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城山杯の男子優勝カップのトリビア

神奈川県の岸田卓球場の岸田さんちの次女、三木朋子ちゃんからある日こんなメールが来ました。

 

「いっちゃん元気? 長男の隼が去年城山杯のホープスで優勝してカップをもらったんだけど、いっちゃんて男子に出てたの?

 

えっ?

昔から男の子っぽいと言われていたし、男の子とよく間違えられていたけれど、さすがに男子の部で試合は出ていないはず……。

 

もし私が間違えて男子の部に出ていたとしても、私ほどのバカでも、自分の対戦相手が男の子か女の子かくらいは分かるはず(多分)。

「あれ? 私は確かに女だから、女子の部で試合に出なきゃダメじゃね?」って。

対戦相手も気付くはず。「あれ? 俺の対戦相手……女じゃね? おかしくね?」って。

 

そもそもこういう大会に出るって事は、クラブの責任者がエントリーするってことでしょ?

えっ? まさかリトルキングスの先生は、私の事を男の子だと思っていたわけ?

そんなまさか。

じゃあ、なんでこういう事になるの?

 

……普通に、城山杯の関係者の方が間違えたんでしょうね。

 

優勝カップの取っ手に付ける「名前が書いてあるヒラヒラしたやつ」を、男子のカップと女子のカップとで、付け違えたのでしょう。

平成10年って記入されているので、ちょうど20年前になります。

今年の私が34歳だとして(本当は永遠の17歳だとしても)、20年前は14歳になります。

 

っていうかさ、20年間も男子の優勝カップに女の子の名前がず~~~っと付いていて、今までず~~~っと気づかれなかったって、どういうこと? 

 

あ、別に付け替えなくても良いです。私的に面白いと思っているし、知り合いの間で話しのネタになるかもしれないので。

 

っていうか、私、城山杯で優勝してたんですね。

おめでとう、当時の私。

ところで、女子の優勝カップには誰の名前が付いているのでしょう?

結構気になります。

 

ブログ「ヒラヤマユウジさん、出番です!」の答え。

「スマッシュをした後にメガネを落としたA。対戦相手のBは驚いてブロックミスをした。さて、Aの得点になるのか? 異議を唱えたBのノーカウントになるのか?」という質問にKさんとヒラヤマユウジさんが答えて下さいました。

 

Kさんのコメント

「メガネがピン球と共にBのコートへ飛んでいったならともかく、そうでないならプレー続行でAのポイントな気がします。

それに、これでレットを認めちゃうと、「相手の変顔で気が散った!レットだ!」とか成立しちゃいそうですし…笑」

 

全くもってその通りですね。

「相手の変顔で気が散った!レットだ!」が成立したら、わたし……わたし……

試合に出られなくなっちゃうじゃないですか!

え? ちょっ、何言ってるんスか(笑)? もちろん、「言われる方」じゃなくて、「言う方」ですよ私は!

バカにしないで下さいよ! 人を見た目で判断しないで下さい。

 

ヒラヤマユウジさんのコメント

「基本的に審判が試合を止めない限りは、メガネが落ちようが、カツラがずれようが、鼻血が飛び散ろうが試合は続行です〜。なので、それを見て驚いてミスしてしまった相手はポイントを失うはずです〜。と思いますw」

 

なるほど! 基本的に審判が試合を止めない限り、試合続行なんですね!

確かに、言われてみればなるほど納得!

それにしても、審判が止めない限り「メガネが落ちようが、カツラがずれようが、鼻血が飛び散ろうが試合は続行する」なんて、相当な精神力の持ち主じゃないとパニくって驚いてすぐにミスしそうですね。

対戦相手はもちろんの事、本人もしかり。

だって、試合中に自分のカツラがずれたら、内心超パニックでしょう?

