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パナメリカーノの次は、パラ・パナメリカーノ。

もちろんわたくし、息子を連れて観戦に行きました。

パラ・パナメリカーノを観戦できるチャンスなんて、なかなかありませんからね。

 

恥ずかしながらパラ卓球を生で観るのは初めてだったのですが、単刀直入に感想を言いますと、すごかったです。(←小学生並みの表現力!)

 

なんというか、すごいと言うよりも……

 

すごく、すごかったです。

 

とても、すごく、すごかったです!

 

以上です!

 

 

胸と目頭が熱くなるようなシーンが多々ありました。

 

敗れれば涙を流し、勝てば涙を流して喜ぶ。

 

この大会の優勝者は東京パラオリンピックへの切符が得られるというだけあって、決勝戦は凄みがありました。鳥肌が立つとはこういう事ですね。

 

相手のハンディキャップを誰よりも分かっているので、相手を思いやる気持ちが強いと感じる場面が沢山ありました。

 

会場で観戦していた車椅子の選手同士が、目配せしながら相手との距離を測ってぶつからないようにしたり、「お先にどうぞ」という紳士的な態度を取ったり。

 

TVで見ていたパラ・バスケットでは、相手選手が車椅子ごと倒れると、すかさず手を貸していました。

 

普通に考えたら当たり前なんですけど、心が忙しくなるとつい、うっかり忘れてしまうこともあって。

 

こういうのを目の当たりにすると、自分も相手を思いやろうというモチベーションが上がり、会場もなんだか優しい雰囲気に包まれていました。

 

息子もこれを機会に気配りのできる、心優しい紳士に成長して欲しいものです。

 

会場の入り口で、記念にパチリ。

なんだかむなしく見えるのは気のせい?

奥に見える建物は簡易ホテル。私も子供たちの大会期間中、泊まったことがあります。

 

練習会場の様子。本当は一般人は立ち入れないらしいのですが、知らずに入ってしまいました。だって、知らなかったから……。

 

各コートに、ボランティアのボールボーイがいます。

 

表彰式の様子。

パラ卓球で特に強かった国はチリ、ブラジル、アルゼンチン。

 

優勝者のチリ人のタマラ選手。東京オリンピック出場決定おめでとう!

私が南米(ペルー、ブラジル、アルゼンチン、チリ)にラケット一本持って旅行していた時、チリで出会った選手です。

チリのナショナルチームに招待されて3日ほど練習させてもらいましたが、寮に泊まらせてもらい、彼女と同じ部屋だったのです。

 

アルゼンチンの障がい卓球コーチ、アレハンドラさん。今日もいつも通りサバサバしていました。

息子、大号泣。

試合観戦も良いけど……

知り合いのコーチがチケットを入手してくれたおかげで、2回目のパナメリカーノを観戦することが出来ました。

知り合いが沢山居たのでご挨拶。

ブラジル日系人の、みなさんご存知、マルコス山田さん。

ブラジル日系人のリンコン安田コーチ。

オリンピック6回連続出場したウゴオヤマさん。

オヤマコーチとは初めてお会いしました。マルコス山田さんがオヤマさんに「ニシダイズミさん、知ってる?」と聞き始めました。

いやいや! ちょっと、ちょっとちょっと!

私なんて無名中の無名。オヤマさんが知ってるはずがないですよ!

 

マルコス「彼女、左のペンで卓球が強いんですよ」

 

「マルコスさん、止めてください! 私のことなんて知ってるはz」「ああ、あなたがニシダさん? 知ってるよ!」

 

えっ? 本当!?(←声が裏返る)

 

ええ、ええ。どうせリップサービスでしょうよ。チュッチュ。

 

「表ソフトラバーの子でしょ?」

 

皆さん、奇跡が起きましたよ。それとも偶然? ウゴさんがどうして私のことを知っているのか存じませんが、頭が下がる思いでした。

 

ペルー男子監督のエシオさん。昔、ジュニアの南米大会で優勝しています。

アルゼンチン監督のグスターボさん。お茶目で凄腕です。

チリ監督のマルコス・ヌニェスさん。中ペンホルダー表ラバーの選手でした。

エクアドル監督のノルマン・カリージョさん。この日が誕生日でした。良い笑顔!

