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【交通銀行2020 ITTFファイナルズ】
●男子シングルス決勝
馬龍(中国) 11、7、10、-9、8 樊振東(中国)

●女子シングルス決勝
陳夢(中国) 9、-11、12、8、5 王曼昱(中国)


 交通銀行2020 ITTFファイナルズは男女決勝が行われ、男子シングルスは馬龍、女子シングルスは陳夢がタイトルを獲得した。1週間前に行われた男子ワールドカップ決勝の再戦となった男子シングルス決勝。その際は樊振東がフルゲームで勝利していたが、今回は馬龍がリベンジ。前回の対戦同様に「超」がつくほどのハイレベルがラリーを繰り広げた両者だったが、馬龍がプレーの精度で樊振東を上回り、自身の持つワールドツアー・グランドファイナル(今回はファイナルズとして開催)最多優勝記録を更新する6度目の優勝を飾った。

 女子シングルスは女子ワールドカップに続き、陳夢がV。陳夢はこの優勝でワールドツアー・グランドファイナル4連覇を達成。これは史上初の快挙であり、張怡寧(中国)の持つ女子最多優勝記録に並んだ。準決勝で伊藤美誠を破って勝ち上がってきた王曼昱との決勝は、序盤の3ゲームが僅差となるも、勝負所でミスが目立った王曼昱に対して抑えるポイントでしっかりポイントを重ねた陳夢が勝利を収めた。陳夢は10月の全中国選手権、女子ワールドカップ、ITTFファイナルズと直近の3大会すべてで優勝。丁寧、劉詩ウェンが故障で大会出場を見合わせている中で、東京五輪に向けて大きく前進したと言えるだろう。

 この後、11月25日からがマカオにて国際卓球連盟の新しいトーナメントシリーズ「WTT(ワールドテーブルテニス)」の第1戦「WTTマカオ」がスタートする。この大会を持って「RESTART」シリーズは一旦幕を閉じる。


※写真提供:ITTF
  • 男子シングルス優勝の馬龍(右)と準優勝の樊振東

  • 女子シングルス優勝の陳夢(右)と準優勝の王曼昱

  • 1週間前のリベンジを果たし、馬龍が吠えた

  • 先輩・馬龍に屈し、2連覇ならず

  • 直近3大会すべてで優勝と圧巻の強さを見せている陳夢

  • 決勝へ進んだ王曼昱だが、初タイトルはお預け

 11月3、21日に京都・島津アリーナ、大阪・池田市五月山体育館で関西学生新人大会が開催され、男子シングルスは吉田勝紀(関西学院大)、女子は三浦千緋呂(同志社大)が優勝を飾った。

【男子シングルス】
優勝:吉田勝紀(関西学院大/遊学館高卒)
準優勝:津村優斗(関西大/鳥取敬愛高卒)
3位:高須航(立命館大/愛工大名電高卒)、久世雄登(同志社大/知立東高卒)

【女子シングルス】
優勝:三浦千緋呂(同志社大/四天王寺高卒)
準優勝:山形あすか(近畿大/山陽女子高卒)
3位:榎谷優香(神戸松蔭女子学院大/鹿児島城西高卒)、田村美佳(立命館大/育英高卒)


 男子シングルス決勝は9月に行われた関西学生選手権の再戦となり、吉田がリベンジを果たしてV。決勝は吉田がゲームを取っては津村が次のゲームを奪い返すクロスゲームとなったが、最終ゲームは吉田が突き放して優勝をつかんだ。関西学院大の男子シングルス優勝は2017年大会の大西尚弥以来3年ぶり。

 女子シングルスは四天王寺高出身の三浦が高い実力を見せて優勝。三浦は準々決勝の河野(立命館大)戦、準決勝の榎谷戦にフルゲームで勝利。決勝はストレートで快勝して頂点に立った。高校の先輩でもある塩見紗希以来の新人戦女子シングルスのタイトルを同志社大にもたらした。「緊張感のある試合が続き、疲れましたが、優勝できて良かったです」と三浦。11月28、29日に開催される全日本学生選抜強化大会(無観客開催)でもこの調子でプレーしたいと語った。

◆写真提供:関西学生卓球連盟/馬渡卓也
※表彰写真に関しては会話せずにマスクを外して撮影
  • 男子シングルス入賞者:(左から)吉田勝紀、津村優斗、高須航、久世雄登

