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将来の子供の名前

今まで吐き気を催すだけで実際に吐いた事はありませんでしたが、先日、一日で2回も吐きました。その日をきっかけに、ずっと具合が悪かった「つわり」もなぜか治まり、今は大分楽に過ごせています。

一度流産を経験しているので「何かあるかもしれない」と何事も疑ってかかっている私ですが、もしこのまま無事にお腹の赤ちゃんが育ってくれたら……

名前はどうしようかな。

男の子だったら、準? 孝希? 政崇? 竜介? それとも……ティモ?
女の子だったらそうねぇ、佳純? ひな? 丁寧? それとも、リー・ジャオ?

母親の私が(卓球だけは)左利きなので、子供の名前も左利きの選手を付けようとしている様子。

え? なんスかなんスか(笑)
スペインの? 何志文(ヘ・ジウェン)を忘れてますよって? うんうん、そうそう、ヘさんね。

「あのぅ、ちょっとすみません。ヘさん……。私のプレーの真似しました?」と、半笑いしながら言いたくなる程、わたくし西田泉とプレーが激似なんですよね。

もちろん左ペン表です。

ま、レベルは次元を遙かに超えてますけどね。

私がダンゴ虫レベルなら、ヘさんはオリンピック(アテネ、北京、ロンドン)に3回出場したレベルです(泣)。

サービス、鉄壁の揺さ振りブロック、フォアのスマッシュ&カウンター、何よりもあのコース取りが一番凄い!

お時間がある方は是非、You Tubeでへさんのプレーを見てみて下さい。
ポカンと口が開きますよ。凄すぎて。

 

知っている人は知っていると思いますが、ヘさんはレシーブ待ちの時、両足をヨチヨチさせてタイミングを取りますよね。

 

あのヨチヨチって、偉関晴光さんもやってますよね? ね?

 

全日本マスターズで何度も優勝されている私のアイドル土佐昭子さん(85歳以上の部)も、もれなくレシーブ待ちの時にヨチヨチとタイミングを取っておられます。

彼女に関してはボール拾いの時までそれは続きますが。

 

そうか。一流の左利きのペンの選手は、ヨチヨチに秘密があったんだ!

どうして私は左のペンなのにヨチヨチをしなかったんだろう? だからそんなに強くなれなかったんだよ。

もし読者の中で左のペンの方がおられましたら是非ヨチヨチを試してみて下さい。結果、感想をお待ちしております。

 

そうそう、子供の名前を考えているんでしたね。

……そもそも子供の名前が「へ」って、どうよ?
漢字はもちろん「屁」でしょう? いじめられるに決まってるじゃん(泣)!

さすがにそれはダメだ。残念ながら「へ」は子供の名前リストから排除されました。

旦那レンソの考えも聞いておかなきゃ。彼はなんて言うかなぁ。

男なら満、清、誠治、晴光、あたりでしょうか。

女の子なら、利香、早矢香、みう、もしくはみま、でしょうね。

最近では「みなみ」がグイグイ来ているそうで、妻の私が焼き餅を焼くほど。

いずれにせよ、健康に生まれてきてくれることを祈ります。

「健康第一」

これが子供の名前の第一候補です。(今のところ)

第二候補はもちろん、

「寿限無、寿限無
五劫の擦り切れ
海砂利水魚の
水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住む処
藪ら柑子の藪柑子
パイポ パイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助」です。

ちなみにスペインの天才画家「パブロ・ピカソ」も寿限無に負けず劣らずの名前だったそうな。

彼の本名は

「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」

だったそうです。覚えられない(泣)。
それにしても、市役所はよくこの名を受理しましたよね。

2020東京オリンピック ボランティア

「オリンピックかぁ。せっかくだから、ボランティアでもしようかなぁ」などとのんびりしていたら、「そろそろ締切りですよ!」という天の声が聞こえ、急に焦り始めるブログの筆者。

 

何だか「ブラックだ」とか「やりがい搾取だ」とか文句が出ているらしいですね。

私は知りませんでしたけど。

 

インターネットで出てきた文句がこれらです。

 

・東京までの交通費及び宿泊は自己負担・自己手配

・交通費がたったの1000円

・東京都が指定する研修会にすべて参加すること

・連続活動期間10日間は長すぎる

・暑いので熱中症が心配

 

 

働いている社会人の皆さんは10日間も仕事を休まなきゃいけないんでしょう?

ボランティアをするために! 普通に考えたら出来ませんよね。

地方に住んでいる人も難しいでしょう。ホテルとかどうするの? って感じですよね。

 

 

先日、母と電話でこんな話になりました。

 

「頭の良い、仕事のできる人はボランティアなんかしないでオリンピックをチャンスにして沢山稼ぐんだろうね」

 

私にそんなスキルはないので、オリンピックをチャンスにして稼ぐなんて夢のまた夢……。

 

「コーチとして育てた選手と共に、開会式で手を振って入場行進!」なんて、夢のまた夢……。

 

そもそも「ボランティアでもしなければ、オリンピックに関わる事は出来ない」というスキルの無さも情けなく思います。まぁ、ほとんどの人はそうでしょうけど。

 

 

なので、オリンピックと唯一関わる手段として「ボランティア」が光輝いて見えてしまうのです。

 

 

「とっさの一言スペイン語 ~挨拶編~」くらいは何とか話せますが、英語は全く出来ないので心配です。

 

「こいつは英語も話せないし、どうせ仕事も出来ないだろうから更衣室までの案内役として廊下にでも立たせておこう」と隅の方に追いやられたら、もう笑うしかないですよね。

 

 

さて、あなたはボランティアに応募しましたか?

