アルゼンチン ナショナルチーム

只今、アルゼンチンはブエノスアイレスでサッカー選手のメッシを探しています。

今回はナショナル総合スポーツセンター、卓球ナショナルチームで3日間一緒に練習させてもらいました。アルゼンチン卓球の各カテゴリー上位メンバーが、ここで練習しています。

ナショナル総合スポーツセンターということで、卓球の他に陸上競技、水泳、バスケット、テニス、バレーボール、ボクシング、障害者各種競技etc,,, サッカー競技以外のほとんどのスポーツがここで練習しています。

寮や食堂もあります。食堂の食事。約500円です。

残念ながら大人のナショナルチームメンバーはちょうどスウェーデンへ遠征に行っており誰もいませんでした。子供たちと練習。

子供たちは夏休み期間で学校がお休み。午前から午後まで3部練習です。プラスティックボール使用。暑いからか、ボールは全然割れません。

11時~1時半 サーブ、レシーブ、フットワーク練習

3時~5時半 フットワーク練習、技術練習、ゲーム

6時~7時 トレーニング(今回はコーディネーション系でした)

トレーニング専門のコーチがいて、とても面白いトレーニングを子供たちにさせていました。

トレーニング中。

器具を使ってジャンプしたかと思えば、ラケット使って素振りし、それからボールを使って4球ほど強打。同じ事を3分間繰り返し、次の台、別のトレーニングに移ります。

各台で課題、トレーニング内容が違い、3台ほど続けてトレーニングし、1分休憩、再び違う台で3台ほど続けてトレーニングをします。

彼は他にサッカークラブでもトレーニングを担当しており、コーディネーションの上達にとても役立っているようでした。

2016年リオデジャネイロオリンピック!

サイトウさんに頼んで、2016年に行なわれるリオデジャネイロのオリンピック会場になる所へ連れて行ってもらいました。

町の中心から車で約40分ほど。結構遠かった。。。

ほとんどの体育館が工事中でした。こちら、選手村と思われます。

道路も工事中。

リオデジャネイロの町全体がオリンピックに向けて改装中。おかげで渋滞も起こります。

電車道を作っています。

果たしてオリンピックに間に合うのでしょうか? ちょっと心配です。

 

ところでリオデジャネイロは何もかもが高いです。

ホテルなんて、二度見、三度見してしまうくらいの値段。

ホテル中級クラスで一泊200~300ドルくらいするそうです。信じられません。

今回は日系のサイトウさん、マルコス・ヤマダさんのお心遣いによって、日系人のタナカさんのアパート(しかもめちゃくちゃ良い所!)に泊めていただきました。本当に嬉しいです。感謝しきれません。

前回のブログで紹介したような、失禁する程の嬉しさです。

リオデジャネイロ観光 その7 ~マラカナン・サッカースタジアム~

生まれて初めてサッカースタジアムでサッカー観戦。

マラカナンサッカースタジアムは世界で一番大きなサッカースタジアムで、約8万人収容できるのだとか。

私達は一般の入り口からではなく、関係者専用の入り口を通りスタジアムの中へ。

誘っていただいた卓球のおじ様の息子さんがサッカー広告関係(テレビだか雑誌だか)のディレクターらしく、息子さんに頼んでチケットをもらったらしいのです。もちろん無料。

優越感がハンパなかったです。こんな経験、最初で最後かもしれません。

振り返っているのが足長おじさん。隣に奥様。前に自慢の息子さん。

ジーコ発見。ジーコがこのスタジアムで開催された公式戦(全国リーグ、リオ州選手権、ブラジル代表)で333得点を挙げ、この記録は未だ破られていないのだとか。

記憶に新しい、2014年FIFAワールドカップの決勝戦も64年ぶりにここで開催されました。

アルマジロ君。

なんと、2016年第31回夏季オリンピックリオデジャネイロ大会の開会式/閉会式、サッカー競技もこのスタジオで行われるそうです。サッカー専用競技場がメインスタジアムに使われるのは初だそうです。さすがブラジル。

超人気のクラブ「Flamengo」 VS あまり人気の無いクラブ「Barra Mansa」

スポンサーの数が全然違います。

Flamengoのスポンサー 赤いの全部

Barra Mansaのスポンサー 少なっ!

