年別アーカイブ: 2017

2017年ラスト

2017年の投稿は94

週1.5ペースくらいでアップできました。

でも年々忙しくなっているので、キープできるかわかりませんが、2018年もブログとツイッターを頑張ります。2019年で一旦閉めてもいいかなと考えています。

 

今年は珍しくフォアとバックのラバーが長い期間固定されました。

フォア:ゴールデンタンゴ バック:Q3

ラケットは

アルバ→ワラック→フォルティウスFTver.D(4カ月!長い!)→福原愛プロZLF と終着。

 

 

では皆様、良いお年を。

朱世爀の言葉4(ラスト)

今月末に柳承敏、呉尚垠、朱世爀の3選手の引退セレモニーが行われるとのこと。

偉大なる五輪メダリストが引退します。

 

 

●これからのカットマンに何が必要ですか? 日本にはあなたのファンは多い。ぜひアドバイスをください

 

「単純な答えとしては、もっと広いプレー領域と、もっと攻撃をしていかないといけない。

バックでも攻撃力が必要で、たとえば村松のようなバックドライブを身につける必要があるだろう。

プラボールになってからはカットだけではノーチャンスだ。

セルロイドの時はカットが切れていればバウンドが変化したが、プラボールになってからはバウンドが一定になってしまった。これではどれだけ回転に変化があっても打たれてしまうだろう。

今日の中国女子(劉斐)のカットを見たかい?

一定の同じ位置にいて、安定したカットを送っていただろう。

あの戦い方は厳しい。女子なら安定感で勝てるかもしれないが、男子では難しい。

プラになってからカットマンは切れ味を追求するより、自分のカットをする立ち位置を変えて、スピードの変化をつけたほうが良い。

下がった時はゆっくりとしたカットを送り、

時に前に出て、早いタイミングでのカットを送る。タイミングを変えて、少し横回転を入れても良い。

 

例えるならば、カットマンはベースボールなんだ。

ストレートだけで勝負するピッチャーはいない。カーブ、シュート、スライダー、フォークのような変化球で相手に的を絞らせないだろう。

カットマンも同じだ。

一定の立ち位置で安定したカットができるなら、少し下がったり、少し前に出たりしてカットをしてみると良い。少しの違いだが、相手にとってはカットのタイミングが変わるので、一発で狙いにいけなくなるかもしれない。違和感を感じるかもしれない。それが大きな違いになるんだ」

朱世爀の言葉3

●一時期、いろいろと粒高を変えていましたか? テンション系の粒高も使っていたと思います。

 

「テンション系粒高は少し使っていた。1年くらいかな。

あれはティモ(ボル)と(水谷)隼に勝つために使っていたラバーだよ。

ティモと隼にはテンション系、中国選手を含むその他の選手にはノンテンションの粒高を使っていた。

テンション系の特長はカットのスピードが速い。ツッツキも速い。

それによって、彼らから時間を奪う。

世界でもティモと隼は特別な選手で、ふたりは時間があればボールに変化をつけて返してくる。

スピードを変えたり、ボールを前に落とされたり、深く入れられたり、サイドを狙われたり、曲げたりなど、あらゆる変化をつけてくる。

遅いカットでは彼らにはノーチャンスだ。だからカットのスピードを上げるためにテンション系粒高を使った。

カットのスピードが速ければ、彼らは変化をつけることが難しくなる。

 

 