 

「私は応募しなかったけれども知り合いが応募したみたいだよ」という方や「ボランティアだなんて絶対にしない!」という方も、是非コメント下さい。

 

 

ちなみに私は「更衣室までの案内役として廊下に立たされる覚悟」で、先ほどボランティアの登録を完了させました。

「卓球はとても大事。でも……」

我らの福原愛ちゃんが、愛ちゃんの旦那さんにこう言ったそうです。

 

「卓球はとても大事。でも、卓球の中に人生があるんじゃなくて、人生の中に卓球があるのよ」

 

最近立て続けに渡辺貴史さんのブログを更新していたので、卓球とは全く関係の無いブログもそろそろ書かないと調子が狂いそうになりました。

 

「アレ? 私の人生はドコ? 私はダレ?」的な。

 

なので今回は私の人生で起こった、卓球とは全く関係の無い話で皆様のご機嫌を伺います。

人間、生きていくうえで「食べる」ことは欠かせませんよね。

皆さんは自炊をしていますか?

自炊は健康管理も兼ねて自分のため、またはそれを食べてくれる人を想って料理をするものですよね。

「自称スポーツ選手」の皆さんなら、健康管理も考えてタンパク質やコラーゲン、ビタミンA,B1,B2,B6,B12,C,D,E,K,ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの摂取に日々いそしんでいると思います。

私も大学時代や社会人の頃はほぼ自炊をしていました。

料理は好きでもないし、もちろん得意でもありません。

味見は一切しませんので、全て一発勝負です。

それでも必要に迫られ、自炊をしていました。

理由はもちろん、皆さんお分かりかと思います。

私も昔はスポーツ選手でしたからね。一応ね。

ということは、自炊をするという事は……

 

外食するほどお金がなかったからです!

 

外食の方が美味しいし、楽だし、面倒臭い「洗い物」という後始末をしなくて済みますでしょ?

でもやっぱり値段が高い。しょうがない、自炊しよう。

 

日本でいつもお世話になっていた優秀食材、それは薄切り肉でした。本当に使い勝手が良いんですよね。安いし。しかも私はバカの一つ覚えのように一度作って「美味しい」と私から合格が出ると、飽きるまで何度も同じものを作っていたので、

薄切り肉を使ったゴーヤチャンプルー、カレー、生姜焼きなんて、一体何度作ったか分かりません。

社会人のある日、上司から「西田はまたカレーか」と言われたこともありました。口がまたカレー臭かったんでしょうね。どうもすみませんでしたね。

 

昨日、豚バラブロックをペルーのスーパーで買いました。本当は豚バラの薄切りを買いたかったんですけど、ペルーには「薄切り肉」など存在しません。無いものは無いんです。

大好きな秋刀魚も存在しません。ウナギもありません。

納豆はあるけど、めちゃくちゃ高いんです(号泣)。

納豆を手作りしたところで、出来上がったネバネバの糸を引く臭い匂いのする豆なんて、誰が食べたいと思いますか(大号泣)?

 

 

さてこの豚バラブロック肉。初めて買ったけど、これ、どう調理するの?

インターネットでレシピを調達しました。そこにはこう書かれていました。

 

「簡単レシピ」豚ブロック肉のBBQソース焼きの作り方「男飯」

 

う~ん、なんとも食欲をそそる題名。

「簡単」だなんて、つまり、誰にでも失敗なく出来るって事でしょう?

私にピッタリじゃないですか!

そして「男飯」なんて、つまり、豪快って事でしょう?

料理の時は味見なんて一切しない、豪快な私にピッタリじゃないですか!

 

もちろん「レシピ通りに事を進めようね」と私が私に言いました。

 

先ずは「豚バラブロックをフォークで刺し、肉全体に穴をあける」と書いてあるのでそれに従います。

 

「肉全体に穴をあける」のは味をしみ込みやすくするため? それとも、肉を柔らかくするため? もしくは焼いた時にちぢれない様にするため?

いずれにせよ、穴は沢山開いていた方が良いなという私の勝手な判断により、塊肉が悲鳴を上げるまで

 

「エイッ! エイッ! これでもかっ! これでもかっ! ……親の仇ぃぃぃ~!」

 

などと叫び無心でブスブスとフォークで肉に穴をあけていたら、何やらフォークを持っている手に違和感を感じたので、その手を止めました。

 

「なんじゃこりゃ~~~!!!」

画面右端に注目。勘が鋭い人はこの時点で分かるはず。

 

ふぉ、フォークが……

別の角度からどうぞ。

 

何だかエレガントな形に変化していますね。豪快な男飯にはほど遠い、気品あふれる女性の手の様に見えますわ。育ちがバレますわね。うふふふふ、おほほほほ。

あら、奥さん、ごきげんよう。

 

調味料と肉を袋にぶち込み、冷蔵庫で2~3時間寝かせるそうですが、1時間半ほど経ったところでどうしても我慢できなくなり、焼きに入ります。

 

30分フライパンで焼くそうです。レシピでは出来上がりがジューシーでとっても美味しそうなんですけど、30分もフライパンで焼いたら、焦げないのかな?