夜の10時開始、12時に終了。結果は4-0でFlamengoの圧倒的勝利!!! 4回もゴールが見れてラッキーでした。

サッカー観戦がこんなに楽しいとは知りませんでした。

ペルーの友達に自慢したら「羨まし過ぎる。せめて俺にFlamengoのユニフォームを買ってこい!」と言われ、翌日買いに走りました。

世界で一番大きなサッカースタジアムに関係者専用の入り口から通され、

特別VIP席に通され、

そこにはジュースや食べ物まで用意(無料)されており、

超人気のFlamengoの試合(しかも圧勝!)が見れるなんて、

サッカー好きには失禁レベルの嬉しさだったでしょう。

幸いなことに、私はそんなにサッカーに興味が無かったため失禁こそ免れました。

これがもし、福山雅治の日本武道館ライブに無料で特別席に案内されたらどうでしょう。

絶対に失禁します。いや、本当に失禁するかどうかわからないのでどうでしょう? 一度試してみるというのは。誰か福山雅治さんのライブに招待してくれる足長おじさんがいらっしゃいましたら是非お願い致します。

一応、失禁用にオムツして向かいます。

リオデジャネイロの観光 その1からその6

リオデジャネイロ観光 その1 ~フラメンゴ公園をお散歩~

朝、お世話になっていたタナカさんと公園の近くをうろついていたら「日系人お散歩クラブ」の方々と偶然遭遇。

タナカさんの知り合いがいたため、私達も一緒にお散歩する事に。

非常に面白い木を発見。丸い実の中身が、とにかく臭かったです。管理の悪い動物園の牛や豚の檻の中の様なにおいがしました。

2キロ程歩いて近くのサントス・ドゥモン空港へ。コーヒーを飲んで一休み。

帰りにみなさんと集合写真。

ヤシみたいな実を採ってました。みなさんいつまで経っても少年です。

 

リオデジャネイロ観光 その2 ~コルコバードの丘~

リオデジャネイロといえば、コルコバードの丘でしょう。だって、そうでしょう!?

バスに乗って山を上り下り。頂上まで約20分かかりました。ちなみにここは山の頂上乗り場。

電車(要予約)もあります。

海抜709mの絶壁に建つキリスト像はリオデジャネイロのシンボルですね。平日なのに人が沢山いました。

頂上からの眺め。

 

リオデジャネイロ観光 その3 ~植物園~

ポルトガルのジョアン6世が1808年から1821年にかけて、ブラジル各地を歩いて収集した植物を植えたのが始まり。(地球の歩き方参照)

こういうフルーツを見ると食べてみたくなります。

管理人さんに聞くと、どうやら食べれるらしいので食べてみました。

そして美味しかったです。サル達が大喜びするような味がしました。

マンゴーや見た事もないフルーツが沢山ありました。

手前のカメの足がピーン!

 

リオデジャネイロ観光 その4 ~コパカバナ・ビーチ~

リオデジャネイロのビーチといったらコパカバナ・ビーチ!

泳ぎました。得意のグアテマラサッカーユニフォームで。なぜなら水着を持って行かなかったから。

それでも30分以上は波に揺られていました。

泳いだ後のココナッツジュースは格別! より一層、日焼けに磨きがかかりました。

 

リオデジャネイロ観光 その5 ~ポン・ジ・アスーカル~

ポン・ジ・アスーカル=砂糖パン

ほら、ミスタードーナツのポンデドーナツってありますでしょ?