で、相手は気づいているのに審判は気づいていなくて「気づいて欲しいけど、気付いて欲しくない」というジレンマに陥るのです。

 

「どうしよう。これは手を挙げてカツラがずれている事を教える(申告する)べきか? いやでも審判が止めない限りは試合続行……しかもカツラだという事がばれてしまう! ばれてしまうというか、完全にカツラがズレているから、このラリーが終わった後にはどうせ皆にバレるでしょうけど! 残念! 無念! また来年!」

 

くぅ……っ

 

っていうか、カツラのどこがイケないんですか? どこが悪いんですか? 別に良いじゃないですかカツラでも! そんなの、人それぞれだと思いません?

個性でしょう? チャーミングポイントでしょう?

 

もし私の旦那レンソがハゲだとしますよ?

現在おでこの生え際、Mの辺りが日に日に広がっているので、ハゲになるのは時間の問題でしょうけど。

レンソのハゲを私は愛しますよ。愛おしみますよ。時間さえあればナデナデしますよ。

……ペロペロもしちゃうかもしれません。その時のテンションにもよりますがね。

頬ずりもするでしょうね。もちろん目を閉じ、その感触を大いに味わいます。

 

さて、「変顔」、「メガネ」、「カツラ」、「ハゲ」は解決したとして、残るは「鼻血」ですね。

 

……鼻血が出ているにも関わらず、「審判が試合を止めてくれない場合」はどうなるんでしょうか?

泣き寝入り?

映画「ミックス」 ~卓人なりに、細かい所を「あえて」気にしてみよう!~

サーブの構えるフォームが変だとか、フットワークが変だとか、試合のセット間に「お願いします」や「ありがとうございました」を言ってないとか、そういう細かい所を卓人なりに「あえて」気にしても面白いかもしれませんね。

でも悪口に繋がるようなことを言うのは止めましょう。役者さん、みんな一生懸命やってくれたんですもの。私なんて、卓球のフォームを覚えるのに4、50年はかかりましたよ。

「ミックス、もう観たよ」という人や、「まだ見てないけど、そういうのもチェックしてから観ても良い」という方は、是非読んでみて下さい。

本物の卓球と、映画の卓球で違う部分を私なりにまとめてみました。

1、あんなにラリーは続きません。実際はサーブ、レシーブ、三球目で大体ポイント決まりますよね。

2、試合中、あんなに転びません。映画では、バレーボール選手並に転びますよね。

サッカー選手もそれ位転びますが、あれは足とか「引っ掛けられて」転んでますから。サッカー選手が足も引っ掛けられずに何もない所で転んだら、あなたはどう思いますか? 残念過ぎません? 卓球の花こと原千春(旧姓:岡崎)さんが久しぶりに出場した卓球の試合で、ボールを拾っていた時に横からボールが飛んで来たので手を伸ばしてキャッチしようとしたらぎっくり腰になったくらい、残念な事です。

卓球選手で試合中にあんなに転ぶのは、青森山田高校で同級生だった片上知代(旧姓:平田)さんくらいではないでしょうか? 他にもよく転ぶ人がいればこっそり教えて下さいね。

3、セット間に1分間、ベンチに戻ってコーチから指示を受ける事が出来ますが、普通、選手は椅子に座りません。マスターズの部、40代から迷わずベンチに座る選手も出てきますが、映画の中のお二人、若いですよね? 別に、座っても良いんですけど、でもねぇ。

4、セット間にベンチに戻って座っている間、主人公のお二人は無駄話をしています。あんな大事な場面で、よく無駄話というか世間話が出来ますよね。むしろ、感心しちゃうっ! 本当の卓球の試合中には戦術の話をしているはずですもんね。

5、エッジやネットにボールが触ったら、普通は「すみません」と言いますが(たまに無言で人差し指を立て「すみません」の意を表す事もありますが)、この映画の中ではしません。むしろ、エッジしたチームの女の子が「よっしゃぁあぁー! おるらぁぁ~!」と叫んでいましたね。

6、予選の決勝戦では、あんなに注目を集めません。あの~、予選ですよね? すっごい観客も集まって注目されてますけど。えっ? 今の日本はそうなの? ペルーに住んでるから分からないけど。

7、いくら頑張っても、どう転んでも、初心者はプロ級の選手には敵わないんです。あんなに競れないんです。例えばシチズンの町飛鳥選手が神奈川県のミックス予選に出たとして、初心者が町選手相手に、あそこまで競れますか? 競れないでしょう?

