをいう。

私の知人は石橋を壊れるまで叩きまくり、壊れてから「ほらね、壊れたでしょ?」と言うそうです。

私の場合、石橋なんか叩きません。今までに何度も石橋を叩かずに渡り、痛い目に遭ってきました。「まぁ、大丈夫だろうよ」という安易な考えは、大人になった今でも変わることがなさそうです。

今回も懲りずに痛い目に遭ったのでご報告いたします。

妹が「マキタの充電式コードレス掃除機、良いよ~」と言っていたので真似して買って、ペルーに持って行きました。

「よしよし、これは使い勝手が良いぞ~」

ペルーに来て2日目。充電が切れたので充電をしようとコンセントをプラグに差し込んだ瞬間、充電器の中から

ポンッ!

という音がし、充電器が死んだ。

「ノォーーーーーーーー!!!!」


↑すでに死亡しているマキタの充電器。

最悪だ。
泣きたい。
なんて私はこんなにバカなの?

ペルーの電圧は220で日本は100って知ってたのに。知ってて、なんで違う電圧にプラグを差し込んだの?

修理代、幾らかかるんだろう? っていうか、これペルーで直せるの?

成田空港からペルーに向かう時もそうだった。ペルーの滞在期間が183日を超えない観光目的の滞在は査証免除になるのに、私のペルー滞在期間、186日。3日オーバー。

ま、3日くらい、多めにみてくれるだろうよ」と、完全に油断していた。

空港カウンターのお兄さんに「このままでは日本を出国させることは出来ません」と言われた時には自分の安易な考えに憤慨し、そして泣きたくなった。

「私はどうすれば良いのでしょうか?(半泣き)」

「どこの国にでも良いので、ペルーを出る飛行機のチケットを今すぐ購入して下さい」

「今すぐ、今すぐ買います(泣)」

父は呆れ、母は心配そうにしている横で冷静を装い、
「こういうことはね、良くあるんだよ」等とぬかしてみる。

パソコンでボリビアへの飛行機のチケットを$200で購入し、カウンターのお兄さんに「航空券購入済」の画面を誇らしげに見せた。

「ボリビアへのチケットを買いました!」

「分かりました。飛行機のフライトナンバーを教えて下さい」

パソコン画面からフライトナンバーを探そうとクリックしたら全然違う画面に飛んでしまい、フライトナンバーが見つからないどころか「航空券購入済」の画面すらどこかへ消えてなくなった。

10分後、なんとかしてフライトナンバーを見つけ出し、カウンターのお兄さんから日本出国の許可が下された。

石橋だと思って叩かずに渡ったら、その橋はプラスティックでできており、耐久重量30㎏までだった。

私はいつになったら石橋を叩いて渡る日が来るのだろう?

あなたは石橋を叩いて渡るタイプですか? それとも叩かないタイプ?
または壊れるまで叩くタイプ?

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