報告書 町 飛鳥 (明治大学1年)

3月上旬から2週間、展示会に合わせて、日本に帰国いたしました。

いろいろな方々にお会いできて、嬉しかったです。

少し時間が開いてしまいましたが、報告書の続きを掲載していこうと思っております。

(町選手とベトナム代表クイン選手)

 

今回ベトナム遠征のメンバーに選んでいただきありがとうございました。私はこの遠征で初めてベトナムに行きましたが、日本との気温の違いに驚かされました。毎日30℃を超えるような暑さで練習するのはきつかったですが、とても良い練習をすることができ良かったと思います。

今回の遠征でベトナムの選手と練習して3つの課題を見つけることができました。1つ目はスイングについてです。私は大きなスイングで打つことが多く速いラリーの時に遅れてしまうのでもっと小さく速くすることを意識していきたいと思いました。世界のトップ選手で大きなスイングの人はあまりいませんし普段から気をつけたいと思います。現代の卓球はとにかく速いのでその速さについていけるようにしたいです。

2つ目は戻りの早さと前後の動きです。サーブ、レシーブの後の戻りやドライブを打ったあとの戻りなどが遅いと感じたので、素早く戻り連続攻撃が何本でもできるようにしたいです。戻りを早くするには1つ目で言ったようにスイングを小さく速くすることが重要だと思います。戻りが早ければ次の球を打つのに余裕ができるのでそこを目指したいです。それから前後の動きは左右の動きよりも重要だと私は思います。試合で最初に動くのは前後です。短いサーブが7割くらい出されるので如何に前後の動きが大事なのかがわかります。ですが練習の時、左右の動きばかりやっているのでストップされたとき動きが遅れてしまうのだと思います。試合で一番重要な前後の動の練習をもっとたくさんし前後に対する意識を高く持つことが大事だと思いました。

3つ目はチキータとチキータ処理についてです。最近の卓球ではチキータをするのは当たり前になっていますが、質の低いチキータは相手に狙われてしまう危険なボールだと感じました。強い選手のチキータは鋭いスイングで回転量が豊富で一撃で抜けてしまうほどの威力です。それぐらいの威力を目指したいです。逆にチキータへの対応が勝つための条件とも言えると思います。如何に相手に質の低いチキータをさせるか、そのボールを狙っていけるかだと思います。そのためにはロングサーブなどを有効に使うなど、工夫が必要だと思いました。これらの課題を克服し、これまでよりももっと成長していきたいです。

今回の遠征では最終日に文化交流でベトナムの文化に触れられたことも私の財産になりました。普通の人が経験できないようなことをさせていただいたことに感謝したいです。現地でお世話になった富岡さんには身の回りのことなどをしてもらいスムーズに行動することができ、本当にありがたかったです。スタッフの伊藤誠さんと小笠原さんには暑い中多球練習などもしてもらいましたし、色々なお話を聞かせていただき、楽しく過ごすことができました。それから学連で来ていただいた長田さんには全てのことをして頂き、この遠征が無事に終えられたのは長田さんのおかげだと思います。私たち選手の為に携わってくださった全ての方々に感謝の気持ちで一杯です。今回は本当にありがとうございました。

About 富岡武侯

1974年生まれ、東京出身。小学校6年の時より狛江市少年卓球で卓球を始める。1997年、唐橋卓球㈱に入社。2004年4月から2006年8月まで、青年海外協力隊隊員としてベトナムホーチミン市ジュニア選抜チームコーチとし赴任。07年1月にバタフライ、ニッタク、TSP、ヤサカのベトナム輸入総代理店 Take.,Co Ltd設立。

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