最近のベトナム事情

今年も、もう年末。コロナで状況が変わってしまったため、あっという間の1年間だったような気がします。

おかげさまで私は元気な日々を送っております。

ベトナムは感染者合計、1414名。海外からの帰国者からは、感染が確認されていますが、帰国者以外、市中内感染者は100日ほど発生していません。

現在ロックダウン等はありませんが、公共の場でマスクをしていないと罰金が科されます。

観光客がいないため、ホテルや観光客向けレストランは厳しい状況が続いていますが、それ以外は通常に近い状況です。

3月末から1か月ちょっとのロックダウンの後、7月より試合が再開されました。

7月12日から19日まで2か月遅れで、ホーチミン市において全国大会が開催されました。

ご覧のように、人との距離や、マスク等なくいつもと変わらない試合風景です。

ホーチミンチーム。

日本では考えられない状況だと思います。

その後、8月上旬に、市中内で数名の感染者と初めての死者が出たため、夏の大会は全て延期されましたが、現在、また試合が開催されています。

現在ベトナムでは、数名の感染者発生でも、すぐに交通機関が停止になり、二次感染の防止か終わるまで、ストップしてしまうため、今年は子供の全国大会など、試合観戦は見合わせました。

今後どのような状況になるかわかりませんが、今年中止になった、ゴールデンラケット大会の来年度開催に向けて、ホーチミン卓球連盟と協議を続けています。

また来年11月にはハノイ市において東南アジアオリンピック、SEAGAMESが、開催される予定なので、徐々に準備を始めています。

ホーチミンは本日も30度を超えていますが、乾季に入ったため湿気も少なく過ごしやすい時期に入りました。

皆様におかれましても、くれぐれもお体、ご自愛ください。

よき年末年始をお過ごしください。

コロナウイルスにおけるベトナムの状況。

現在のコロナウイルスに対するベトナム(ホーチミン)の状況をお伝えします。

4月18日時点で、感染者268名、死者0名

政府主導で強力に抑え込んでおります。

学校。1月22日から、旧正月休みに入り1月30日より再開の予定でしたが、現在まで休校しています。再開の予定もありましたが、延期が続き、今のところは、5月15日から再開の予定です。ベトナムは夏休みが6月から8月いっぱいまで3か月間あるため、夏休みを少なくして授業をする予定だそうです。

カラオケ、バー、マッサージ店、ジムなどのスポーツ施設等。3月14日午後6時より、急遽3月いっぱいまで、営業停止の予定でしたが、現在もまだ閉店の状況が続いています。

指示に従わず、営業した店舗もありましたが、罰金を2,000ドル徴収されたため、一斉に閉店しました。

レストランおよび、生活必需品を除く一般小売店。タクシー、バス、スポーツ施設など。4月1日より15日まで営業停止の予定でしたが現在25日まで延長されています。交通機関が止まっているため、極端に人の動きが少なくなりました。

弊社も店舗は閉鎖し、ネット販売と卸のみ対応している状況ですが、卸先や卓球場が閉まっているため、1週間のうち2日間、社員が出勤して仕事をしています。

飛行機。国際線は、ほぼ停止状態、3月15日より外国人に対する新規ビザ停止、入国者は2週間の強制隔離。国内線は、大幅に減便。各省をまたぐ、長距離バスは運航停止の状況です。

工場、スーパー、日用雑貨店、薬局、小さな食堂などは営業しています。

レストランは宅配のみの営業です。

ベトナム政府はインターネットによる買い物を奨励しています。ネットや電話で注文するとバイクで配達してくれます。

ホーチミン市選抜チームの選手たちも、3月15日から練習を停止しています。

ベトナムは社会主義なので、政府の指示が非常に強く働いています。

でも、ベトナム人たちは政府発表を信じておらず、自分の身は自分で守らねばと思っており、慎重に行動しております。

政府発表で、電気料金の値下げや、路上生活者等への支援、国有地における家賃の減額などは発表していますが、休業補償や企業に対する支援等はまだ上がっておりません。すでに倒産した会社もだいぶあるようです。

皆様におかれましても、色々な状況があり、大変なことと思います。

また、卓球できる日を心待ちにして、ともに頑張りましょう!