あれはこのポン・ジ・アスーカルとブラジルのお菓子、ポン・デ・ケージョとかけていると思うんですよね。きっとそう。たぶん、絶対。

もっちもちのチーズパン、ポン・デ・ケージョ


ロープウエイで山頂へ向かいます。

まさかこのロープ、切れたりしないでしょうね?」という余計な心配が頭をよぎり、怖くて仕方が無かったです。

第1ロープウエイは地上からウルカの丘(海抜220m)まで。

こちら、ウルカの丘からポンジアスーカルの眺め。

第2ロープウエイでポン・ジ・アスーカル(396m)まで。

ポンジからウルジへの眺め。

記念にノートに書き込み。

 

リオデジャネイロ観光 その6 ~リオ・ニテロイ橋~

このリオ・ニテロイ橋、長さがなんと13キロメートルもあります。私が生まれて1年経つまでは、世界で二番目に長い橋だったそうです。ま、私が生まれる頃の話しなんてしたら大昔過ぎますね。そう、恐竜たちが謳歌していた頃です。

詳しい橋の話しはウィキペディアで調べてみて下さい。

ニテロイ町からリオデジャネイロの町の景色。見えるのはポンンジアスーカル。

宇宙船かと思いました。

リオデジャネイロ ~日系会館で卓球~

リオデジャネイロにも行って来ましたよ~~~!

リオではサイトウさん夫婦とタナカさんにお世話になりました。

お世話になっているサイトウさんに「日系会館」へ連れて行ってもらいました。卓球の他に剣道、バドミントンも活動しています。

この体育館は日本人学校の体育館でもあります。

練習初日。サービスや動き方、レシーブ等についての説明をさせていただきました。

「サービスは手首を使って下さい」と言っているところ。

もちろん、最後はみんなと試合!

10人と1セットゲーム。

平均点は2,4点(3点以下)でした。

 

2日目。

レシーブ時の悪い例:投げ上げられたボールを目で追ってしまう。

それにしても、お兄さん見上げ過ぎです。(笑)

この日もみんなと1セットの試合をしました。

 

3日目、最終日。

昼の3時から夜の7時まで、実に4時間ノンストップで全員と練習。

しかし、そんな疲れも完全に吹っ飛ぶようなプレゼントを、リオデジャネイロ日系卓球部の方々から頂きました。

サッカーブラジル代表のユニフォーム!!!

しーかーもー!

10番! 名前入り!

心なしか、背中が頼もしいです。子供と試合しましたが裸足でした。

この後、日系卓球部の月に一回の集会があり、食事会が行われました。

肉、肉、そして肉。肉のカーナバルでした。本当に美味しかったです!

「アサイー」と呼ばれているブラジルの代表的なフルーツ。濃い紫色をしています。

アサイーをミキサーにかけてドロドロにしたものをスプーンですくって頂きます。市場などでは「アサイーアイス」としてソフトクリームの様に売られています。

ブラジルサッカーユニフォーム以外にも、こんなプレゼントを頂きました。

サンダル。ブラジルで有名です。

左手に持ってるワンちゃんサンダルのサイズが大きかったのでお店に行ってちゃんとしたサイズに交換してもらいました。

ついでにワンちゃんからネコちゃん(上、黄色)へ交換。

そして、スヌーピーのサンダルを見てたら「これも買ってあげるよ!」と、追加で買ってもらってしまいました。

あの、みなさん、買ってくれたのは私より少し年上のお姉さんですからね。男の人に買ってもらったんじゃないですからね。

あと、日系卓球部のユニフォームTシャツも頂きました。

なんだか貰ってばっかり。。。

ブラジルでゲートボール初体験 

ブラジル、カンピーナスでお世話になっているシミズさんご夫婦がゲートボールをされるということだったので、お供させて頂きました。

朝の6時から9時半まで。

いやー、ゲートボールって難しいっすね。何が難しいって、力加減です。

力一杯飛ばしてコートの外に飛び出したかと思えば、それにビビッて大人しく打つと全然飛んで行きません。

もちろんスポーツですから細かいルールもあります。

ルールを全く知らない私に、みなさん優しく指導してくれました!

