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「共存」

先ほど洗面台の蛇口をひねろうとしたら、蛇口からゴキブリが出てきました。

今では大して驚きませんが、最初はそれなりに驚いていたんですよ。

蛇口というのは水が出てくるところであって、ゴキブリが出てくるところではないはずでしょう?

それなのに、私が住んでいるグアテマラ卓球連盟の体育館&寮のトイレの蛇口はゴキブリが出てくるんです。

念密にいうと蛇口から直接出て来たのではなく、色んな所にある蛇口の隙間から出たり入ったり、入ったり出たりしているんですね。

本当のことを書きますと、蛇口の隙間どころかトイレ自体がゴキブリの住み家になっています。

 

……私、良く聞いて。

 

「共存」という言葉を忘れてはいけないよ。

僕らはみんな生きている。

生きているから嬉しいんだし悲しいんだしゴキブリだって蛇口からこうやって出てくるんだ。

 

向こうもパニック、こちらもパニック

ある日のお昼時、いつも通りグアテマラの卓球連盟の事務所でパソコンをいじっていた時でした。

 

突然「バサバサバサ~」と、窓の隙間からアレが入って来ました。

アレですよ、アレ。

みなさん、アレと言ったらアレでしょう。

 

鳥しかいないでしょう(泣)

 

そう、鳥が窓の隙間から入って来ました。 ※アポなし

↑常に壊れている窓。

この鳥、グアテマラでは「サナテ」と呼ばれており、和名では「オナガクロムクドリモドキ」といいます。メスは地味な茶色をしていますが、オスはキレイな紺色をしていてしっぽが長く、見た目は日本の小さめのカラスです。

↑パナマで撮った写真。

ウィキペディア「オナガクロムクドリモドキ」で調べてみて下さい。なかなかきれいな声で鳴きます。中米全体に生息しており、そこらじゅうにいます。

 

その時私一人しか事務所におらず、パニックになりました。

あれー? ちょっと待ってねー、捕まえるなんて絶対に無理よ~。

だって鳥は意外と気持ち悪いし、糞とか落とされたら終わりでしょう?  もしくちばしで突かれでもしたら、誰が責任取ってくれるんですか?

窓の隙間へ追い込もうとしても、更にパニック状態にさせてしまうかもしれない。更にパニックになった鳥を見て、更に私がパニックになってしまうのは確実。

どうるす? どうする私? ここが正念場よ! 集中! マジで集中!

サッ! ハッ! ホッ! フッ! ……ヘイッ!

鳥は驚いた表情で事務所内をバタバタしていましたが、私も負けじと驚いた顔をしていたに違いない。

てか、どうしよう。マジでどうしよう。どうしよう。そしてどうしよう!

おかーさー……ハッ! これはブログのネタになるぞ!

写真を撮ってブログにアップし、みなさんのご機嫌を伺おうではないか!

軽いパニック状態になりながらも、撮った写真がコチラ↓

しばらく鳥はバタバタと事務所内を飛び交っていましたが、奇跡的に入ってきた窓の隙間を見つけ、自分でサッと出て行きました。

 

あー、それにしても本当に怖かった。恐怖の3分間でした。

ところで、「モドキ」という名が付いてるからには、オリジナルもいるってことですよね?

「オナガクロムクドリ」っていう鳥が。

ネットで調べてみたところ、「オナガ」と「ムクドリ」は存在しているものの、「オナガクロムクドリ」という鳥は存在しませんでした。

オナガクロムクドリモドキよ……

あなたはなぜ、存在しないはずの「オナガクロムクドリ」の「モドキ」になったの?

 

[かわいいで賞]

オープン戦で貰える賞品って、本当に嬉しいですよね!


