長崎選手は右利き? それとも左利き?

長崎選手、ラケットを左で持っていますけど、本当は右利きだったかもしれないのをあなたはご存知?

 

長崎選手のお母さまは昔バレーボールをしていて、「もし娘に何かスポーツをやらせるのであれば、絶対に左にさせる!」と決めていたそうです。

 

赤ちゃんの頃から右手で掴んでいるところを左手で掴ませるようにしていたそうです。

 

今ではハサミと習字以外は左。でも右手でサインする時もあるし、右手でご飯食べることもあるそうです。

 

つまり、本来は右利きであろうところを左利きにさせた。という「両利き」ということですね!

 

「サウスポーはかっこいいです!」とお母さまが教えてくださいましたが、あれ、ちょっと待ってくださいね。

 

何を隠そう、私も卓球だけはサウスポー。 参考左ペンホルダーへの進化の過程

 

 

それじゃあ私もかっこいいの部類に入るの? 自分で言うのもなんですが、その部類には入れないと思います。多分、サウスポーの皆さんが入れてくれないと思います。

 

だって「足だけ星人~! グアハハハ~!」と叫びながら体育館を走り回っていたんですよ? まぁ、子供の頃の記憶は完全に消し去ったので、全く覚えていませんが。と言いたいのですが……若干覚えているんですよね……。

 

えぇ、えぇ、覚えていますよ。

 

リトルキングスで一緒に卓球していたお兄ちゃんたちがね、特に笑ってくれてね、それはもう、当時の私は大満足していましたよ(←遠くを見るような目で、ちょっと涙目)。

 

2歳年上のカットマンの姉はそんな私を虫けらか、ゴキブリか、毛虫か、ゲジゲジを見るような目つきで見ていましたけどね、当時の私には関係ありませんでしたね。

 

もちろん、そのお兄ちゃんたちの中に、今の長崎選手の叔父さんも含まれているわけで。

 

え? 良いんですか? 本当に? サウスポーのかっこいい部類に入れてくれるの? いやでも本当に申し訳ないというか……じゃあ、ほんのはじっこに居させてください。そこからちっとも動かないでいるので。みんな本当に優しいんですね。

 

長崎選手のお母さまの考えにあやかり、体力不死身で夜全然寝ない3歳の息子にも、ラケットは左手で持たせるようにしました。

 

……あのですね、全然左手でラケット持ってくれないんですよ(泣)。かたくなに拒むんですよ。人間の意志って、こんなにも固いんですね。

 

しかし、それで諦めてしまっては母親の面目が立たないし、ブログのネタにもなりません。

 

そこで、右手でラケットを持ったら悲しい顔をし、左手でラケットを持ったら「うを~! む・す・こ! む・す・こ! む・す・こ! チャ! チャ! チャ!」とジャンプをしながら拍手をしてしていたら、少しは左手でラケットを持ってくれるようになりました。

 

はぁ、それにしても疲れる……。

 

~続く~

長崎家の皆様、関係者の皆様、ファンの皆様、本当にすみませんでした。

長崎選手に「失礼ですが、お幾つですか?」と聞いたところ、「二十歳(はたち)です」とかわいい声で返ってきました。

 

ねぇ、どうしましょうかね、本当に。

 

っていうか、何なんですかねっ?! (←謎にちょっと怒ってみる)

 

私が二十歳になるにはあと3年かかるんですけど(永遠の17歳)、もし20歳になった暁(あかつき)には「はたちです」とこんなに可愛く答えられますか?

 

「この前二十歳になったばかりです」

 

「わー! おめでとうございます!」

 

後でインターネットで長崎選手の事を調べていたら、あら、誕生日6月15日だったんですか!?

 

私が歳を聞いた日が6月18日だったから、つまり3日前に誕生日を迎えていたのですね!

 

なんと、長崎選手はペルーで二十歳の誕生日を迎えていたのです!

 

そんなこともつゆ知らず……私ったらなんて愚かな……誕生日ケーキの一つも用意していなかっただなんて……ワナワナワナ……(←愚かすぎて震えてみる)

 

豆腐だ! 誰か豆腐を持って来い! 今から豆腐を頭にぶつけてやる! 本気だぞ。今回こそは本気だ! 

 

 

ハッピーブゥスディトゥーユーの歌も歌ってあげられなかっただなんて、私のこの美声はなんのためにあるんだよっ!