町くんのお父さん、どう思います?

8、「遊びのミックスの試合」の場合は、これから彼氏、彼女になりそうな関係でも楽しく出来ると思うんですけど、「本気で勝つ事を目標にしている」のであれば、いくら夫婦、付き合って長いカップルでも、絶対に喧嘩になりますよね。これは、お互いが「絶対に勝ちたい」と願えば願うほどその傾向が出ます。

「ちょっと、なんであそこでサーブミスするの? 信じられない!」とか「お前だって、あのレシーブミスはないよな!」「ねぇ、もっと早く動いてくれない? 邪魔なんですけど」「あの場面ではフォア側に打つって決めたよね? なんでバック側に打ったの?」とか色々。私も旦那レンソとペルーのオープン戦にミックスダブルスを組み、結局二位になったんですけど、「二度とレンソとはミックス組まない」と心に誓いましたからね。

ミックスで喧嘩せずに力を合わせて戦うのは、簡単そうで、そうでない。夫婦の様な気の知れたパートナーだからこそ、「た・す・け・あ・い」の精神が大事。

「し・た・し・き・な・か・に・も・れ・い・ぎ・あ・り」ですね! これ、忘れるべからず。

9、ミックスを組む相手のレベルも大事なんですよね。上手い、下手が完全に分かれていれば上手いものはそれをフォローし、下手なものはそれなりに頑張るんですけど。

例えば、私(上級者)と福山雅治さん(初心者)がミックスを組むとします。

福山さんがサーブミスしたら、私はなんて声をかけると思います?

「サーブミスする福山さんも、本当にかっこいいです!

動き方がぎこちなくても、それはそれで可愛いんです。「全く、雅治ったら(←急に呼び捨て)。やっぱり、私が支えてあげなきゃダメね」ってなります。

「福山さん、私が個人レッスンしてあげます。手取り足取り腰取り致します。いえ、レッスン料なんて要りませんよただ、身体で払ってもらうことになりますが……

 

でも、もし福山さんが私より卓球が上手かった場合、私が凡ミスする度に目も合わせてもくれず「お前に卓球なんて一億年はえーんだよ」なんて言われたら死んじゃうっ! 悲しくて死んじゃうっ!

映画「ミックス」 ~私が悲しくて泣いた場面~

今回のブログはネタバレしますので、まだ観ていない方はご注意下さい。

「ワシは……それでも読む!」という勇気溢れた勇敢な勇者のみ、続きをご覧下さい。

しかし、油断大敵。注意してご覧下さい。

何を注意するって? そりゃ、足元や頭上、オレオレ詐欺に、です。

 

ミニトマト農園のご夫婦。収穫作業中に旦那さんがこう言います。

「農園を少し減らそう。二人で出来る範囲に。後を継ぐ奴も居ないしな

ここで私はこう思ったんです。「子供が出来なかったのかな?」と。

 

試合前に、なぜかシェークのラケットを見つめる旦那さん。

「あれ? 旦那さんペンホルダーなのに、なんでシェークのラケットなんか見つめているんだろう? しかも、このラバーボロボロだから、試合に使えませんけどー(笑)!」って思ってたんです。

すると、バックの中から息子さんの遺影を出し、椅子の上に置いたのです。

この場面で私、大号泣。(※鼻水、咳、嗚咽も含む)

だって、悲しすぎません? っていうか、これ見て泣かない人なんて、いる?