  • 女子シングルス優勝者:(左から)三浦千緋呂、山形あすか、榎谷優香、田村美佳

  • 男子シングルス優勝:吉田勝紀

  • 女子シングルス優勝:三浦千緋呂

  • 男子シングルス準優勝:津村優斗

  • 女子シングルス準優勝:山形あすか

  • 男子シングルス3位:高須航

  • 女子シングルス3位:榎谷優香

  • 男子シングルス3位:久世雄登

  • 女子シングルス3位:田村美佳

【交通銀行2020 ITTFファイナルズ】
●女子シングルス準決勝
陳夢(中国) 9、8、8、10 孫穎莎(中国)
王曼昱(中国) 3、4、9、6 伊藤美誠

●男子シングルス準決勝
樊振東(中国) 8、4、−13、8、5 張禹珍(韓国)
馬龍(中国) −11、9、9、8、7 許シン(中国)

ITTFファイナルズの大会第3日は、男女シングルスの準決勝が行われ、日本勢で唯一勝ち残っていた伊藤美誠は王曼昱に0−4で敗戦。昨年に続く3位で大会を終えた。

176cmの長身を誇る王曼昱。高い打球点から放たれるバックドライブは強烈で、伊藤の左右への揺さぶりにも確実に対応し、先にストレートへ厳しく攻められた。かつては体が左右に倒れる場面が多く、体勢を崩しやすかった王曼昱だが、豊富なトレーニング量をこなすことで体幹の強さも加わっていた。伊藤としては7−10から9−10まで挽回した3ゲーム目を取り、反撃に出たかったが、9−11で惜しくも落とした。

試合後は中国メディアから矢継ぎ早に質問を浴びせられ、取材時間は30分以上に及んだ伊藤。中国女子の最大のライバルとして、中国でもその存在感はより大きなものになりつつある。女子ワールドカップの初戦ではやや緊張感も感じさせたが、試合を重ねるにつれて硬さも取れ、より進化した姿を見せてくれた伊藤。今回の敗戦を糧に、さらなる成長を期待したい。

★準決勝後の伊藤美誠のコメント
「王曼昱選手はすごく攻撃的な選手で、それは最初からわかっていたんですけど、自分の展開に持っていける場面が少なくて、点数も取れなかった。1本を取ること、1ゲームを取ることを目標にしていたので、0−4という結果についてはすごく差があるなと感じました。ただ、このままでは王曼昱選手には一生勝てないなと思ったので、また工夫してやり直していきたい。

 王曼昱選手がすごく攻めてきて、自分自身が攻め切るところまでいかなかったし、サービスで崩すのも難しかった。相手のサービスも際どいコースにコントロールしてきて、細かい部分で負けていたので、大きい展開になっても難しさがあった。

 王曼昱選手とは小さい頃から戦ってきていて、本当にすごく努力家だし、練習量も多い。コーチと熱心に練習している姿を何回も見てきているし、本当に実力が上がってきているのがわかる。ボコボコに負けて吹っ切れてはいるんですけど、自分をしっかり見直したい。前のワールドカップの時より、自分のプレーは良くなっていたし、中国選手との試合は得るものがたくさんあるので、しっかり練習して、中国選手との試合を楽しみにしたい」

一方、男子シングルスは樊振東と馬龍が決勝へ勝ち上がった。樊振東は試合後、「この試合に向けて十分な準備はしてきましたが、それでも非常にタイトな試合でした。勝つことはできましたが、ベストなパフォーマンスができたとは考えていません」とコメント。4−1の完勝にも満足しなかった。馬龍と許シンは直近の対戦(20年ドイツオープン)では許シンが4−0で勝利していたが、今回は馬龍が4−1で快勝。改めて「馬龍健在」をアピールしている。

※写真提供:ITTF
  • 王曼昱に0−4で敗れた伊藤。中国選手を連破していくのは容易ではない

  • サービスの長短で揺さぶりたかったが、長身の王曼昱は崩れず

  • 勝利の瞬間、感情を露わにした王曼昱

  • 女子ワールドカップに続く勝利。陳夢は「孫穎莎攻略法」を見つけたか

  • 樊振東は張禹珍を4−1で下す

  • 男子ワールドカップと同様、樊振東と決勝で相まみえる馬龍

  • 馬龍と許シン、国際大会では何度目の対戦になるか……

【交通銀行2020 ITTFファイナルズ】
●男子シングルス準々決勝
樊振東(中国) 6、11、7、−9、9 カルデラノ(ブラジル)
張禹珍(韓国) 7、−10、−1、7、10、−8、6 林高遠(中国)
馬龍(中国) 5、−7、−5、6、9、11 ファルク(スウェーデン)
許シン(中国) 7、8、−9、−7、2、3 林昀儒(チャイニーズタイペイ)

