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アオザイ

展示会に合わせて、日本に帰国しておりました。

13日にホーチミンに戻りましたが、台風の影響もなく無事に到着することができました。

さて、今回はベトナムの民族衣装であるアオザイを紹介いたします。

アオザイは簡単に着ることができ、高校の制服や、企業の受付の制服など、今でも多くの人々が着用しています。

女性が着用するのがほとんどですが、男性のアオザイもあり、結婚式等の衣装で使われています。

アオザイは女性の体にぴったりフィットしているものが好まれ、新しいアオザイを作るときには何十か所も採寸し、作成されます。

値段的にも手ごろに購入でき、基本的には出来合いのものがなく、生地を選んでフルオーダーで作成されます。

卓球の試合の開会式には必ずアオザイの女性が登場します。

ゴールデンラケット大会、開会式。

このような、カラフルな場合もあります。

このようにチームのプラカードを持って、入場行進します。

今回は、いつもお世話になっている、フリーのカメラマンの方の写真をアップいたしました。

写真左端。いつもゴールデンラケット大会に参加した選手たちに写真をプリントしてプレゼントしてくれます。

 

 

イミテーションシューズ

夏の全国大会で、暇だったので、ベトナムで流通している偽物シューズを撮ってみました。

レゾラソニック。各色あります。

エナジーフォース9。ブルーもあります。

ミズノのシューズはいろいろな種類があります。

流通しているものは、バタフライとミズノがほとんどです。

いずれも中国で生産されたもので、ベトナムは陸路で中国とつながっているので、トラックで密輸されます。

中国のサイトで大体1300円くらいで販売されており、ベトナムでは2100円位で販売されています。ミズノの偽物はタイにもありましたので、世界各国に流れ出ていると思います。

昔から偽物のシューズは沢山ありましたが、近年偽物商品のレベルが非常に上がってきております。専門家の私でも、細かくチェックしないと分からないものが増えてきました。

でも、履いてみると違いがはっきりとわかります。

ミズノのウエーブドライブAはベトナムで生産していますが、メイドインベトナムと表記した中国製偽物が大量に流通しています。

日本では、安心して購入できるのが当たり前ですが、以前、偽物ウエアがオークション等で販売されているのを見かけたことがあります。

皆さん、シューズ、ウエアは信頼のおけるお店で購入されてくださいね!

夏の全国大会

8月上旬にダナンというベトナム中部の中心的な街で子供たちの全国大会が行われました。

昨年はバスで11時間かかりましたが、ダナンへはホーチミンから飛行機がたくさん出ており、1時間30分で到着するので非常に楽でした。

体育館は建てられてから5年くらいで、大きく、きれいです。

中もきれいですがスコールが降ると、10か所くらい雨漏りが起き、試合が中断します。地方の体育館はどこも雨漏りします。

3年ぶりにダナン市に来ましたが、街全体は非常に発展していました。夜になると観覧車と左奥に見える橋、さらに写真では見えませんが全部で3つの橋がライトアップされ、見物客であふれていました。

観覧車は琵琶湖から解体されダナン市に移設されたそうです。

ホーチミンチーム。選手40名と応援に来る父兄で大所帯となります。

ダラット市チーム。少人数ですがそれでも20名くらいの選手が出場しています。

今年で11年続けてジュニア全国大会を観戦しておりますが、昔に比べ選手たちのレベルが落ちてきているような気がします。経済が発展し、スポーツに取り組む子供が減ってきているのも実情です。

現在は、試合の動画等誰でも見やすい環境になりましたが、コーチも選手も取り入れている傾向があまり伺えません。

ユースオリンピックでタイが良い結果を残しましたが、近年東南アジアではタイ、マレーシア、インドネシアなどの各国がジュニア育成に力を入れ始めています。

ベトナムとしても次のステップに進むために計画的に育成していかなければいけないと思いますが、社会主義の弊害もあり(国としてトップダウンで指示があるときは早いですが、個人個人が、新しいことを率先して行動を起こすことがあまりありません。)なかなか前に進まないのが実情です。

来年はタイのジュニアプロツアーに参加できるよう、今から準備し関係者に根回ししていきたいと思います。

 

 

ゴールデンラケット大会 結果

7月17日から20日までホーチミン市において第28回ゴールデンラケット大会が開催されました。

参加国は香港、インド、インドネシア、日本、韓国、タイ、ベトナム、ホーチミン市。

日本からは、河野 正和(団長、上宮)、今枝 一郎(男子監督、愛工大名電)、石田 真太郎(女子監督、希望が丘)

