年別アーカイブ: 2017

マスターズの部にて、「チアリーダーバージョンもあるよ!」

マスターズの部の試合会場をウロウロしていると、元・大正大学メンバーと沢山会いました。

大先輩の、伊藤友孝さん(右)と柳沢邦治さん(真ん中)。

 

そして、

この写真を撮った後に気付いたのですが、なんと、全員キャプテンだった人達でした。

左から、渡辺理江さん(旧姓:佐藤)、田野辺雄、柳沢邦治さん、荻原典和さん、私、原千春(旧姓:岡崎)。

他にも田中さんや秋草陽介くんにも会場で会いました。

 

写真の左端に写っているお方が、渡辺理江さん(旧姓:佐藤)。

白鵬女子高校出身で、大正大学では一級上の先輩です。

理江さんが大学4年生、私が3年生のインカレでダブルス準優勝したことがありますが、その人が凄いんです。

 

平野早矢香ちゃんが卓球の鬼で、私が姫だとするなら、あの方は神ですね。しかも、卓球のではなく、笑いの。

 

まず、顔が面白い。話し方も面白いし、もちろん内容も面白い。卓球している時も面白いんです。言っておきますが、バカになんてしてませんよ。心から尊敬しています。

とにかく面白いので、理江さんの周りには人が集まります。

理江さんが試合をするのならみんな応援します。そして、試合を見てみんなで笑います。

彼女、集中すればするほど、レシーブの時の構えが低くなり、目線が台の高さギリギリにまで落ちるんです。

一回だけ打ち方の真似をしたら、試合を終えた理江さんに「ちょっと、いっちゃん、私の打ち方の真似してたでしょ!」と言われました。見てたんかーい!

 

理江さんの準決勝をみんなで応援していたら、田野辺雄(私と同期)が私にこう言いました。

「ヤバイ! サトリエが負けそうだ! 西田、ホラ、アレやろうよ。白鵬女子高校の掛け声!」

「あー、あったよね、そういうの! どんなんだっけ?」

「笑顔! ってやつ!」

「笑顔! (拍手・パチパチ) 自信! (パチパチ) 強気! (パチパチ)

笑顔! (パチパチ) 自信! (パチパチ) 強気! (パチパチ) がんばろー! オー!」

 

覚えている! っていうか、すんなり出てきたこの掛け声! この私が、白鵬女子高校の掛け声を覚えている! 白鵬女子高校出身じゃないのに!

 

田野辺と一緒に「笑顔!」の掛け声を掛けようと、理江さんの試合を見てみると、ヤバイ! レシーブ時の構えが低い! 目線が台の高さギリギリになっている! その姿勢、ごめんなさい、もうダメだ。笑っちゃう。笑い過ぎて腹筋が壊れちゃう。それに、今「笑顔!」なんて掛け声掛けたら、理江さんだって笑って試合に集中できなくなっちゃうから「笑顔!」の掛け声は止めておこう。

 

試合に負けた理江さんが戻って来たので「田野辺が白鵬の掛け声をやろうよって言って来たんですけど、笑っちゃって無理でした」と伝えると「白鵬の掛け声ね、あったねー、そういうの。笑顔! 強気! 自信!」って、順番間違えてますけど理江さん!

「笑顔! 自信! 強気!」の順番ですよ。

 

笑いの神は、今年のマスターズの部でベスト8に入賞しました。

旦那さんと「もし、今年ベスト8に入らなかったら今後、二度と大会には出ない」と約束したそうです。

無事にベスト8に入ったので、来年のこの大会、推薦出場となります!

良かった。理江さんがまた大会に出られる。つまり、再びみんなに笑いを提供してくれるということ。

 

大正大学の柳沢邦治先輩と田野辺が帰るというので、理江さんと原千春ちゃんと出口まで一緒にお見送りに行きました。

「さようなら~!」と別れを惜しんでいたら理江さんが急に「バンザーイ!」と両手をあげて叫び始め、「チアリーダーバージョンもあるよ!」とダンスを踊り始めた時は全員即死。

腹筋が壊れました。

まさかこんなお見送りの仕方があるなんて……。先輩、さすがです。

みなさん、無責任過ぎます。~全日本卓球選手権大会 マスターズの部~

新潟県で行われた「全日本卓球選手権大会 マスターズの部」に行って参りました。

素晴らしい体育館。

 

子供の頃はクソガキだった私も、今年で33歳です。マスターズに出場する選手なんて、ほぼ知り合いみたいなもんですよ。

え? 試合ですか? 私は出ませんでした。まず、日本に住んでいませんので。基本、ペルーにいますので。

では、なぜ大会に行くのかというと、そこには友達が沢山出ているからです!