 

イチモツの不安を抱えながらも肉をフライパンで30分、レシピ通りに焼いてみました。

それはもう、焦げっ焦げ。

見た目はまるでペルーの道端に落ちている3日間干からびたイヌのウンコの様。そんな写真なんて、とても載せられませんよ。

ね? ほらね? 30分も焼いたらそうなるって。焦げるって分かっていたでしょ?

分っていて、なんで30分も焼いちゃったの?

そして、どうしてレシピではジューシーに仕上がっているの(泣)?

 

焦げっ焦げにはなりましたが、味は美味しかったです。レンソからも太鼓判を頂きました!

失敗したんだかしてないんだか分からない結果になってしまいましたが、さすがは「男飯」。豪快なところがこのネーミングに行きついたんですね。

 

さて、日本でマイブームになった食べ物は多々ありましたが、現在ペルーでマイブームの食べ物と言えば「ペルーで買った日本米(?)の白米を、母から送ってもらった梅干しと味付け海苔で食べる」です。

シンプル・イズ・ベスト(涙)。

 

追伸

このブログの読者様に少しでも喜んでもらおうと、「エレガントな手の様になったフォーク」の写真を撮るため、豚バラブロックの油でギトギトになった手を丁寧に水で洗い、タオルで拭き、携帯電話のカメラで写真を撮った健気な私の姿をご想像ください。

これが私の人生の一部です。

私と共感してくれる人この指止まれ。早くしないと逃げちゃうぞ。まだまだ逃げない、まだ逃げない。

前回のブログで「これに共感出来る方、是非コメント下さい」とコメントを促したんですけど、誰一人コメントをくれませんでしたね。

 

やっぱり、ブログの文章が長すぎたんでしょうね。最後まで読んでくれたの、一人も居なかったそうですよ。

 

そもそも「卓球ブログ」なのに全然卓球についてのネタを書かず、久しぶりに書いたと思ったらまさかの長文で、読者の方も途中で飽きちゃって、ネタも意味不明だし、

 

そもそもペルーなんかで暮らしているオバサンが「私なりの試合に対する心構え」を発表したところで誰も興味持ちませんから!

 

旦那のレンソですら私のアドバイスを「あ~、はいはい」と聞き流しているというのに!

でも良いんだ。こんな事で挫けないぞ。

イジケナイ、絶対に泣かないんだって決めたんだ! えーんえんえんえん(号泣)!

 

こうやってブログを書いているのにも、実は理由があります。

元卓球選手が、卓球のコーチも辞め、日本にも住んでいないとしたら、一体どうなると思います?

 

忘れ去られるんですよ。皆から。友人はおろか、親や親戚、姉妹にも。

 

だから、何かしらの手段(ブログを書くとか)で存在アピールしないと。

 

卓球王国さんから「そういうよこしまな理由でブログを書かれては困ります。辞退して下さい」と言われてしまう前に、よこしまな理由は上手く隠し通すことにして、何とか「卓球に関するネタ」でブログを書き、皆さまのご機嫌を伺っているしだいです。

 

そもそも、コメントの促し方も下手でしたね。

前回のブログでこのようにコメントを促しました。もう一度チェックをお願いします。

 

> あなたは何らかの決勝戦で「腹をくくらずに、負けたようなオーラを放ちながら、絶対的な自信が無い選手」が勝つシーンを、今までに見た事がありますか?

どのスポーツでも構いませんぞ。

……そうですか。そうですよね。無いですよね。しかし、私はあります。

1984年(私が生まれた年!)の映画「カラテ・キッド」もしくは「ベスト・キッド」のダニエルさんが空手の決勝戦でオドオドし、プルプルと震えながら戦って優勝したシーンはどうしても納得がいかないんです。

ねぇダニエルさん、あんた優勝するんだからさ、オドオドせずにもっと自信を持って戦ってくれません? ミスター・ミヤギも、ちゃんとそういうところまで指導をして欲しいんですけど。あなたの教え子、ずっとプルプル震えながら試合してるんですけど。良いの? 見ていて見苦しくありません?

これに共感出来る方、是非コメント下さい。

 

……そして、誰からもコメントが来ませんでした。

私の考えに、誰も共感出来なかったんですね。

つまり、皆さんはオドオド、プルプル震えながら戦った選手が優勝しても、納得がいくんですね。

 

昔から「いっちゃんって、ちょっと変わってるよね」とか「変だよね」とか、「あんた、バカじゃないの?」(←これは姉限定)と言われていましたが、やはりそうでしたか……。

いつもそうだ。誰も理解してくれないんだ。誰も共感してくれないんだ。

それでも別に良いんだ。こんな事で挫けないぞ。

イジケナイ、絶対に泣かないんだって決めたんだ! えーんえんえんえん(号泣)! (←本日2回目)

 

あれ? でもちょっと待てよ? (←両手でTの字を作りながら)

そもそも、1984年に出来た映画「ベスト・キッド」(英語表示では「The Karate Kid」)を皆さんは観た事がありますか? って話なんですよ。

 

皆さん、知らないでしょう? こんな映画。(←映画に失礼ですね)

 

ちなみに、私は2011年から日本を出てグアテマラへ行くまでは、「カラテ・キッド」なんていう映画は1ミリも知りませんでした。

グアテマラ人がしきりに「カラテ・キッド」などと口にしており、さすがに「はて?」とは思っていましたが、全然興味を持たず。

 

