全日本チャンピオン丹羽孝希くんが使用中のラケットと言えば
そう、アムルタート
どれをとってもガチガチのカッ飛びラケット。
こんなの使えるのは打球点の早い人だけです。
回転もかけづらい。一般人だとかかるまえに弾き飛ばしてしまいます。
丹羽くん曰く「25だから回転もかかりますよ。問題なし」とか。
いやいや、このラケットにフォア「25」、バック「05」の変態組み合わせなんて、あなたしか使えないですよ。
実は昨季でアムルタートは廃番予定のラケットでした。
次代はインナーや軽量など使いやすくて回転がかかるラケット。アムルタートはその真逆を突き進んでいるため、ラインナップから外す予定だったのです。
しかし、丹羽くんが使っているなら話は別。五輪代表が使用しているラケットを廃番にするわけにはいかなくなり、存続が決定。
そして今は全日本チャンピオン使用ラケットとなったので、ますます廃番にできなくなったようです。
このラケット、なくなっても困らない・・・と思っていましたが、他にも使用者がいるようです。
まずは、中国電力の三宅なっちゃん。
平成22年度ジュニアチャンピオン。
早い打球点で叩けるスピードがあってこそですね。
三宅さんもアムルタートがなくなるという情報をキャッチして、ラケット変更を考えていたらしいです。
「代わりになるものがなくて、なくならなくて良かった」と胸をなで下ろしたそうです。
さて、海外でのアムルタート使いは・・・
北朝鮮のハン・ヘソン
なんか、北朝鮮は他の選手も使っていたような・・・。
ぜひとも、この人に使ってもらいたい。
ヘラクレスよ、もう一度!
最近のインナーブームに一石を投じた丹羽選手の厚ラケ選択。冷静に考えれば一流選手が選択する用具が一般の人に合うとは限らないし、トップ同士でも求めるものや選択の要素によって変わるはず。しかしながら、今回の丹羽選手の選択は一般の選手に選択の仕方を示唆してくれたのではないかと思います。
王国でジュウイックで出しているべロックスでしたっけ?5枚合板。あれがものすごく評価が高かったのに売れているんですかね?私はペンなので手は出しませんが、日の当たらない(失礼)物の中にも本当は良いものがあるはず。
ゆうさん!お願いしますよ。良い物をこれからもドンドンレビューして下さい。
できるだけ紹介していきたいとは思っています。
本誌のほうの自腹買いは日の当たらないような用具を中心にやっていくつもりです。
しかしそう思うと、ヴェガはトップ選手が全く使っていないのに売れている珍しいラバーですね。
ゆうさん
ヴェガシリーズは普段雑誌を読んでいない高校生が「ヴェガは安いし、その割に良いラバーですよ」と教えてくれました。その後周りを気にしていると結構な数の人が使っていることに気が付きました。使ってみると私にも良いラバーでした。初めは宣伝の仕方と、価格設定だったんですかね。XIOMはトータルデザインがかっこいいですから、イメージも良かったですし。国産でも数少ないながらテナシリーズ以外に、安いテンションラバーがありますが、中級者のソフトヒッターのドライブマンとしては十分な性能でした。でも目立った話題にはなっていない。
逆にテナジーは決して万人向けではないと思うのですが、あれだけ広告が凄いと合う合わないにかかわらず手を出してしまう気持ちも分かります。
どうか、隅をつっつき続けてください。
あの年でブンブンやったら肩外れちゃいますよ(笑)