それにより、2011年のワールドカップでティモに勝つことができたんだ。

でもやはりテンション系は難しい。全部のボールが速くなってしまう。

言ったが、ティモと隼以外にはノンテンションのほうが良い。

それは中国選手もヨーロッパ選手も強く打つのを得意としているからだ。

スピードが遅いカットに対しても、あまり変化をつけてこない。

でもパワーのあるボールを打ってくるので、今度は私のほうに時間がほしい。

だからノンテンションのスピードの遅いカットで自分の時間を作るんだ。自分の体勢さえ戻れば、パワーのあるボールがきてもカットができる。

あるワールドツアーで、毎試合粒高を変えたことがある。

この選手にはこの粒高、次の選手にはこの粒高など、毎回変えた。

監督にはクレイジーだと言われたよ。君はフィーリングがないのか?とね。

でも自分がやりにくいよりも、相手が嫌がる選択肢を選んだほうがチャンスがある。やりやすくて、慣れられたカットマンほど勝てないからね」

朱世爀の言葉2

●あなたは一般的なカットマンと違い、粒高のスポンジが厚いと聞いています

「1.7mmのスポンジを使っている。一般的には『中』のスポンジだ。

私のスイングなら中でも切ることが十分に可能。さらに粒高でバックハンドも打てる。

スポンジが厚くて粒が軟らかい粒高は、カットする時のポイントがある。

ボールに対して正面をとらえるのではなくて、少し外側をとらえてカットする。

あまりボールの下側をとらえすぎると、上に浮いてしまう。外から巻き込むようなイメージでカットと良いだろう。

バックハンドは……練習したよ。すごく練習した。私も村松のように反転して強力なバックドライブが打てたら、張継科に勝てたかもしれないね。

村松の印象は・・・すごく頭が良いと思う。頭が良くなければ、あれほどのバックハンドを身につけるという思考にならない。もっとプレー領域が広がれば、さらに上に行けると思う」

 

 

ボールの少し外側をとらえろというのが彼からのアドバイスだ。

厚いスポンジだとカットが難しいと思う人は参考にしてほしい。

続く

朱世爀の言葉1

T2の記事はウェブと本誌(12月発売号)で見てもらうとして、

ツイッターにも書きましたが、ジョホールバルからシンガポール空港まで帰りの車内で一緒になった朱世爀にいろいろと質問してみました。

ぼくが抱えているだけではもったいないので、いくつかここで紹介したいと思います。

※ここではラバーの商品名はナシです

 

 

 

今大会で引退となり、今後は実業団のサムスンの女子のコーチとして活動する朱世爀。

すでに女子のコーチはスタートしており、ワールドツアーではベンチに入っているとのこと。まだまだできるが、もう37歳。

持病もあったのも大きい。

 

 

車移動で隣の席になったので、最後のチャンスと思い、聞きまくりました。

 

●最終的にはどんな粒高を選んだのか?

「もともとは粒が高くて硬いものを使っていたけど、プラスチックボールになってからは少し粒が低くて軟らかい粒高にした。

相手のドライブがかかっているなら、どちらでも切ることができる。

プラになってからは軟らかいほうがかかると感じている。

粒高を選ぶうえで一番意識したのはバウンドだよ。

長くて硬い粒は回転はかかるけど、相手のコートでバウンドが高く跳ね上がる。

粒が少し低くて軟らかいと、相手のコートで沈んでくれる。

特にプラスチックボールになってから、高いボールは強く打たれてしまう。

だから低くて滑るカットが出せるラバーを探したほうが良い」

 

 

彼のカットを見ると、低くスーッと台に入り、バウンドも低い。

相手のコートでのバウンドを最重要視したとのこと。

続く

夢のある選手に夢のある用具

世界ジュニアの用具をちょこちょこやってこうと思います。

でも日本のテレビ報道はほとんどなく、昨年に比べてやや注目度は低かった印象

 

男子優勝の薛飛

 

初のペンドラの優勝。しかも四冠王!!

 

ペンホルダーに明るい未来をもたらせました。

最近はペンでも特殊素材に寄ってますが、彼はしっかり木材

 

ラケットはキョウヒョウ皓(おそらく2)

1でも2でもいいんです。

トップが使ってくれないと5枚合板が廃れます。

 

 

でも私もみんなも気になるのは、準優勝のモアガド

 

なんじゃこの15歳は!!!

打球点が自由すぎるプレーに、カウンター、ミート、カット、台上の切れたストップなどなんでもこい!