 

ゴールデンラケット大会、動画まとめ。

大会2日目より、スポーツ動画生中継の会社より、売り込みがあり急遽、生中継が行われることになりました。

メインテーブルには、国営テレビホーチミンテレビの中継が入るため、カメラの位置はあまりよくありませんでしたが、メインの隣の台を撮影しています。

女子団体戦、決勝、日本対タイ。

決勝トーナメント、女子シングルス1回戦、皆川選手、男子シングルス1回戦、阿部選手。

男子シングルス、準決勝、団体戦表彰式、男子シングルス決勝。

 

ゴールデンラケット大会、女子結果。

女子参加は14チーム。

日本女子は予選リーグで香港Bに3-0、ベトナムハイズン省3-0、と予選を1位で通過。

決勝トーナメント1回戦で香港Aと対戦。ZHANG WENJING選手に2点取られましたが、最後はカットの浅井選手がきっちり勝利し、3-2で準決勝へ。

準決勝、中国広西省と対戦、昨年日立化成から日本リーグに参戦していた趙琳選手が参加しているため苦戦を予想しましたが、トップで浅井選手が趙琳選手に3-0で勝利すると波に乗り、各試合すべて3-0で勝利し決勝戦へ。

決勝戦はタイ。タイの主力メンバーは強く一昨年も同じメンバーで優勝しています。日本は変化で勝負しました。3番で皆川選手が3-2で勝ちましたが、後に続くことができず、1-3で敗戦し準優勝でした。

優勝、タイ、2位、日本、3位、ホーチミン市A、中国広西省。

女子シングルス。53名の選手が参加し、6~7名が1ブロック、合計8ブロックでの予選。各リーグ2名が予選通過、16名で決勝トーナメントを行いました。

優勝、SUN CHEN(ホーチミン市、中国人助っ人、右ペン表)2位、趙琳(中国広西省)、3位、PARANANG ORAWAN(タイ)、KHETKHUAN TAMOLWAN(タイ)。

出澤 杏佳(大成女子高等学校)

7名の予選リーグ、LEE Ka Yee(香港)に敗れ2位通過。決勝トーナメント1回戦、浅井選手に4-3で勝利。準々決勝、趙琳(中国広西省)にセットオール8本で敗れ、ベスト8。

皆川 優香(神須学園高等学校)

7名の予選リーグ、全勝で1位通過。決勝トーナメント1回戦、ホーチミン市KHANH選手に4-3で接戦をものにしたが、準々決勝、(タイ)に4-1で敗れベスト8。

浅井 一恵(桜丘高等学校)

6名の予選リーグ、ホーチミン市、マレーシアのエースと同じリーグでしたが、全試合、オール3-0で1位通過。決勝トーナメント1回戦で、出澤選手に敗れ、ベスト16。

杉田 陽南(香ヶ丘リベルテ高等学校)

7名の予選リーグ、香港、シンガポールのエースに敗れ、予選リーグ3位、決勝トーナメント進出ならず。

今回、女子は、団体、シングルス共に3位以上の目標を立て試合に臨みましたが、シングルスは惜しくもベスト8でした。

参加した選手、卓球王国に載るような強い選手たちではありませんでしたが、みな強かったです。

ゴールデンラケット大会、男子結果。

本年度、男子は、中国(広西)、香港、インドネシア(PPLM DKI JAKARTA)、韓国、マレーシア、台湾、シンガポール、タイ、ベトナム各クラブ、10か国、16チームが参加しました。

予選は4ブロック、4チームによるリーグ戦。

日本、団体戦予選は、台湾(HSINCHU)、インドネシアB(PPLM DKI JAKARTA),ホーチミン市Aと対戦。インドネシアB3-0、台湾3-1と順調に勝ち進みましたが、中国人助っ人を加入した、ホーチミン市Aに1-3で負けたため、ホーチミン市、台湾と三つ巴となり2位で予選通過。

