吉川君は大事なお客様さん

昔リトルキングスで一緒に練習していた吉川コレタカくん。

 

海老名総合体育館で一緒に練習試合した後、翌日の早朝に千葉商科大学へ一緒に行くため、ペルー人の子供らが泊まっている家に泊まってもらいました。

 

息子がね、5歳の息子がね「大事なお客様さん!」つって、大歓迎してるの。

 

 

「美女と野獣」の影響を受けてるんでしょうね。

 

「ようこそ! 素敵なディナーを!」つって。

 

大事なお客様さん、大事なお客様さん!」ってすっげー張り切ってる。

 

食事中の彼の腕を引っ張りつつ、「何か飲みたいものはありますか? ココア(本当はミロ)はいりますか? 温かいのが良い? 冷たいのが良い?」って聞いてたから、「今日は寒いし温かい方が良いだろう」という私の考えの元、「温かいココア(本当はミロ)」に誘導。

「じゃあ、温かいのをよろしく!」って言われたのは良いけど、ガラスのコップにミロと牛乳を入れ始めて、電子レンジに入れようとするから必死に止めたよね。

 

私「やめてー! ガラスのコップが割れるー! 爆発するー! あ、あれ? 大事なお客様は冷たいミロが飲みたいって言ってるよ!」

 

息子「でも温かいのが良いって言ってた!」

 

私「ううん。冷たいのが飲みたいって言ってるよ」っつって、必死に吉川君にウィンクで合図。

 

吉川君「あー、うん、なんだか冷たいのが飲みたい気がする」

 

息子「じゃあ、冷たいのね!」

 

私と吉川君「ありがとう!」

 

 

ミロ、コップの底に溶けきれずに大量に残ってた。大事なお客様は冷たいミロが好きじゃなかったことが判明されました。

「で、あなたは何年生?」

先日、ペルー人の子供らを連れて、大谷コミュニティーセンターで卓球の練習に行ったんですけど。

体育館は3面に分かれており、真ん中が我々、奥側には私と同い年くらいのお姉さんが4人、ダンスのピップホップのレッスンをしていました。

なんつーか、音楽をかけて、一生懸命に踊っていました。

 

卓球の練習をしていたはずのナツミが、なぜか音楽に合わせてリズムを取り始めて、ステップまで踏み始めて。レッスンしていたお姉さま方よりもリズムが良かった。

 

で、手前側のコートで「昔はお姉さま」が二人卓球をしており、母と同じ年くらいだったので、どんな卓球するんだろうと見ていたら話しかけられました。

 

「あら、こんにちは~」

 

「あっ! すみません、母が73歳で、お二人と同じくらいの年代だと思うんですけど、母も少し卓球できるんですよ。いつも家でテレビばっかり見てるので、一緒に卓球混ぜてもらえないかな~と思って」

 

「あらそうなの。私ね、80歳。あの人は77歳。あなたのお母さんよりもちょっとお姉さんね。皆さんとっても卓球が上手だけど、学生さん? 大学生?」

 

「あ、高校生です。女の子が高1で、男の子が高2です」

 

「あれ? 学校は?」

 

「あの、ペルーから来てまして、ペルーは今夏休みなので、それを利用して日本に来ています!」

 

「あら、そうだったの、すごいわねぇ!」

 

「日本はやっぱりめちゃくちゃ強いですね!」

 

「そうなの~。で、あなたは? あなたは何年生?

 

すごいっ! 40歳にもなって、高校生と間違われたっ!

 

JICAボランティアのブースを発見

全日本卓球選手権大会の会場を入って左側。メディア関係の場所の後ろの廊下にJICAボランティアのブースをお見かけしたので、せっかくなのでお声掛けさせていただきました。

 

「あ、私、JICAでボランティアしていたものです」つって。

 

なぜか私の事を知ってて下さった。

 

青年海外協力隊事務局の課題業務・選考課の蔦木詩歩(つたきしほ)さん。

 

色々ご親切にお話してくださり、一緒にいたペルー人の子供らにはJICAの説明書が入ったクリアファイルまでくださいました。すっごい良い人だった。

 

 

最近、卓球の応募者が少ないんですって。えー、もったいない!

 

私だったら今すぐにでも応募するのに。

 

あ、みなさんもいかがですか?

全日本卓球選手権大会2025

ペルー人3人を引き連れて、全日本卓球選手権大会2025を観に行きました。

そりゃそうだ! ってみなさんから突っ込みが来るのを承知の上で書きますね。

 

あのね、みなさんね、めっちゃ強い。

 

負けてしまった選手でも強かった。

 

強い選手でも負けるって、どゆこと?

