駅で姉とはぐれた話

今回も電車ネタです。

私が小学生、中学生の頃、たまにですが電車に乗って試合会場や他校へ練習に行っていました。もちろん、一人ではありません。2歳年上のカットマンのお姉ちゃんと一緒。

私は常に何も考えない子供だったので、目的の駅や乗り換え駅、どこで何をするのかさえ分からず、金魚の糞のようにただただ姉の後ろを歩いていました。

「はぐれたら死んじゃう!」という非常に緊迫した気持ちで。

「だったら駅名覚えなよ」って感じですよね。

電車の移動中に姉と喧嘩でもしようものなら置いてかれるのは確実なので、移動中はなるベく姉の機嫌を損なわないようにしていました。

 

「電車やバスに乗る = 姉に付いて行く事だけが全て」

 

中学一年生のある日、試合があるという事で姉と電車に乗って会場に向かう予定でした。

何をボーっとしていたのか、さっそく地元の海老名駅で姉とはぐれました。

どこの駅に向かえばいいのかさえ分からず、悲しくなって駅の階段に座って泣いていたところに、たまたまリトルキングスの関係者の方が通りかかり、声をかけてくれました。

車で会場まで送ってくれたのか、会場の駅まで電車に乗って付いて行ってくれたのか全く覚えていません。

とにかく、泣いてる私を会場まで送ってくれた事には間違いはありません。

あの時私を助けてくれた方には今でも感謝しています。

人って優しいんだなと心から感動しました。

そして、「今後、駅では姉と絶対にはぐれてはいけない」と心から誓いました。

 

卓球 タイムアウトのルールについて

『タイムアウトとは、ゲームの途中(ラリー中は認められない)に取ることの出来る1分以内の休憩のこと。1試合に1回だけ認められている』

真面目な話です。卓球のタイムアウトのルールについて、皆さんにお聞きしたい事があります。

例えば、A選手がタイムアウトを取るとします。

A選手はアドバイスを受け、1分も経たない内に(例えば30秒)コートに戻り、試合再開を促した場合、B選手は直ちにコートに戻らなければならないのでしょうか?

それとも、規定の1分間アドバイスを受けることが出来るのでしょうか?

 

というのも、グアテマラのコーチ達はタイムアウトを取り、一言二言アドバイスをしたかと思うと直ぐに選手をコートに戻し、試合開始を相手選手に促します。

つまり、相手選手が相手コーチのアドバイスを受けさせまいとするのです。(イジワル泣)

 

「こんなルールも知らないのかお前は?! おととい来やがれ!」なんて怒らないで下さい(泣)。是非、あなたのお力をお貸しください。

 

「家に帰らせて!」という娘の願い

小・中学生の頃、2歳年上のカットマンの姉、梓と共に白鵬女子高校へ練習に行かせてもらう事があったことは前回のブログで紹介しましたね。

今回はそんな白鵬女子高校へ行く時のお話し。

私は電車移動が嫌いでした。すぐに迷子になるし、駅名も覚えられなかったからです。

あのですね、白鵬女子高校へ練習に行くという事はですね、つまりこういう事なんです。

1、家からバスで最寄りの海老名駅へ

2、電車に乗って何回も乗り換え

3、名前も分からない駅で降りる

4、どこへ向かうのか分からないバスに乗る

5、バスを降り、またしばらく歩く

6、ようやく白鵬女子高校へ到着!

これでは練習の前にくだばっちゃうでしょう(泣)?

それにしても、姉は電車やバスの乗り方、白鵬女子高校への道のりなどよく覚えているな。と感心していました。

ある日、一人で白鵬女子に練習に行く事になったんです。中学校2年生の頃だったと思います。

私にとっては自殺行為。電車は一人で乗れないし、バスなんか尚更わからないし、道なんて覚えているはずがありませんこの私が!