皆さんそうだと思いますが、オープン戦では賞品が貰えるよう、全員ハリキッテ試合していると思います。


私が中学二年生の時に優勝賞品でゲットしたキティちゃんのラケットケース、なんと今でも使っています。結構「物持ち」が良いんですよ。誰か褒めてください。

 

さて、今回は子供の頃から大変お世話になっている横浜の河原先生主催の「河原杯の賞品」のお話し。

 

「河原杯」は当時毎年夏に行われていて、子供の頃は楽しみにしていました。

なぜなら、商品がもらえるチャンスが沢山あるからです。

 

各カテゴリーに分かれており、優勝者にはもちろん、確かベスト8の選手までもが商品をもらっていたと記憶しております。

 

「がんばったで賞」「ファインプレー賞」まであり、上位に食い込めない選手たちは、せめて頑張ってプレーし、先生方の目に留まり「がんばったで賞」をもらえるよう、文字通り「頑張って」プレーしていました。

 

開催者の中に「かわいさん」という女性の方がおり、苗字をもじって「かわいいで賞」という賞がありました。

 

当然、学校で相当モテていそうなかわいい女の子が毎年選ばれ、そんな賞をもらった暁には更にモテることなど確実でした。

当時小学生だった妹の渚が、かわいさんに近づきこう言いました。

 

「今年のかわいいで賞はなぎにちょうだい♥」

 

私は我が目と我が耳を疑いました。この娘……、一体何を言い出すのであろう。ずうずうしいにも程がある! まさか、自分がかわいいとでも思っているのだろうか。

いや確かに、不細工ではないけれど、自分で言うほどかわいくは……

末っ子というのはいっつもこう。世界で一番、自分がかわいいと思っているんですよね。

それに比べ、長女はどうでしょう。姉の梓など、自分の事をかわいいとは思っていないはず。もし何かの手違いで、姉が「かわいいで賞」をもらった時には「あっし(あたし)、コレ、いらない……」と自粛するに違いありません。なぜなら自分がかわいくないと知っているから。

それに比べて妹の渚ときたら、自分から「ちょうだい」だなんて……

 

えっ? 私ですか? (←声が裏返っている)

私は「かわいいで賞」なんて、最初っから欲しいだなんて思った事ありませんよ。だって……それは、ほら……ねぇ、アレですよ、アレ。

どうせ優勝するんだしぃ、そこで商品がもらえるんだしぃ、二つも商品もらっちゃったら他の人に申し訳ないでしょ? ええ、ええ、そうですとも!


……というか、あの、そこはあまり深く追求しないで下さい。そこはどうか、そっとオブラートに包んで……


妹の「ちょうだい♥」作戦が効いたのか、その年の「かわいいで賞」の名誉と商品は妹の手に渡ったのでした。


むむむ……「アピールしなきゃパスは来ない」と言うけれど、まさにこれですね。


……ハッ! ちょ、ちょうだいっ! 私にも、何かちょうだいっ!

 

※本当に「かわいいで賞」を貰えるのはこの子です。

二重跳びを連続で332回

子供の頃、私の特技と言えば「親に怒られること」「姉妹喧嘩をすること」「メダカをいつまででも眺められること」そして「縄跳び」でした。

神奈川県の卓球クラブ「リトルキングス」の子供たちは練習前に二重跳びを1000回跳んでいました。

100回じゃないですからね。1000回です。もちろん、1000回連続ではなく、100回連続を10回とか、150回連続を何回かに分けたりして。

手首と足首の強化、リズムの習得、持久力を付ける、ウォーミングアップの為だと、恩師の蛭田先生はおっしゃっていました。

私の数少ない自慢話を聞いて下さい。

二重跳びを連続で332回跳んだ事があります。小学校6年生の頃だったと思います。

300回を超えた時点で全身の力を全て使い果たしていて、私の精神と肉体は生と死の淵をさまよっていました。

最後の気力を振り絞って跳んでいたら縄が切れて終了。正直「助かった」とホッとしました。

もしあの時縄が切れていなかったら、なわとびに殺されていたかもしれません。

当時、一歳年下の村守実くん(同じ左のペン)が250回程連続で跳んだという話を聞き、「みーくんに出来るんだったら、私にも出来る!」と、挑戦した結果が332回でした。

今振り返ってみても、我ながらあっぱれ。

ちなみに三重跳びの自己最高記録は連続30回です。

今は三重跳びを跳ぶことが出来ません。大人になって(体重が増えて)しまったんですね。子供の頃は細かったのに……うぅ、うっ、うっ、うぅっ…… (←泣いてみる)

しかし二重跳びは今でも100回連続で跳べます! 後ろ二重跳びは50回連続で跳べます!

誰か私を褒めて!

ワンちゃんが好きです。でも、ネコちゃんの方がも~~~っと好きです! ~巨大化け猫を訪ねて~

噂になっている、巨大化け猫の話しです。

え? 全く噂になってないって?! ……なんで?

