月別アーカイブ: 12月 2016

2016年ラスト

会社の忘年会が28日に終わり、

昨日、本日と少々出勤し、さて2016年も仕事納めです。

 

今年は忙しかった・・・。リオ五輪の反響も大きく、卓球界にとって嬉しい悲鳴といったところ。むしろ今年が暇だったら卓球界やばい!!!

そして年齢が上がるとともに仕事も多くなっているので、あまりブログはかけませんでした。そしてコメントの返信もままならない。

多分来年はもっと忙しくなると思います。今後もマイペースにやっていくつもりなので、あまり急かさないでください。

卓球王国WEBリニューアル時にノリで作られた数合わせブログなんですから。

それでも皆さんに見ていただき、感謝です。アクセス300万ヒットも記録!

 

 

 

 

では最後に恒例の(?)2016年私的優秀用具を紹介します

 

5位 スーパードナックル

DA173

 

作馬六郎さんが「もう粒高はダメだ!プラになって変化が出ない」と感じ、じゃあ守るだけではなく、攻撃できるラバーを作ればいい。

変化もついて攻撃もしやすい驚異の半粒ラバーがスーパードナックル。

同時発売のドナックルはぶっちゃけ性能は粒高なので、表ソフトらしい使い方は難しい。しかし、スーパードナックルは表らしくも使えるし、変化もつけられて、さらに扱いやすい。

アタック8が進化したようなラバー。相手にしたらわけわからん。

ということで、変化攻守の選手にとって救世主となるであろうスーパードナックルが5位

 

4位 輝龍

スクリーンショット 2016-12-30 14.19.02

粘着だけど弾む。

粘着だけどスピードが出る。

粘着だけど軽い。

というトンデモナイ粘着ラバー。

前作の翔龍のほうが上級者向けで威力も出るが、今まであまりない中級者向けの粘着ラバーとして評価

従来、バックに貼っていたようなヴェガヨーロッパに代表されるFX的な軟らかいラバーをさらに軽く、そしてクセ球にしてくれる。

ブロックも粘着にしては安定するという強み、

ツッツキなどガツンと切っても飛んでいかないので、回転はかけられるけどコントロールできない人でも十分武器になる。

使い勝手は今までのままで、相手をちょっとだけ嫌がらせることができる。

ラバーの性能を理解して、当て方を研究すると面白いラバー

 

3位 ウエーブメダルSP3

SH_81GA151214_LL

会場でよく見るようになった「カチカチシューズ」

シューズの着脱が非常に楽で、白いダイヤルをカチカチとひねることで紐(ワイヤー)がシューズを締めてくれる。

キチンと紐で締めたいところ、緩めたいところを調節したい人であればあまり向かないが、着脱が面倒くさい人にはピッタリ。

皆さん、ちゃんとシューズを履く時は紐をしっかり締めて、終わったら紐を解いてますか?

紐を締めたまま脱いだり、履いたりしていると全然動けない。シューズ&足のポテンシャルを活かしていない。それはラバーが少し剥がれてしまっているラケットに近く、一体感がない。

 

でもめんどくせーと思っている人は、このシューズがおすすめです。

 

ただ、私個人はこのシューズはあまり好きじゃなかった。やっぱりもっと止まってほしいし、軽くしてほしい。

ということで、ドライブZのようなシューズにこのカチカチ機能を作って欲しい!という要望を込めての3位です。

 

 

2位 ワラック

HB139

年末にこんなのきちゃったー

と久々の個人的ヒットラケットにニヤニヤが止まらなかったラケットです

詳細はこちらを御覧ください

でも水谷隼ZLCやフレイタスなど、アウターの直線的ラケットが好きな人にはあまり向かない。打ち抜くラケットじゃなくて、回転を作るラケット。

しばらく使っていこうと思うラケットですが、それを聞いたダーカーの人が

「アルバから浮気! 今、良い合板作っているから今度試して」と。

時代が特殊素材に移る中、王道の合板は埋まりつつあるので、個性をどこまで追求できるかですね。あとは新素材に対抗して、新木材。期待しましょう。

 

1位 オメガⅤツアーDF

スクリーンショット 2016-12-30 14.45.24

DFバージョンにさらっと変更されたが、これがすごい。

弧線の高さはテナジー以上で、回転量もびっくりするほど。

普通、そういうラバーはシートがガチガチに硬くて、フルスイング時に良いボールが出るものが多いが、このラバーは中打、軽打でもボールをグググとつかんでくれて安定する。

弱点は飛距離!