 

長崎選手のファンにフルボッコにされるのは確実。

 

ハッピーバースディじゃないですからね、ハッピーブゥスディですからね。無駄に発音が良いんですよ。

 

長崎家の皆様、関係者の皆様、ファンの皆様、この件に関しては本当にすみませんでした。深くお詫びを申し上げます。

 

~続く~

長崎美柚選手のお母さん

「よし、今日から私も人に親切にするぞ!」と意気込んでいたちょうどその時、長崎美柚選手のお母さんからメールが来ました。

 

「今ペルーの空港にいて、これからすぐに出発なんですけど、ホテルの金庫にお財布を忘れてしまったことに今気づいて……」

 

「それは大変ですね! 今すぐホテルに向かって空港に届けます!」

 

「すみません、ありがとうございます(泣)」

 

「すみません、やっぱりどうしても時間が間に合わないので、国際郵便でお送りします!」

 

「すみません、お手数おかけします(泣)」

 

美柚ちゃんの力になれるなんて、逆に光栄です!」

 

と、「美柚ちゃんのためーならエーンヤコーラ」と持ち前の渋い声を響かせて唄いながらハチマキを頭に縛り、腕まくりをしていたらおかしなことに気が付きました。

 

あれ? お財布を忘れたのは美柚ちゃんじゃなくて……お母さんのほう?

 

お母さん……美柚ちゃんのお母さん……大丈夫ですぞ! 全っ然大丈夫ですぞ!!! 

 

私は貴女のお父様に命を救われたのだから、今度はわたくしめが一肌脱ぐ

シチュエイション(テンション高めで活舌良く)!!!

 

 

お母さん本人いわく、よく忘れ物をしてしまうそうです。分かります。よ~く分かります。

 

忘れ物をする時って、忘れ物をする気配は全くないのに、忘れ物に気づいた瞬間、「ハッ!!!」っとなって「どうしてあの時に気付かなかったんだろう! 今になって気付くんだろう! バカバカバカ! 私のカバ!」って壁に頭を打ち付けたくなるんですよね。

 

時を戻してあの時の自分に「おいっ! 今お前、忘れ物してるぞっ!」ってゲンコツの一つでもかましてやりたいですよね。「これから大変なことが起きるのに、のんびりしてんじゃねーぞ!」ってね。

 

それにしても私の推測ですけど、子供がしっかりしていると、その親はちょっぴり朗らかというか……おっちょこちょい?

 

いや逆ですね。親がおっちょこちょいだから子供がしっかりするんですよきっと。

 

現に長崎美柚選手、20歳なのにあんなにしっかりされていて……オバサン年甲斐もなく感激しちゃった。確かに私にも二十歳の時代はあったはずなんですよ。でも、すでに記憶から消え去っているんですよね。もう、かれこれ18年も前の事ですからね……。

 

話しを戻しまして、私の母はというと、眼鏡をかけたまま眼鏡を探すレベル。

または、スーパーで買い物した後、「お財布が見当たらない」とずっと家の中を探し回り「ダメだ、どこにもない」と悲壮感で溢れかえっていたら、誰かが牛乳を飲もうとしたのか冷蔵庫を開けると大爆笑しながら「お母さ~ん! お財布あったよ~!」と叫んだ。

私も駆け寄って見ると、そこには肉のパックのようにお財布が置いてありました。緑色のお財布だったんですけどね、お財布もお財布で「バレたか!」みたいな表情をしていましたよ。スーパーから帰ってきて、すぐに冷蔵庫に入れたんでしょうね。キンキンに冷えていましたよ。私の母はそういうレベル。

 

見てくださいよその子供を! きっとしっかりしているに違いない。

 

さぁ、誰なの? その子供というのは一体誰? いでよ、私の母の、その子供~!!!

 

 

 

「はぁい、しゅみましぇ~ん」 (←恥ずかしそうに照れながら、右手を少し上げて首を前後にカクカクする)

 

 

 

すみません、私でした。まぁそうだよね、私の母の子供はやっぱり私の事だよね。姉と妹もいますけどね、二人は立派にしっかりしていますよ。

 

 

……まぁいいよ。「例外」という言葉がこの世に存在しているのは、こういう事なんだよ。

 

 

今のところおっちょこちょいが2代続いているけれど、それならば私の息子に期待しようではありませんか!

 

「はい、おじゃまします! お金ください!」が最近口癖の3歳になったばかりの息子ですが、ちょっと待って、そのセリフ、どこで覚えたの? 誰が言ってたの?

 

 

~続く~

長崎美柚選手のおじいちゃん 

前回、長崎美柚選手がとっても可愛かっただの、長崎選手のおじさんもかっこよかったなど書かせてもらいましたが、そんなのみなさん知っていますよね。

 

「皆が知っていることを、わざわざブログの記事にするな」という苦情が来ましたので、今回は誰も知らないお話を一つ、あなただけに提供します!