ペルーのモニカ・リァウさん。彼女はオリンピック出場選手で今は卓球の普及に力を入れています。

今回大会ボランティアをしていたペルーのミラグロさん。彼女はモニカさんとダブルスを組んでオリンピックに出場。中国と対戦し、0本で敗れたそうです。

アルゼンチンのおばあちゃんコーチ、日系人のタカハシさん。

昔の教え子たちも観戦に来ていました。

こういう大会って、試合観戦はもちろんですが、知り合いに会うのも楽しいですよね。

 

この中で誰か知っている人は居ましたか? (※私も含みます)

チケット売りの天使

前回の続きです。

チケットが完売ということで道端で途方に暮れていると、知り合いのコーチが通りかかったので挨拶がてらに「これこれ、こういう事があったのですよ」と伝えると「明日の分のチケット、手に入るかもしれないから夜に連絡するね」とのこと。

 

その間、私も知り合いなどに「チケット2枚売ってくれませんか?」と聞いてみるも、鳴かず飛ばず。

 

嗚呼……、「卓球競技のチケット完売」は嘘じゃなかったんだなぁ……

 

す・る・と!!!

 

先ほどのコーチから連絡があり、「チケット2枚入手した」とのこと。

 

そうですかそうですか、あなたが天使でしたか!

 

どうやって前日にチケット2枚も入手したかわかりませんが、おかげで私は2回目のパナメリカーノ卓球競技を観戦することが出来たのでした。

 

~続く~

卓球競技のチケットは完売

私「卓球競技の入場チケットが完売だなんて、誰がそんな噂を立てたんだろうね(半笑い)。今日はチケット売り場で直接買おうっと!」

 

旦那「でも……卓球競技のチケットは完売だって言ってるよ!」

 

「何言ってるの? 昨日は普通に買えたじゃん! そもそもみんな大げさなんだよ。ペルーで卓球競技のチケットが完売になるわけないじゃん(笑)

 

旦那はお仕事だったため、私は一人で息子を連れてタクシーに乗り、会場へ。

 

会場のチケット売り場にて。

 

「卓球競技のチケット大人一人、子供一人分ください」

 

売り切れましたよ

 

「いやいや、売り切れましたよとかじゃなくてですね。卓球競技のチケット大人一人、子供一人分くださいって言ってr」「売り切れです。完売です。売れませんよ無いんだもんチケット。水泳だったらまだ有りますよ!」

 

 

嗚呼、途方に暮れるとは、こういうことなんだなぁ……

 

あれ? 息子、こんなに重かったっけ?

 

タクシー降りてからずっと抱っこしてるんですけど、とにかく息子が重いの。ああ分かった。オムツとか着替えとかが入ったマザーズバックを片肩に掛け、今日も寒いからと厚着したコートがここぞとばかりにかさばり、機嫌が悪くなった息子がぐずぐずと泣き始め、抱っこする体勢もどんどん悪くなり、帰りのタクシーを呼ぶために携帯電話をポケットから出して……

 

泣きたい。お母さんも泣きたいよ……。

 

すると、天使という名の警備員のお兄さんが私に声をかけてきました。

 

「卓球競技? チケット一枚持ってるから売ってあげるよ!」

 

「えっ? マジっすか? ヤッター!!! 人生、捨てたもんじゃないよね! ……で、息子の分は?」

 

「チケット一枚しかないんだよね……」

 

「意味ねー! 天国かと思ったら地獄に突き落とされたわー!!! お前は天使と見せかけた悪魔じゃー!!!」(←絶叫)

 

でも、もしかしたら、もしかするかも……と、もう一度チケット売り場まで行き、「卓球競技のチケットは本当に売り切れたのですk」「ないです」

 

「全くもう! さっきも言ったでしょ?」というような目つきで見られたので、その場を逃げるように立ち去りました。

 

そして私は息子と一緒にワンワンと泣きながらタクシーに乗って家に帰ったのでした。

 

旦那「卓球競技のチケット、完売って言ったよね?」

パナメリカーノ、赤ちゃんの入場チケット

「パナメリカーノの卓球競技の入場チケットは完売」などと言われながらも、旦那は大人2枚をゲットしていました。

 

息子を抱っこしながら、旦那レンソと会場の入り口へ。

 

完売と言われながらも何故かゲットしていた卓球競技のチケット、大人2枚を意気揚々と差し出すと

 

「赤ちゃんのチケットは?」と、係の人に言われました。

 

コモ? (スペイン語で「えっ?」というニュアンス)

 

……パードゥン?

 

「赤ちゃんの入場チケットも必要なんですけど」 by入り口係員の人

 

あの~……もしもし? 聞こえます? 聞こえますかっ?

 

私には「赤ちゃんの入場チケットも必要なんですけど」って聞こえましたが、空耳ですよね?

 

えっ、違うの? 空耳じゃないの?