男子選手、田添 響(希望が丘)、高取 侑史(野田学園)、高杉 東志(愛工大名電)、梅崎 光明(倉敷工業)

女子選手、加藤 杏華(県岐阜商業)、德永 美子(希望が丘)、吉田 優海(武蔵野)、小室 聖(愛み大瑞穂)

本年度は女子団体3連覇、女子シングル2年連続優勝を目指しましたが、残念ながら入賞を果たせませんでした。

男子団体戦予選リーグで、韓国Aに0-3、ベトナムBに2-3で負け3位で準決勝に残れず。女子団体戦は予選リーグで、タイに0-3、香港に2-3で敗退してしまいました。(男女とも6チーム2ブロックによるリーグ戦後、上位2チームが準決勝進出。)

特に女子の香港戦は接戦でした。

加藤 3 (11-5,15-13,11-9) 0 LEE HO CHING(WR17)

徳永 3 (8-11,11-7,11-9,117) 1 NG WING NAM(WR29)

小室 0 (7-11,3-11,6-11) 3 TIE YANA(WR60)

徳永 2 (15-17,11-7,11-8,4-11,4-11) 3 LEE HO CHING

加藤 1 (9-11,8-11,11-9,9-11) 3 NG WING NAM

翌日のホーチミン市スポーツ新聞の1面は

日本女子チーム連覇ならず!という見出しでした。香港に勝てば最高でしたがそれでも世界トップクラスから2勝を挙げたことは素晴らしいことだと思います。

シングルスは6名か7名で1ブロック。8ブロックに分かれ、上位2名が7セットの決勝トーナメント進出で行われました。

シングルスは男子、田添、梅崎がベスト16、女子、加藤、徳永がベスト8でした。

男子団体優勝 韓国A、2位ベトナムA、3位インド、ベトナムB

女子団体優勝 香港、2位タイ、3位インド、韓国A

男子シングルス優勝KIM KYUN MIN(韓国B)、2位LEE JUN SANG(韓国A)3位KIM GANG WOOG(韓国A)、CHAISIT CHAITAT(タイ)

女子シングルス優勝LEE HO CHING(香港)、2位KIM YEON RYEONG(韓国A)、3位TIE YANA(香港)、MAI HOANG MY TRANG(ホーチミン市)

ホーチミン卓球連盟のホームページに今回の試合の動画がアップされております。興味のある方は見てください。

http://www.pingponghcm.org/video.php

ただし、現在南シナ海を通っている光ケーブルが切断され修理中なので、回線速度が非常に遅くなっております。8月になると修理が終わるそうなので、うまく見れなかった場合は後日見てみてください。

今回は女子のレベルが非常に高く、日本の高校生、ベトナムの選手たちにとって、多くの試合ができたことは非常に経験になったことと思います。

日本選手達はもうすぐインターハイ、皆さんの活躍をベトナムより楽しみにしております。

 

ゴールデンラケット大会 記者会見

7月17日から20日まで開催される、第28回ゴールデンラケット大会の記者会見に行ってきました。

バタフライさんと共同で、7年間連続でスポンサーをしておりますが、ここ数年、大会にスポンサーをしてくれる会社が少なく、壇上に上げられてしまいました。

記者会見に参加した記者、およびテレビ局スタッフに、参加料として新聞記者約1500円、テレビ局約3000円の現金が配られます。ただし招待状がないと参加できません。

多くのメディアが集まってくれたので、参加料だけでも10万円くらいの現金が配られました。

運営資金が少なく、いつも苦労しているので、記者にお金を配らなければいいではないかと、連盟のトップに意見しましたが、ベトナムの習慣だし、お金を渡さないと来てくれないからしょうがないとのことでした。

確かにメディアに取り上げられてもらわなければ、困ってしまいます。

日本女子チームは、2年連続団体戦で優勝していますが、今年は香港女子が世界卓球の時とほぼ同じメンバー(LEE HO CHING、NG WING NAM、TIE YANA)で参加するので、高校生たちがどこまで頑張ってくれるか、今から楽しみです。

 

 

タイジュニアオープンについての感想

タイから戻ってからパソコン周りにトラブルが多発しました。まずはコピー複合機が壊れ、そのあとハードディスクが故障、自分で点検している間にモニターが故障と、なかなかうまくいかない日々でした。