卓球する人はみんな友達だと思っているので、友達が沢山いる場所、「全国大会」に行けるなんて、もう最高じゃないですか! しかも、自分は試合には出ないので気楽なもんですよ。

「みんなに会える~! 楽しみ~!」と、喜びを爆発させてみる。

 

旦那のレンソも会場に連れて行く予定でしたが、オーストラリアに遊びに行った際、羽田空港で「このビザは日本入国が1回きりの有効です」と言われ、レンソは日本へ再入国できず、私だけ独りで帰ってきた次第です。

 

懐かしメンバーに会ったり、知り合いにご挨拶。新潟県の藁科さんを見かけたので「わっ! 藁科さんだ! すごい! 私の事、覚えてくれているかなぁ? でも一応、挨拶しておこう」と挨拶しに行ったら、

「あー、西田さん!」

「えっ! 私の事、覚えてくれているんですか?」

「もちろんだよ!」

「嬉しい! すごく嬉しい! 藁科さんに覚えてもらっていたなんて!」

と喜んでキャッキャしていたら藁科さんから「練習相手お願いして良いですか?」と誘われたので「待ってました!」とばかりに練習させて頂きました。

 

私がクソガキだった頃、つまりリトルキングス時代の5歳から高校に入るくらいまでにお世話になったお兄さん、お姉さん方に挨拶しに行くと、みんなにこう言われました。

 

「いっちゃん、変わったね~。こんなんじゃなかったよね? なんかさー、昔はすごかったじゃんクソガキでさー。ちゃんと挨拶出来るようになったんだねぇ。なに? 敬語も話すようになっちゃったの? でも、昔のいっちゃんの方が良かったなぁ。凄かったもんね、昔は(笑)」

 

って、どんだけクソガキだったんですか私は!

会う人会う人、みんなに同じことを言われるって、どういうこと?

あの頃の事は全然覚えていませんけど。何にも考えてない子だったので。

覚えてないというか、昔のことは記憶から消し去りました。消さないと、やっていけないから。

 

微かに記憶に残っている事は、当時ガリガリだったので、ブカブカの短パンを脇の下まで上げて「足だけマンー!」と叫びながら体育館を走り回ったり、おにぎりを持って「おにぎりマンー!」と叫びながら試合会場を走り回ったり、泣いたり、年上のお姉さんにため語で話しかけたり、とにかく自分勝手だった、ということ。

 

「当時の事は記憶から消したのであまり覚えていないけれど、みなさんには凄く迷惑をかけたであろうから」と、当時の謝罪と名誉挽回を狙って、今の33歳の私がこうやって挨拶しているのに、

 

挨拶しただけで驚かれ、敬語使っただけでも驚かれ、普通にしていても、それだけで驚かれるって、どういうこと?

 

「昔のいっちゃんの方が良かったなぁ」なんて言われても、もし今の私が短パンを脇の下まで上げて「足だけマンー!」と叫びながら体育館を走り回ったり、おにぎりを持って「おにぎりマンー!」と叫びながら試合会場を走り回ったら、あなたはどう責任を取ってくれるんですか?

警察が来て現行犯逮捕されるか、救急車を呼ばれて病院に連れて行かれますよ。

 

なので皆さん、無責任に「昔のいっちゃんの方が良かった」なんて気安く言わないで下さい(泣)

味の素トレセンのロビーで、シチズンのあのイケメン選手と遭遇!

味の素ナショナルトレーニングセンターに偉関さんが誘ってくれたので、お言葉に甘えて付いて行きました。

 

すると、味の素トレセンのロビーでイケメン選手と遭遇。

シチズンの森田侑樹選手です。

 

「初めまして。私は西田泉と申します。こちらは旦那のレンソ。ペルーから来ました」

「初めまして。あれ? ……早稲田大学だった川畑舞ちゃんと、この前卓球してませんでしたか?」

「早稲田の川畑舞ちゃん? そうそう、卓球しました。舞ちゃん、ペルーに来た事があって、そこで一緒に卓球もしたんですよ」

「あ、そうなんですね! ペルーに行っちゃうなんて、凄いですね舞ちゃん」

「川畑舞ちゃんとこの前一緒に卓球した時」の写真。

フェイスブックに載せたこの写真を、イケメンの森田侑樹選手が見たのでしょう。

川畑舞ちゃん、あなたのお陰で森田選手に「舞ちゃんの知り合いのペルーの夫婦」として認識されたよ。ありがとう!