 

で、いろんな選手の試合を見させてもらいましたが、なんと言っても「コキ・ニワ」のプレーは相変わらず凄かった。

 

ユーチューブで卓球のスーパープレーとかをまとめた動画とかあるじゃないですか、あれの「コキ・ニワ」のプレーがヤベくて。

 

 

てかさー、まずさー、顔がすっごいかわいい訳。

で、「キャー! 守ってあげたい!」つってたら即倒するくらい強くて、自然と守られる側にシフトしてる。

 

あのー、赤ちゃんに守ってもらうって、どゆこと?

 

あれ? しかも丹羽君、ちょっと寝癖付いてる?

 

きっと「年上キラー」なんでしょうね。私はまんまと年上なのでこのザマですよ。

 

まぁね、私も気が付かないうちに年を取りましたから、目だって悪くなりますし、遠くの観客席から見たっていうのもあるかもしれない。

 

でも、14歳くらいからお顔が全然変わってない。

彼、もう30歳なのに、ずっとゴマフアザラシの赤ちゃんのまま。

 

で、もしコキ・ニワと同い年だったらどうしよう?

 

同い年ってだけで親近感が湧くの、本当に不思議ですよね。

「同い年なんですー!」つって一生懸命話しかけちゃうかもしれない。

 

話は戻りまして、彼は強いのに可愛い。可愛いのに強い。

 

守ってあげたいのに、守ってもらっちゃってる。

 

そのギャップがですねー、「萌え」なんですよ。

 

えなりかずきが「先にシャワー浴びて来いよ」って言っちゃうくらいのギャップ。

日本人の女の子がなんかキョトンとしてる

どーもー! 「古代の神々に仕えるもの」でぇーっす! (←まだ根に持っている)

 

なんか「あれをアレして、アレするのを忘れた!」っていうくらい日本語が出てこないんですけど、どゆこと?

 

 

練習に行く先々のクラブや高校で、「ペルーは何語なんですか?」と聞かれ

 

「普段はスペイン語ですが、彼らは英語も話せますので、生徒たちには英語でコミュニケーションを取ってもらえたらと思います!」と言うと

 

「いや~、この子らは英語どころか日本語すら怪しいですからね! ガハハハ!」と私に言ってくるんですけど、わたくし、全然笑えません。

 

私だって英語は話せなければ日本語だって怪しくなってきた。

 

 

言い訳かもしれませんが、一年ぶりに話す日本語。

 

試合後のアドバイスとか全然口から出てこない。私の日本語って、こんなに恥ずかしがり屋だった?

 

恥ずかしがり屋と言うより、臆病?

 

臆病すぎて、挙動不審になってる。なんかすっごい目が泳いでる。コイツ、……怪しい。

 

 

スペイン語圏に10年以上住んでいますが、歳だけ取って、スペイン語のレベルはヨチヨチ歩きのまんま。成長する兆しが無い。多分、やる気が無いんだと思います。

 

で、息子には日本語で話しかけていますが、話すことといえば

 

・それ触らない!

・走らないで!

・じっとしてて!

・ちゃんと手を繋いで歩いて!

 

ばかり。

 

 

英語だって話せないし、スペイン語もヨチヨチレベルで、母国語の日本語だって話せなくなるなんて、そろそろ本格的にヤバくなってきた。

 

 

試合が終わると日本人の方にアドバイスをもらい、ペルー人にそれを通訳するのが私のちょっとした役目なんですけど。

 

 

先日、いつも通り通訳してたら、日本人の女の子がなんかキョトンとしてる訳。

 

で、ペルー人の子を見ても、その子もキョトンてしてて、あれ? と思ったら、

 

私が必死に日本人の女の子にスペイン語を喋ってた。若干、唾とかも軽く飛んでた。

「マスラピド! マスラピド!」つってた。日本人の子に。

 

 

「マス」は「もっと」、「ラピド」は「速く」。

 

つまり、「もっと速く」っていう意味。

 

 

久しぶりにビックリしました。

「エジプトの古代の神々に仕えるもの」

この前、ついにね、手で空を切りましてね。

まぁこの歳になってくると、そういう技がおのずと使えるようになってくるというか、ホント、不意に来たって感じだったんですけど。

 

これを皮切りに、これからもどんどん空を切っていく予感しかないんですけど、ちょっと聞いてもらっても良いですか?

 

 

サイゼリヤに入る前、めっちゃイケメンなことをしてくるお兄さんがいまして。

 

なんとペルーの女の子に、ピンク色の薔薇をプレゼントしてきたのです!

