田中敏裕さんは両膝にサポーターを付けていますが、この前、その意味がようやくわかりました。
西田泉、今までスポーツと言えば卓球しかしたことなかったんですけど、この前ソフトボールという競技を嗜(たしな)み始めまして。「で、初めての試合、どうだった?」だなんて、口が裂けても聞いてほしくないんですけど。
で、ソフトボールって、あれなんですね。バットにボールが当たったら、全速力で一塁まで走り抜けなきゃいけないんですね。
玉玉(または球球)、そう、たまたまバットにボールが当たるという一大イベントが起こりまして、わたくしいきなり全速力で走ったせいで両太ももを負傷致しました。まぁ、軽い筋肉損傷? 軽い肉離れ? みたいになりまして。まぁ命には別状なかったので、試合は続行されたんですけど。
続くメンバーもヒットを打ちましたので、一塁から二塁へ走らなきゃいけないんですけど、あれ? 生まれたての小鹿が一匹混ざっているよ? ってね、全注目を浴びまして。
で、次のメンバーもヒットを打つわけですよ。そりゃあもう、二塁から三塁へ走るよね。
走るしかないよね。瀕死の小鹿が。
ソフトボールを誘ってくれたおばさんが思わず声を掛けてくれるんですけど。「イズミ、大丈夫?」って。「大丈夫☆ 大丈夫☆」って、言うしかないじゃないですか。それを言わないで、何て言うんですかっ(泣)!
で、次のメンバーもヒットを打つんですよ。もう、本当にやめて欲しい。ヒットを打つとか、アンタ、一体何を考えてるんだっ? やめてくれっ! つってね、引き攣る顔で三塁からホームへ(気持ち的には)飛び込んだのです! この際、ダイブした! とか、滑り込みのヘッドスライディングー! という表現でも全然差し支えないんですけど。
ま、実際には両足を引きずりヨチヨチ歩きで。命からがらの、これが、あの、水を求める砂漠の民? みたいな感じでホームイン。嗚呼、蜃気楼(しんきろう)が見える……。
あのー、お婆ちゃんが一人混ざってるんですけど、介護の人、何処に居るんですかー? この中にお医者様はいらっしゃいませんかー?
そんなこんなでお遊びの時間は終わった。
どうしてバドミントンをするの? アンタ、馬鹿なの?
「うっわ~、バドミントン、超楽しい~!」って、コートいっぱいかっさらって走り回っていたら右膝をやられました。
文字通り、激痛。
ラピュタのムスカ大佐は「ああぁ目が! 目がぁー!」って叫んでいましたが、私は「ああぁ膝が! 膝がぁー!」って叫びました。
膝なんて、今まで痛くしたことなんてなかったのに……。それだけが、唯一の自慢だったのに……。
ソフトボールを誘ってくれたおばさんに「膝痛くした☆」って言ったら「これ、今使ってないから☆」って膝のサポーターを貸してくれました。
そっか、大人はこうして膝にサポーターを付けるようになっていくのね。大人って、大変だなぁ。
田中さんをはじめ、身体の所々にサポーターを付けている人には、こういった涙なしには語れない物語があるんですね。あなたがサポーターを付けている物語も聞かせてください。
~続く~
泉さんの少し年上ですが、まだ膝のサポーターのお世話になったことないです・・・
はっっ、これはまだ全力を出し切れていないということか!!