 

何言ってるのこの人。超ウケるんですけど(爆笑)。

息子は明日でようやく3か月になる、最近まで「新生児」と呼ばれていた、汚れのない私の可愛い可愛い赤ちゃんなんですけど! お腹が空いて泣くときは、まるで世界の終わりのような感じで泣きますけどね! え? 赤ちゃんの入場チケット必要なの? 買ってないんですけど! だって、知らなかったから。「完売だ、完売だ」などと言われ、旦那はどうやってチケットを入手したのかわかりませんが、今さらもう一枚入手するなんて絶対に無理なんですけど!!!!! 乳飲み子を置いて、私たち夫婦だけで観戦するなんて、絶対に無理です! っていうか、誰に預けるの? しかもこんなに可愛いんだから、誘拐されるに決まってるじゃないですかゼーゼー、ハーハー、ヒッヒッフー!!!

 

 

「優先窓口に誘導しますので、チケット売り場で赤ちゃんのチケットを買ってください。ちなみに半額ですよ」(大人約600円、子供約300円)

 

チケット売り場で普通に買えました。あれ? 完売じゃなかったの?

それにしても、3か月の赤ちゃんまで入場チケットが必要だなんて、誰が想像していたことでしょう!

 

東京オリンピックも、赤ちゃんの入場チケットは必要なのかなぁ?

パナメリカーノの試合結果

8月4日から10日にリマで行われたパナメリカーノ(アメリカ大陸大会)が終わりました。

結果

男子シングルス

優勝 ウゴ・カルデラーノ(ブラジル) Tokyoオリンピック出場決定

2位 WU Jiaji (ドミニカ共和国、中国人)

3位 WANG Eugene(カナダ)

3位 JHA Kanak(アメリカ)

 

女子シングルス

優勝 アドリアナ・ディアス(プエルトリコ)  Tokyoオリンピック出場決定

2位 WU Yue(アメリカ)

3位 ブルーナ・タカハシ(ブラジル)

3位 メラニー・ディアス(プエルトリコ、ディアス選手のお姉さん)

 

男子団体

優勝 アメリカ (決勝は3-2)

2位 アルゼンチン

3位 ブラジル

3位 キューバ

 

女子団体

優勝 プエルトリコ (決勝は3-2)

2位 ブラジル

3位 カナダ

3位 アメリカ

 

男子ダブルスはウゴさんとツボイさんが、女子ダブルスはディアス姉妹が、ミックスダブルスはカナダのWANG Eugene選手とZHANG Mo選手が優勝。

 

写真は旦那お気に入りのカナダのWANG Eugene選手と。

リマとは思えないほど立派な体育館です。

手前の青いユニフォームを着たブラジル代表、後ろで豪快に構えているのは日系人のKUMAHARA Caroline選手。

2016年にブラジルの日系人大会で対戦した、「You Next game, Yes? No now. But next game, Yes?」の、あの人です。(ブログ参照してください)

「You Next game, Yes? No now. But next game, Yes?」

 

息子を抱っこして会場をうろついていたら、一般のおじさまに「あなた、KUMAHARA Caroline選手ですか?」と声をかけられました。

息子をユサユサ抱っこしながら「違います」と答えましたが、おじさまは

え~? 本当? 本当にKUMAHARA Caroline選手じゃないのぉ~?」といったような顔つきでじろじろと見てきました。

 

髪が短いのは似てるけど!

日本人的な顔しているのもそうだけど!

もし、「Yes, I am」って答えてたら、一体どうなってたんだろう?

パナメリカーノ(アメリカ大陸大会) リマ2019

パナメリカーノ(アメリカ大陸大会) リマ2019が始まりました!

 

卓球競技は8月4日~10日

 

やはりウゴ・カルデラーノ選手とアドリアナ・ディアス選手が強いですね~。

 

今のところ、ペルーの選手は男女ダブルス、ミックスダブルス、個人戦全てにおいて誰も一勝もしていません。

 

8月8日㈭の団体戦に、旦那と息子で観戦しに行ってきます。

 

息子はピンチヒッターとして呼ばれる可能性もありますが、準備万端に整えておきましたので、いつでもどうぞ。

叔父さんと。

表ラバーの悟り、または目覚め

前々回のブログ「私は違反者」で、ふなちゃんからこんなコメントを頂きました。

 

『ちなみに泉さんは何という表ソフトラバーを使っていますか?』

 

 

嗚呼、そうだったそうだった。私、卓球の選手だったんだ。

 