奇跡的に高校の最寄り駅まで辿り着くことが出来ましたが、そこで途方に暮れました。

 

「ど、どのバシュ(バス)に乗りゅの~?」

 

正しいバスに乗ったとしても、バスから降りたところで高校までの道のりが全然分かりません。涙が出てきました。

泣きながら実家の母に電話。

私「迷子になった。どのバスに乗ればいいか分からないし、道も分からないから家に帰る」

母「帰るって言ったって、バスに乗るだけでしょ?」

私「どのバスに乗っていいのか分からない。分からないから、帰る

母「ダメっ! 近くにいる人に道を聞いて、絶対に高校に行きなさい!」ガシャン ツーツーツー……

お、お、お、怒られた……いつも優しいお母さんに、怒られた……

「家に帰らせて」という娘の願いを受け入れないなんて、なんという母親だろう。

もしかしたら血が繋がっていないのかもしれない。私は拾われた子なんだ。

バスも、道も分からない……みんな知らない人だし……心細い……

「わかんない! 泣いちゃう! 死んじゃう! 泣いちゃう!」 (←もうすでに泣いていたけど)

泣きながらも、どうにかして白鵬女子高校へ辿り着きました。どうやって辿り着いたかは覚えていません。

大変な一日でしたが、母も相当心配したでしょう。

 

顧問の先生がいないと……

普段真面目に練習している子供たちでも、顧問の先生がいないとふざけてしまうんですよね。どこの中学校でも高校でも。

実はあの伝説の伝統校、白鵬女子高校だって例外ではないんです。

今となっては時効と判断し、ブログに書いちゃいます。関係者の方、ごめんなさい。

小・中学生の頃、2歳年上のカットマンの姉・梓と共に何度か白鵬女子高校へ練習に行かせてもらっていました。

小学生の私から見た高校生のお姉さんたちは、全員大人。一人残らず真面目で一生懸命。

「さすがは近藤欽司監督率いる名門・白鵬女子高校のお姉さん達だな」と、子供ながらに感心し、緊張しながら練習させてもらっていました。

しかしそんな白鵬女子の選手でも、近藤先生がいないと一部のお姉さんが面白い事をし始めるんです。変顔をして真面目なキャプテンを笑わせようとしたり、踊り始めたり。

体育館に迷い込んだ蝶々をボール拾いの網で捕まえようと走り出した時には、緊張して大人しかった小学生の私でも、さすがに爆笑しました。

「年上のお姉さん」というのは、どうしてこんなに面白いのでしょう。私も負けずに頑張りたいと思います。

ということで、卓球部顧問の先生方は、あまり生徒たちを信用しないように!

先生の留守中、おちゃらけた生徒は踊り出したり、蝶々を捕まえようとしたりするかもしれません!

気を付けて!

 

「え? 腹筋?! ヤッター!」と歓びの声を発し、目をキラキラさせながら……

小学生の頃、異常に腹筋の強い子供でした。

「なぜこんな簡単なトレーニングを、みんなは出来ないのだろう?」

友達が早々とリタイヤするのを見ては、心から不思議に思っていました。

「もしかしたら私のやり方が違っていて、知らず知らずのうちに楽なやり方でトレーニングしているのかもしれない」

しかし周りの友達と見比べても、なんのズルもしていませんでした。

例えばリトルキングスのトレーニングで蛭田先生から「腹筋30回!」等と言われると、私は「え? 腹筋?! ヤッター!」と歓びの声を発し、目をキラキラさせながら指定された回数を遙かに超え、50回、100回、150回……

「いっちゃん、まだまだ出来るよ!」

↑顔色変えずに腹筋運動を繰り返す、当時自分のことを「いっちゃん」と呼んでいた私。

すると蛭田先生がやって来て、腹筋を続ける私にこう言った。「いっちゃん、もういい。そんなに連続で腹筋されると、見ていて気味が悪いからもうやめてくれ

まさかの「筋トレストップ」

信じるか信じないかはあなた次第ですが、当時は非常に痩せ体質だったんです。もやしみたいな体形でした。

そのため、腹筋に対する体重の負担がほとんど無かったんですね。

今となっては羨ましい限り。

 

代々木公園で、気を付けてね

母親からこんなメールが来ました。

「今日本で3人デング熱にかかったんだよね!代々木公園で、気を付けてね」

幾つか気になった事があるので、順に書き上げます。

 

気になった事 その1

「今日本で」ではなくて、「今、日本で」が正しい日本語。「今日、本で」って捉える事も出来ちゃうでしょ? 「うんこのプールにしよう!」と同様、「句読点」というのは日本語にとって、とっても大事なんですね!

勉強になるなぁ!

 

気になった事 その2

「3人デング熱にかかったんだよね!」の、「!」。

え? なにこの「!」。 嬉しいの? 嬉しくないよね、別に。

なんか「!」が付くだけで嬉しそうに見えちゃうんですけど!

 

気になった事 その3

「代々木公園で、気を付けてね」

もう、全く意味が分かりません(泣)

代々木公園で、何を気を付けるの?

デング熱?