いつかのブログ「キューバ、ホテルのネコ達」で、こんなことを書きました。

『猫が大好きだというレオネルくん14歳。彼の家にもペットで猫を飼っているそうですが、巨大化け猫らしいです。今度お宅へ行って確認してきます!』

猫が大好きだというレオネルくんのお母さんに「ワンちゃんが好きです。でも、ネコちゃんの方がも~~~っと好きです!」と言ったら、2匹の巨大化け猫がいるという、その御宅に招待してくれました。

先ず手始めにコチラの化け猫から!

キャー!

化け猫ー!

なんか、緑色してるんですけどー!

前歯剥き出して、こっち見て笑ってるんですけどー!

不気味ー!

怖いー!

怖いよー、おかーさー……あれ?

よく見たら化け猫じゃなくて、これ、私だ!

だっ、騙されたー!

ということは、ちっちゃい方が化け猫だったのかー!

だって、「化け猫並に可愛い」でしょう?

名前は胡椒という意味の、ペッパーちゃん。女の子です。例えるなら、トトロに出てくる小トトロでしょうか。

さて、気を取り直して、大トトロのお出ましお出まし~~~!

キャー!

で、で、で、デカすぎるぅー!(嬉泣)

これ、欲しいぃ~!

こちら、お母さん猫のペルーサさん。ネコを抱っこしているとは思えないほどのずっしり感でした。

こちら、息子のピグレット君。

ペットと飼い主は似ると言いますよね。この御宅のお母さん、妹さんはこの通り。

お兄ちゃん(レオネルくん)も昔はぽっちゃりしていたそうですが、卓球を始めてからみるみる痩せていき、今ではこの通り。ゴボウみたいです。

お父さんはというと、ぶっちゃけこの家の巨大化け猫と見分けがつきません。もしかしたら、彼が抱っこしているのはお父さんの方かもしれません。。。。

ペットが飼い主に似るのでしょうか? それとも、飼い主がペットに似るのでしょうか? 面白いですね。

あ、なるほど! だからエストレージャはあんなに可愛いんだ!

謎は、全て、解けたっ!

……えっ? なんですか?

ちょっw、なんすか、なんすか?(笑)

言いたい事があるなら、ハッキリ言って下さいよ!

……やっぱり言わないで下さい(泣)

写真はキューバのホテルで見つけた猫、命名「エストレージョ」

鼻の「キュン」としたところが、とってもかわいいです。

こちら、エストレージャ。耳もヒゲも、爪もシッポも、全てがかわいいです。

西田泉のメイドの土産話し ~後編~

引き続きグアテマラのオープン戦の話しです。

西田泉 VS アンディ・ペレイラ選手

私は0-2セット、7-10で負けていましたが、そこから奇跡的な逆転をし、1-2に持ち込み、2-2に持ち込んで最終セット。

「相手に打たれたら、私は確実に殺(ヤ)られる!」という事だったので、サービスからスマッシュ、レシーブからスマッシュと、とにかく打ちまくった結果、私はキューバ1位、オリンピック出場選手のアンディ・ペレイラ選手に11-7で勝利したのでした。

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。

全くもってその通りだなぁ。

そして決勝戦。相手はキューバ3位のモラ選手。彼もサウスポーです。

モラ選手も、もちろん強いのですが、アンディ選手と比べたらボールのスピードは遅く、ミスも多かったため、私は3-1で彼に勝ち、見事優勝を果たしました。

今まで卓球をしてきた中で、一番頑張った試合だったと思います。もう選手じゃないのに。

優勝賞金は、現金約7千円とスポーツ店で買い物が出来るカード約3千円でした。

賞金をゲットし、ホクホクの様子。とても嬉しそうな表情をしています。

しかし、賞金よりもたかがオープン戦にせよ、強い選手に勝って優勝できたという事、買い物中の見知らぬお客さん達が「頑張れ! イズミ!」と応援してくれたことが、何よりも嬉しかったです。

