ペルーからマイアミの飛行機ではジョバニ君が隣に座っているにも関わらずおならをプップと出していたわけなんですが、マイアミからダラスへの飛行機では例外もなくおならをプップと出しました。
で、マイアミからダラス行きの飛行機の隣の席に座ったのはルイージでした。
そう、あの有名な方の弟さんですね。
口ひげ生やして、青い目で、緑のティーシャツ着てました。
でもって、帽子もちゃんと緑色。
お兄さんのマリオは見当たりませんが?
ヨッシーは預け荷物として預けたんでしょうね。
目立つはずなのに、此処には居ない。
で、ピーチ姫は何処に?
え?
まさか、
ピーチ姫って……もしかしてこの私?
え? やっぱりそうだったの? やっぱり私が姫だったの?
薄々気づいてはいました。
もしかしたら、私は姫なのかもしれないって。
女に生まれた以上、私が姫だったということはあり得る。
そうか〜。私が姫かぁ。だって、ルイージがここに居るでしょ?
そしたら何処かにマリオも居るはずで、そしたらヨッシーが預け荷物として預けられていて、そしてピーチ姫はこの私。
ルイージがたった今助けに来てくれたっていう設定。
CAさんが、機内でクッキーを3人分一気に渡してきました。つまり、私と私の息子とルイージの分。
家族に間違えられたという。
私、ルイージと結婚していることになっちゃった! 隣に座っているルイージにもこのクッキー渡してね、あんたの夫でしょ? というCAさんの勘違い。
CAさんから「これを!」という目配せで渡してきた3枚のクッキーを、
私も私で「任せた!」と、相槌を打ちながら受け取った。
「つー」といえば「かー」というように。「ワビ」とくれば「サビ」。
致命的だったのは、1枚多くクッキーをもらったのは、息子におまけしてくれたのだと私が勘違いしたこと。
子供にやさしいCAさん。おまけをくれるなんて気が利くぅ~!
こういう気の利かせ方、最高。素敵でおしゃれ。私もそういう気の利いた大人になりたい。
「嬉しいなぁ、優しいなぁ」なんて思いしばらく私のテーブルにずっと置いていたんですけど。
で、あれ?
これってルイージにも渡せと言われなかったけどあの目配せは言われたのかもしれないと、時間が相当立った後に気がついて、ルイージにクッキーを差し出したらルイージの奴、すぐにクッキー食べ出したよね。