回転量はあるが、下がった時にそこまで飛距離が出ない。出ても弧線が高いので、粘れるけど、スピードで押していくことは難しい。そして弾くプレーも難しいので、台上でバチンとフリックしたり、ミートで打ち込んだりは少々難しい。

私もフォアなら良いけど、ショートは難しい。浮いてしまう。

それでも、そんなこと気にならないくらい魅力は多く、47.5度のスポンジ硬度の中でもかなり扱いやすい。

 

 

という2016年の私的用具でした。

 

 

新年から更新するかはわかりませんが、全日本では用具のこだわり頑張ります!

毎日朝から晩まで皆勤賞になりそうです。

たぶん、ブースもうろついていますので、用具相談以外なら声をかけてください(笑)

 

ではまた来年!

明日は仕事納め

忙しい12月が終わろうとしています。

明日で仕事納めです。一応。

机の上を片付けて、新年を迎えたいところですが、なにぶん仕事がまだ全然終わっていない。来月号の仕事がまだほとんど手付かずです。

唯一、グッズ特集だけは試打者が全日本選手権にも出場するため、早め早めに。

S__24338490

 

表ソフト使用者を探すのは大変です。

しかもこだわっている、用具をしっかり分析できる表ソフト使い。

S__24338491

打ったラバーは全12種類。

モリストSPやブースターSAなどの現在の主流ではなく、

2016年4月〜2017年3月までに発売の表ソフト。

1月下旬発売のスピンピップスブルー/レッドや3月発売のヴェガSPOも入っています

 

試打者のふたりも良い表ソフトが見つかったようです。

特に統一球のG40+になって、表ソフトの変化が出ないと苦しんでいるみたい。

バタフライでも中国製やTSPボールなら変化でもまだまだ戦えるけど・・・と。

じゃあ表ソフトはどうするべきなのか・・・・

①G40+のような硬いボールでも従来のような変化が出るラバーを探す

②変化は捨てて、スピードで打ち抜くラバーにする

③ある程度のスピードを確保しながらもややナックル系も駆使して戦う

④とにかく弱点にならないように安定するラバーにする

 

大まかに4択です

どの道へ行くのかでラバー選びは変わります。

 

などなど、次世代表ソフトをG40+を使い、検証します。

お楽しみに。

 

 

話は変わりますが、国際卓球さんのHPを見たら・・・

ドニックのラバーウォーマーがすでに初回予約が満了とか。ハードルが上がっているなぁ。次回入荷は2月中旬〜下旬らしい。

予約ができなかった人は全日本会場のドニックブースに売っているらしいので、そこでゲットできます。

 

後加工じゃないか!などの声も聞こえますが、、、

日本卓球協会の用具委員長にしっかり見てもらい、OK!と太鼓判を押されたから製品化しているのであって、全くのノープランで良さそうだから作ってしまえ!という製品ではないので、大丈夫です。

「加工しているのでは?」と誰かにツッコまれても大丈夫です。

 

男女の選考会を見ると、数人ですが、用具を変更していました。

誰が何をというのはあえて書きませんが、、、

印象としてはややテナジー離れですね。

男子は圧倒的にテナジーが占めていますが、女子はややテナジー離れが見える。

G-1、キョウヒョウ、翔龍、V15などなど。

安定して威力のあるテナジーに対して、どう崩すという用具選び。なかなかに面白いです。

それを全日本で取材させてもらい、速報ページで少しでも紹介できればと思います。

 

あ、今年の全日本速報は無料です

用具のこだわりも昨年以上に頑張ります!

 

そして世界ジュニアの用具紹介もやろうと思ったのですが、なんか腹立ったのでやめました。

自分一人で楽しんでおきます

個人的な好み「ワラック」

寒い

外が寒い。駅まで歩くのも寒い。寝る時の布団の中もやや冷たいような・・・

今年も秋がなかったです。秋物を着る暇すらなく、ダウンコート。

早くラバーウォーマーがほしい

 

世界ジュニアの用具はまた次回にしておき、今回は最近自分が使って、すごく良かった用具を紹介します。

メーカーはなんとJUIC

ジュイックではありません。ジュウイックです。「ウ」が入ります。

JUICのラケットは昔はよく使いました。

偉関さんが好きだったし、講習会を受けたこともあったので、

「テクサリウムALL」「パワーテクサ」「チタニウムターボ2」「制勝」などなど、いろいろなラケットを使いました。

そして最近、なんじゃこりゃというラケットを発見

HB139

 

これです

名前は「ワラック」

名前の由来はわかりません

このラケット、7枚合板なんですが、板厚が脅威の「5.1ミリ」

薄すぎる!

大丈夫か?