ペルーに住むことになり、ようやく「カラテ・キッド」の凄さが分かりました。

テレビに何回も「カラテ・キッド」が放送されるんです。「毎週」は言い過ぎにせよ、確実に毎月必ず、

「カラテ・キッド」

「カラテ・キッド2」

「カラテ・キッド3」

「カラテ・キッド4」

 

1から4までの「カラテ・キッド」シリーズがテレビで放送されています。

 

2010年にリメイクされたジャッキー・チェン主演の「ベスト・キッド」、英語表示では「The Karate Kid」も、たまに放送されます。

っていうか、ジャッキーさんの場合、空手じゃなくてカンフーなんですけど、どうして「The Karate Kid」って名乗っているのでしょう?
「The kung fu Kid」じゃないの?

だって、絶対におかしいでしょう? カンフーしてるのに空手と名乗るなんて! これに共感できる方は是非コメンt……あ、いや、あの、別に、何でもないです……。

 

映画「ロッキー」シリーズも「カラテ・キッド」に負けず劣らず、もの凄い放送回数です。

「ロッキー」

「ロッキー2」

「ロッキー3」

「ロッキー4/炎の友情」

「ロッキー5/最後のドラマ」

「ロッキー・ザ・ファイナル」

 

ジャッキー・チェンがリメイクした「ロッキー」はまだ放送されていません。

もしリメイクされるのであれば「ロッキー」ではなく「ジャッキー」になりそうですね。

 

ちなみにアニメ映画「カンフー・パンダ」シリーズ1、2、3もしょっちゅう放送されています。その度に私は旦那レンソのポヨンポヨンのお腹を

「ハッ! ハッ! ハァァ~~~、ハッ!」

などと言いながらカンフーの真似をして叩いているのでレンソが可哀相です。

 

それにしても、ペルー人はどんだけ「カラテ・キッド」が好きなのでしょうか? (ロッキーやパンダもだけど)

ペルーにはオキナワから来た日系人が多いからでしょうか?

隣国のエクアドルやコロンビア、チリではどうなんでしょう? ペルーほど「カラテ・キッド」が放送されているのでしょうか?

 

そんなくだらない話はどうでも良くて、来月12月13日から韓国・仁川で行われるグランドファイナルが待ち遠しい!」という私の考えに共感出来る人この指止まれ。早くしないと逃げちゃうぞ。まだまだ逃げない、まだ逃げない。……たぶんずっと逃げない。

 

あっ! あなた、この指に止まってくれたんですね! あなたが一番乗りですぞ! ありがとうございますありがとうございます! えっ? あ、あなたも? わっ! あなたまで! ご近所のワンちゃん、ネコちゃんまでこの指に止まってくれた……。み、みんな……ありがとうありがとう……。

わーい! 初めてみんなが共感してくれたよ~!

海外での防犯方法

日本のニュース(NHK)で「中米で二人の女性が襲われ、一人が死亡、もう一人も重傷を負った」と知りました。「中米の何処の国だろう?」

まさかのグアテマラでした。私が4年間住んでいた国。今でもJICAボランティアの方が活動されています。

被害に遭われた「エホバの証人」の普及活動をされていた二人の女性は本当にお気の毒で、心からお悔やみ申し上げます。

 

私がグアテマラで活動していた当時、「エホバの証人」に出会ったことがありました。二人組の女性でした。

「この国には貧しい家庭が沢山ある。藁で作ったような家に住み、今日食べる物も無い。兄弟も多く、生まれてきた赤ちゃんが亡くなってしまうのも私たちは目にしてきた。

この地域の貧しい人たちのお手伝いをしているんです。神様の教えを伝えながら。あなたもこの聖書、読んでみてください。スペイン語版しかないけど……」 (←地味に勧誘してくる)

旅費や生活費はどうしているのか聞くと「日本でアルバイトをしてお金を溜めて、旅費とこっちでの生活費に充てています。それを繰り返しています」と教えてくれました。

「それを繰り返しています」って。……なんか、もう、凄いですよね。自分で稼いだお金を、全て人の為に使っているんですよ。 そして、信じる宗教の普及の為に。あれ? あなたはもしや、マザー・テレサですか?

彼女らはとてもパワフルで明るく「なんか、すげぇなこの人達……」と圧巻されたのを覚えています。

そんな彼女らのシスターがグアテマラで殺害、襲われたと知って本当にショックを受け、悲しくなりました。っていうか、何でそんな人たちが襲われなきゃいけないの? 犯人、地獄行き決定。

 

ペルーのニュースで二人組の男が強盗をする瞬間の防犯カメラの映像が放送されました。

防犯カメラって、「犯罪」を「防ぐ」と書いて「防犯」なんですよね?

なのにどうして「まさに今犯罪中」の出来事をボケーっと映しているの? 防いでみなさいよ、あなた「防犯カメラ」なんでしょ?

防犯カメラに映っていたのは、黒い服を着た二人組の男。

一人が胸に十字架を書いて神様に祈る仕草をした後、そこに通りかかった一般人に襲い掛かりました。あれ? ちょっと待って?

今、胸に十字架を書きましたよね? 教会で信者がよくやる「アーメン」っていう仕草。

あなた、強盗でしょ? 人から物を盗む前に、「おお神よ、無事に強盗が成功いたしますように……アーメン」って祈ったの? で、神様は何て言った?