息子さんは全国大会に出られずに亡くなりました。それなのに、お父さん、お母さんが「息子よりも先に全国大会に出るなんて申し訳ない」ということで、お父さんは痛くもないお腹を壊し、トイレに籠って試合をわざと棄権したんですね。

試合を出ようか迷っていたお父さんに、奥さんが「今回は私がお腹壊そうか?」と言っていたシーンも夫婦愛が垣間見られ、切なくなりました。

私と同じシーンで涙した人もしくは泣いた人、カウントをとりますので正直に手をあげて下さい。ひぃ、ふぅ、みぃ、よ、いつ、む、なな、やつ、ここのつ……とおっ!

 

私は思いました。「好き、嫌い。別れる、別れない。付き合う、付き合わない」という恋愛ものよりも、ミニトマトご夫婦の目線で映画「ミックス」を作ったほうが、興味深いんじゃないかと。例えばこんな感じです。

 

ある日、ミニトマト農園のご夫婦に、一人息子が産まれた。

息子はどんな理由でか知りませんが、卓球を始めます。

大会等でメダルや賞状を獲り、誇らしげな家族。

ある日、息子が亡くなる。

子供を亡くしたご夫婦が、今にも潰れそうなフラワー卓球クラブで卓球を始めた。

ある日、昔強かったクラブの「お嬢」が帰ってきたかと思うと、突然「ミックスに出るよ!」と言い出す。

「クラブ再活性のために!」と、巻き添えを喰らったご夫婦ですが、文句も言わずに「ミックス」の試合に向け、一生懸命に練習を重ねそして……

 

そうだ。「ミックス2」を出しましょう。

なぜかわかりませんが、主演は福山雅治さんと私。

噂ですが、「ミックス2」では「濡れ場」があるらしいですよ「ぬ・れ・ば」!

 

旦那レンソは日本語が話せないので、今回の出演は、無し。

知ってる日本語は「おカネがない」と「ハジメマシテ」くらいですからね。

しかも「はじめまして」なのに「ハジメマシティル」って言うんですけど、絶対にワザとですよね。

えっ? 「コンビニでおにぎりを買う外国人 A」の役が、まだ空いてるって?

 

あ、まだ手をあげている人は下げてもらって結構ですよ。

映画「ミックス」 ~悪い所を責めるのではなく、良い所を褒めよう~

卓人、つまり卓球人間に言わせると「この映画、全然卓球のフォームがなってないよね~」とかいう人も出てくるかもしれません。

でも、彼らは俳優さんで、卓球やったことの無い人が「役作り」のために一生懸命覚えたんですよ? 忙しいのに。これって、凄くないですか?

技術指導をした川口陽陽さんは本当に凄いと思うし、もちろん、フォームを覚えた俳優さん達も凄いと思います。よくぞここまで身に付けてくださった!

それに、私が「かわいいな」と思う、広末涼子さんがこの映画を通じて「卓球に関わった」なんて、なんて嬉しいんでしょう!

次は福山雅治さんの出番ですね!

映画「ミックス 続編」で、福山様の技術指導は是非、わたくし西田泉にお任せください! 手取り、足取り、腰取り、なんでも致します!

あと、もう一つ凄いと思うのはボールが飛んでいるように見せるCGね。確かに、本当のボールの飛び方ではないけど、若干ズレてる所もありますけど、それでもちゃんと編集してやってる事がすごい! 私なんか編集中に「上書き保存」しないでどこか変なところクリックして最初から全部やり直しになって上司に叱られるとか普通にやらかしそうですもん。

映画「ミックス」 ~大丈夫、ネタバレしません~

ネタバレしないように気を付けております。まだ映画を観ていない方も、安心してこのブログをお読み下さい。かしこ。

 

さて、卓球人間、通称「卓人」の間で話題大沸騰中の映画「ミックス」を観に行って来ましたよ~。

わたくし西田泉、ブログのネタ探しに日々、勤(いそ)しんでおります。

 

ミックス、是非観て下さい。面白いです。

笑いあり、涙あり。私は涙もろいので、もちろん泣きました。

っていうか、最近すごく涙もろいんです。

ペルーから日本に向かう時の飛行機内で見れる映画で、「ルドルフとイッパイあってな」を見てからなんですよ。涙がこんなに簡単に出始めたのは。

えっ、年? それとも、歳?