プレーは荒いけど、日本トップの木造、中国選手2名を破った強さは本物!

 

 

一体、彼は何を使っているのかなーーー。

 

ラケットはスティガのカーボネード290

 

 

 

めちゃくちゃ硬くて弾むスーパーラケット

 

このラケットで彼のゲキ切れ巻き込みサービスとブチ切れストップが可能なのか・・・

 

ラバーは

両面ともマントラH

 

 

かなり打球点の早いところをとらえて振れる

ドライブもミートもいける

 

夢のある選手が教えてくれた夢のあるラバーだ

 

参考にしていただければ幸いです。

 

 

これからじゃんじゃん世界ジュニアの用具を・・・と思っていましたが、

今夜からマレーシアへ取材に行くので、また来週以降になりそうです。

 

マレーシアでの様子はちょこちょことツイッターにアップしたいと思います!

ペンドラ・加藤

「フジの加藤由行選手のラケットが変わっていたので、良かったら教えてください」というコメントがきておりました。

 

 

高校の時に初めて取材させてもらいましたが、ずっと変わらずに面白い男です。

 

誰よりも足が速く、

笑顔を絶やさず

 

期待に応える男!

 

 

2011年のインターハイは最高に楽しかった。

 

そんな彼も大学を卒業し、愛媛のフジで働いております。

 

「仕事はどんなことやってるの?」と聞くと

「毎日、肉を切ってます!」

 

フジは四国と中国地方にあるスーパーマーケット。

「ペンホルダーなのに、シェーク(包丁)を握っている時間のほうが圧倒的に長いです」とシャレを飛ばしていました。

 

 

あれ?用具の話でしたよね。用具話に戻ります。

 

彼はずっとインナーフォースZLCに両面テナジーでした。

でも練習量が少なくなり、重くて振れなくなったと。

そしてラバーの提供もなくなったので、ラバーも変えたいと全日本の時に相談されました。

 

彼のインナーフォースは特別仕様で、通常のラケットよりも一回り大きい。

ただでさえ重いインナーフォースZLCなのに、さらに大きいブレードになっています。

軽量かつ、ボールを飛ばしたいとのことで、全日本後にいろいろと私物のラケットを送ったんですが、どれもあんまりしっくり来なかったご様子。

 

でも6月くらいにラインが来ました。

 

 

 

 

まさかのカーボンF1

 

 

 

インナーフォースからまさかここにたどり着くとは・・・。

 

 

 

ビビッと来た!というラケット

この運命的な感覚、大事ですね。

 

 

 

 

今はバック側をV>15エキストラに変更したとのこと。

 

 

 

 

貴重なペンドラ、そしてすごくいいキャラ加藤選手を

皆さんこれからも応援してあげてください。

 

 

 

 

 

 

今回、昔の写真をいろいろ見ていたら、

 

ナンバーワンのムードメーカーを発見!!笑

彼も来春から社会人。

関東に上江洲が上陸します。

琉球アスティーダが5位!

京都で行われた後期日本リーグへ行ってきました。

 

まず一年で一番混む京都だけに、人、人、人の人だかり。

困りますね。

町はもちろん当然、新幹線も激混み・・・。

そんな中で日本リーグを行いました

 

大会は盛り上がりましたね。

 

1部に挑戦した琉球アスティーダが3勝をあげて、5位!!

素晴らしい活躍でした。

 

 

田中くん

 

 

久住くんのふたりは

タクティブ自由が丘店に勤務

 

昨年までブンデスリーガにいた小澤くんも大活躍

 

特にダブルスが安定しており、

松平・上田の協和ペアにも勝利。マジか!!!