「すみません、記念に写真を……」と言うと、

「ああ、全然良いですよ」と、爽やかな笑顔で承知してくれました。

この写真を妹の渚に自慢げに見せたところ「あれ? 森田君じゃん。どうしたの?」という気軽な返事が返ってきたので「なんだ、こいつは?!」と思っていたら

「ウケる~W 森田君にこの写真送ってみよ~W」と、本人にメールを送り始めました。

 

「妹よ、何奴(なにやつ)?!」と思っていたら、早稲田大学で同期生だったという。なるほど。

妹よ、あなたがメールでこの写真を送ったら「爆笑!」と森田選手から返信が来たようだけど、どうして? どの辺りが爆笑なのか、ちゃんとお姉ちゃんに説明してくれる?

 

まぁいいや。お陰で森田選手に「あの時一緒に写真を撮った人は大学同期の西田渚のお姉さんのペルー人の旦那さん」として認識されたみたいだし。

 

実は、写真を撮った後「彼、カッコ良かったね」と旦那に言ったら、なんだか拗ねちゃいました。

 

「コラッ、西田! 男という生き物はプライドが高くて云々かんぬん……」という男性からのキツイお言葉が出てきそうですね。でも、私の旦那様は優しくてお茶目で愛嬌があって面白くて可愛くてみんなから愛されているので大丈夫です!

中国の卓球選手、韋 晴光(ウェイ・チングァン)

中国の卓球選手、韋 晴光(ウェイ・チングァン)と聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか?

そうです。その通りです。偉関晴光選手です。

世界選手権大会ダブルス優勝、オリンピックダブルス優勝。全日本卓球大会も4回も優勝されています。

平成19年の秋田わか杉国体で一緒に戦った仲間であり、私が尊敬している選手です。なんといっても、気さくでフレンドリーでとても気が利く人です。

 

昔の卓球が大好きな旦那レンソ。

いつもユーチューブで昔の卓球の動画、しかも割と白黒の画面(カラーが無かった時代のもの)を見ています。

暇があれば「タイトー(斉藤)、セイジオノ(小野誠治)、ハセガワ、イトー」といつも言っています。

もちろん、ウェイ・チングァンのファンです。

旦那曰く、「昔の卓球のフォームがかっこいい」のだそうです。

 

「ウェイ・チングァンに会える! イズミ、本当にありがとう!」と、私の後ろを腰をフリフリしながら付いてくるレンソ。

偉関さんの卓球場にお伺いするのはこれで二回目。「私が道を覚えているはずが無い。地図を印刷して持って行こう」

地図を持って行っても迷いました。いつも通り人に聞くと「あぁ、偉関さんの卓球場ならあそこにありますよ」と一発で教えてもらいました。しかも二人連続で、です。

さすが偉関さん。みんなに知られていますね。

そしてさすが私。一度来た道なのに、「二人に道を聞かないと分からない」という理解力の持ち主。

卓球場の前に着き「記念に写真を撮ろう」とカメラを出そうとしていたら卓球場の中から偉関さんが手を振りながら出てきました。

 

っていうか、なんで私たちが着く時間がわかるんですか?

前回もそうでしたよね? なに? 超能力者?

 

「いや~、雨の中すみませんね、どうぞ、中に入って」

憧れのウェイ・チングァンに会えて感動しているレンソ。目がキラキラ輝いていました。

得意の「すぐに仲良くなる技」を使って、偉関さんのラケットで、偉関さんとラリーを始めました。

旦那よ……あなた、一体何者?