考えてみれば皆、3年から5年くらい使っているのでしょうがないのですが、壊れるときは続くものです。

さて今回タイジュニアオープンに帯同させていただいたのは、将来ベトナムでITTFを開催する為のアイディアを仕入れに行くこと、ホーチミンから飛行機で1時間30分と近いため、来年のベトナム選手の参加の準備のためにご高体連にお願いして、ご一緒させていただきました。

国によって体育館の作りが違い、面白いです。この体育館は丸形で、日本の体育館のように大きくないですが、プレー領域と観客席が非常に近いため、観客にとっては良い作りだと思いました。

メインコート。日本でも販売している、ITTF公認の卓球台に軽量のプラスチック板を両面テープで張ってあります。

このような素材で、メインコートの防球フェンスにも使用されていました。市販されているものをカットし、上からプリントしたシールを貼ってあります。

これでしたらベトナムでも安く作れ、テレビ映りも良くなると思いました。

芝田選手。

照明が明るいため、写真が撮りやすくうれしかったですが、日本の体育館と違い電球の色が白のみの為、選手は慣れるまで大変だったようです。特にサーブを投げ上げると、非常に眩しいと言っていました。

郡山選手。

今回1番思ったことは、フロアマットです。やはり赤いマットがあると見た目が全然違います。格式を感じてしまいます。

残念ながらホーチミンにはまだマットがなく、予算がないため導入は未定ですが、今後1番必要だと感じました。テレビ放映で映るコートだけでも導入できれば、映り方が格段に良くなると思いました。

試合運営やホスピタリーティー、ボランティアスタッフなどベトナムに比べ非常にしっかりしているためとても勉強になりました。

ただし、観客がほとんどいなかったため、この点はベトナムのほうが優っていると感じました。

7月16日からゴールデンラケット大会が開催されます。

この経験を少しでも生かせればと思う次第です。

タイ ジュニアサーキット 結果

5月14日から18日までタイで行われたジュニアサーキットに行ってきました。

参加した国は日本、タイ、台湾、香港、シンガポール、インド、インドネシア、ニュージーランド、デンマーク。9か国、137名の選手が参加しました。

結果は王国さんのトピックスでも紹介されましたが、参加した6種目中5種目を制覇。男子ダブルス、女子ダブルス、女子シングルスは参加した選手が上位を独占しました。男子シングルスは台湾の選手に1位2位を奪われましたが、3位に入賞しました。

参加された日本チーム団。

男子団体優勝。決勝戦は台湾、インド、デンマークのミックスチームに3-0で勝利しました。

女子団体優勝。決勝戦はタイチームに3-0で勝利しました。

女子シングルス。参加者4名、すべて入賞。優勝、平真由香、2位、安藤みなみ、3位、芝田沙季、伊藤佑里子。

男子シングルス。3位、平野晃生。タイのエースも3位に入賞しました。

男子ダブルス。優勝、郡山北斗、松下大星。2位、渡辺祐介、平野晃生。3位には台湾とタイのペアが入賞しました。

女子ダブルス。優勝、平真由香、芝田沙季。2位、安藤みなみ、伊藤佑里子。3位にはタイのペアが2ペア入賞しました。

当初の目標は全種目制覇でしたが、男子シングルスは接戦の末、台湾の選手たちに敗れてしまいました。

表彰式の撮影は全員が入賞しているため忙しかったですが、嬉しい悲鳴でした。

各選手たちの今後の活躍が楽しみです。

高体連タイジュニアオープン強化合宿

5月14日から行われた、ITTFタイジュニア、カデットオープンの前にホーチミン市において事前合宿が行われました。

参加者は、河野正和 団長(上宮)、橋津文彦 男子監督(野田学園)、鈴木慎介 女子監督(札幌大谷) 坂部忠彦 総務

男子選手、渡辺祐介(明徳義塾)、平野晃生(野田学園)、郡山北斗(関西)、松下大星(愛工大名電)

女子選手、安藤みなみ(慶誠)、平真由香(正智深谷)、芝田沙季(四天王寺)、伊藤佑里子(札幌大谷)