「ボールはここに置くのよ」「はい!

「あそこにボールを通すのよ」「はい!

「こうやって一回ボールに触ったらもう打っちゃダメだよ」「はい!

「足はこうやってやるの」「はい!

「ここに狙って打って」「はい!

「ここにボールくださいね」「はい!

「西田さん、あなたの番よ」「はい!

「ほら、西田さん、あなたの番……」「はい!

「ほらほら、西田さん、あなたの……」「はい!

みなさん、私の事を「ゲートボールの達人」と呼んでくださっても結構です。

ゲートボールの後、公園を20分程散歩。

猫。

野良カピバラ。

公園でココナッツジュースを頂き、

家に戻って美味しい朝ご飯をたっぷりと頂きました!

ドイツの会社「BOSCH」の卓球クラブで練習!

ドイツの会社「BOSCH」の卓球クラブで2回、練習をしてきました!

「BOSCH」での練習はこれまた面白かった!

台は2台です。

今回の参加者と。写真はセルフィーです。

白いTシャツを着た83歳のおじいちゃんを始め、今回大変お世話になった青いユニフォームのシミズさん80歳も元気元気!

心から尊敬します。

ブラジルでラージボールを発見。

2日目。83歳のドイツ系おじいちゃんが「マイ素振りラケット」をわざわざ持って来て見せてくれました。ゴムひもで重みを付けています。

ゴム紐を付けて一生懸命素振りをするおじいちゃん。

裏面バックハンドも練習しています。彼、かなり強いです。こちらが少しでも油断するとポイント取られます。

皆さんお茶目で紳士でとっても元気! この写真もセルフィー。

みなさんから沢山の笑いと元気をもらいました!

ありがとうございました!!!

ブラジル、イトゥペバの町で卓球指導

カンピーナスの近くにあるイトゥペバ(Itupeva)という町の日系卓球クラブへ2回練習に行って来ました。

イトゥペバでもサンパウロと同じように自己紹介から始まり、

1、サーブについて

2、レシーブについて

3、動き方などのちょっとしたアドバイス

4、コースや回転等の打ち分け方の説明

5、練習するときの心構え

6、時間があれば一緒にゲーム

をしました。

青年海外協力隊卓球隊員の森部淳さんに負けずとも劣らない「オカマショット」炸裂!

初日の集合写真

練習は20時~22時まで(結構遅かった泣)。その後23時まで皆さんが用意してくれた軽食を頂きました。

隣りの女の子が「アミーガ(友達)」とプリントされたマグカップをくれ、左のお母さんからはお花を頂きました。

「このお花、グアテマラに持って行ってね」って……

お母さん……、飛行機には植物はもちろん、土すら持ち込み禁止なのよ……

 

イトゥペバ2日目。初日よりも沢山の人が来てくれました。

今回はフットワーク練習の紹介。

最後に参加者全員(20人)と1セットマッチのゲームをしました。

みんなが私から勝ち取った平均点数は2,89点(3点以下)だったそうです。

前回講習会した時にビデオを撮った方がいて、DVDに焼いて一枚プレゼントしてくれました。

みんなありがとう! とっても楽しかったです!

ブラジル ~カンピーナスの町・元東山農場農業研修所・現TOZANコーヒー農園~

日系卓球大会後、4泊5日でカンピーナスという町に住む日系のシミズさんのお宅にお世話になりました。

カンピーナスに着いて早速、TOZANコーヒー農園に見学に連れて行ってくださいました。

コーヒーの試飲。本当に美味しくて、お代わりしてしまいました。

ブラジルのお姉さんと一緒に。

展望台からの眺め。コーヒーの木が沢山あります。

こちら展望台。

青いコーヒー豆。

赤土。なんだか沖縄を思い浮かべます。

ここでコーヒーを天日干しします。

ネコ発見。

かわいい教会。

 