●女子シングルス準々決勝
陳夢(中国) −9、−10、5、5、8、6 ゾルヤ(ドイツ)
孫穎莎(中国) −10、6、−8、3、11、5 徐孝元(韓国)
王曼昱(中国) 7、7、−9、6、6 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
伊藤美誠 −6、8、−11、4、7、−7、5 王芸迪(中国)

 ITTFファイナルズ、大会第2日目の11月20日は男女シングルス準々決勝まで終了。伊藤美誠が王芸迪とのゲームオールの接戦を制し、昨年に続いてベスト4進出を果たした!

 伊藤にとって王芸迪は過去1勝3敗。前回の対戦(19年香港オープン)では0−4で敗れており、決して相性は良くない相手。1ゲーム目を落とし、3ゲーム目は8−10のビハインドから追いつきながら11−13で奪われるなど、序盤は苦しい展開だった。王芸迪のベンチには中国女子チームの李隼監督が入り、サービス・レシーブやバック対バックからのコース取りなど、伊藤のプレーを相当研究している様子がうかがえた。

 しかし、伊藤は終始冷静にプレー。特に最終ゲーム、軽打と変化に強打を交えて王芸迪を手玉にとったプレーは見事だった。7−0と一気に突き放し、11−5で決着をつけた。今日行われる準決勝でもうひとりの「王」、王曼昱の挑戦を受ける。

 男子シングルスでは樊振東、馬龍、許シンという中国のトップ3が順当にベスト4に入る中、1回戦で張本智和を破った張禹珍(韓国)が林高遠(中国)との激闘を制し、ベスト4に勝ち上がった。準決勝で対戦する樊振東には、先週行われた男子ワールドカップで0−4で敗れるなど、まだ勝利を挙げたことがないが、好ゲームを期待したい。
  • 王芸迪に勝利し、笑顔を見せた伊藤

  • バック面の表ソフトから多彩な変化を繰り出し、ミスを誘った

  • 王芸迪は最終ゲームの出足で離され、敗れる

  • 王芸迪のベンチに入った中国女子の李隼監督

  • 張禹珍、中国の壁を破って4強入り

  • 樊振東とファイナルで3大会連続の対戦となったカルデラノ。今回は敗れ、通算1勝2敗

  • 林昀儒との左腕対決に競り勝った許シン(手前)

  • 今大会は有観客での開催。ファンにとっては待ち遠しい大会だっただろう

 昨日から中国・鄭州にて行われている「交通銀行2020 ITTFファイナルズ」。世界ランキング上位選手男女16名ずつが出場し、優勝を争う大会となっている。日本からは張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、佐藤瞳(ミキハウス)、加藤美優(日本ペイントホールディングス)の6名が出場したが、1回戦を突破したのは伊藤のみと厳しい戦いとなっている。

【交通銀行2020 ITTFファイナルズ】
●男子シングルス1回戦
樊振東(中国) 6、2、5、7 鄭栄植(韓国)
カルデラノ(ブラジル) 4、4、11、10 ピッチフォード(イングランド)
林高遠(中国) 9、3、4、9 丹羽孝希
張禹珍(韓国) -6、-2、7、-7、10、2、5 張本智和
馬龍(中国) 10、1、6、4 フランチスカ(ドイツ)
ファルク(スウェーデン) 4、9、-5、-7、-10、6、7 ゴーズィ(フランス)
林昀儒(チャイニーズタイペイ) -8、3、-4、9、6、10 オフチャロフ(ドイツ)
許昕(中国) 10、8、6、5 アルナ(ナイジェリア)

●女子シングルス1回戦
陳夢(中国) 6、11、-7、6、-8、4 加藤美優
P.ゾルヤ(ドイツ) 8、-8、-9、5、7、9 馮天薇(シンガポール)
徐孝元(韓国) 8、-3、9、5、5 石川佳純
孫穎莎(中国) 10、8、7、4 田志希(韓国)
王曼昱(中国) 6、14、5、9 佐藤瞳
鄭怡静(チャイニーズタイペイ) -9、4、10、5、11 A.ディアス(プエルトリコ)
王芸迪(中国) 3、12、7、7 ポルカノバ(オーストリア)
伊藤美誠 11、-6、6、5、6 杜凱琹(香港)

