今日はベトナム民族文化の日でベトナムは祝日です。
ベトナムはお正月を別として祝日は5日しかありません。土曜日もほとんどの人が働いており、土曜日の午後と日曜日が一般的な休みの日です。
祝日になると街は国旗だらけです。
数年前、祝日に国旗を掲揚していなかった為、地区の公安から注意を受けました。
普段生活しているとあまり感じませんが、やっぱりベトナムは社会主義の国です。
日本ではハサミでラバーを切るのが普通だと思いますが、ベトナムではメスでラバーを切ります。
きれいに切るのにはコツがあり、垂直に刃を入れないときれいにいきません。少しうまくいかなかったときにはグラインダーで修正します。
完成。私はハサミの方がよいのですが、切れ味はメスの方がきれいなので、最近はラバーを切ることがあまりありません。失敗すると相当文句を言われ、割引させられるので切る方も真剣です。
中国広州ではカッターで切っていました。
写真のラケットはバタフライの海外モデルでサーディアスです。
日本では20年前くらいに廃盤になったかっ飛びカーボンラケットですが、ベトナムでは1番売れています。時代の流れと逆行していますが、国が違うと売れ筋も変わってくるので面白いです。
最近はサッポロビールばかりですが、以前はタイガービール専門でした。
ベトナムでは氷を入れて飲むため、このビールが一番味が濃く、いつもタイガービールを飲んでいましたが、ベトナム人が言うには、他のビールに比べ頭が痛くなるそうです。アルコールが入っていれば皆同じだと思いのですが。
タイガービールは本社はシンガポールですが東南アジア全般で売られておりベトナムにも工場があります。
写真はわかりづらいですが、エースコックの工場です。ホーチミンから1時間少しのところにあります。
ベトナムで即席めんは非常に人気がありますがその中でもエースコック(ビナエースコック)が市場で非常に高いシェアを占めています。最近では日本のうどんの即席めんを新発売しました。
日清も工場をベトナムに作り、最近販売を始めました。
でも各社ともベトナム人向けの味です。
早く日清のカップラーメンそのままの味で、販売してくれると私としては非常にうれしいのですが。
今回はホーチミン近辺でお勧めのツアーを紹介したいと思います。
メコン川を見学するツアーで、ホーチミンから車で1時間ちょっとの場所にあります。
メコン川は中国から、ミヤンマー、ラオス、カンボジア、タイを流れている国際河川で全長4023キロ。東南アジアで1番長い川です。つい数年前まで橋がかけられず、フェリーで渡っていたほど川幅が広い川です。まず20人くらい乗れる船に15分ほど載って川の中ほどにある島に渡ります。
そこからココナツキャンディー工場やはちみつ農園を見学しベトナム民謡を鑑賞します。
今回はこんなかわいらしい女の子がアオザイを着て歌ってくれました。
その後4人乗りの小舟に乗り水路を15分くらい下り行きに乗ってきた船に乗り換え岸に戻ります。
半日で回れるツアーで手頃です。
ホーチミンに旅行に来た際にはぜひ行ってみてください。
こんにちは。
今日はふだん私がベトナム料理屋さんで注文する料理を紹介したいと思います。
最近日本でもフォー(ベトナムうどん)や生春巻き、揚げ春巻き等が有名ですが、他にもたくさんの種類のベトナム料理があります。
まずはビール。
ベトナム工場で作られているサッポロビールです。日本のものとは味が違いますが、日本のビールメーカーで初めて工場を作り現地向けに販売しているので現在協力中です。市場シェアとしても進出して1年くらいですが4番手につけ頑張って販売しています。のど越しがおいしいです。ベトナム人はビールに氷を入れて飲みます。
豆腐の厚揚げです。ふつうは魚を発酵させたたれで食べますが私はベトナムの醤油にしょうがを入れてしょうが醤油でいただいております。
ブラックタイガーの刺身です。アルミホイルの下に氷が入っています。頭の部分は空揚げにしてくれます。わさび醤油か、わさびとライムでいただきます。ただしベトナム人は4人でわさびのチューブを1本使いきるくらいに大量にわさびを入れます。
日本人なのでやっぱり日本の味に近いものを食べることが多いです。それと近場の場合はキッコーマンの醤油持参です。
昨日はホーチミン日本人卓球同好会の練習の後4人で食事に行きました。
みんなでビール10本、赤ワイン1本。この料理以外に、イカのしょうが蒸し、ポテトフライ、魚のさつま揚げなどを注文し、1人1000円弱でおいしくいただいてきました。
昔に比べ相当物価が上がっていますが(ベトナムうどん10年間で6倍。現在130円)それでもまだまだ安くおいしく、いただけます。