「今から味の素ナショナルトレーニングセンターに仕事があって行くんだけど、ロビーまでなら紹介できるから一緒に行きますか?」と、偉関さんが誘ってくれたので、お言葉に甘えて付いて行きました。

 

~次編に続く~

毎週水曜日、6時からテレビ朝日のグッドモーニングにコメンテーターとして出演している鬼

ランチ後、新宿駅まで平野早矢香ちゃんもとい、鬼が同行してくれました。

「実はね、駅からこうやって、本を振りかざしながら来たんだ」と、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を駅前で振りかざし、再現してみたら

 

「ねぇ、本当に止めて」とマジ切れされそうになったので、「ごめんなさい」と、本をそっとバックにしまいました。

 

私はペルーに住んでいるので、日本のテレビには疎(うと)いのですが、早矢香ちゃんから「毎週水曜日、6時からテレビ朝日のグッドモーニングにコメンテーターとして出演している」という情報を聞き出しました。

「そして明日は水曜日! 絶対に見るね。テレビに向かって早矢香ちゃんに手を振るから、振り返してね!」「明日はいっちゃんが見てると思って頑張るわ(笑)」

 

早速、翌朝6時にテレビを付けてみると、そこには昨日会った早矢香ちゃんがいるではありませんか!

コメントで「テレビドラマ『相棒』のファンなんですぅ!」と目を輝かせながら言っていましたが、母が「どうせ、番組に言わされてるんじゃない?」と言っていたのでメールで確認。

「早矢香ちゃん、ニュース見たよ~。ところで、相棒が好きって言ってたけど、あれは本当?」

「見てくれてありがとう! 相棒大好きだよ! あれはマジなやつ!」

「マジなやつ! 確かに『キター!』って感じだったもんね(笑)」

「相棒グッズも持ってるし、マジです(笑)本当に好きなんだよね♥ 今日の夜も楽しみ!」

 

相棒グッズも持ってるって、どんだけー! 私ですら持ってないのに……。そうか、早矢香ちゃんはドラマ「相棒」が本当に好きなんだ。

鬼すらをファンにさせてしまうドラマなんて、きっと絶対に確実に間違いなく面白いに違いない。

今日の9時から放送されるというので「時間があれば観てみるね!」と早矢香ちゃんにメールしたものの、父と銭湯「お風呂の王様」に出かけてしまい、見事にそのドラマを見逃したのでした。

地元の海老名駅から新宿駅まで平野早矢香著、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を振りかざしながら闊歩

さて、鬼との待ち合わせは新宿。

電車に乗っている時や、駅を歩いていると、いつも思うことがあります。

「この中に、卓球というスポーツを知っている人はほぼ全員でしょう。では、卓球経験者は? 卓球が趣味でやっている人は? 現卓球選手はこの中に何人いるんだろう?」と。

みなさんも、思いません?

そんな思いを馳せながら地元の海老名駅から新宿駅まで平野早矢香著、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を振りかざしながら闊歩しました。

 

「卓球、ここにあり。平野早矢香、ここにあり!」と、勝手に宣伝しながら。

 

それにしても、彼女の卓球に対する情熱と真摯さ、考え方や行いはもの凄いと「卓球の鬼と呼ばれて。」を読んで改めて知らされました。

努力する、一つの事を迷いながらもやり抜く、辛い事があっても、頭を使って一つ一つクリアしていく、情熱を絶やさない、勝つために気を付ける事や、勝てなかった時に感じた事などを彼女の言葉で分かりやすく書かれてあります。

学校の道徳の授業でこの本を取り入れてはいかがでしょう?

もちろん、一家に一冊は必須です。

 

待ち合わせ場所、鬼セレクトの新宿のおしゃれなランチバイキングに着くと、すでに鬼がそこに居ました。忙しそうに打ち合わせの電話をしている最中でした。

「早矢香ちゃん、これ、買ったよ~」と、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を出して見せると「言ってくれればあげたのに~!」と言ってくれましたが、「そう言われると思って、先に買ったのだよ。ふははははー」と言ってやりました。

「いっちゃん、レンソさん、ご結婚おめでとうございます! これ、結婚祝いに」と、素敵なお箸のセットをプレゼントしてくれました。

「ありがとう! すっごい嬉しい! (たてまつ)って納(おさ)めます!(神仏に物を差し出し、しまって表に出さない)」

是非使って()

 

レンソは「この人は鬼じゃない。違う人だ。だってこんなに可愛いじゃないか!」と、えなりかずきもビックリのセリフを言っていました。

彼女は鬼とは思えないほど気さくで可愛くて面白くてチャーミングー!

そして、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。お別れの時間が来てしまいました。「ごめんね、これから仕事の打ち合わせなの」と、鬼。

お店を出る時、お店の人に写真を撮ってもらいました。

私 「彼女、卓球の有名人なんですよ~」

お店のおばちゃん 「あら、そうなの?」

私 「オリンピックにも2回も出たんですよ!」

お店のおばちゃん 「あら、そうなの?」

私 「平野早矢香選手、知らないですか?」

お店のおばちゃん 「知ってるけど、まさかこの方? 髪の毛短いイメージがあるから。それに、実際はこんなに美人さんなのね~!