「孫に自慢できる話が出来た」「メイドの土産が出来た」と喜んでおります。

西田泉のメイドの土産話し、これにて終了。

次回はキューバの卓球事情をお話ししたいと思います。

西田泉のメイドの土産話し ~中編~

引き続きグアテマラのオープン戦の話しです。

3人のリーグ戦が8チーム。1位と2位が決勝トーナメントへ進出できます。

難なくリーグ戦を1位で抜けると、決勝トーナメント一回戦の相手、いきなりリバン君。なんと、フルセット13-15で奇跡的に勝ちました! サービスからの3球目が効きました。

4決定はグアテマラ2位の男子選手と。サービスが抜群に効いて3-0で勝ち、準決勝へ。

奥にいる、腰が90度に曲がっている(←お爺ちゃんだからじゃありません)のがリバン君。身長が高過ぎると卓球しづらそうですね(泣)。手前のモリモリ筋肉君が、アンディ・ペレイラ選手。面白い髪型をしています。

そして、準決勝の相手というのが、キューバ1位、オリンピック出場選手のアンディ・ペレイラ選手だったのです。

筋肉隆々のサウスポーです。見た目、ゴ○ラ。

↑筋肉女子(脂肪付き)の西田泉さんですら、驚きのこの表情。

1、2セットはアンディ選手の「チョッ速(ぱや)スーパードライブ」を喰らいまくりました。

めちゃくちゃ速いボールに遭遇した時、人はどうなると思います?

そんな時、人は……薄笑いを浮かべます。

そう、あまりのボールの速さに、私の顔には薄笑いが。ニヤニヤと薄笑いを浮かべて試合していたため、観客には不審に思われていた事でしょう。

だってしょうがないじゃないか!(←えなりかずき風)

相手のドライブが速すぎるのがいけないんだ!(←えなりかずき風)

先にシャワー浴びて来いよ!(←えなりかずき風)

なんですか、アレは?(泣) スピード違反ですよ。音速の領域ですよ。

ブロックなんか出来たもんじゃありません。かろうじてラケットにボールが当たったとしても、明後日の方向にボールが吹っ飛ぶんです。ラケットが少しかけました。(←これはさすがに嘘)

そのボールが足なんかに当たったら、その時点で死にます。(←これは本当)

私は0-2の7-10で負けていました。

私は考えた。「相手に打たせたら死ぬ。確実に死ぬ。だったら先に打つしかない!」と。攻撃は最大の防御だと言いますが、まさにそれでした。

打って打って、そして打った。すると、気づいた時には13-11で逆転勝ちをしていました。

アンディは驚いていましたが、観客も、キューバのコーチも驚いていました。みんな驚いていました。もちろん、私も。

私は自分に言い聞かせた。「わたし、良く聞いて。試合っていうのはねぇ、勝たないと意味がないんだよ。どんな人が相手だろうが(例え相手がゴ○ラだろうが、オリンピック出場選手だろうが)、勝たないと意味がないの! わかった? 勝ちなさいよ? 私たち、遊んでるんじゃないんだからね? 勝利をかけて、戦ってるんだからね? わかったならこの試合、勝ってみなさい!」と。

~後編へ続く~

キューバ「鳩の公園」

♪ポッポッポー 鳩ポッポー

豆が欲しいかそらやるぞー

みんなで仲良く食べに来い

キューバで「鳩の公園」と呼ばれ親しまれている公園があるということなので、行ってみました。

……これは詐欺でしょうよ。「オレオレ詐欺」に匹敵する位の詐欺度でしょう! 「オレオレ詐欺」にちなんで「ハトハト詐欺」と名付けようじゃないか!

だって、鳩なんて何処にも居ないじゃない! あ、奥の方に少しいるみたいだわね。

「鳩の公園」と呼ばれてる割には、鳩は全然いませんでした。しかもかなりの臆病者で、手の平に豆を乗せても食べに来る鳩は全体の約1割ほどでした。

こんなんで「鳩の公園」って呼ばれるんだったら、上野動物園は「鳩の天国」ですね。もしくは「鳩地獄」(涙)

ところで、どうして「鳩(ハト)」という漢字は、「鳥」に「九」なんでしょう?  「恥(はじ)」という漢字が「耳」に「心」なのと同じくらい不思議です。

子供というのは、どうして鳩を見るなり走って飛ばそうとするのでしょうか?