息子が生まれてからというもの、私は「おっぱいマシーン」と化し、右のおっぱいを痛めながらも毎日息子が泣くたびにおっぱいをあげていたら自分が卓球選手だったことをすっかり忘れていました。

 

話しによると私は「左のペン表」とのこと。

左っていうことは、お茶碗を持つ手でラケットを持つんですね私は? まるでペンを持つかのように。

 

私の表歴はこうです。

TSPスピンピップス→MDスピンピップス21sponge→TSPティラノ→NittakuモリストSP→ NittakuハモンドFA→現在はモリストSPとハモンドFAを「時と場合」によって使い分けています。

 

ペルーで成人ナショナルチームのスパーリング相手をしていた時がありましたが、「モリストSP」を使うと皆すぐにミスして全然練習にならなかったんです。

「ハモンドFA」にしたらナックルボールが出にくいので選手たちのミスも減り、ようやくラリーが続くようになりました。

 

私が試合をするのであれば「モリストSP」。理由は、ナックルボールを繰り出し、相手のミスを誘い得点するためです。もちろん、「ハモンドFA」でスマッシュを多用し、スピードで勝負することもあります。

 

ところで、TSPのMDスピンピップス21spongeの前のスピンピップスのカバー台紙って、どんなんだか覚えていますか? 初代のスピンピップスです。私は覚えていません。

 

さて、TSPのスピンピップス、MDスピンピップス21spongeは言わずと知れた「ドライブがしやすい、回転がかかる」デメリットは「廃盤」

もしかしたらスーパースピンピップスも使っていたかもしれませんが、「スピンピップスシリーズ」が多すぎて覚えていません(泣)

 

現在売られているのでもスーパースピンピップス、スーパースピンピップス・21 sponge、スピンピップス レッド、スピンピップス ブルー。カットマン用にスーパースピンピップス・チョップスポンジ、スーパースピンピップス・チョップスポンジ2。

 

近い将来、スピンピップスハイパワー、スピンピップスウルトラ、スピンピップスバイオレット、スピンピップスチョップ&アタックみたいなのが発売されそうですね。

 

 

TSPのティラノ「球離れが速い。ナックルで相手のイライラを爆発させることが出来る」デメリットは「湿気があるときは最悪。自分でもボールが滑ってしまう。粒の表面がすぐに千切れる。廃盤」

 

NittakuモリストSP「ナックルボールで相手をイライラ。ネット手前に落とすナックルブロックが出しやすい」デメリットは「ハモンドと比べてスピードがあまり出ない。練習相手が務まらない」

 

NittakuハモンドFA「球離れが良く、スピードが出て、速攻プレーに最適。練習相手が務まる」デメリットは「ナックルボールが出にくく、相手がボールを落としてくれない」

 

表ラバーはラケットの角度を調節するのが難しいですが、一度その感覚を身に付けてしまえばあれよあれよとミスが減り

「え? ちょっと待って? ミスが出来ないんですけど!!!」

というくらいボールをコントロール出来る(表ラバーの悟り、または目覚め)ようになるので、それまでは頑張って練習あるのみ!

 

ビバ表!

私は違反者

ヒラヤマユウジさん、このブログを読んでくださっているあなた、ちょっと聞いてくださいよー!

 

ペルー人の旦那がこんなことを言っていたのを思い出しました。

 

「昔、サービスの時にネットインを3回連続すると『相手に1ポイント』というルールがあった」と言っていたことを。

 

ケ? (←スペイン語で「何?」という意味)

 

少し上品に、わたくし的に表現致しますと……

 

はぁ?

 

そんなルール、始めて聞いたんですけど、絶っっっ対に嘘ですよね。

 

まぁ、旦那は「嘘をついている」のではなく「勘違いしている」というレベルどころか「絶対にそうだと信じている」ので、ヒラヤマユウジさん、このブログの読者の皆様、ご回答のほど何卒よろしくお願いいたします。

 

ちなみに「そんなルール聞いたことないけど、いつまで有効だったの?」と聞くと「1991年くらいまではそのルールだったはず」という返答がありました。

 

1991年、西田泉、当時7歳。

 

 

また、2010年から2012年にグアテマラでJICAボランティアしていた頃、一緒に働いていたグアテマラ人の女性コーチ(当時20歳)に、こんなこと言われたことがあります。

 

「ねぇ、表ラバーは違反なんでしょ? 今は裏ソフトラバーしか使ってはいけないんだよ」と。

 

あのぅ……私、左ペン表なんですけど。表ソフトラバーを使っているということはつまり、違反?

 

私は違反者?

 

 

グアテマラ女性コーチ「そうだよ」

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