えー! つって! 超ビックリサプラーイズ! つって、女の子二人は驚きながらもキャッキャしながら薔薇を受け取っていましたが、私も負けじと驚いていたと思います。

 

 

えー! 私には無いのぉ~? って。

 

 

女の子二人が受け取った後「はい、次、私~!」って薔薇を受け取ろうと手を差し伸べたんですけど。

 

確かに、若干フライング気味な所はあった。

 

それは私が完全に悪い。

 

陸上や水泳だったら最初からやり直しよね。

 

私も最初からやり直してほしかった。無かったことにしてほしかった。

 

 

差し出した両手がさー、まるでエジプトのピラミッドの壁画に描かれている「古代の神々に仕えるもの」みたいな感じにしばらくなってんの。

 

その瞬間、「嗚呼、これが噂で聞いたことのある『日本の空手』か」と実感しましてね。

 

 

これが……、あの空手?

 

 

空手か?

 

 

空手なのか?

 

 

両手が「古代の神々に仕えるもの」みたいになってるけど、本日を持ちまして、これを「空手」と呼びたい。

 

 

見たかペルー人よ。これが本場の「空手」だぞ、と。

 

ここが原点であり、起源。オリジナルであり、元祖。

 

目あらば見よ。耳あらば聞け。

 

 

その後、膝から崩れ落ちそうになりました。

 

 

でもね、薔薇は貰えなかったけど、全然気にしてないんです。

ヤキモチとか、そういうのは一切ない。私がペルー国籍を持っていないだけで薔薇をもらえなかったなんて、そんなの全っ然気にしてない。

 

多分ですけど、私が一緒に卓球しなかったからだと思います。後ろで「速く動け!」とか「もっと速く動け!」とかばっかり言ってて、一緒に卓球しなかったのが原因かなと。

 

てゆかさー、自分ペルー人じゃないのに、薔薇をもらえるだなんて、そんな図々しい事思っちゃだめだよね。

 

あれ? ジョバニ君もペルー人だけど、彼も薔薇をもらえてなかった……。

 

泣くな、泣くな少年よ。泣いたって、薔薇はプレゼントしてもらえないんだから。

 

本場の空手を見ただろう! 俺の屍を越えて行け! その間にお前は先に進むんだっ! って、ジョバニ君にウインクしながら合図したんですけど、ウインクが上手く出来てなくて「あれ? イズミコーチ、なんか泣いてる?」みたいになっちゃって。

 

もしかしたら本当に涙が出ていたかもしれないので、急いでドリンクバーの所に行き、そっと涙を拭きました。

 

家に帰って母に「今日ね、私とジョバニ君は薔薇をもらえなくてね……」と言ったら「えー! ひどーい」って言ってくれました。ありがとうお母さん。私、頑張る。薔薇をもらえなくても、私、挫けない。前を向いて、歩き続けるんだって、母の顔を見ながら誓いました。

 

薔薇のお兄さんは悪くない。薔薇をもらった二人も悪くない。

フライングで「古代の神々に仕えるもの」みたいな手をした私が悪い。

鎌倉卓球クラブのみなさまと合同練習

鎌倉卓球クラブのみなさまと合同練習をさせて頂きました。

ナイスプレーがあると、みんなで「ウォー!」って言ったり、拍手が起こったりと、始終フレンドリーな雰囲気であっという間に2時間が過ぎて行きました。

 

練習後、武田さんの計らいでみなさまとサイゼリヤで交流会が行われ、夜ご飯を一緒に食べることに。

 

武田さん「みんな、腹一杯食えよ~!」

 

凄い人って、むやみやたらにみんなに「食べさせよう」としますよね。

レジェンド田中敏裕さんだってそう。

あの人も、みんなにめちゃくちゃ食べさせてくる。

武田俊夫さんのファンサービス

むかーしむかし、武田さんはペルーで、ペルーを代表する飲み物「インカコーラ」がデザインされているTシャツを買ったそうな。

 

しかし着る機会がなかなかなく、タンスの肥やしになっていた時にペルー人が日本にやって来た。

 

遂にそれをお披露目する時が来た。

 

ペルー人たちはキャー! とか、ウォー! つって喜んでいました。

 

これが噂の「武田節」。

 

みんなを喜ばせようっていう優しさ、ファンサービスがすごいの。

 

それに比べて、だ。

 

私の気配りの無さよ。日本のみなさまを喜ばせようっていう気配りは無いわけ?

お相撲さんや、忍者がデザインされたTシャツを着るだの、チェ・ゲバラや象の神様みたいなTシャツでもなんでも良いから、日本のみなさまを喜ばせるような恰好をしたって良くない?