「迷える子羊よ、お主の願いを叶えてやろう」とでも言いました? 絶対に言いませんよね?

それとも「おお神よ。今から私は強盗を図りますが、わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください」とでも祈ったのでしょうか? それって、神様許してくれるの?

 

JICAボランティアの2ヶ月間の研修中、「安全対策」という授業がありました。「発展途上国は犯罪、交通事故や自然災害等も多いです。被害を受けないよう、しっかりと学んでください」

授業が終わると講師の先生から「パプアニューギニアとグアテマラへ行かれる隊員の皆さんはこちらに来て下さい」とマイクで呼ばれました。

「この二国は年間殺人人口が世界で1位と2位なんです(当時)。あなた達には特別に個別アドバイスしますね」と直々ご指導受けました。

 

「良い服装を身に付けないこと。わざとみすぼらしい格好をする。靴もサンダルとかがベスト。カバンもスーパーで貰えるビニール袋を使うこと。変な人がいたら逃げる。もし強盗に遭ったら絶対に抵抗しない事。殺されるからね

 

チビリ上がった私は先生の教えを「家訓」のように徹底しました。グアテマラでの生活は常にサンダル、ビニール袋をぶら下げて、時にはノースリーブで町を闊歩し、金目の物は持ち歩かない。

この国では絶対に目立ってはいけないんです。「こいつを襲ってもメリットなんて一つもねーよ」と思わせる事が肝心。

「こいつ……、空手出来そうだな」と思わせてもイケない。なぜなら相手を身構えさせてしまうから。ていうか、空手なんて出来ませんし。組手を組まれたら一瞬で気絶する自信がありますよ。

一番良いのは人畜無害。他に何の影響も及ぼさないような、平凡で取り柄のない人になること。

そうは言ってもここは中米グアテマラの小さな町。アジア人女性がノースリーブで町をウロウロするだけで目立ってしまいます。

「ニーハオ!」「アニョハセヨ!」「カラテ!」という言葉を投げかけられ、いつも「カラテ!」だけにニコリと笑って反応するので「コイツは空手家かな? 空手家の子かな?」と思わせてしまったかもしれません。そしてこのムキムキな二の腕。

町の人はこのアジア人をまさか卓球のコーチだとは夢にも思わなかったはず。

当時のJICA調整員のお兄さんにも言われました。「西田さんすごく太った時期があったやんか? その時に西田さんノースリーブ着とったから目の行き場所に困ったわ(笑)」

 

どうして目立っちゃうかな。目立っちゃダメなのにな……(泣)

 

 

しかし生物学上、そして戸籍上は一応「女」です。男性が変な気を起こさないように日々厳重に注意をしなくても全然大丈夫な顔立ちと身体つきですが、世の中には「変なのが好き」という変わり者が存在するらしく、グアテマラ在住中何度かそんな事も起きかけました。

しかし、ここは二の腕の西田泉。もし突然男性に押し倒されても「この二の腕が黙っちゃいないゼ!」と言うかと思いきやこの二の腕、全て見せかけですから(泣)。全然役に立ちませんから(泣)。

幸い、何事もなく今もこの通り無事に生きています。良かった。本当に良かった。男性の皆さんが変な気を起こさない顔立ちで。身体つきもグラマーでなくて。

お父さん、お母さん、お陰で私は無事です。

もちろんサンダル、ビニール袋、ノースリーブ姿も一役買っていたと確信しています。

 

皆さま、外国は本当に危険なところです。悪い人も沢山います。もし海外旅行などへ出掛ける際にはサンダル、ビニール袋、ノースリーブは必需品となりますので、くれぐれもお忘れのないよう。

教え子のカップケーキ

コーチを辞めてしばらくしたある日曜日。教え子だったお母さんから突然電話がかかって来ました。

「ゴホッ……もじもじ、イズミコーチでずが? ゴホッ。〇〇の母でず。突然でずが、ゴホッ、今がらお宅に伺ってもよろじいでずが? ゴホンッ!」

お母さん、風邪でしょう? 大丈夫ですか? すっごい鼻声ですけど。

家に来ても良いですけど、その風邪、うつさないで下さいね?

 

ザ・風邪引きのお母さんと教え子の女の子14歳、そのお父さんまでが家に来ました。

あのー、お母さん。家で寝ていた方が良いと思うんですけど。目とか鼻とか真っ赤ですよ?