 

~次編に続く~

卓球の鬼と呼ばれた人に会って来ました。

国際卓球さんに行った時、鬼が書いた書籍「卓球の鬼と呼ばれて。」を発見。

「そうそう、これこれ~! 早矢香ちゃん、本出したんですよね! 今度、早矢香ちゃんと会うんですけど、この本読んで、予習してから本人に合わないと失礼ですからね。この本、頂きます」

 

「……っていうか、オメー! 俺の(私の)平野早矢香選手の事を、気安く『早矢香ちゃん』なんて呼ぶんじゃねーよ!」と全国のファンの方に怒られそうですね。

しかし、彼女とは「いっちゃん」「早矢香ちゃん」と呼び合う仲なんです。それは、同い年で、何回か大会で対戦したり、ナショナルチームの合宿や遠征に一緒に参加し、仲良くさせてもらっていたからです。羨ましいでしょう? プクク!

初めての試合は小学校4年生のカブの部で平野早矢香ちゃんと準決勝で対戦し、1-2で私が負けました。

表彰式では「こんなに体が小さいんだから、私より年下の3年生に違いない」と決めつけ「あなた、3年生?」と聞くと、「4年生だよ」と、期待を裏切られた答えが返ってきたので非常に戸惑い「あっ……そうなんだ……」と返すのが精一杯でした。

 

中学1,2年生の日韓交流戦で一緒になった時は、私たちの年が同じせいか、いつも行動を共にしていました。

それではみなさん「卓球の鬼と呼ばれて。」の77ページを見て下さい。彼女が中学1年生の時の写真です。

なんて可愛いんでしょう! こんな子が近くに居たら、誰だってそばに居たくなりますよね。

当時から彼女はそれはそれは一生懸命卓球に打ち込み、卓球から離れるとお茶目で冗談を言ったりおどけてみたりして、それはそれは可愛い女の子になるのでした。

 

忘れられないのが全国カデットで早矢香ちゃんと対戦し、1セット目を19-21で敗れ、「よぉーし、次の2セット目は気を引き締めて頑張るぞ!」とか言ってたら「あれ? あれっ?」と言ってる間に1-21で惨敗。恥ずかしくて死ぬかと思いました。

 

~次編に続く~

秋田温泉 さとみ

日本の旅館と温泉をレンソに知ってもらいたくて、大奮発し「秋田温泉 さとみ」に一泊してきました。

いや~、素晴らしい日本の「お・も・て・な・し」と「こ・こ・ろ・い・き」

温泉が初めてのレンソにはしっかりと説明しなくてはなりません。

「先ずは籠があるからそこに脱いだ服を入れてね。恥ずかしくても、パンツも全部脱ぐんだよ? 大事な部分、隠したかったらこの手ぬぐいで隠してね。次に体と頭を洗ってから温泉に浸かる。泳いじゃダメだからね。そしたらサウナがあるから入って、熱くなったら水風呂に入って体を冷やす。また温泉に入って温まってね。脱衣所に戻る前には軽くタオルで体を拭かないとダメだよ。周りの人に迷惑だからね。最後に、この浴衣を着て部屋に戻ってね。わかった?」

「ねぇ、籠はどこにあるの? 服、本当に盗まれない? 服を脱いで、いつ浴衣を着るの? サウナには入らなきゃダメ? あれ? 先に浴衣を着るんだっけ? 籠が見つからなかったらどうしよう。人が沢山いたら恥ずかしい。この大きいバスタオル、温泉の中に持って行って良い? 浴衣を着ないで服を着ちゃダメなの? あれ? 順番が分からなくなっちゃった。で、いつ浴衣を着るんだっけ?」

 

コノヤローーーーーーーー!!! オーーーーイ!!!

 

もう、イイよ……。っていうか、なんで分からないの?

 

「もうっ! 行けば分かるから、お風呂場行こうよ!」

「イヤだよっ! 分かんないよっ! もう一回説明して! だって、もし、籠が見つからなかったらどうする?