姪っ子に会っただけで泣き、おばあちゃんの昔の話を聞いて泣き、久しぶりに土佐さんを拝観して泣き、一週間後くらいにまた土佐さんにお会いしてもまた泣き、姪っ子に「ペルーに帰るから、また会えなくなっちゃうね、バイバイ」とお別れして泣きました。

 

映画「ミックス」は、笑いがあって、涙したけど、でも、感動はしませんでした。私はね。でもそういうのって、日によって違いますからね。天候や、体調にもよりますよね。その日私の体調が「感動する体調ではなかった」だけで、他の日に観たら感動するかもしれません(しないかもしれないけど)。

一緒に観に行ったメンバーはリトルキングス、青森山田高校で一緒だった今福麻奈美(旧姓:秦)さんと、岩崎温子ちゃん。と、島村美恵さんの娘さん、カレンちゃん10歳。

私が泣いてるのを見て「えっ? 泣いてるの? 感動したの?(笑)」と聞いてきましたが、感動ではなくて「悲しい方」の涙ですからっ! 残念っ!

そして、泣いたのはどうやら私だけだったみたい! 残念っ!

違う場面ですが、藤井寛子さんが多球を出すシーンがあると聞いていたので見逃さないように一生懸命観ていたのですが、ちょうどカレンちゃんに話しかけられて気がそちらに向かった隙に藤井さんの多球シーンが終わっていました。 残念っ! カレンちゃん、なんでそこで話しかけるのっ!

 

さて問題です。この映画の中で「悲しくて泣く場面(西田泉セレクト)」はどのシーンだと思いますか?

コメントお待ちしております。※しかしながら、まだ観ていない人にネタバレしないよう、気を付けて下さいね。

落としても気付かないものランキング、第一位はやっぱりコレ!

全日本マスターズの部、レベルの高い試合を「つえぇ~、みんな、つえぇー!」と大興奮しながら拝観させて頂きました。

さて、「マスターズの部らしいな」と感じた事があります。

こちらです。

「落し物」の山。

え? 日本語、おかしくないですか?

これは「落し物」じゃなくて、「忘れ物」でしょ? 違う?

だって……落としたんじゃなくて、忘れたんでしょ?

水筒とか、落としたら絶対に気付くから。シューズやこんなに大きいタオルも、落としたら絶対に気付きますから。

この中で「落として気付かないもの」はボールか、ボールペンか、トトロのハンカチタオル位じゃないですか?

まぁ、でも「落としても気付かないものランキング、第一位」はやっぱりコレですよね!

どこかのホテルの「ご朝食券」

試合中、こんな放送が入りました。

ご朝食券の落し物があります。心当たりの方は、本部席までお越し下さい。繰り返します。ご朝食券の落し物があります。心当たりの方は、本部席までお越し下さい。」

っていうか、それ、わざわざ放送しなくて良いから! 繰り返さなくても良いから! みんなが集中してる時に! 気ぃ散るし! みんな笑ってたし!

 

あっ! 奥の方に明治のチョコレートがあるよ? 封、開けてないみたいだし

「あっ! これ、私のだ! 拾って下さり、本当にありがとうございました~!」って言えば、くれるかな? え? ダメ? やっぱりダメ? チェッ!

 

こんなに素敵で、面白い人たちにもお会いする事が出来ました!