 

先ずはこちらのブログを読んでみて下さい。

 

駅で姉とはぐれた話

 

『リトルキングスの関係者』、つまり、私を助けてくれた救世主が何を隠そう、長崎美柚選手のおじい様だったんです。

 

改めまして長崎さん、あの時は本当にありがとうございました!!!

 

いや~、人には親切にするものだなぁ。よし、今日から私も人に親切にするぞ!

 

~続く~

長崎美柚選手、ちょ、ま! (←ちょっと待ってよ!の略)

何を隠そう、長崎選手と私の実家はご近所さん。二人とも同じ小学校に通っていました。まぁ、時代は全然違いますけどね(涙)

 

リトルキングス(卓球のクラブチーム)時代、長崎選手の叔父さんである「長崎たかしくん」とは、ほぼ毎日一緒に練習させてもらっていました。

 

長崎くんは私の3歳年上。当時の神奈川県の全女子が目をハートにして「長崎くん、長崎くん」とキャーキャー言っていたのを覚えています。

 

当時の私はただのクソガキだったにも関わらず、「まぁ、長崎くんはかっこいいよね」と認めているほどの逸品。

 

私はというと、短パンを胸の辺りまでグィンと上げ、「足だけ星人~! グアハハハ~!」と叫びながら体育館を走り回っていた珍品……。

 

学年に一人いるかっこいい子、いるじゃないですか。長崎くんはそのレベルですよ。

 

その「長崎くん」の姪である長崎美柚選手は、当然かわいいに決まっているでしょうよ。

 

たまたま長崎美柚選手に初めてお会いするチャンスがあり、話しかけさせていただきました。え、ちょっと待って。ちょ、ま! ちょ、ま! (←ちょっと待ってよ!の略)

めっちゃかわいいんですけど。え、どうしよう。オバサン動揺しちゃう。

 

実家がご近所でトウマ動物病院の近くに住んでいるとか、同じ小学校に通っていたとか、岸田卓球場の事や、長崎選手のおじい様、おばあ様の事を色々と(ほぼ一方的に)お話しさせてもらい、最後に図々しく握手までさせてもらいましたが、あれ、ちょっと待ってどうしよう。

 

めっちゃかわいいんですけど。

 

~続く~

 WTTコンテンダーリマ2022

皆様、初めまして! 南米のペルーに住んでいる、西田泉と申します。

 

日本は暑くなってきていると思いますが、こちらは肌寒くなってきました。

 

南米ペルーで初めての卓球プロツアーが開催され(2022年6月14日から19日まで)、遥々日本から以下の選手たちが出場されました。

 

男子選手
丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)
森薗政崇(BOBSON)
鈴木颯(愛工大名電高校)
吉山僚一(愛工大名電高校)
英田理志(愛媛県競技力向上対策本部)

女子選手
長﨑美柚(木下グループ)
笹尾明日香(日本生命)
森さくら(日本生命)

 

皆様、ようこそペルーへ!!!

 

笹尾選手と森選手のダブルスが優勝、長崎選手がシングルス2位、という結果に終わりました。

 

笹尾選手、森選手、優勝おめでとうございます!!

 

長崎選手は決勝戦で敗れてしまい、とってもとっても残念でしたが、本人がまた新しい課題が見つかったそうなので、これからも頑張って欲しいです!

 

え? どうして他人のアンタが美柚ちゃんが「また新しい課題が見つかった」ということを知っているのかって?

 

ふはは! ふはははは~!

 

聞いたんですよ! 美柚ちゃんのお母さまに直接! メールでだったけどね!  つまりメル友ね! だって、実際にお会いしたことはないんだもの!

 

 

ということで今回はWTTコンテンダーリマ2022で出会った選手たちについて、色々とブログに書きたいと思います。お楽しみに!

 

~続く~

一心くんブログ ~完~

鷲尾一心くんは1年間ペルーにいました。パンデミックの前は渡辺くんのアシスタントをしている間、毎月のように試合があり、指導者としてベンチコーチに入ったり、自身も選手として試合し、沢山負けて悔しい思いをされたそうです。

 

指導者としても選手としてもまだまだ未熟と感じ、筋肉トレーニングや栄養学、卓球の技術や戦術の勉強をもう一度学びなおしました。

 

今後は日本でトレーニングを重ね、語学も勉強し、世界に挑戦してみたいと語ってくれました。

 

私みたいな年寄りが若者の夢や目標を聞いている時に、言ってはいけない言葉ってあると思うんですよね。

 

「夢見るようなこと言ってないで、現実を見ろ!」とか、「君には無理だよ」という言葉です。

 

彼の前では、カラオケで私の十八番(おはこ)である相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」も歌ってはいけない。だって、どうせ知らないだろうから……。

 

「彼の燃え上がる情熱の炎を消す消火器になってはいけない」

 

決して彼の夢の邪魔をしないこと。

それどころか、私は彼の「ガソリン」になりたいと思った。

彼の燃え上がる情熱の炎が、ずっと燃えていますように。

そして、彼の夢が叶いますように。

 

まぁ、もし仮に私が消火器になったとしても、彼の情熱の炎は消せないかもしれませんけどね。

 

一心くん、これからも頑張ってください! ペルーから応援しています!