皆さんこんにちは。
ベトナムは中国と同じでお正月が旧正月なため、日々ビールを飲まされているこの頃です。
今日は最近のベトナムの選手たちを紹介したいと思います。
写真の選手はクオック選手。アテネ、北京オリンピックに出場しております。写真は北京の時に王国さんに撮っていただいたものです。当時世界ランク190位。東南アジア予選を通過し、本戦でフランスのレグー選手を破りベスト64に入りました。またラオスで09年に行われた東南アジアオリンピックではシンガポールガオニン、ヤンツー選手のダブルスを破り見事優勝しております。
北京、東南アジアの予選は代表1枠でさらにシンガポールがいる為、非常に厳しく、女子の代表は馮天薇選手。男子はガオニン、ヤンツー選手が推薦のためシンガポールの3番手の選手を破り2大会連続で出場を決めました。現在は35歳を過ぎたため若い選手たちに国際大会は譲り、国内で活躍しております。昨年のベトナムチャンピオンです。
今度は女子のチャンピオンのマイ ホアン ミーチャン選手です。彼女は先日紹介した、マイ バンホア選手の兄弟の孫にあたります。ロンドンオリンピックアジア予選では平野選手に2回当たり2回ともセットオールで負けましたが、香港の選手に勝ち、びっくりいたしました。世界ランキングも一気に上がり現在200位くらいです。
ベトナムの現在の問題点は国際試合にほとんど出場できないということです。
年間出場できる試合は東南アジア選手権と近場の世界選手権、アジア選手権のみです。ですので世界ランキングも年間2試合ではなかなか上がらずよくて200位前後、経験も積めない。世界選手権で予選を抜けてもランキングが低いためトップ選手のシードしたに入りすぐに負けてしまうといった状況です。
5年前からバタフライさんがナショナルチームのスポンサーになってくださっていますが、それ以前は偽物のシャツを着て出場したりしていました。
何しろお金がない。計画性もない。ドイツの世界選手権は直前でお金が足りなくなり出場取りやめと考えられないことが多々あります。
現在連盟の方々と今後に向けて協議し、スポンサー探しなどしておりますが、社会主義の弊害もありなかなかうまく進みません。
しかしながら10年前に比べたら非常に発展している状況です。
きっと数年後にはさらによくなっている事を信じ、根気強くお手伝いしていこうと思っております。
皆さんこんにちは。
最近日本ではチャイナプラスワン等で、これからの国としてベトナムが取り上げらる事が多いと聞きます。こちらに住んでいても日系企業の視察や進出が多くなっているのも肌で感じます。
日本ではベトナムというと、ベトナム戦争やベトナム料理などを思い浮かべられる方が多いと思いますが、せっかくなので今日はベトナムの卓球の歴史を少し紹介させていただきます。
写真は1950年代のものです。ベトナムは1957年(フィリピン)1958年(日本)で行われたアジア大会、団体戦で2連覇しているのです。主要なメンバー MAI VAN HOAさん、LE VAN TIETさんは、カットマンだったそうです。
そのころ日本には荻村さんと田中さんと2人の世界チャンピオンがおりその中で日本で開催された試合で優勝しているということは今のベトナムの現状を考えると信じられないことです。
2004年青年海外協力隊でホーチミンのコーチに赴任する前に松崎さん、長谷川さん、伊藤さんその他たくさんの方から、私たちの世代のベトナムの選手たちは、非常に強かった。もしベトナム戦争がなかったらベトナムは日本や中国と肩を並べる卓球大国だったはずだから、しっかり頑張ってベトナムの発展のお手伝いをしてきなさいと励ましのお言葉を頂きました。
まだまだ微力ですが今もその言葉を心に刻み頑張っております。
写真(左)はLE VAN TIETさん。東日本大震災の時行われたチャリティー大会に参加してくださいました。
皆さまはじめまして。
ベトナムに在住している富岡武侯と申します。
もともと2004年の4月に青年海外協力隊員としてホーチミン市卓球連盟でコーチをしておりました。
当初は2年の予定でしたが、なぜかそのまま住みついてしまい、もうすぐ10年になります。
卓球王国には毎年ホーチミン市で行われている国際大会、ゴールデンラケット大会のレポートを掲載していただいております。
昨年度分は先月2月号の183ページに掲載されております。
今までは1年に1回の報告でしたが、今後はこの場をお借りして、ベトナムや東南アジアの卓球のこと、生活のことなどを気楽に発信できればと 思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。