今回は、タイで行われる試合のために、気候になれることと、海外の選手達と共に練習することにより、環境になれることを主眼として行われました。

2日間、3時間弱の練習を4コマ行いましたが、ホーチミン市は雨期に入る直前で1番熱い時期。

35度の気候の中を練習場まで毎日15分歩き、その後クーラーが入っている練習場とはいえ30度弱の中で練習を行いました。

日本選手たちは、いつもと違った練習環境の中、緊張感を保ちながら練習をしておりました。

選手たちの感想で1番多かったのは、湿気が多く球が落ちる。ラリーが続かないとの感想が1番多く、やりずらい中での練習は非常に経験になったようです。

またホーチミンの選手たちにとっても、自分たちより若く強い選手たちといろいろな練習を行う中、相当疲れておりましたが、いつもと違った練習方法をたくさん行い、次週に行われるベトナム全国大会に向けて、良いモチベーションを頂いたようです。

ホーチミンの選手たちはラリー中にラケットが下がり打点が下がる傾向にあるため、カウンターを多く取り入れた練習方法は今後の為に非常に参考となりました。

特に女子選手数人は、打点を早くしようとするため、体と台との間にスペースがなく、どうしてもラケットを縦に振る動作が多かったのですが、適格な距離をとり、体の前で打球することによりラケットを水平気味に振る事ができるようになりました。

参加された皆様。ありがとうございました。

世界選手権ベトナム結果

昨日の夜の便でホーチミンに戻ってきました。

日本チーム、女子、男子おめでとうございます。

また連日大会を運営されていたスタッフの方々やボランティアの方々、素晴らしい大会をありがとうございました。

ベトナムは、デビジョン2に参加し、東京体育館で試合をしておりました。

予選リーグ1勝4敗。テビジョン2下位トーナメントでも1回戦負けと、散々で結果は45位でした。

卓球の打球点は年々早くなっており、ベトナムの選手たちも台上バックハンド等使用します。しかしラリー、中陣の引き合いになった時にどうしてもボールを引き込んで縦振りのスイングになってしまいます。対戦したチームの強い選手たちはそこを体の前で打球し、水平方向にスイングしているので、ラリーの展開になった時に差が出ていることを非常に感じました。

ベトナムチームは3日の日に試合が終了したので、代々木体育館で試合を観戦しておりました。今回は今までのトップ選手たちの高齢化に伴い、若手の選手たちにスイッチしましたが、試合を見てどのように感じたか、感想を聞くのが楽しみです。

選手たちは初めての東京で、しながわ水族館や東京タワーに観光に行きましたが、一番聞かれたことは、夜中高層ビルの屋上にはなぜ赤いランプが点滅しているのかとか、電車がたくさん走っているが何キロで走るか、あんなに高いビルなのに地震は大丈夫なのかなど、それぞれに日本を感じ取っていってくれたようです。

大会期間中いろいろな方とお会いすることができ充実した2週間でした。

本日より高体連の選手たちが、ITTFジュニアプロツアータイオープンに参加する前に2日間ホーチミンで強化合宿を行います。

良い合宿ができるよう、全力でサポートしたいと思っております。

合宿に参加された皆様ありがとうございました。

ここ数か月、関東学生強化合宿の報告書を掲載させていただきましたが、明日より世界卓球に向けて帰国するためここで打ち切らさせていただき、参加された方々に御礼申し上げたいと思います。

皆さんが帰国された後わざわざ寄せ書きまで送っていただき本当にうれしかったです。

合宿後ベトナムの選手やコーチから、日本の選手は普段特別な練習をしているのではないか、もっと詳しく練習方法を教えてくれ、と多くの質問を受けましたが、今月の卓球王国にも掲載されているように、特別な練習をしているわけではなく、いかに練習時間を集中して、質の高い練習をするか、意識を高めて練習するかが大事なことだと伝えておきました。

練習中日本の選手たちは、報告書にあったように足が動けなくなるほど追い込みましたが、ベトナムの選手たちは日々の練習でそこまで頑張る姿をほとんど見かけたことがありません。

やはり選手、コーチ個々の意識が非常に重要だと思います。

最近ホーチミンチームの練習を見に行ったところ、まだまだですが、以前に比べ少し練習密度が上がっておりました。

また懇親会に参加された日系企業の方々も、全日本選手権の決勝戦がベトナムのNHKでも放映され、皆、町選手の活躍を非常に喜んでおりました。

各選手の皆さんはこれからも試合が続くと思いますが、皆さんの活躍を心よりお祈りしております。

ありがとうございました。