 

 

~完~

諺「かわいい子には旅をさせよ」 

私が母になって理解できるようになったことがあります。

 

それは親が子にする心配です。

 

もし私が一心くんのお母さんの立場だったら、こう言っているでしょう。

 

ママの大事な大事なかわいいかわいい一人息子が、南米のペルーだがピルーだかプールだかシールだかツールだかよく分からない国にワクチンも打たず、スペイン語も分からずに行ってすぐに体調を壊し、ようやく帰ってくると思ったら「ペルーでリベンジする!」だか何だか言って帰ってこなくて、パンデミックが起きてペルーで外出禁止になって卓球の仕事も出来なくなってチャーター便で帰ってくるはずが帰ってこられなくなってウイルス検査では「陽性」と言われ、なんだかんだで日本に帰って来たけどお母さん本当にあなたのことが心配だったのよ!!! もう二度とお母さんから離れないでねって言いたいけど「かわいい子には旅をさせよ」という諺を信じるのであればそうねぇ、思い切ってアフリカにでも行く? タンザニアの離島「ザンジバル島」ってところ、海がとってもきれいなんですって! ママはこのビキニ持って行っちゃおうかな~(笑) アハハ、ちょっと若すぎるかしら。あら、昔はそれなりのプロポーションだったのよ! ……って、あれっ? 何の話ししてたんだっけ? そうそう、『かわいい子には旅をさせよ』だったわね。それって……、ママも一緒に行っちゃ駄目なの?

 

~続く~

諺「若い時の苦労は買ってでもせよ」 

ワクチンも打たず、キャッシュカードも持たずにリュック一つでペルーに行き、当時知っているスペイン語といったら「オラ(やあ)」と「グラシアス(ありがとう)」だけで、ペルーに着いたら痩せこけてすぐに栄養失調で倒れて病院に運ばれて何故か手術沙汰になっていたり、血液検査を受けたらあまりの痛さに膝から崩れ落ちたり、マルティンという手のかかる男の子の指導に四苦八苦したり、おばさんに「指導者としての自覚がない!」と言われたり、オープン戦では悔しい負け方をし、「やっぱりまだペルーに残って頑張るぜ!」と日本に帰る直前に決心し張り切っていたらすぐにパンデミックになったり、スペイン語が全然わからなかったり、「コロナウィルス陽性」と間違われたり、うちの旦那のアイスのせいでお腹を痛くしたりetc,,,

 

一心くんはペルーで沢山の経験と苦労を積んだのですが、きっかけはペルーで卓球クラブの経営をしている渡辺拓也くんのツイッターから始まったわけです。

 

「ペルーで卓球のアシスタントを募集」 by渡辺拓也

 

一心くんが渡辺くんに感謝しているのがよく分かります。

 

「若い時の苦労は買ってでもせよ」という諺を真に受けるなら、ペルーでの経験や苦労は一心くんがお金を払ってでもすることになります。

 

つまり、「一心くんがお金を払う立場」なんですよ。

 

それなのに月給850ドル貰って、好きな卓球を教えたりプレーすることが出来て、語学が大事だと気付いて、肉体改善や色んな勉強をするようになって、これからの夢や目標も見つけられたなんて、とっても喜ばしいことだと思いませんか? しかもまだ19歳ですよ?

 

いやぁ、素晴らしいなぁ。確かに、若い時の苦労は買ってでもするもんだなぁ。

 

まぁ彼はお金を貰っていたけど。

 

 

~続く~

礼儀が正しい青年

足のにおいの話しは置いといて、一心くんの話題に戻します。

 

この子は『感謝の言葉しか出ない口』から生まれたに違いないと、私は小さく身震いしたのですが、あれ、それにしてもちょっと待って?

 

何この礼儀正しさ?

 

誰かー! 誰か~! 私の目の前にいる19歳の男の子、めっちゃ礼儀正しいんですけど~! 私は一体どうすればいいn……っは!

 

ッハ!

 

これは「お前も礼儀を正せ!」という天からのお告げ?

 

そうか、確かに最近、使った食器を長時間そのままにしていたり、旦那の前でプッププップおならをしていたりしていたからかな?

 

「親しき中にも礼儀あり」って言いますもんね。

 

~続く~