報告書 山本 勝也 (早稲田大学 2年)

この度はベトナム遠征に参加させていただきありがとうございました。今回の遠征では様々なことを感じ、多くのことを学ぶことができました。それらのことを報告していきたいと思います。

まず、ベトナムは気温が30度前後と蒸し暑く日本の気候と大きく違いました。そのため打球感覚や食事の面においても日本と大きく違い、環境が今までと大きく変わった中で過ごしました。その中でコンディションをどのように整えパフォーマンスにつなげていくのかを海外に来たことで大きく学ぶことができました。このような経験は日本国内ではできない経験なのでとても良い経験となりました。

卓球においては、練習も試合もとても密度の濃いものでした。練習ではフットワークを多く使う練習から、パターン練習など試合に近い内容まで取り組み、バランスの良い練習をしました。試合ではベトナムの選手と公式戦に近い形で数多く行い、それらを行っていく中で自分の課題が見えてきました。ベトナム選手のボールはとても威力のあるもので強打をされた際に返球するのに困難な場合が多くありました。それに対し、私のボールは2,3球打たなければ抜けないことが多く、決められる球でもラリーになってしまうことが多くありました。その原因としてフォアハンドでの決定力不足が挙げられました。伊藤さんから打球点が遅いと指摘され、その後の練習で意識して取り組みました。そうすると以前よりも威力が増し、改善の余地が見られました。今後さらに磨きをかけていきたいと思います。

文化交流ではベトナム戦争の実態を肌で感じることができました。ベトナム戦争で実際に使われていた罠や敵から逃れるためのトンネルなどを実体験することができ、当時の状況を知ることが出来ました。当時は過酷な生活をしていたことがわかり戦争というものの背景を知ることが出来ました。またメコン川にも足を運ぶことができ、ボートに乗って自然を体感することが出来ました。このような体験は日本ではできないことなのでとても貴重な経験ができたと思います。

(クチトンネルにて、写真右下山本選手。)

ベトナム遠征に参加したことで私の人生においてとても良い経験になりました。今回の遠征で学んだことを今後、卓球のみならずそれ以外の部分でもつなげていきたいと思います。最後にこの遠征に携わってくださった伊藤さん、小笠原さん、富岡さんをはじめ、この遠征に関わってくださった方にとても感謝しています。本当にありがとうございました。

About 富岡武侯

1974年生まれ、東京出身。小学校6年の時より狛江市少年卓球で卓球を始める。1997年、唐橋卓球㈱に入社。2004年4月から2006年8月まで、青年海外協力隊隊員としてベトナムホーチミン市ジュニア選抜チームコーチとし赴任。07年1月にバタフライ、ニッタク、TSP、ヤサカのベトナム輸入総代理店 Take.,Co Ltd設立。

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