 
 日本勢で唯一初戦を突破した伊藤は香港のエース・杜凱琹を余裕のある戦いぶりで撃破。準々決勝では王芸迪と対戦する。張本は張禹珍を相手にゲームカウント3-1とリードし、4ゲーム目に10-8でマッチポイントを握るも痛恨の逆転負けを喫した。
 ワールドカップからの連戦となった丹羽と石川も1回戦敗退。石川はワールドカップで完勝していた徐孝元との再戦となったが、1ゲームを奪うにとどまりリベンジを許した。加藤と石川は久々の国際大会出場。加藤はワールドカップを制した陳夢から2ゲームを奪うなど健闘したが、最後は振り切られた。佐藤は終盤積極的に攻撃を仕掛けたがミスが出てストレート負けに終わっている。

※写真提供:レミー・グロス/ITTF
  • 日本勢唯一の準々決勝進出となった伊藤

  • 張本は勝利目前から痛恨の逆転負け

  • 石川はワールドカップで10日前に完勝していた徐孝元に敗れた

  • 久しぶりの公式戦となった佐藤は王曼昱を崩せず

  • 加藤は第1シードの陳夢に迫ったが敗戦

  • 林高遠にストレートで敗れた丹羽

 11月13〜15日、女子ワールドカップに続いて中国・山東省威海市で行われた「迪尚 2020 ITTF男子ワールドカップ」。ITTF(国際卓球連盟)のオフィシャル・フォトグラファーであるレミー・グロスから、熱戦の写真が海を越えて続々と届いている。とっておきの写真は12月発売の卓球王国本誌に掲載するとして、レミーの感性が光るオフショットを少しご紹介しましょう。「Remy’s Collection」その2です。
  • 馬龍と激闘を演じ、3位入賞の張本智和。自粛期間中も、燃え盛る闘志は消えてはいなかった!

  • 試合後はラケットタッチが慣例となる中、馬龍と樊振東はがっちり握手。それだけ凄い決勝だった

  • プレゼンテーターの大先輩・王楠さんから声をかけられ、馬龍は満面の笑顔

  • 一方、こちらの馬龍は……。視線は微妙にすれ違い

  • トロフィーの上に据え付けられた人形。戦型も服装もプレーも、すべて謎

  • オフチャロフからのアイコンタクト。半マスクなのはご愛嬌

  • バックフィッシュも両手でしのぐカルデラノ

  • ドイツ男子のロスコフ監督、往年の名優のような風格あり

  • 選手入場で花火にビックリの張禹珍。爆発に巻き込まれたかのよう

  • 中国に入国してもう3週間以上。素敵な笑顔の瞳ちゃんですが、試合が待ち遠しいんです

 女子ワールドカップに続き、11月13〜15日にかけて中国・山東省威海市で男子ワールドカップが開催され、樊振東(中国)が3年連続、通算4回目の優勝を果たした。

【迪尚 2020ITTF男子ワールドカップ】
●準々決勝
樊振東(中国) 10、-9、2、5、-7、5 林昀儒(チャイニーズタイペイ)
張禹珍(韓国) 13、9、-2、6、-7、6 鄭栄植(韓国)
張本智和(日本) 9、8、9、-4、9 ファルク(スウェーデン)
馬龍(中国) 9、4、7、-7、5 オフチャロフ(ドイツ)

●準決勝
樊振東 5、8、11、8 張禹珍
馬龍 7、-3、-6、-8、8、6、4 張本智和

●3位決定戦
張本智和 -7、-7、9、6、12、-6、5 張禹珍

●決勝
樊振東 -3、8、3、6、-7、-7、9 馬龍


 樊振東は1回戦の荘智淵(チャイニーズタイペイ)から、林昀儒、張禹珍とアジア勢に勝利して決勝進出。同士討ちとなった馬龍との決勝はゲームカウント3-1とリードしながらも追いつかれたが最後は9点で振り切って王座を守った。これで樊振東は4度目のワールドカップ制覇となり、馬琳(中国)の持つ優勝記録に並んだ。