「ゴホッ、イズミコーチ、元気でしたか? コーチを辞めたと伺いましたので……ゴホゴホ」

「えぇ、まぁ、この通り生きてますよ。わざわざ様子を見に来て下さりありがとうございます」

「いえいえ、こちらこそ、ゴホ、うちの娘がコーチには大変お世話になりまして、今日はそのお礼に参りました。ゴホ、ほらっ、むすめっ」

「あっ……イズミコーチ……今まで色々教えて下さりありがとうございました」

教え子が私のために焼いたというカップケーキを渡してきました。

私がコーチを辞めてからの練習状況や、心配事、これからの事など色々と1時間ほど話しをしていると、こんな話になりました。

「彼女の頭がとても良い」ということ。噂では聞いていました。

去年の成績は学級1番。今年はパンアメリカ大会18歳の部や南米大会15歳の部で学校を何週間も休んだのに、2番か3番をキープしているという。

お父さんもお母さんも「私たちは普通なのに、この子は一体、誰に似たんでしょう? こんなに頭が良くて……」と、何故か心配気味でした。

あのー、自慢じゃないですけどね、私が14歳の頃なんて「どうしてアンタは……アンタって子は……。一体誰に似たんでしょう? それとも、私たちの育て方が悪かったのかしら?」と心配された事なんて数えきれないほどありましたよ。っていうかですよ? 娘3人もいりゃあ、一人くらい欠陥があってもおかしくないでしょう? 長女は何事も初めてだから両親も慎重になりますわな。私が一番かわいかったであろう3歳の時に生まれた末っ子。親は年を取るとなんでもかわいく見えるのでしょうか? 小さいくせに要領も良いので、なんでも「かわいい、かわいい」と育てられ、「お姉ちゃんたちのお下がりなんか古臭くて着たくない! なんか汚いし、破れてるし。だから、新しいの買って!」というわがままでさえかわいいと思わせる小悪魔ぶり。服を汚したり破いたのはおそらく次女である私の仕業なのでしょうが、子供の服っていうのは汚したり、破けたりするもんじゃないの?

それにしても、教え子の頭の良さ……本当かなぁ? (←教え子を疑ってみる)

っていうか、そんな事って、許されるの?

成績優秀。卓球も弱くない。顔もなかなか可愛い。弟想いで優しいお姉ちゃん。控えめな性格でおしとやか。礼儀正しい。時間がある時は英語の小説を読んでいます。

欠点なんて無いんじゃないのかしら? 探してみましたら、「ラケットのグリップが異様に臭い」くらいしか見つかりませんでした。

この子、14歳のくせにもう大学の事を考えていて、ペルーの国立大学(日本でいう東京大学)に入学したいのだという。もしくはアメリカのハーバード大学。

夢は「宇宙飛行士もしくはその関係性のある仕事」だそうです。スケールが……デカすぎる(泣)。

そんな女の子に私は今まで何だか偉そうに卓球の指導をしていたけれど、……罰は当たらないよね?

「それでは、イズミコーチ、御身体に気を付けて」

「○○ちゃん、これからも卓球頑張ってね! あと、勉強の方も」

「さようなら、さようなら~」

 

バタン (←ドアが閉まる音)

 

「レンソ~、レンソ~、お菓子貰ったよ~」

「わーい」

寝室でテレビを観ていたレンソが飛んで出てきました。

「美味しそうだねぇ~」

早速カップケーキを一人2個づつたいらげました。

ほんのりとトウモロコシの甘い味がする。とっても美味しいな。嬉しいな。優しい味がするよ。これを食べた事で、あの子の頭の良さ、少しはあやかれるかな?

翌日、レンソが起きる前に、残りのカップケーキを一人で全てたいらげました。

無心になってモシャモシャ、モシャモシャ……

 

ハッと我に返った瞬間、びっくり仰天!

 

あれっ? ここにあったカップケーキが無い!

 

一体、誰が食べたんだろう? ヒドイ! 私が味わって食べようと楽しみにしていたのにー!

……あれっ? このカップケーキを食べたのは私かな? 口の周りにケーキのくずが付いているよ?

手作り納豆、再チャレンジなるか? ~機転の利いた母のアシスト~

お待たせ致しました。

私は手作り納豆を食べて、お腹を壊したでしょうか? それとも大丈夫だったでしょうか? の答えです。

答えは、お腹は壊さなかったでした。正解された皆さま、大変おめでとうございました。100ポイント獲得です。

それと同時にDorgaluaさん、Dorgaluaさん派の期待を裏切ってしまい、どうもすみませんでした。ここでお腹を壊したらネタとしては大爆笑だったでしょうが、今回はお預けです。またの機会を心待ちにしていて下さいね。

それにしても納豆を食べるだけで、どうしてこんなに怖い思いをしなければならないのでしょうか。納得がいきません。でも「じゃあ食べなければ良い」で終わらせてもつまらないでしょ?  納豆は食べたいんです。

手作り納豆に関しては安心・安全が第一ですよね。

 

「市販の納豆パックから納豆菌を使うと、雑菌も増えてしまうのであまりお勧めできない。納豆菌粉末を使えばあら簡単!」という情報をインターネットで見つけ、早速日本にいる母親に納豆菌を頼みました。

分かりやすいように、わざわざその納豆菌を通信販売しているリンクを貼り付け、「これを買って欲しい」とお願いしたんです。

 

数日後。

母 「サプリメントがあった。インターネットで! 注文したよ」

 

けっ? (←スペイン語で ¿Qué? 「何?」という意味)

 

 

ちょっ(泣)!!!

 

お、お母さん……。なんで……。どうして……。(←両手両膝を地面に着け、首を垂れて泣いてみた)

 

え? サプリメント?

 

インターネットで?

 

注文したの?

 

っていうかなにこの「インターネットで!」の「!」は。

 

なんか、仕事をやり遂げた感あるよね。誇らしげというか、「やったよ! やってやったよ!」といった感じ。

 

……ところで、納豆のサプリメントで手作り納豆って出来るの?

やってみようか? ブログのネタとして!

「納豆のサプリメントで手作り納豆作ってみた」っていう企画を!

卓球王国さんのブログで!!!

