グアテマラの「リーグ戦大人の部」

今年から始まった、グアテマラ国内の「リーグ戦大人の部」がついに終わりを迎えました。

結果……

 

我ら「Top Spin」チームが見事優勝~!!!

6つのチームでリーグ戦。各チームメンバーは4人。(予備でもう一人)

・キャプテン(ナショナルチームの男子)

・女子選手

・外国人選手 (といっても参加した外国人は私と、たまに参加していたエルサルバドル人の男の子だけでした。外国人がいないチームはグアテマラ人でok)

・もう一選手誰か

 

1番 A-W (キャプテン-女子)

2番 B-X (外国人-キャプテン)

3番 C-Y (女子-外国人)

4番 D-Z (4番手-4番手)

5番 A-X (キャプテン-キャプテン)

6番 C-W (女子-女子)

7番 B-Y (外国人-外国人)

 

7戦4勝マッチですが、結果がどうであれ、最後の7番まで試合をします。

 

チーム戦はもちろん、個人のポイントにも繋がり、勝ったらポイントが上がり、負ければポイントが引かれます。

 

西田泉、個人の結果は……

1位のナショナルチームコーチのスペイン人のホセ・ルイス、2位のグアテマラナショナルチームの選手、エクトル・ガティカに続いての3位でした。

リーグ戦の決勝戦では格下の男の子相手に、1セット目は1本で勝ったものの油断してしまったのかフルセットまでもつれ込み、最後は手に汗握る攻防戦の結果、13対11でギリギリ勝ちました。ふぁ~、危なかった。負けるところだった……。

 

コーチをしつつ、試合にも出られるなんて有り難いです。やっぱり卓球は楽しい!

 

向こうもパニック、こちらもパニック

ある日のお昼時、いつも通りグアテマラの卓球連盟の事務所でパソコンをいじっていた時でした。

 

突然「バサバサバサ~」と、窓の隙間からアレが入って来ました。

アレですよ、アレ。

みなさん、アレと言ったらアレでしょう。

 

鳥しかいないでしょう(泣)

 

そう、鳥が窓の隙間から入って来ました。 ※アポなし

↑常に壊れている窓。

この鳥、グアテマラでは「サナテ」と呼ばれており、和名では「オナガクロムクドリモドキ」といいます。メスは地味な茶色をしていますが、オスはキレイな紺色をしていてしっぽが長く、見た目は日本の小さめのカラスです。

↑パナマで撮った写真。

ウィキペディア「オナガクロムクドリモドキ」で調べてみて下さい。なかなかきれいな声で鳴きます。中米全体に生息しており、そこらじゅうにいます。

 

その時私一人しか事務所におらず、パニックになりました。

あれー? ちょっと待ってねー、捕まえるなんて絶対に無理よ~。

だって鳥は意外と気持ち悪いし、糞とか落とされたら終わりでしょう?  もしくちばしで突かれでもしたら、誰が責任取ってくれるんですか?

窓の隙間へ追い込もうとしても、更にパニック状態にさせてしまうかもしれない。更にパニックになった鳥を見て、更に私がパニックになってしまうのは確実。

どうるす? どうする私? ここが正念場よ! 集中! マジで集中!

サッ! ハッ! ホッ! フッ! ……ヘイッ!

鳥は驚いた表情で事務所内をバタバタしていましたが、私も負けじと驚いた顔をしていたに違いない。

てか、どうしよう。マジでどうしよう。どうしよう。そしてどうしよう!

おかーさー……ハッ! これはブログのネタになるぞ!

写真を撮ってブログにアップし、みなさんのご機嫌を伺おうではないか!

軽いパニック状態になりながらも、撮った写真がコチラ↓

しばらく鳥はバタバタと事務所内を飛び交っていましたが、奇跡的に入ってきた窓の隙間を見つけ、自分でサッと出て行きました。

 

あー、それにしても本当に怖かった。恐怖の3分間でした。

ところで、「モドキ」という名が付いてるからには、オリジナルもいるってことですよね?

「オナガクロムクドリ」っていう鳥が。

ネットで調べてみたところ、「オナガ」と「ムクドリ」は存在しているものの、「オナガクロムクドリ」という鳥は存在しませんでした。

オナガクロムクドリモドキよ……

あなたはなぜ、存在しないはずの「オナガクロムクドリ」の「モドキ」になったの?