 

ただ、彼らには達成感と同時に、もうひとつの感情が芽生えていました。

 

 

キーーーと袖を噛む3人

視線の先には・・・

 

 

おばさま方にサインと写真を求められるモテモテの江宏傑選手

 

 

いつまでも人だかりが絶えません

 

 

「やっぱり顔か!!」と嫉妬心にかられる3人でした・・・。

(この物語は小澤選手監修のフィクションです)

用具贔屓なドイツオープン

ドイツオープン、すごかったですね。

馬龍を除いて、中国主力選手が出場して、決勝がオフチャロフvsボル

地元の応援団からしたら、最高の結果であり、エキサイトな週末になったでしょう。

よし、来年のジャパンオープンでも……と期待をしてしまいます。

 

オフチャロフの出来、動き、メンタルは素晴らしかったですね。

あれだけの試合ができたら世界選手権でもメダルが獲れるんじゃないかと思います。意外にも彼は最高でベスト16。

五輪では4つのメダル(08年団体銀・12年団体個人銅・16年団体銅)獲得している彼も世界選手権ではメダルを獲れていません。

次の個人戦は19年ハンガリーでの世界選手権です。2年周期で調子を上げていかないといけない難しさがあります。

 

 

そういう意味では中国選手は今回「試していた」のかもしれません。

実情は「試し」なのか、「上から命令」なのかはわかりません。

 

※写真提供=ITTF

樊振東はラケットが方博ラケットに。

方博シリーズは7枚合板とインナーALCがあるのですが、見た目は全く同じなので判別できませんが、おそらくは後者かと。

 

※写真提供=ITTF

 

そして許昕はキョウヒョウ皓。

1なのか、2なのか。これはおそらく1。

 

でもインテンシティの時のようなえげつないボールが出ていないように感じます。

やはり許昕にはインテンシティがよく似合う。

戻ってくれ、インテンシティに。

 

 

 

そしてなにより

※写真提供=ITTF

 

シューズの変更

ミズノとの契約は切れて、更新はしていないとのこと。

まだミズノを履いている選手もいますが、NTウェアを提供しているリニンのシューズになってきている。

 

正直、ミズノのシューズが格段に上だと感じています。

足元がブレると動けないし、下半身のパワーがボールに伝えられない。

シューズは大事。シューズこそ、一度決まったら変えずに履きたい。

 

 

許昕と樊振東の命である足が奪われてしまったのか。

と、用具贔屓な目でドイツオープンを観ていました。

 

ともあれ、オフチャロフは強かった。本当に強かった。

宿がない

今月は後期日本リーグのために京都行く予定です

が・・・・

宿が全然ありません。

 

高い宿なら空いているんです。手頃な宿がない。

紅葉シーズンだからめちゃ高い。

高い宿がさらに高くなってる!!!

 

 

 

さて、なかなかブログの更新ができていません。

 

そろそろこのスタッフブログもお役御免ですかね。

 

マイペースで行きます。

 

 

TSPのこのウェアがバカ売れらしい(TSP内での話)。

確かに爽やかで良い感じです。

 

 

アンドロのウェアはやっぱり目立つ!!

 

新しいバージョンも登場しています。

これをチームウェアにしている中学生とかいたら、相当目立ちますね。

度量の広い顧問の先生、お願いします!!

 

 

ヤサカ製の特注ウェア。

上下セットでのコーディネート

森田くん・神くん 優勝おめでとうございます。

あまり関係ないけど7枚合板のふたり。

SK7と馬林エキストラスペシャル

名作7枚2本

 

7枚合板が増えています。

琉球アスティーダの小澤くんもクリッパーに変更。

しかもヤサカバージョンのクリッパー。

 

女子も剛力が相当増えています。

剛力も7枚って言っちゃー7枚か。

 

フォルティウスバージョンDもまだまだ人気があるようですし。

7枚捨てがたい。むしろ良い。

 

 

 

期待のQ3はウェブショップでは人気が高いようです。

今月の用具ランキングではトップ10入りを果たしました。

この勢いが続けば・・・、、、いや、続かないと次作が出せない。

ぼくはバック面に使っています。

 

用具ランキングはこちらからどうぞ

 

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