「我らが新しき人生の基いとなりし地」

東山農場農業研修所の研修生達が記念碑を建てました。

1958-1959 一期生

1960-1961 二期生

1962-1963 三期生

日本からはるばるブラジルにやって来た合計60人の研修生達が、この場所から新しい人生の一歩を歩き始めました。歴史と思い入れのある場所です。

脚本、橋本壽賀子の「ハルとナツ 届かなかった手紙」の撮影ロケ地に使われた場所。コーヒー農園内にあります。この家は撮影用に建てたそうです。

 

柿や栗の木を発見。昔の日本人が日本から持って来たのでしょう。柿の味は甘く、全然渋みはなかったです。が、まだまだ硬くて歯が折れるかと思いました。

 

ブラジル ~武田俊夫コーチ~

じゃがいもさんが、前回のブログ「ブラジル日系卓球大会で優勝!」に、こんなコメントを書いてくれました。

>これからはグルメレポートだけでなく、子供たちがどのように伸びていくのかのレポートも期待しています。

本当にすみません(号泣)

私ったら、食べ物の事ばっかり書いて……。

今回は真面目に卓球についての記事を書きます!(←声高らかに!)

「子供たちがどのように伸びていくのか」それには優秀なコーチも必要ですね。

今回スポットを当てたのは子供ではなく、ブラジルで子供たちに卓球を教えている一人の日本人コーチです。

その名も、武田俊夫。

彼は現在、ブラジルはサンパウロにあるイタインケイコ卓球クラブでエリートクラスのコーチをしています。

頭が良い。

お茶目。

とっても気が利く。

兄貴肌。

情熱的。

ビールが好き。

コーヒー、コカコーラ・ライトも好き。

沢山食べる。

料理が上手いらしい。

ビシッと決める時とくだける時のメリハリがしっかりしている。

変わり者。(←良い意味で)

睡眠時間がかなり少ない。(←心配)

 

これが私から見た武田さんの姿。

「卓球」といっても遊び感覚でやっている人が多いブラジルで、武田さんがコーチをしているこのイタインケイコ卓球クラブはまさに日本のチームのよう。

とにかくイタインの子供たちは真面目で一生懸命、素直で良い子。子供らしくふざける時はちゃんとふざけることも出来ます。

中南米ではこんなチームは無いと言っても過言ではないでしょう。

カラオケではじける子供たち。

武田さんの事を知ってる人は知っていますが、万が一知らない人のためにご紹介致します。すごい経歴の持ち主です。

耳あらば聞け。目あらば見よ!

武田 俊夫

大学卒業後、株式会社タマス入社

企画広報課に配属され平岡さんの部下に。三年後異例の(?)出世で同課のトップに

主な仕事はカタログ、卓レポの広告、及び国内トップ選手のラケット、ラバーの提供と調整

98年12月 退社 全日本で鬼頭明選手のベンチに

99年3~5月 ブラジルへ 講習会をやりながらチームを決める

99年11月 ブラジル、パラナ州のコーチに就任。ビザの取得がうまくいかずどうしようかと思っていたら鬼頭明選手から日本に帰って来てコーチをして欲しいとの電話があり帰国

00年10月 12月下旬の全日本まで京都に滞在し鬼頭明選手のコーチに

00年12月 名古屋での全日本で鬼頭選手と野平選手がダブルス優勝

01年 大阪の世界選手権まで卓球王国でバイト ビデオを何本か制作

01年9月 全日本まで再び鬼頭明選手のコーチに

02年4月 一年間 愛知の桜ヶ丘高の女子監督

03年7月 約半年 広島の加部スポ少でコーチ この時に森本耕平選手と出会い愛工大附属中へ

04年4月 約二年半 再就職支援の仕事で長野、静岡に

06年11月 ブラジル、イタインケイコ卓球クラブのコーチ就任

 

ね? なんだか色々と凄いでしょう?