 

それこそ読者の皆様からお叱りのコメントが来るに違いない(泣)。

ちっ、違うんです! 私が悪いんじゃないんです!

納豆菌粉末が欲しいって頼んだのに、何故かサプリメントをインターネットで注文したあの人が悪いんですっ!

まったく、子供の顔を見てみたいわ。一体どんな顔をしてるんでしょうねっ!

手作り納豆に挑戦

思い立ったが吉日。インターネットを駆使し「手作り納豆 作り方」で検索、レシピを調達。

レシピっていうのは「誰が調理しても失敗の無いように」という思いやりの塊なんです。

レシピ通りに事を進めれば、私にだってちゃんと出来る様になっているんです。

完全忠実をモットーに事を進めていきましたので、もちろん間違いや失敗などが起きるはずがないのに、どうして私はいつもこうなるのでしょうか?

先ずは蒸した大豆が硬い。レシピに書いてある時間通り蒸したはずなのに。

蒸す時間を長くしてみたら、ふっくら仕上がるはずの豆がことごとく割れた。

しかも、まだ硬いっていう(泣)。

あなた。まさかこれで「納豆」を名乗ろうなんて言わないでちょうだいね? 笑わせないで。ふざけないで、ちゃんとやって?

これから納豆菌を混ぜて、45度の環境で24時間発酵させなきゃいけないんですけど? クリア出来るかしらね、こんな硬くてひび割れた大豆の分際で!

3パック750円で調達した貴重な納豆半パックを使い、納豆菌を大豆に混ぜます。

ここで雑菌が入ると「ただの腐った大豆」になるそうなので、レシピ通り熱湯消毒したスプーンで慎重に混ぜ合わせました。

フー、ここまでの工程は割と簡単

 

私が一番心配だったのは45度の環境で24時間発酵させること。

あの~……それって、どうやってやるの(泣)?

レシピには湯たんぽやお湯を入れたペットボトルで密封とか、夏の日向に置くとか、コタツに入れるとか、オーブンに入れるとか色々ありましたけど。どれも無理。

湯たんぽは1つしか持っていませんし、ペルーのペットボトルはお湯を入れた瞬間溶け出しそうで信用ならないし、現在のペルーは春になったばかりで日向はそこまで暑くならないし、コタツなんてないし、オーブンに入れたら器ごと焼けちゃうんじゃないの? オーブンって、そういうものじゃないの(泣)? 

頭を捻りに捻って閃いたのが、大きいお鍋にお湯を張り、その中に大豆を入れた炊飯器の釜を浮かせる、というもの。その大きいお鍋の周りにバスタオルを巻き、温度が落ちないように工夫します。お鍋の温度が下がったら鍋ごと火にかけて温めれば簡単楽ちん。

う~ん、我ながら素晴らしいアイディア。

なんか、すみませんね。ドジだの、間抜けだのというキャラとはかけ離れた「出来る人」的な感じ。こういうギャップって大事だと思うんですよね。「こいつ、ダメそうだな」と思わせてからの「こいつ、意外とやるかも」っていうね。

起きている間は鍋の温度を気にして何度も火にかけました。しかし、睡眠時間を8時間だとしても、夜寝る前から朝起き上がるまでの前後の合計1時間くらいは面倒くさくてグダグダしていたので鍋は放ったらかし。

9時間程放置プレイしていたらお湯は完全に水となり、嫌な予感が全身を駆け廻りました。

 

「発酵中の納豆は温度を下げてしまうと雑菌が繁殖しやすくなる

 

「雑菌」って……。

熱湯消毒したスプーンで触ってみたら、全然糸を引いていない。糸が引かない納豆は失敗の可能性があるらしい。

しかも、発酵が上手く行っている場合の豆の表面には薄っすらと白い膜が張り、それがまさしく納豆菌なのだそうですが、私の豆にはそれが無い。

糸を引かない。そして、白い膜が無い。つまり……、それは……。

理想の発酵時間は24時間ということですが、私はもうちょっと時間を伸ばしてみました。ほんのちょっとだけ、18時間程。

発酵時間、合計42時間。

それを冷蔵庫で1日寝かして出来上がり。

ダメだ。やっぱり白い膜なんてない。泣けてくる。私がやる事は大体いつもうまく行かないんだ。身体に害を与える雑菌が増えたものを「腐敗」、有利なものを「発酵」と言うそうです。

これはあれかな、「腐敗」かな?

それでも熱湯消毒したスプーンですくってみたらなんと糸を引いた!

オーマイゴット! オーマイゴット! 私の大豆が糸を引いているっ!

小粒のかわいらしい豆が納豆菌のために使った市販の納豆で、デカくてふてぶてしい不格好なのは私が蒸したやつです。同じ豆なのに、どうしてこんなに違いがあるの?

 

少し混ぜてみたのがコチラ!

あれ? これは……これはもしかしたら納豆? 是非とも食べてみよう! 糸が引いているという事は「発酵」の証拠なんでしょう? でも、お腹痛くならないかなぁ。心配だなぁ。イヤだなぁ。食べたくないなぁ。そもそも、食材が糸を引くって、どうなの? 腐ってるんじゃないの? 気持ち悪いなぁ。なんだか納豆の様な、そうでないような臭いもするし……。

ん~、やっぱり無理っ! 食べたくないっ! 怖いっ! お母さんっ! 助けてーっ!