……そうか~、代々木公園ではデング熱にかかる恐れがあるから気を付けなきゃいけないのね! 分かったよお母さん、心配してくれてありがとう!

って私、グアテマラに居るんですけどー!

「代々木公園」とか、今の私には全く関係ないし!

計算でボケているなら面白いけど、彼女、「素」でボケてますからね。

この母親に育てられた娘は、一体どんな風に育つんでしょうね?

見てみたいわ~、娘の顔を!

 

そういえば、ちょうど二年前にグアテマラでデング熱にかかったことあります。

具合悪くて死ぬかと思いました。

デング熱は酷ければ死に至る病気。症状は眼球の裏が痛くなったり、関節が痛くなったり、足が痛くなるそうですが、私の場合、全ての足に激痛が走り、高熱が出て頭がカチ割れるほど痛かったです。

最後にこのブログを読んでくれている人にメッセージを送ります。

今日本のお母さんからおかしなメールが来たんだよね! グアテマラで、気を付けてね。

そしてもちろんデング熱にはかからないように! 代々木公園で、気を付けてね。

 

 

「共存」

先ほど洗面台の蛇口をひねろうとしたら、蛇口からゴキブリが出てきました。

今では大して驚きませんが、最初はそれなりに驚いていたんですよ。

蛇口というのは水が出てくるところであって、ゴキブリが出てくるところではないはずでしょう?

それなのに、私が住んでいるグアテマラ卓球連盟の体育館&寮のトイレの蛇口はゴキブリが出てくるんです。

念密にいうと蛇口から直接出て来たのではなく、色んな所にある蛇口の隙間から出たり入ったり、入ったり出たりしているんですね。

本当のことを書きますと、蛇口の隙間どころかトイレ自体がゴキブリの住み家になっています。

 

……私、良く聞いて。

 

「共存」という言葉を忘れてはいけないよ。

僕らはみんな生きている。

生きているから嬉しいんだし悲しいんだしゴキブリだって蛇口からこうやって出てくるんだ。

 

虫の文と毛の虫、芋の虫

グアテマラでは5月から10月までの雨期を「冬」と呼んでいます。

雨期になるとやってくるのが、アレですね。 ※アレです。

 

昨夜、寝ていたら「プイィィィィーーーーーーーン ……イィィーーン」と蚊が飛んで来ました。

 

蚊というのは虫に文と書きます。「ブーン(文)」と音を出して飛ぶからだそうです。

私には「ブーン」ではなく「プイィィーン」って聞こえるんですけどね。

もしくは「イイィィィーーーーン ……ィィイーーーン」

 

漢字の発祥は中国。中国で「文」を「ウェン(wen)」と発音するそうですが、斯く斯く然然…… 詳しくは 『「蚊」という漢字の由来について。』okwave.jp/qa/q4286969.htmlを参考にしてみて下さい。なかなか興味深い話です。

「コ・ノ・ヤ・ロ・ウ……!」と思い、殺しにかかろうと急に電気をつけたら電気の光で目くらましに遭いました。ほーらね。

蚊も可哀相ですよね。彼らは好きで蚊をやってるわけじゃないはず。生きているだけで嫌われて、見つかったら殺される運命……かわいそう! あまりにも可哀想だ蚊が!!!

しかし、私は断言出来ます。私がこの世で一番嫌いな虫は蚊です。

毛虫・芋虫も蚊と並んで嫌いです。特に毛虫は失神の元です。

……毛虫・芋虫も可哀相ですよね。彼等だって、好きで毛虫・芋虫をやってるとは思えません。

それにしても、あのウネウネした動き。

あのモゾモゾした動き。

あの、ぐねんぐねんした動き。

潰したら体液が「ビチャ、ドロッ」と出てきそうな感じ……

あ~、もうダメ。本当にダメ。想像しただけで鳥肌が立ってくる!

さて、最近体育館の木に1mはあるんじゃないかという位の色鮮やかな蛍光の黄緑色をした超巨大毛虫が発生しており、たまに木から落ちて道端でウネウネしています。

……1mはさすがに言い過ぎですが、本当に本当にデカいんです(涙)

あなたの親指の爪先から手首の付け根位までは確実にあります。

エストレージャが興味を持ってちょっかいを出すので、母親として心配で心配で、心配すぎて目が離せませんが毛虫からは目を離したいので非常に複雑な心境。

グアテマラではこの時期、やたらと蚊が飛び交っており、毛虫・芋虫がウネウネしています。

奴らは雨が降るとどこからともなく湧いて出てくるんですよね。

たった今、そこで飛んでいた蚊をやっつけましたー!