 

と思っていました

あと私は昔から薄いラケットが少々苦手。

薄いとどうしても押される感覚があり、ラリーで打ち負ける。

私の場合、後ろの指をあまり伸ばさないので、押されやすい。日ペンの時はむしろピンと伸ばしていたから、押されることが全然なかった。

 

S__24297584

 

でもこのラケット、押されない。

表面がクルミ材らしいけど、単純にそれだけの効果じゃない気がします。

通常、上板をハードにすると、表面だけで弾く感覚をどうしても感じてしまう。

でもこのラケット、感じない。

 

むしろ打球感覚としては厚くて柔らかい木材で打っているイメージ

なめてたワラック

初使用でも全然使いにくさがないので、どうしてだろうと思ったら・・・

 

このラケット、

今まで自分がずっと使っていたアルバ(ダーカー)に打球感、ボールの軌道、操作性がそっくり!

そして強打の威力はワラックのほうが出る。飛距離もワラックのほうが出る。

すごく馴染む。

正直、性能が良いとか悪いとか、どうこうではなく、単純なる私の好みの打球感であり、好みの性能です

 

私はもともと5枚合板が好きで、ボールをできるだけつかんで打ちたい。けど、最近の5枚合板は飛ばなかったり、弾いちゃったりして、5枚合板の感覚のまま飛距離がほしいと思っていたので、7枚合板の中でも回転が特にかかるアルバを使っていました。

アルバだとラリー戦は楽だけど、ラリーがつづいちゃうので、疲れてしまいます。

そこから+威力を感じたので今はワラックに変更してます

S__24297585

 

なかなかやりますよこのラケット

 

この前、偉関晴光さんに会った時に「ワラック、良いラケットですね」と聞いたら、

偉関さん「あー、これね。ぼくもいいと思ったよ。まずね、最近のラケットは弾みすぎるよ。ぼくがラケットを選ぶ時は乱打して、すぐに台上。ストップができないラケットは絶対に選ばないからね」

 

とのこと。ぼくも台上はストップが多いので、ストップが容易にできるラケットを軸にして、弾み、弾道、威力を求めていきます。

 

それと、アルバからの変更の最大のきっかけはこれ

S__24297589

アルバは総重量174グラム

S__24297590

ワラックは総重量168グラム

2本ともラバーは

F:オメガ5ツアーDF(max)

B:輝龍(厚)

 

これで前陣の連打が間に合うようになりました。とっさに手が出てくれる

 

価格が少々高い(15,000円)ので、冒険しにくいラケットですが、

弧線、回転、操作性、威力、そして何より安定感が高い。

新製品の中でちょっと見逃してしまいそうなラケットですよね。選手モデルとか、新特殊素材とか、派手なラケットに目が行きがちだし、JUICさんもそこまで推しているようにも見えないし・・・私も見逃すところだった。でもすごく良い。

 

上級者はもう少し弾き、飛距離、打ち抜くスピードを好むため、

上級者ではなく、中級者におすすめです。

その名もフットワーク

日本先行発売らしいです。

XIOMの新シューズ

スクリーンショット 2016-12-02 15.09.54

名前は「フットワーク」

 

少しだけ履いたので、さわりレビューを書きます

 

第一印象は軽い!

というか、軽く感じる。

でも重量そのものは超軽量というわけじゃないんです。実際に27.5センチを測ったら300gくらい。

なんでこんなに軽快に感じるのかなと思ったのですが・・・

S__24264849

このアッパーがめちゃくちゃメッシュで

めちゃくちゃ柔らかい!からだろう。

通気性は抜群!柔らかさも抜群!

S__24264857

ぐにゃ~ぐにゃ~。

屈曲性はすごい。

 

こういうシューズは素足感覚系になりがちなのですが、

S__24264845

 

アウトソールががっちり、しっかりしているから、クッションもある。

正直、キュッと止まってくれます。

 

これは良いシューズ!と思いますが、もちろん難点もある。

S__24264848

これだけメッシュで攻める&小指側にサポートがないのであれば、やや耐久性に不安あり

 

S__24264843

そして柔らかいがゆえに履くと、指が動きすぎる!

インソールでアーチを作ったら、もっと動いちゃうんだろうなぁ

 

最後に

S__24264844

 

内側のサイドは紐と紐で覆う感じになるので、紐同士の摩擦が少なくて、きつく縛れない。

指先から緩く→きつく→緩くの卓球向けの結びが難しかった。

解決策としては

S__24264846

 

このような一般的なジグザグ結びではなくて、

 

S__24264847

 

一本斜めに通してから結ぶやり方が望ましい。

これならばきつく縛ることが可能!

だいぶ動きやすくなりました。

 

今はデザイン優先になりつつあるので、どんどん多彩な色が増えているみたいです。このブルーのグラデーションは卓球界で見たことがなかったので、キラーカラーになるかもしれないです。

このシューズ「フットワーク」は12月中旬発売です。

色は全5色(レギュラー3色/店舗限定2色)

来年からアシックスもヤマト卓球が代理店として売り出すので、シューズ熱が加熱しそうです。