報告書 市川 志穂 (日大 2年)

今回、このような遠征に参加させて頂きありがとうございました。海外遠征に行く機会はそれほど多くないので、貴重な経験をすることができました。

まず、ベトナムに行って感じたのは、日本人選手とベトナム人選手では、プレースタイルが全然違うというところです。多くの女子の日本人選手はサーブから仕掛けていき、大胆なプレーではなくピッチの速いラリーで点数を取っていきます。しかしベトナム人選手は、相手に打たせてからカウンターで狙っていくプレーが多かったです。日本では決まるカウンターでも、ベトナムではそれ以上の威力で返ってくるので自分がきつい展開になってしまいました。

(写真は2011年ゴールデンラケット大会のものです。)

そして、日本人選手はとても集中力が高く、当たり前に最後まで集中して全力で練習します。また、試合で点差が離れていても終わるまで諦めません。それは日本人選手のいいところだなと思いました。

環境も全然違ってベトナムは冬でも30℃ほどあり、冷房の効いた練習場でしたが立っているだけで汗が出るほど暑くて、厳しい練習環境でした。私の今通っている日本大学では冷暖房が完備されていて、本当に恵まれた環境で練習していることに気付かされました。しかし本番の試合では、暑かったり、寒かったり、湿気が多かったり、いろいろな環境があります。それに対応していくためにもいろいろな環境で練習を行わなければならないとも思いました。

この強化合宿は富岡さん、伊藤さん、小笠原さん、長田さんをはじめ現地のスタッフの方々の協力がなければ成り立たないものでした。本当にありがとうございました。この貴重な経験を生かして結果という形で残したいと思います。また、機会があればよろしくお願いします。

About 富岡武侯

1974年生まれ、東京出身。小学校6年の時より狛江市少年卓球で卓球を始める。1997年、唐橋卓球㈱に入社。2004年4月から2006年8月まで、青年海外協力隊隊員としてベトナムホーチミン市ジュニア選抜チームコーチとし赴任。07年1月にバタフライ、ニッタク、TSP、ヤサカのベトナム輸入総代理店 Take.,Co Ltd設立。

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