血を吸っていました。 チッ、遅かったか。

 

グアテマラの「リーグ戦大人の部」

今年から始まった、グアテマラ国内の「リーグ戦大人の部」がついに終わりを迎えました。

結果……

 

我ら「Top Spin」チームが見事優勝~!!!

6つのチームでリーグ戦。各チームメンバーは4人。(予備でもう一人)

・キャプテン(ナショナルチームの男子)

・女子選手

・外国人選手 (といっても参加した外国人は私と、たまに参加していたエルサルバドル人の男の子だけでした。外国人がいないチームはグアテマラ人でok)

・もう一選手誰か

 

1番 A-W (キャプテン-女子)

2番 B-X (外国人-キャプテン)

3番 C-Y (女子-外国人)

4番 D-Z (4番手-4番手)

5番 A-X (キャプテン-キャプテン)

6番 C-W (女子-女子)

7番 B-Y (外国人-外国人)

 

7戦4勝マッチですが、結果がどうであれ、最後の7番まで試合をします。

 

チーム戦はもちろん、個人のポイントにも繋がり、勝ったらポイントが上がり、負ければポイントが引かれます。

 

西田泉、個人の結果は……

1位のナショナルチームコーチのスペイン人のホセ・ルイス、2位のグアテマラナショナルチームの選手、エクトル・ガティカに続いての3位でした。

リーグ戦の決勝戦では格下の男の子相手に、1セット目は1本で勝ったものの油断してしまったのかフルセットまでもつれ込み、最後は手に汗握る攻防戦の結果、13対11でギリギリ勝ちました。ふぁ~、危なかった。負けるところだった……。

 

コーチをしつつ、試合にも出られるなんて有り難いです。やっぱり卓球は楽しい!

 

向こうもパニック、こちらもパニック

ある日のお昼時、いつも通りグアテマラの卓球連盟の事務所でパソコンをいじっていた時でした。

 

突然「バサバサバサ~」と、窓の隙間からアレが入って来ました。

アレですよ、アレ。

みなさん、アレと言ったらアレでしょう。

 

鳥しかいないでしょう(泣)

 

そう、鳥が窓の隙間から入って来ました。 ※アポなし

↑常に壊れている窓。

この鳥、グアテマラでは「サナテ」と呼ばれており、和名では「オナガクロムクドリモドキ」といいます。メスは地味な茶色をしていますが、オスはキレイな紺色をしていてしっぽが長く、見た目は日本の小さめのカラスです。

↑パナマで撮った写真。

ウィキペディア「オナガクロムクドリモドキ」で調べてみて下さい。なかなかきれいな声で鳴きます。中米全体に生息しており、そこらじゅうにいます。

 

その時私一人しか事務所におらず、パニックになりました。

あれー? ちょっと待ってねー、捕まえるなんて絶対に無理よ~。

だって鳥は意外と気持ち悪いし、糞とか落とされたら終わりでしょう?  もしくちばしで突かれでもしたら、誰が責任取ってくれるんですか?

窓の隙間へ追い込もうとしても、更にパニック状態にさせてしまうかもしれない。更にパニックになった鳥を見て、更に私がパニックになってしまうのは確実。

どうるす? どうする私? ここが正念場よ! 集中! マジで集中!

サッ! ハッ! ホッ! フッ! ……ヘイッ!

鳥は驚いた表情で事務所内をバタバタしていましたが、私も負けじと驚いた顔をしていたに違いない。

てか、どうしよう。マジでどうしよう。どうしよう。そしてどうしよう!

おかーさー……ハッ! これはブログのネタになるぞ!

写真を撮ってブログにアップし、みなさんのご機嫌を伺おうではないか!

軽いパニック状態になりながらも、撮った写真がコチラ↓

しばらく鳥はバタバタと事務所内を飛び交っていましたが、奇跡的に入ってきた窓の隙間を見つけ、自分でサッと出て行きました。

 

あー、それにしても本当に怖かった。恐怖の3分間でした。

ところで、「モドキ」という名が付いてるからには、オリジナルもいるってことですよね?

「オナガクロムクドリ」っていう鳥が。

ネットで調べてみたところ、「オナガ」と「ムクドリ」は存在しているものの、「オナガクロムクドリ」という鳥は存在しませんでした。

オナガクロムクドリモドキよ……

あなたはなぜ、存在しないはずの「オナガクロムクドリ」の「モドキ」になったの?