私以外、実践学園でした。

左から、新潟県のイチローさん、JICAボランティアでエクアドルにいた卓球三昧の大村拓己さん、わたくし、JICAボランティアでザンビアにいた藤井貴文さん。

わたくし、誇らしげに賞状を持っていますが、藤井さんのです。

みんなとっても面白くて優しくて、そして面白かったです!

新潟市江南区の卓球場「渡辺卓球教室」

さて、笑いの神、渡辺理江さんですが、新潟で卓球教室を開いています。

3人のお子様を出産し、フルに仕事をするのが難しくなり「でも、自宅の近くで卓球場なら私、出来る!」と思い立ったが吉日。

旦那様が週間スケジュールや金額等のマーケティングを進んでやってくれ、めでたく「笑顔溢れる卓球教室」がオープンしました。

「皆様と楽しくレッスンし、笑顔溢れる卓球教室にしたいと思います」

そう、「強くなることよりも、笑いを優先!」ということです。

なんだかすごく面白そう!

 

言っておきますけど理江さん、とにかく面白いので気を付けて下さいね。

油断していると、怪我をしますよ。

 

同じ神奈川県出身だったので、幼少時代は友達。大正大学で先輩、後輩(私)になりました。

練習中は基本的に真面目(たまに面白い事をやらかしますが)。

試合前は自分を追い込みすぎて、泣きそうになりながら練習していました。

 

「もし良かったら、理江さんの卓球教室ブログで紹介しますよ?」と言うと「マジで? 超ラッキー! お願いします!」と言われたので、私も調子良くこのブログを書いている次第です。

もし、新潟県で卓球教室を探している方がおられたら、新潟市江南区の卓球場「渡辺卓球教室」を紹介してあげて下さい。

モットーは「笑顔溢れる卓球教室。強くなることよりも、笑いを優先!」です。

 

キャラクターはラケットの形をしたネズミ。

旦那さんに「ねぇ、卓球教室のキャラクター、何にしようか?」と相談したところ「ネズミでしょ」と即答されたそうです。

理江さんが大学生の時、男子に(一部の後輩にも)「オイ! ネズミ男!」と呼ばれていました。

笑いが大好きな理江さんは「ネズミ男!」でみんなが笑うと「笑いが獲れた!」と彼女もなんだか嬉しそう。嬉しそうにしていると男子も「オイ! ネズミ男!」を止めず、また笑いが起こり、という無限ループ。

だから理江さんの周りには人が集まって、笑いも起きるというシステムなんです。

 

友達が欲しい、人を笑わせたいという人はとりあえず(後輩であっても)「オイ! ネズミ男!」と呼んでもらい、自分もニコニコしていれば自然と人が集まり、笑いも起こるかもしれませんね。

ダメ?

私の永遠のアイドル、土佐昭子さん 御年85歳

全日本卓球選手権マスターズの部、初日。

会場をフラフラしつつ、出場選手の名前が載っているページを見ていたら、ハイエイティ(85)の部に

 

土佐昭子 (浜卓会・ 神奈川)

 

の文字を発見!

 

ちょっと待って。私、落ち着いて。落ち着いて私。

 

深呼吸を一回、二回、三k……土佐さぁああああんんん!!!!!

 

い、い、生きていらっしゃった……。

私、号泣。その場に崩れ落ちて号泣。

もちろん、心の中でですよ。実際にその場に崩れ落ちて号泣なんてしたら、病院に連れて行かれますから。

「流れ出て止まらない涙よ、止まれ!」と思いながら、近くにいた70代と思われるお姉さまに聞きました。

「あのぅ、神奈川県の土佐さんって、知ってますか?」

「知ってるわよ、土佐さんでしょう? 今から決勝戦するわよハイエイティで」

 

ぬぅをおおおおおおおおをおおお!!!

 

生きておらっしゃったうえに、これから決勝戦ですと!?

決勝戦が始まるコートを見てみると、そこには土佐さんのお姿が!