身体に悪いと腐敗、身体に良いと発酵などと言っていますが、食べてもいないこの時点で害を与えられているんですけど。

私の納豆は恐怖の塊と化し、作った本人でさえ「まじで食べたくない」と思わせる悪のネバネバ野郎となって私の前に立ちはだかったのでした。

「捨てたら勿体無いお化けが出てくるよ!」という私の脅しと、「恐怖に打ち勝つのだ!」という私の励ましによって、ついに意を決して食べてみました。

普段納豆を食べる時は、納豆が「もう勘弁してください!」と悲鳴を上げるまで混ぜるのですが、今回もいつも通りに混ぜ混ぜ~。

美味しそうに見えますよね? でも、味なんて味わっている余裕などありませんでした。

「どうか、お腹が痛くなりませんように……」それだけを願って手作り納豆50グラムをなんとか完食。

 

ここで皆様に問題です。私は手作り納豆を食べて、お腹を壊したでしょうか? それとも大丈夫だったでしょうか?

納豆、3パックで幾ら?

「卓球に関するブログを書こう」と意気込んでるくせに、早速卓球とは無関係な話題で本当にごめんなさい。だって、ブログっていうのは「ウェブサイトにて自分の意見や感想を日記風に記すこと」なんですよ!

みなさん、知ってました? 私は知りませんでした。

 

食欲の秋という事ですが、ペルーにいる私の所にもそれがやって来ましたよ。

食欲が増したことで食に感心が高まり、ある感情がついに爆発しました。

 

「どうしても納豆が食べたいっ!」

 

今まで全く見向きもしませんでした。ペルーの日系スーパーで納豆が売られていることを。しかしある日、どうしても納豆が食べたいと私が駄々をこねるので、一緒に納豆を買いにスーパーへ行くとビックリして腰が抜けました。

 

納豆3パック入り、750円ナ~リ~。

 

ヘナヘナと床に腰を下ろし、しばらく体育座りしていると、次第に笑いが込み上げてきました。あははー! あははははー!

日本だったら安い時なら(多分)88円位で売ってるんですけどー(爆笑)!!!

あー笑っちゃう! あははー、あははー! なんでこんなに高いんですか(笑)

あの、ただの納豆ですよね、これ。

じゃあなんで750円もするの?

 

っていうか、買ってられますかっ、こんなに高い納豆っ(怒)!

もし私がお金持ちだとしても、納豆3パックに750円も払えますか払えないでしょうよ。

ちくしょー! ちくしょー! ちくしょー! ……これ、ください(泣)。買います、買いますよ。だって、買わなかったら食べられないんだもん。

 

食欲よ……。さすが、人間の三大欲求にカウントされているだけある。

早速家に帰り、はやる気持ちを抑え、厳(おごそ)かに椅子に腰かけ、納豆のパックをゆっくりと開けます。目を閉じてしばらくその匂いを楽しみ、混ぜます。食べます。その場に崩れ落ち、泣き叫びます。

 

「美味し過ぎるー! っく~!!!」

 

旦那レンソは糸の引く、くさいニオイを放つ謎の豆に「なんだこの腐った豆は!?」としつこく連発。それを美味しそうに食べる私に対しても明らかに嫌な顔を向けてきました。

「あなたねぇ……、そんな事言ってるけど、日本に行った時、うちの実家で納豆食べたの覚えてるでしょ?」

 

「全然美味しくなかった」

 

こんなに美味しい納豆ですが、ペルーで買うのは高すぎるので「手作り納豆」に挑戦する事にしました。美味しい手作り納豆、作るぞー!

見事に「シゲオ」と書いてくれたのでした。

旦那レンソの中学生時代からの友達、「カッテリン」という名前の女性がいます。

彼女の母親は中国人、父親は日本人で、その名も「シゲオ」。

孫(カッテリンの息子)の長男は「ハルオ」、次男は「ノブオ」と言います。

家族全員でペルーに住んでいますが、シゲオは日本人なので、もちろん日本語がペラペラです。

ペルーでは日本語を話す相手がいないので、日本語を忘れかけている私にとって日本語のリハビリをする最大のチャンスかと思いきや、つい、癖でスペイン語が出てしまい、いつもチャンスをものに出来ません。

 

シゲオの69歳の誕生日パーティーが彼の家で行われ、我々もご招待を受けましたので、手土産にケーキを買って持って行く事にしました。

 

ケーキ屋さんで「私が食べたいチョコレートケーキ」を注文し「プレートに何か書きますか?」と聞かれたので「はい。それでは『シゲオ』と日本語で書いて下さい」と注文してみました。

 

メモ帳に「シゲオ」と私が書いて、ペルー人が真似して書いたのがコチラ。

見事に「シゲオ」と書いてくれたのでした。上手。とっても上手。

 

誕生日パーティーは盛大に行われました。料理が得意なシゲオ。

彼の手料理がテーブルを埋め尽くします。

唐揚げ、沖縄そば、春雨サラダ、餃子、カレー、サーターアンダギー、さつま芋を原料にしたお餅。他にも色々とありましたが、全てシゲオが一人で作りました。

「ここぞ!」とばかりに日本食を食べる某日本人女性。

シゲオの手料理はとっても美味しいんです。来年の70歳の誕生日パーティーが、今から待ちきれません!

みんなが持ち寄ったケーキ。5個もある!

大勢の人がシゲオの誕生日を祝いました。

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