決勝トーナメント1回戦。韓国A(軍隊)と対戦。1番で阿部選手が3-1で勝利しましたが、後が続かず1-3で敗戦し、ベスト8でした。

優勝、タイ、準優勝、韓国A、3位、ホーチミン市A、中国広西。

男子シングルス、60名の選手が参加し、7~8名が1ブロック、合計8ブロックでの予選。各リーグ2名が予選通過、16名で決勝トーナメントを行いました。

優勝、WANG KAIBO(広西)、準優勝、LIANG TIANHONG(広西)、3位、PANAGITGUN YANAPONG(タイ)、JEONG YEONGHUN(韓国)

残念ながら日本選手は入賞することができませんでした。

松田 歩真(野田学園高等学校)

7名の予選リーグ、ホーチミンの助っ人中国人を3-2で破り全勝で1位通過。

決勝トーナメント、1回戦、韓国Aの選手に4-1で勝利。準々決勝、韓国Aチームのエースに3-1でリードするも逆転負けし、ベスト8。

阿部 悠人(希望が丘高等学校)

8名の予選リーグ、全勝で1位通過。

決勝トーナメント1回戦、準優勝した、中国の選手にセットオール8本で負け、ベスト16。

横谷 晟(愛工大名電高等学校)

8名の予選リーグ、全勝で1位通過。

決勝トーナメント1回戦、ホーチミンの助っ人中国人に1-4で敗れ、ベスト16。

後藤 世羽(静岡学園高等学校)

8名のリーグ戦、4勝3敗で4位。予選通過ならず。

本年度参加人数が増え、タイムテーブルがうまく進みませんでしたが、試合数は多くできました。

今回、参加した日本選手4名中3名が、高校2年生。来年の大会に期待です。

帰国後は、インターハイ。皆さんの活躍を心より期待しております。

第33回ゴールデンラケット大会開催。

本日より第33回ゴールデンラケット大会が開催されております。

ホーチミン卓球連盟のホームページに、結果順次掲載されております。

http://pingponghcm.org/cay-vot-vang-2019-golden-racket-tournament-2019/

日本チーム

団長 小坂信彦 (公財)全国高体連卓球専門部、男子監督 小林 明史(公財)全国高体連卓球専門部、女子監督 関川 次郎 (茨城県:大成女子高等学校)

男子選手

横谷 晟(愛工大名電高等学校)、阿部 悠人(希望が丘高等学校)、松田 歩真(野田学園高等学校)、後藤 世羽(静岡学園高等学校)

女子選手

出澤 杏佳(大成女子高等学校)、浅井 一恵(桜丘高等学校)、皆川 優香(神須学園高等学校)、杉田 陽南(香ヶ丘リベルテ高等学校)

会場の様子です。

 

ブダペストの風景。

じっくりと観光はできませんでしたが、街中の写真です。

ホテルの前の通りです。右奥に大きな駅がありました。

夜中の12時過ぎ、タクシーで夜景の有名なところに連れて行ってもらいました。

 

少し寒かったですが、屋外で毎日ビールを飲んでいました。

街の建物はみな古く、非常に趣のある街並みでした。

世界選手権、ベトナム結果。

昨日、ドーハを経由し、16時間かけてホーチミンに戻ってきました。

関係者の皆様、お疲れさまでした。

おかげさまで、ベトナムは男子シングルスで予選を通過し、本選トーナメント1回戦に出場することができました。

NGUYEN Anh Tu(WR187)

3人のリーグ戦を抜け、本選出場決定戦でオランダのTROMER LANRENS選手(WR146)に4-1で勝利。

決勝トーナメントに進み、スロベニアのJORGIC DARKO選手(WR40)に0-4で敗れ、ベスト128で終了いたしました。

アップサーブからラリーの展開。善戦するものの、随所にバックストレートへのカウンターが決まり、なすすべがありませんでした。

毎年感じるのですが、年々、予選に出場する選手たちのレベルが上がってきており、予選を抜けるのがとても難しくなってきています。

そんな中、1名でも予選を抜けたことは大きな収穫でした。

ベトナムは、近年のシングルスの試合で、北京オリンピックでベスト32に入ったことがありますが、それ以外は世界選手権で最高ベスト128。

次回の世界選手権からは大陸予選があるため、出場できるかどうかはわかりませんが、ベスト128の壁を越えられるよう、また頑張っていきたいと思います。

 