「ありがたや~、ありがたや」私は思わず合掌。目にはまた涙が。

っていうか、なんで私はこんなに泣いているの?

携帯電話のビデオで、土佐さんの決勝戦を録画。そして涙。さっきからずっと涙が止まらないんですけど。

 

私が子供の頃にはすでにおばあちゃんだった土佐昭子さん、現在85歳。

当時、土佐さんと同じ卓球場で練習をさせてもらっていました。何回も一緒に練習していただいたのを覚えています。

今でもその姿を変えることなく、あの時のおばあちゃんのままです。変わらなさ過ぎて怖い。

えっ? まさか、魔女?

土佐さんは私と同じ左のペン。投げ上げサービスまで一緒です。一緒というか、私が土佐さんの投げ上げサービスを完全コピーしたんですけどね。

リトルキングスの子供たちは、練習場で土佐さんを見かけると土佐さんの所に駆け寄ります。なぜならチョコをくれるから。ただのチョコではありません。HERSHEY’Sのキスチョコです。「あんなに美味しいものを、このおばあさんは私たちにくれる!」と、非常にやましい心で近寄ります。ね、クソガキでしょう?

当時、「練習がんばるんだよ」「いっちゃんは偉いね」「先生方の話はちゃんと聞くんだよ」というような言葉をかけてもらっていた気がします。

 

ハイエイティの決勝戦のお相手は北波輝さん、大阪府の情熱クラブ。

とってもスリムな体型で腰など全く曲がっておらず、シャキッとしています。

黒髪のおかっぱ頭は、後ろから見たら「高校生?」と間違われてもおかしくありません。

85歳以上の学校のクラスがあるとするならば、北波さんはアイドル的な存在でしょう。

すごくモテそう。

 

土佐さんの投げ上げサービスの威力は今でも健在。サービスエースをバンバンと獲っていました。3-0 (4,4,3)で土佐さんが優勝。

そのうちサービスエースで得点したのが1セット目に5本、2セット目に5本、3セット目は3本でした。ビデオでチェックしたので間違いありません。

「土佐さんにご挨拶を」と、表彰式へ。土佐さんを見た瞬間、私、また号泣。

周りの人に見られると本当に変な人になってしまうので、一生懸命に涙を隠しました。

表彰台にいる土佐さんの写真を撮っていると、私に気付いた土佐さんが「こっちに来い」と私に手招きをしてきました。

「えっ? 私も表彰台に乗って、土佐さんと一緒に写真を撮ってもらうんですか? それはちょっと……。一緒に写真は嬉しいですけど、でもやっぱり恥ずかしいですよ!」

モジモジしていると「それでも来い! 早く来い!」と土佐さんが更に手招きするので、しょうがなく近寄り、土佐さんの手を取り、表彰台に登ろうとしたら「土佐さんが表彰台から降りるための手助けを求めていた」という事が判明。

白目を剥いて後ろに倒れ、後頭部を強く打って意識を無くしてみました。心の中でね。

 

「いっちゃん、よく来たね~」

「土佐さん~~~!!!」

 

ダメだ……なんでこんなに涙が出てくるの?

 

「土佐さん、セルフィーしましょう!」

「あ、目、つぶちゃいましたね。もう一回!」

土佐さんと仲良くしていると、他のおばあさま方に

「まぁ、土佐さんのお孫さん?」と話しかけられ、土佐さんは「そうだよ、私の孫だよ」と言ってくれました。

その瞬間、土佐さんの胸に飛び込み顔をうずめ、ワンワンと泣きました。心の中でね。

私の永遠のアイドル土佐さん。

今回、チョコはくれませんでした。

マスターズの部にて、「チアリーダーバージョンもあるよ!」

マスターズの部の試合会場をウロウロしていると、元・大正大学メンバーと沢山会いました。

大先輩の、伊藤友孝さん(右)と柳沢邦治さん(真ん中)。

 