 

っていうか日本が寒くて寒くて、横浜武道館で練習する以外は一切防寒具を脱げない訳ですが、ペルーから持ってきた防寒具は一着しかなくて、毎日同じものを着ています。

厚手のパーカーなので、一回洗うとなかなか乾かないんですよね。

 

洗濯するタイミングが掴めない。

 

本当に掴めない。逃げ回る息子くらい、タイミングの奴もまー逃げ回る逃げ回る。

 

昨日ではなかった。今日でもない。明日でもなさそうだって言ってたら、そろそろにおってきた。

 

いつも通り練習を後ろで見てて、なんか汗臭い子が居るなぁと思ったら自分だったというあの衝撃ね。

 

でも大丈夫。

 

「……ねぇ、昨日お風呂入らなかったでしょう? まぁ、昨夜も遅かったからねぇ。でも今日はちゃんとお風呂に入るんだよ?」

 

やれやれ。的な感じの視線をペルー人たちに向けて、「汗臭いを他者になすり付ける技術」は持ち合わせているので!

 

切れてるサーブと見せかけてナックルとか、クロスに打つと見せかけてストレートみたいなことを今までずーっとやって来たので。

 

そういうのを持ちまして、私が培ってきた「生き抜く技」とさせていただきます。

武田俊夫さん

武田さんって本当に面白い人なんですけど、めっちゃすごい人で。何がすごいって、まずはあの見た目ね。あれ? 下町でギターでもかき鳴らしてきたんですか? と思わせる風貌。

「オイラの横須賀」っつー曲名で、「ベイベー」と「オーイェー」を駆使しながら、脱力スタイルで歌ってそう。

 

武田さんが歌うなら、私は横でタンバリンくらい叩きますよ。輪っかに腕とか出し入れしながら、一生懸命お供しますよ。

武田さんにはファンが多いから、あれよあれよとメンバーが増え「私はトライアングルを鳴らすわ」とか「では私はカスタネットを!」「オイラはほら貝を吹くよ!」つって、気が付いたらオーケストラみたいになっちゃって、肝心の武田さんの歌声がかき消されるっていう。

 

他にもすごいといえば、独り言がポルトガル語。

「トドゥヴェ~ン?(調子どう?)」って聞こえてきたら多分それは武田さん。

 

卓球の指導も然り兄貴肌の所も然り、全てにおいてなんかすごい。

 

あれだけすごい人なのに、あなたは武田さんの事をどれくらい知っていますか?

 

武田さんの使っているラケットは? ラバーは? ラケットケースとか、見たことあります? ギタリストも顔負けの、あの長髪を束ねるゴムの色は?

ほらね、何一つ答えられないでしょう? そう、あの人は本当にミステリアス。

 

あれだけのファンがいるというのに!

 

ファン番号、982番の名に懸けて、使っているラバーを答えましょうぞ! 多分……ディグニクス?

 

ちなみに武田さんの好きな色は緑色だそうです。帰りの電車で一緒になった、ファン番号1、672番の方が教えてくれました。

三浦学苑高校 卓球部訓

去年も三浦学苑さまと合同練習させてもらったんですけど、練習前と練習後に「部訓」というものをみんなで復唱するんですよ。

 

で、去年は本当に何を言っているのか全くサッパリわからなかった。

 

なんか「ボエ~ボエボエウォ~!」って、ずっと聞こえてた。自分の耳を疑うレベル。「あれ? 私、本当に日本人だったっけ?」と己の国籍を疑うレベル。

私がいない間に、日本語が変わったのか? まさか、この子達は日本語ではない言語で部訓を復唱してる?

 

でも今年はなんとなーく言っていることが聞き取れたので、自分自身驚いています。

 

「練習では~ボエボエ~、試合では~ボエボエする~!」

 

あっ! ちょっと日本語が聞き取れた!

 

今、練習って言った! 試合ではって聞こえたっ!

 

再来年あたり、私も一緒に復唱できるんちゃいます? 知らんけど。

 

 

去年のブログには書きませんでしたが、「三浦学苑の部訓の復唱、何言ってるのかさっぱりわからなかった」という私の思いを渡辺先生が察して

 

「お前ら、部訓は西田さんにも分かるように言え!」と言ったのかもしれませんね。

 

渡辺先生は見えないものを見、聞こえないものを聞くみたいな、人間離れしたすごい人ですから、あり得なくはない。で、先生に言われたことは絶対ですから、生徒はそれに従います。

 

練習終わりの部訓が復唱された後、最後に渡辺先生から「西田さん、何か一言ありますか?」と言われたときに

 

「渡辺先生の話を聞いていれば絶対に間違いはないので、ちゃんと話を聞いてこれからも頑張ってください!」って思わず言ったよね。

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