 

エルサルバドル ~オカマケンポーの達人(森部淳さん)編~

ついに! ついにエルサルバドルで活動している青年海外協力隊卓球隊員の「オカマケンポーの達人」、もとい森部淳さんにお会いすることが出来ましたー!

いつからかフェイスブックでほぼ毎日のようにメッセージのやり取りをしていたものの、実際にお会いするのは初めてでした。

筋肉の少ないヒョロヒョロしたイメージでしたが(←ちょっと失礼?)、そんな事はありませんでした。ちゃんと背中まで筋肉ありました。

の割には打ち方が女の子打ち。

生徒たちから「オカマケンポー」と呼ばれており、必殺フェイントは「オカマショット」と命名されているそうです。

一緒に卓球をしたり、ププサを食べたり、飲みに行ったり、魚介を食べに行ったりと、楽しい時間を過ごしました。

みんなでバーへ飲みに行き、ホテルに戻ったのは朝の3時40分……。普段お酒を飲まない私。ビール瓶1本だけ飲みましたが、翌日二日酔い気味でした。

海辺のレストランにて。貝↓

牡蠣↓

魚介のスープ↓

魚介のスープココナッツミルク↓

陽気なグアテマラの卓球仲間と。※ビール入ってます

グアテマラからエルサルバドルまで車で約6時間。帰りはいつもの車酔いで、吐きそうになりました(泣) オエ~ オエ~ オエ~!

それはさて置き、淳さん! 残りのボランティア活動あと1年、得意の「オカマケンポー」振りかざして頑張って下さい!

 

おまけ↓

「¡Muy buena onda Jun!」  (淳、君は良いやつだ!)

エルサルバドル ~ププサ編~

エルサルバドル料理といえば、ププサです。

ププサとは、トウモロコシの粉(または米粉)で豆やチチャロン(ブタの皮を揚げたもの)、チーズなどを包んで焼いた、日本でいう「お焼き」の様なものです。

包む手も慣れたもの。

エルサルバドルの通貨は米ドル。

ププサ1つ、50セントです。

なんと、この私がたったの2つでお腹いっぱい♥

2泊3日中、ププサを合計5つ食べました。

 

エルサルバドル ~ジュニアサーキット編~

グアテマラの隣りの国、エルサルバドルへ行って来ました!

目的はジュニアサーキットを見るのと、ププサを食べるのと、青年海外協力隊卓球隊員の森部淳さんに会うため。

今回はジュニアサーキットについて。

グアテマラでジュニアサーキットが行なわれた3日後、今度はお隣のエルサルバドルで同じ大会が行われました。

グアテマラからは男子3人、女子2人が参加。

参加国はグアテマラ、エルサルバドル、チリ、コロンビア、キューバ、トリニダード・トバゴ、アメリカ、インド、スウェーデン、台湾の10ヶ国がグアテマラ大会に引き続きの参加でした。

なんと、ここで緊急事態が発生!

参加者12人がホテルの食事に中り、お腹を壊して一人が病院に運ばれ、何人かはお腹を抱えながら試合に出て、何人かは試合の途中で吐きに行ったり、棄権したりしたそうです。

移動や試合の疲れも溜まっていたと思いますが、わざわざ遠い所から試合するために来たのに、食中りで試合に出られないなんて……可哀想すぎる(涙)

自慢ではありませんが、私は今まで一回も試合を棄権した事がありません!

今回も台湾の女の子たちが表彰台を占領していました。

 

男子は前回に引き続きチリのフアン君が優勝! 二位はスゥエーデンの子でした。

 

決勝戦の様子。体育館がとても広くて立派です。隣に普段練習している卓球場があります。

 

グアテマラのヒーロー その2 ~セルヒオ君~

グアテマラの将来のチャンピオン、セルヒオ君11歳。

右端の緑のユニフォームを着ているのがセルヒオ君。

ちなみに一位はグアテマラのフリオ君14歳。

2、3位はスゥーエデンの子達。

 