世界選手権、本日よりスタート。

日本の選手たちはまだ試合が始まっていませんが、ベトナムやほかのランキングが低い国は今日からスタートです。

ミックスダブルス、2回勝てば本選に出場できるのですが、決定戦で負けてしまいました。

 

1回戦は無事に勝てたのですが、決定戦で北朝鮮と対戦し、0-3で実力の差を見せつけられました。特に女子選手のコース取りが非常にうまかったです。

対戦した、北朝鮮選手。

また、シングルスも同時に始まっています。

シングルスは3人、1グループで、1名が上位トーナメントに出場できます。

上位トーナメントを、数回勝つとようやく本選トーナメントに出場することができます。試合はすべて7セットマッチで行われます。

本日、出場したベトナムのトワン・アイン選手。グループリーグの位置が3番目のため、本日2回試合、行われました。

1回目の試合はモンゴルの選手に勝つことができましたが、2回目はトップランキングの選手。

イタリアのボボーチカ選手、世界ランク97位。やはり歯が立ちませんでした。

彼のシングルスの試合は初日で終了。

厳しい世界です。

シチズン時計卓球部、ホーチミン市交流。

昨年同様、3月14日にホーチミン選抜チームと合同練習を行いました。

午前中、2時間30分、ホーチミン市のトップ選手と合同練習を行いました。

シチズンの選手と基本練習を行った後、多球練習を多く行い、ホーチミンの各選手たちに対し個別に技術的アドバイスをいただきました。

午後は、午前中参加した選手に加え、ジュニア選手とホーチミン日本人卓球同好会の方々も参加し、3時間弱の講習会を行いました。

まずは、御内、上村選手による模範試合。その後、ホーチミンのトップ選手2名と3セットマッチによる交流試合を行いました。

上村選手対DUY選手。

その後、伊藤監督と各選手、3台に別れ、技術指導を行いました。

熱心に指導を受けるジュニアの選手たち。

最後は、お楽しみゲーム。フォアサイドの角に、ペットボトルのキャップを置き、5球中、1回当てれば、シチズンユニホームプレゼントというチャレンジゲーム。

皆大いに楽しみました。

プレゼントをゲットした子供たちと記念撮影。

伊藤監督コメント。

ホーチミン市では、合同練習、交流試合、模範演技、多球練習指導など盛りだくさんのメニューを消化した。特に若い子供たちと女性選手の強化ということで、ボールをたくさん使用してスピードアップと体力強化を図った。技術的な強化も同じ動作をたくさんすることにより、フォームが固まり安定して打球できるようになる。動作の遅れは試合では致命傷になるので、もっともっと意識して練習する必要がある。

最後に中古の卓球用品を、的に当てた人にプレゼントするチャレンジコーナーでは、練習より必死になりゲットした選手は大喜びで笑顔をみせていた。

古いものと新たなものが混在するベトナムは、まだまだ不安定な国と感じるが、若くエネルギーに満ちており、今後さらに発展していく国と感じられた。

最後に、この活動はやはり現地に直接行かないと知ることができないことで、人と人とが対面してこそ分かり合える部分も多いと実感している。引き続き継続して活動していきたい。

ベトナム交流事業、総寄付数。

・中古ラバー:70枚

・Tシャツ:20枚

・ユニフォーム・短パン:40枚

・タオル:25枚

今年は、ダナン市、ホーチミン市と2か所において交流会を行いましたが、どの場所においても非常に歓迎され、中身の濃い交流ができたと思っております。

非常に充実した5日間でした。

また来年に向け、私も頑張っていこうと思っております。

ありがとうございました。

 

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