 男子ワールドカップには日本からは張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)の2人が出場。昨年準優勝の張本はガルドス(オーストリア)、ファルクを下して準決勝進出。世界チャンピオン・馬龍との準決勝も3-1とリードを奪ったが逆転負け。同じラウンドで馬龍を破った昨年のワールドカップの再現とはならなかった。しかし、3位決定戦では張禹珍を下して銅メダルを獲得。久しぶりの大会は少々悔しい結果となったが、昨年の男子初となるワールドカップメダル獲得から2大会連続でメダルを手にした。
 張本と同じくトーナメントからの登場となった丹羽は、グループリーグから勝ち上がってきた張禹珍に1回戦で対戦。3-1とゲームをリードしたが、第5、6ゲームを落とし、最終ゲームも10-12で奪われ、初戦で姿を消した。

 ITTFの「RESTART」シリーズ、男女ワールドカップが終了後は中国・鄭州に舞台を移して11月19〜22日にかけて「交通銀行2020 ITTFファイナルズ」が開催される。世界ランキング上位選手男女16名ずつが出場するこの大会には、男女ワールドカップに出場した張本、丹羽、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)に加え、日本から佐藤瞳(ミキハウス)、加藤美優(日本ペイントホールディングス)が出場予定となっている。

※写真提供:レミー・グロス/ITTF
  • 馬龍との決勝をフルゲームで制し、樊振東が吠える

  • 歴代1位タイの4度目のワールドカップ優勝となった

  • 馬龍は追い上げたが、わずかに及ばず準優勝

  • 張本は馬龍を追いつめるも逆転負けで決勝進出を逃した

  • 昨年の銀メダルに続き2年連続のメダル獲得

  • 丹羽は初戦で張禹珍にフルゲームの末に敗れ、上位進出ならず

 熊本県・県立総合体育館で行われてた後期日本リーグは男女1部のすべての試合が終了。男子は協和キリン、女子は中国電力が優勝を飾った。なお、男女1部の上位4チームは12月に開催されるファイナル4への出場権を獲得。男女1部の順位は下記のとおり。

【後期日本リーグ男子1部】
1位:協和キリン(5勝0敗2分)
2位:東京アート(4勝0敗3分)
3位:愛知工業大(4勝0敗3分)
4位:日鉄物流ブレイザーズ(3勝2敗2分)
5位:シチズン時計(2勝2敗3分)
6位:リコー(1勝4敗2分)
7位:日野自動車キングフィッシャーズ(0勝5敗2分)
8位:原田鋼業(0勝6敗1分)

 男子は今日1試合目の第6戦で首位・協和キリンと2位・東京アートが対戦。勝利すれば優勝が決まる協和キリンは前半で平野友樹、渡辺裕介が勝利して王手。しかし東京アートは3、4マッチで吉田海偉、上江洲光志が踏ん張り引き分けに持ち込む。さらに3位につけていた愛知工業大がリコーを下して勝敗・引き分け数で協和キリン、東京アートに並び、優勝決定は最終戦にもつれ込んだ。
 協和キリンは最終戦で勝利すると優勝、敗れた場合は優勝の可能性が消滅、引き分けとなると東京アートと愛知工業大の対戦結果次第という中で、3-1で勝利。リコーを相手に2-1とリードし、最後は平野友樹が会心のプレーで有延大夢をストレートで下した。自力で2017年後期以来の優勝をつかみ取り、選手兼監督の松平賢二は念願の王座返り咲きに涙を見せた。


【後期日本リーグ女子1部】
1位:中国電力(5勝0敗2分)
2位:十六銀行(5勝1敗1分)
3位:デンソー(4勝3敗0分)
4位:昭和電工マテリアルズ(3勝2敗2分)
5位:サンリツ(3勝3敗1分)
6位:愛媛銀行(2勝4敗1分)
7位:エクセディ(1勝4敗2分)
8位:広島日野自動車(0勝6敗1分)

 女子1部は昨日の試合を終えて首位の中国電力と2位のデンソーが第6戦で直接対決。中国電力は1番の宋恵佳、2番の土田美佳、3番の成本綾海と3連勝でデンソーを撃破。4番の庄司有貴が敗れたが、優勝に近づく大きな1勝をつかんだ。
 続く最終戦、中国電力は昭和電工マテリアルズにマッチカウント1-2、4番の土田も平真由香にゲームカウント0-2とリードを許す。しかし、ここから土田が驚異の粘りを見せる。徐々に平のボールに合いだし、じわじわとラリーで得点を重ねて3ゲーム目は9点、4ゲーム目は10点、最終ゲームも9点と接戦を連取して逆転勝利。今年度限りで引退を決めている土田が、意地の勝利でチームに2期連続の日本リーグ優勝をもたらした。
  • 会心の試合でVを決めた平野