武田さんの子供時代の話もとても面白いです。

興味ある人は直接聞いてみて下さい。

さて、ブラジルにみんなのヒーローがいます。なぜならかわいくて一生懸命、良い子で卓球が強いから。

名前はエドゥアルド・トモイケ。あだ名ドゥドゥ。日本式ペン右裏の日系人です。

そんなヒーローを育てたのが、この武田さん。

これは去年の写真です。

ドゥドゥが8歳の時、武田さんの下で卓球を本格的に始めました。

体が小さく体力も無かったものの、運動神経が良く素直で頑張り屋、更に飲み込みが早かったところに目を付けた武田さん。彼にフットワーク練習をガンガンやらせます。

今から3年ほど前に両ハンドのコンビネーションや台上の細かい技術を教え始めました。

ドゥドゥの主な成績

卓球を始めて一年程で国内及びサンパウロのランキング1位

’11カブ ラテンアメリカチャンピオン 南米チャンピオン

’12カブ ラテンアメリカチャンピオン 南米チャンピオン

’13ホープス ラテンアメリカチャンピオン

’14カデット 南米チャンピオン

この二年程は国内及びサンパウロでのランキング1~3位を行ったり来たり

「あいつは体が小っちゃいし、パワーが無い。しょうがないから最近スマッシュを教え始めたんだけど、決まるとなかなかカッチョイイよ」By武田さん

ジェスィカ・ヤマダ(マルコス・ヤマダさんの娘さん)は武田さんが来てからずっと成績が右上がり。二年前にフランスのクラブチームで試合に出ていますが、武田さんと一緒に練習をしていないため技術の進歩がないのだとか。

ジェフィ・ヤマダ(ジェスィカの弟)も武田さんが来た翌年から国内の大会で優勝するようになりました(それまでは優勝はほとんどない)。

武田さん曰く、「この2、3年は故障や甘えもあり練習も試合もあまり良い結果が出せていない」のだとか。

最近では武田さんに指導してもらいたいと他のクラブから移籍してくる子もいるそうです。

練習も工夫されており、的当てゲームのような練習やトレーニングをやったかと思えばトップ選手がやるような打球点やテンポ、コースにこだわったシステム練習等と様々です。

武田さんは卓球以外に「礼儀」にとても厳しいです。叱る時はビシッと叱ります。

それでも休憩中や練習の前後には子供たちと冗談を言っている姿を見ると「厳しいだけじゃないんだな」とホッとします。

子供たちはきっと「自分たちは愛されている」とわかっているはず。

イタイン・ケイコ卓球クラブのエリートクラスの子供たちと。

「ブラジルは物価が急上昇し日に日に生活が苦しくなっている」と言う武田さん。日本に帰ることも検討していると言っていましたが、武田さんがいなくなったらこの子達みんな辞めちゃうんじゃないかな。それくらいみんな楽しそうに練習していました。

武田さん、お茶目です。

武田さんのお友達、お知り合いの方、武田さんは愚痴を言いながらも子供たちのために卓球の指導を続けています。どうかご安心を……と言いたいところですが、私からおせっかいなお願いがあります。

彼に愛のあるお言葉をかけてあげて下さい。

「武田さん、ちゃんと寝て下さいよ。体壊しますよ」

「武田さん、部屋片づけましょうよ。体壊しますよ」

「武田さん、ビール、コーヒー、コカコーラばっかり飲まないで下さい。体壊しますよ」

「武田さん、西田が今度ブラジルに遊びに来た時は一度でいいから手作り料理食べさせてやって下さい。体壊しますよ

武田さん、去年に引き続き今年も本当に、本っ当にお世話になりました!

こんなに面倒見が良くて頭が良くてお茶目な人、滅多にいませんよ。そりゃ入社して三年後異例の出世で同課のトップになるわ!

この前も言いましたが、武田さんが私に対して良くして下さった事を忘れても、私はその事を絶対に忘れません。