 

温泉からあがり部屋に戻ると、浴衣を着たレンソが畳に寝そべり、くつろいでいました。「お風呂、どうだった?」と聞くと、

「うん、普通だった」

「普通って、どういう事よ?」

「お風呂に入れたよ」

「で、感想は?」

「感想は、普通」

「他には?」

「人が2,3人しかいなかったよ」

「少なくて良かったね。で、他には?」

「泳いだよ」

泳いじゃダメって言ったよね?

「変な目で見られたよ」

「だって、温泉で泳いじゃダメなんだもん」

ごめんなさい、お風呂で一緒になった人。湯船で泳いでいる外国人、悪気はなかったんです。彼の妻の説明が下手だっただけ。ただ、「泳いじゃダメだからね?」とは言ったんですけど、彼が理解してくれなかったんです。以後、気を付けます。

 

夕食で人生初の河豚(フグ)にテンションが上がるレンソ。

食後、一番美味しかったのは何かと聞くと、「鴨肉のお吸い物」と渋い答えが返ってきました。

秋田県の三浦さんとこのすーちゃん

秋田卓球会館の「小さいコンビ」といえば、伊藤和樹さんの7歳の息子さん、迅(じん)君と、三浦さんの8歳になる娘さん、すみこちゃんこと、すーちゃんでしょう。

昔、全国バンビの部で優勝した事がある伊藤和樹さんと、その息子さんの迅(じん)君。

 

秋田国際大学に勤めていた米田さんのオススメもあり、三浦さん(すーちゃんのお母さん)が秋田国際大学の有名な図書館へ観光に連れて行ってくださいました。

車でレッツ・ゴー!

秋田杉でしょうか。森林浴で気持ちが良いです。

そして立派。図書館で有名になるのも頷けます。ドラマの撮影でも使われたのだとか。

すーちゃんははしごを見つけて「ねぇねぇ、これ、登って良い」と、子供らしい発言をし、

実際に登り、少し上まで行って、

上手く降りれなくてお母さんに助けてもらっていました。

 

お昼ご飯は、私の趣向でトンカツ屋で食べる事になりました。

だって、ご飯とお味噌汁とキャベツのおかわりが無料なんですよ?

ダメ、こんなにお米を食べたらあれだから、太っちゃうから。

こんなに美味しい新米のあきたこまちを一応、憎んでみる。

 

その夜、すーちゃんの作文がメールで送られてきました。

お、お、おばちゃん泣いちゃう! こんな素敵な作文を書いてくれるなんて!

「来年は英語かスペイン語ですーちゃんと話が出来るんだね!」と、レンソも喜んでいます。

 

秋田県卓球協会のいつものメンバー

秋田高校での練習が終わり、ホテルでシャワーを浴びてから駅前トピコの3階、日本食が美味しい「扇谷」へ。

左から、米田さん、佐藤理事長、西村先生、旦那レンソ、私、秋田卓球協会会長の新開卓さん、アイドル赤川さん、斉藤仁さん。

8人で美味しい料理と美味しいお酒に舌を打ちつつ、話に花を咲かせました。

新開さん「いやー、西田さん、レンソさん、ペルーからはるばる日本へようこそ!」

「これ、日本のお土産に」と「秋田こけし」を頂きました。

「荷物も多いだろうし、そんなに重い物もなんだからね」さすが新開さん、心遣いが凄い。

「ペルーの何処に住んでいるんだい?」と、自宅で印刷したと思われるペルーの地図を見せながら聞いてきました。さすが新開さん、探究心が凄い。

「西田さんはちょっと痩せたんじゃないか?」

「はい、ペルーで少し痩せました。新開さんは少しマシになられましたね?

「そうなんだよ。やっと2キロ増えたよ

「それでもめちゃくちゃ痩せてますけどね。私の妹は痩せていますが、この前失恋したらしく、更に痩せてガリッガリですよ。身長165センチの48キロ位なんじゃないかな?」

あ、オレと同じだ!

新開さん……。やっと2キロ太って、ガリの妹と同じ体型じゃ目も当てられない……。

美味しい秋田米が毎日食べられるんですから、もっとちゃんとご飯食べて下さいよ!

私なんて日本来てから毎日ご飯が美味しくて、パクパク食べてますよ!

太るー!

母には「いっちゃん、ペルー行って痩せたのは良いけど、日本で食べてばっかりで、またブクブク太らないように気を付けてね」と釘を刺されているのですが、

「そんなの関係ねー!」とか言いながら、今日も箸が止まりません。

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