  • 今年度で引退の土田は驚異の粘り勝ち

  • 久々の優勝に松平は涙

  • デンソー戦トップで馬克に快勝した宋

  • 男子1部優勝:協和キリン

  • 女子1部優勝:中国電力

 後期日本リーグは大会4日目を終え、男女1部は各チーム5試合目まで戦い終え、明日最終日の2試合を残すのみとなった。ここまでの順位は下記のとおり。 

【後期日本リーグ1部・途中経過】
※勝敗・引き分け数が同数の場合は得失マッチで順位を決定
◆男子(5戦終了時点)
1位:協和キリン(4勝0敗1分)
2位:東京アート(4勝0敗1分)
3位:愛知工業大(3勝0敗2分)
4位:日鉄物流ブレイザーズ(2勝2敗1分)
5位:リコー(1勝2敗2分)
6位:シチズン時計(1勝2敗2分)
7位:日野自動車キングフィッシャーズ(0勝4敗1分)
8位:原田鋼業(0勝5敗)

 男子は4戦全勝だった協和キリンが今日の最終戦で愛知工業大と引き分け。協和キリンは勝利に王手をかけたが渡辺裕介が松山祐季との激しい打撃戦にフルゲームで敗れた。東京アートは第5戦でリコーから接戦で勝利をもぎ取り勝敗・引き分け数で協和キリンに並んだが、得失マッチ数2差で現在2位。明日11時からの第6戦で協和キリンと東京アートが激突するが、この一戦が大きく順位に関係するだろう。


◆女子(5戦終了時点)
1位:中国電力(4勝0敗1分)
2位:デンソー(4勝1敗0分)
3位:昭和電工マテリアルズ(3勝1敗1分)
4位:十六銀行(3勝1敗1分)
5位:サンリツ(1勝3敗1分)
6位:エクセディ(1勝3敗1分)
7位:愛媛銀行(1勝3敗1分)
8位:広島日野自動車(0勝5敗0分)

 女子は今日の第4戦を終えて唯一の全勝だったデンソーが第5戦で昭和電工マテリアルズに敗戦。全勝チームがいなくなった。その中で第5戦でサンリツを苦しみながらも下した中国電力が黒星なしで首位に立っている。こちらも、明日9時からの第6戦で現在1位の中国電力と2位のデンソーが対戦となる。

 今回の引き分け導入は、やはり与える影響が大きいようで、東京アートの大森監督も「1点落としただけでかかるプレッシャーがだいぶ大きい」と語る。優勝が決まる明日も、目が離せない戦いとなりそうだ。
  • リコー戦で郡山をフルゲームで下した東京アート・吉田は辛勝にこの表情

  • 協和キリン・渡辺は愛知工業大・松山に打ち負けた

  • 粘るサンリツ・秋田を振り切った中国電力・成本

  • 第4戦まで唯一全勝のデンソーは第5戦で黒星。写真は2番で敗れた野村

 熊本県・県立総合体育館で開催中の後期日本リーグは大会4日目。今日は男子1部が各チーム3試合、女子1部は各チーム2試合を戦うスケジュールとなっている。

 男子2部で新人賞に輝いた熊本出身の松岡優人(協和発酵バイオ)はじめ、開催地ゆかりの日本リーガーも多数出場。男子の熊本出身選手はは協和キリン・硴塚将人、日鉄物流ブレイザーズ・松下海輝、シチズン時計・上村慶哉、クローバー歯科カスピッズ・松下大星、信号器材・福田修也。女子では十六銀行・竹本朋世、昭和電工マテリアルズ・牛嶋星羅、神戸松蔭女子学院大・多武玲帆、オークワ・三島日菜之が熊本出身となっている。
 また、十六銀行・安藤みなみ、朝日大・大城萩一は熊本・慶誠高の卒業生。愛知工業大・田中佑汰、豊田自動織機・田中千秋の姉弟は熊本で過ごしていた時期がある。
  • 日鉄物流ブレイザーズ・松下海輝

  • 十六銀行・安藤みなみ

  • シチズン時計・上村慶哉

  • 昭和電工マテリアルズ・牛嶋星羅

  • 協和キリン・硴塚将人。ここまで4連勝!

  • クローバー歯科カスピッズ・松下大星

  • 信号器材・福田修也

  • 神戸松蔭女子学院大・多武玲帆