セルヒオ君の凄い所11条

1、試合に対してガッツがある

2、絶対に諦めない

3、ツキ(運)がある

4、どんなボールでも拾う

5、カワイイ

6、人から愛される

7、頭が良さそう(実際に良いと思う)

8、応援したくなる卓球をする

9、礼儀正しい

10、勝っても負けてもとにかく良い試合をする

11、戦術を自分で考えて試合をする

 

すでにこの子はグアテマラのスターです。

今回のジュニアサーキットでも大活躍をし、試合で負けても観客席からの拍手が心置きなく送られていました。

 

3兄弟の真ん中で、上に13歳のお兄ちゃん、下に7歳の弟がいます。

真ん中にちょこんといるのが三男ルイス・アンへル君。彼もかなりの才能の持ち主で「将来セルヒオ君を上回る可能性がある」とも言われています。

右にいるのが長男ホスエ君。左利き。

お父さんは歯科医、お母さんは主婦で子供たちに付きっきりです。

 

グアテマラのヒーロー その1 ~セニョール・オマール~

グアテマラの卓球界にヒーローがいます。

名をオマール・フローレス。

小さい頃から卓球が強く、何十年間もグアテマラのトップに君臨し、中米大会はもちろん中南米やカリブの大会でも何度も優勝した事があるというツワモノ。

その彼が台湾に渡ったのは今から3年前。

台湾で何をしているかというと、卓球のコーチをしているのです。

グアテマラ人がですよ? 台湾の卓球のコーチをしてるんですよ?

これって凄くないですか?

例えるなら、サッカーの上手い日本人がブラジルでサッカーのコーチをしている様なものです。

今回のジュニアサーキットで台湾の女の子6人引連れて故郷のグアテマラにやってきました。もちろん、台湾の女の子たちは各カテゴリーでメダルをかっさらっていきました。

 

オマールは「写真を撮って!」と言われたり、多くの人に話しかけられていました。私はグアテマラでコーチをしてからというもの、色んな人に「オマールは知っているか?」と彼の伝説を聞かされていました。今回お会いするのは初めて。実際に話してみると、とても気さくな方で感じの良い人でした。

ところで、なぜオマール氏がグアテマラでコーチをしないのかというと、「卓球協会が雇ってくれなかったから」だそうです。。。

 

「えっ?」

 

って感じですよね。勿体無い!

「逃した魚は大きい」と言いますが、グアテマラ卓球協会にしてみれば正にそれですね。

 

ジュニアサーキット IN グアテマラ 2014

8月6日(水)~9日(土)の4日間、グアテマラでジュニアサーキットが行なわれています。

参加国はグアテマラ、エルサルバドル、チリ、コロンビア、キューバ、トリニダード・トバゴ、アメリカ、インド、スウェーデン、台湾の10ヶ国。参加者52名、グアテマラ国からの参加は18名です。

団体:ジュニア、カデット

ダブルス:ジュニア、カデット

シングルス:ジュニア、カデット、ミニカデット

女子ダブルスの表彰台を余裕で独占した台湾の選手達と、同じく三位のスウェーデンの選手。

チリからは日系人の松原豊(まつばらゆたか)君が参加しており、男子ダブルスジュニアの部で優勝していました!

なんと、私と豊君は今年ボリビアで行われた日系の試合でミックスダブルスを組み、優勝しています!

彼はとても丁寧にプレーするタイプ。バカみたいにスマッシュを打ちまくるグアテマラの選手達には、彼の爪の垢を煎じて飲ませてあげたいです。

そして豊君の指導者というのが、卓球王国ブログ「日本卓球界のラテン男」でお馴染みの仲村渠功さん。仲村渠さんはシニア海外協力隊として、現在チリで活動されています。

 

そして、もう一つ朗報!

ついにグアテマラに青年海外協力隊卓球隊員として、西島由記ちゃんが来ました~~~!!!

いや~、なんてったって嬉しいです。

由記ちゃんは首都グアテマラシティの隣の県、チマルテナンゴで二年間卓球の指導をすることになります。

覚えたてのスペイン語をスペスペと流暢に話しています!

由記ちゃんは左のシェークハンド。熊本出身で好きな食べ物は焼肉と寿司と甘い物。

元気が良く、誰とでもすぐに仲良くなる由記ちゃん。これからの活動に期待しています!