……なるほど、どうりで鳩が臆病になる訳だ。

「フランスの男性」と呼ばれている像。なんで「フランス」なんでしょうかね? ま、別にどうでも良いんですけどね。

アゴ髭を触ると、何か良い事があるのでしょうか? アゴ髭が触られ過ぎているようで剥げています。ま、私は触りませんでしたけど。

アゴ髭を触ってめちゃくちゃ嬉しそうなルイス君14歳。

銀の人は本物の人間で、お金をバケツに入れると動きます。こういうの、怖くて絶対に近寄れません(涙)。

「僕もバケツにお金を入れたい! だからお金ちょうだい!」と、友達からお金をせがんでいる男の子とお金を渡す男の子。

キューバ人はなぜスポーツが強いのか

子供たちが練習中、ちょっとした野暮用があり1時間ほど練習場を離れました。

体育館に戻ると、なにやら体育館から音楽が聞こえるので見てみると、キューバの選手たちが踊っていました。

「わっ、私がいないのを良い事に! 練習中に音楽かけて踊るなんて、フザけてる!」

と、一瞬憤慨しましたが、よくよく見てみると、専門のコーチ付きでエアロビクスをしていました。

数年前に日本で流行った、ビリーなんとかかと思ったのですが、普通のエアロビクスでした。

フィジカル専門のコーチの指導を受け、30分ノンストップ。選手たちは汗ダラダラ。かなり疲れていました。

さすがキューバ人の踊りのセンスは違う! と思いきや、なかなかリズムに乗れていない選手もいました。その女子選手はコーチからリズムに乗れていないという事で、軽く怒られていました。

足はこう出せ! 腕はこう! 違~う! そうじゃなくて、こうだ、こう! 違~う!

見ていてちょっと可哀相でした。

空手を知らない日本人がいるとの同じように、ピザが嫌いなイタリア人がいるように、踊りが下手なキューバ人だって、いるんですねぇ~。 (←しみじみ)

なるほど、キューバ人はこうしてリズム感、持久力、腕や足、体全体を調整しているんですね。

日本では夏も近い事だし、盆踊りを取り入れてはいかがでしょう? ダメか。

キューバ。シェフが私にウインクしながら「今日は頭、有るぜ!」

キューバ滞在3日目、グアテマラメンバー全員一致でホテルの変更が決定されました。

というのも、ホテルの食事が酷いのと、夜は1時~2時頃までキューバ人達がロビーやホテルの前で音楽かけて踊ってあまりにもうるさいので。

それに比べて新しいホテルにはプールが付いており、5階からの眺めは海が見えて最高。部屋には冷蔵庫もあり、ホテルには観光客がいっぱい。何よりご飯が美味しいんですね~。

新しいホテルの夕食に、たまにカツオのソテーが出ます。

カツオの頭が見世物(?)として大皿に盛られていたので「この頭、食べても良いですか?」とシェフに聞くと「モチロンだ!」と、快くカツオの頭を私のお皿に乗せてくれました。

カツオのソテーが出る日は、シェフが私にウインクしながら「今日は頭、有るぜ!」と教えてくれます。

グアテマラの子供たちはカツオの頭を見るなりあからさまに「オエ~!」という顔をします。そんな「オエ~!」を美味しそうに食べる私にも、もちろん良い顔を向けてはくれません。

子供たちに冗談で「イズミはあっちのテーブルで一人で食べて!」と言われた時は、わざとその子の隣に座ってやりました。そしてカツオの身をほじってその子のお皿に乗せ、「絶対に美味しいから、これを喰え!」と食べさせました。(←軽いパワハラ)

子供は恐る恐る食べましたが、こんな言葉が口から出ました。

「……あれ? ……美味しい!

ほらね。ほーらね! ほーらね~!

だから言ったでしょう? 「これは美味しいんだよ!」って!

日本人にとって、カツオの頭はご馳走ですよね? みんなこぞって食べますよね?

しかしウィンクシェフによると、今までカツオの頭を食べた人はこのホテルでは私が初めてだそうです。勿体無い! こんなに美味しいのに!

ちなみに「カツオ」はスペイン語で「ボニート」と呼びますが、「ボニート」の意味は「可愛い」という意味でもあります。

私はカツオよりもタラちゃんの方が断然可愛いと思うんですけどね。人それぞれですね。

そうか! 「好き嫌いも人それぞれ」という事ですね。つまりは「好きの押し売りをしちゃダメだ」って事ですね。なるほど、勉強になるなぁ!

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