そして、

この写真を撮った後に気付いたのですが、なんと、全員キャプテンだった人達でした。

左から、渡辺理江さん(旧姓:佐藤)、田野辺雄、柳沢邦治さん、荻原典和さん、私、原千春(旧姓:岡崎)。

他にも田中さんや秋草陽介くんにも会場で会いました。

 

写真の左端に写っているお方が、渡辺理江さん(旧姓:佐藤)。

白鵬女子高校出身で、大正大学では一級上の先輩です。

理江さんが大学4年生、私が3年生のインカレでダブルス準優勝したことがありますが、その人が凄いんです。

 

平野早矢香ちゃんが卓球の鬼で、私が姫だとするなら、あの方は神ですね。しかも、卓球のではなく、笑いの。

 

まず、顔が面白い。話し方も面白いし、もちろん内容も面白い。卓球している時も面白いんです。言っておきますが、バカになんてしてませんよ。心から尊敬しています。

とにかく面白いので、理江さんの周りには人が集まります。

理江さんが試合をするのならみんな応援します。そして、試合を見てみんなで笑います。

彼女、集中すればするほど、レシーブの時の構えが低くなり、目線が台の高さギリギリにまで落ちるんです。

一回だけ打ち方の真似をしたら、試合を終えた理江さんに「ちょっと、いっちゃん、私の打ち方の真似してたでしょ!」と言われました。見てたんかーい!

 

理江さんの準決勝をみんなで応援していたら、田野辺雄(私と同期)が私にこう言いました。

「ヤバイ! サトリエが負けそうだ! 西田、ホラ、アレやろうよ。白鵬女子高校の掛け声!」

「あー、あったよね、そういうの! どんなんだっけ?」

「笑顔! ってやつ!」

「笑顔! (拍手・パチパチ) 自信! (パチパチ) 強気! (パチパチ)

笑顔! (パチパチ) 自信! (パチパチ) 強気! (パチパチ) がんばろー! オー!」

 

覚えている! っていうか、すんなり出てきたこの掛け声! この私が、白鵬女子高校の掛け声を覚えている! 白鵬女子高校出身じゃないのに!

 

田野辺と一緒に「笑顔!」の掛け声を掛けようと、理江さんの試合を見てみると、ヤバイ! レシーブ時の構えが低い! 目線が台の高さギリギリになっている! その姿勢、ごめんなさい、もうダメだ。笑っちゃう。笑い過ぎて腹筋が壊れちゃう。それに、今「笑顔!」なんて掛け声掛けたら、理江さんだって笑って試合に集中できなくなっちゃうから「笑顔!」の掛け声は止めておこう。

 

試合に負けた理江さんが戻って来たので「田野辺が白鵬の掛け声をやろうよって言って来たんですけど、笑っちゃって無理でした」と伝えると「白鵬の掛け声ね、あったねー、そういうの。笑顔! 強気! 自信!」って、順番間違えてますけど理江さん!

「笑顔! 自信! 強気!」の順番ですよ。

 

笑いの神は、今年のマスターズの部でベスト8に入賞しました。

旦那さんと「もし、今年ベスト8に入らなかったら今後、二度と大会には出ない」と約束したそうです。

無事にベスト8に入ったので、来年のこの大会、推薦出場となります!

良かった。理江さんがまた大会に出られる。つまり、再びみんなに笑いを提供してくれるということ。

 

大正大学の柳沢邦治先輩と田野辺が帰るというので、理江さんと原千春ちゃんと出口まで一緒にお見送りに行きました。

「さようなら~!」と別れを惜しんでいたら理江さんが急に「バンザーイ!」と両手をあげて叫び始め、「チアリーダーバージョンもあるよ!」とダンスを踊り始めた時は全員即死。

腹筋が壊れました。

まさかこんなお見送りの仕方があるなんて……。先輩、さすがです。

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