君なら出来る! 頑張って!

写真はチリの松原豊君と、青年海外協力隊の西島由記ちゃんと、秋田国体時のユニフォームを今でも大事に着ているなんか変な人。


 

[かわいいで賞]

オープン戦で貰える賞品って、本当に嬉しいですよね!


皆さんそうだと思いますが、オープン戦では賞品が貰えるよう、全員ハリキッテ試合していると思います。


私が中学二年生の時に優勝賞品でゲットしたキティちゃんのラケットケース、なんと今でも使っています。結構「物持ち」が良いんですよ。誰か褒めてください。

 

さて、今回は子供の頃から大変お世話になっている横浜の河原先生主催の「河原杯の賞品」のお話し。

 

「河原杯」は当時毎年夏に行われていて、子供の頃は楽しみにしていました。

なぜなら、商品がもらえるチャンスが沢山あるからです。

 

各カテゴリーに分かれており、優勝者にはもちろん、確かベスト8の選手までもが商品をもらっていたと記憶しております。

 

「がんばったで賞」「ファインプレー賞」まであり、上位に食い込めない選手たちは、せめて頑張ってプレーし、先生方の目に留まり「がんばったで賞」をもらえるよう、文字通り「頑張って」プレーしていました。

 

開催者の中に「かわいさん」という女性の方がおり、苗字をもじって「かわいいで賞」という賞がありました。

 

当然、学校で相当モテていそうなかわいい女の子が毎年選ばれ、そんな賞をもらった暁には更にモテることなど確実でした。

当時小学生だった妹の渚が、かわいさんに近づきこう言いました。

 

「今年のかわいいで賞はなぎにちょうだい♥」

 

私は我が目と我が耳を疑いました。この娘……、一体何を言い出すのであろう。ずうずうしいにも程がある! まさか、自分がかわいいとでも思っているのだろうか。

いや確かに、不細工ではないけれど、自分で言うほどかわいくは……

末っ子というのはいっつもこう。世界で一番、自分がかわいいと思っているんですよね。

それに比べ、長女はどうでしょう。姉の梓など、自分の事をかわいいとは思っていないはず。もし何かの手違いで、姉が「かわいいで賞」をもらった時には「あっし(あたし)、コレ、いらない……」と自粛するに違いありません。なぜなら自分がかわいくないと知っているから。

それに比べて妹の渚ときたら、自分から「ちょうだい」だなんて……

 

えっ? 私ですか? (←声が裏返っている)

私は「かわいいで賞」なんて、最初っから欲しいだなんて思った事ありませんよ。だって……それは、ほら……ねぇ、アレですよ、アレ。

どうせ優勝するんだしぃ、そこで商品がもらえるんだしぃ、二つも商品もらっちゃったら他の人に申し訳ないでしょ? ええ、ええ、そうですとも!


……というか、あの、そこはあまり深く追求しないで下さい。そこはどうか、そっとオブラートに包んで……


妹の「ちょうだい♥」作戦が効いたのか、その年の「かわいいで賞」の名誉と商品は妹の手に渡ったのでした。


むむむ……「アピールしなきゃパスは来ない」と言うけれど、まさにこれですね。


……ハッ! ちょ、ちょうだいっ! 私にも、何かちょうだいっ!

 

※本当に「かわいいで賞」を貰えるのはこの子です。

素振り

リトルキングスの練習メニューには「素振り」が組み込まれていて、子供の頃はよく素振りをしていました。

メニューは2点のフットワークや切り替えし、3点の回り込み等でした。

一人100回、50回等と回数が決まっており、各自のペースで行われていましたが、なぜか私だけ「1! 2! 3! (中略) 100!」と、最後まで大声を出して数えており、他のチームメイトは心の中で数えているようでした。

先生から数え方については特に指導されていませんでしたが、姉やチームメイトから「アンタ、ちょっとうるさいよ」とクレームを言われる事は一度もありませんでした。

 

それにしても、なぜ一人だけ声を出して数えていたのでしょうか。しかも大声で。

自分でも分からないから不思議です。……でも多分、人より目立ちたかったんだと思います。