月別アーカイブ: 11月 2015

関東学生強化合宿交流試合、女子結果

男子に引き続き、女子の結果です。

優勝、Trang選手。

予選リーグで林選手に敗れましたが、接戦をものにして優勝。

練習嫌いで、今合宿期間中も日本選手の1/5くらいしか練習しませんでしたが、試合になると経験が優ります。この日は日本人と合計5試合試合をしましたが、もつれる試合も多く、よく最後まで体力が持ったものです。

日本選手たちは彼女を大きく左右に揺さぶり、大きな体のそばを狙いますが、そこは慣れたもので、絶妙なボディーワークで返球します。日本の監督たちも褒めておりました。

ホーチミンのコーチとよく話すのですが、練習しなくても国内では優勝。海外の試合も年1,2回で、東南アジアの試合がメイン。運が良ければシンガポールの選手と当たらずに入賞。シンガポールの選手と当たれば勝てないのでしょうがない。どのように彼女のモチベーションを上げればよいか、良い方法が見つからないといつも嘆いています。

2位、向山選手(日大)

3位、林選手(東京富士)

3位、秋田選手(中大)

予選リーグ3位、美濃口選手(中大)

試合終了後、現地駐在の卓球同好会の日本人の方々、参加したベトナムの選手たちと、懇親会を行いました。合計30名くらい。日本選手同士が固まらないように席を決め、言葉が通じなくてもコミュニケーションをとることも勉強と、様子を見ておりましたが大いに盛り上がっておりました。

不思議に思い、側に行ってみると、片言の英語でお互いに話しているのですが、わからないところはアイパッドを使い、グーグルの翻訳で、ベトナム語、日本語翻訳をして意思の疎通を図っていました。

普段は恥ずかしがり屋で、あまり話をしないTRANG選手が楽しそうに話しているのを見て、びっくりしました。

今回もすべてが上手くいったわけではなく、色々な問題点があり大変でしたが、選手たちが練習後に楽しく交流している姿を見ると、お手伝いさせていただいて本当に良かったなと思った次第です。

また来年に向けて、頑張っていきたいと思います。

 

関東学生強化合宿交流試合、男子結果

最終日7日に1日かけて、交流試合を行いました。

練習初日の午後、練習試合を行いましたが、ベトナムの選手たちは女子の1勝のみで、初めて対戦する相手に対して、非常に弱いという結果となりました。

渋谷会長より、いくらラリーが強くてもサーブレシーブができなければ、試合で勝つことができない。最終日の交流試合まで、午後の練習に日本選手がサーブを出し、ベトナム選手がレシーブする、サーブレシーブ練習を取り入れなさいという指示が出されました。サーブになれれば、試合になるのではないか。との事でした。

また、せっかくの機会なので、サーブの上手な村井選手に講師になってもらい、サーブの講習会も行いました。

村井選手曰く、ベトナムの選手たちはインパクト後のフェイクモーションが全くないため、サーブの種類がわかりやすい。インパクト後のモーションをもっと取り入れるべきだという事で、講習会が行われました。

上回転、下回転、ナックルどの球種に対しても、サーブの飛び出し方と弾道、スピードを同じにすること。ロングサーブ、シュートサーブ、第一バウンドの位置を同じにすること。インパクト面をなるべく相手に見せないように、当たった後ラケットの反対の面を相手に見せる。等、実演を交えながら解説してもらいました。

おかげさまで、最終日の交流試合、何とか形になることができました。

交流試合は5名のリーグ戦、2ブロックで試合を行い、1、2位上がりの選手が準決勝を行うという方式です。

優勝、松田選手(駒大)

2位、宇仁田選手(国学院)

3位、TU選手(ハノイ)、VU選手(ホーチミン)

予選リーグ3位、村井選手(法政)

予選リーグ3位、斎藤選手(筑波)

ベトナム陣営、全員予選落ちを覚悟しておりましたが、何とか2名勝ち上がることができました。

全てのサーブを披露していただいた、村井選手には悪いことをしましたが、おかげさまで、ベトナムの選手たちにとっては、サーブに対する認識を深めることができたと思います。

また、鈴木幹事長にも、中学生たちとたくさん試合をしてもらいました。

ベトナムの全国大会は来年の5月。今回参加した選手たちのサーブがどのように進歩しているかどうか、今から楽しみです。

第3回関東学生卓球連盟ベトナム強化合宿

11月2日から9日までホーチミン市において、関東学生強化合宿が行われました。

参加者は、団長 渋谷五郎(会長)、監督 氏田知孝(日大監督)、総務 鈴木肇(幹事長)、男子 村井圭(法政3年)斎藤稜馬(筑波3年)松田尚樹(駒大2年)宇仁田啓市(国學院2年)、女子 林めぐみ(東京富士2年)向山佳歩(日大2年)秋田佳菜子(中央1年)美濃口千夏(中大1年)

練習は4日から6日まで、午前午後、合計6コマ(1コマ2時間30分)で行われ7日に交流試合を行いました。

選手たちは慣れない環境の中、高い集中力を維持して練習に励んでおりました。

午前中は5分乱打の後、7分30秒交代の課題練習を3セット45分。10分休憩後にもう3セット45分の練習をベトナムの選手とともに行いました。

午後は5分乱打の後、7分30秒交代の課題練習を2セット30分の後、多球練習を40分。その後サーブ、レシーブ練習を30分行いました。

日本の選手達からは、ベトナム選手のボールは、いつも受けている球筋と違う為に練習になった反面、選手たちの集中力が短いため、効率の良い練習ができなかったという意見が多く出ました。

またベトナムの選手たちからは、いつもの練習相手よりも球が多く返球されるため、非常に疲れたが良い練習ができたという感想がありました。

今回も練習以外に、毎日練習場まで2往復15分くらい同じ道を歩いたり、地元のスーパーへの買い出し。またベトナム戦争博物館やメコン川に見学に行ったりと卓球以外にも現地の文化に触れられ、各選手たちにとってはとても良い経験になったようです。

卓球の強化という面においては、中国や韓国に比べるとどうしても技術的に落ちてしまいますが、それ以外の面においては良いサポートができたのではないかなと思っております。