パリと卓球ショップを散策

パリ大会の会場だったベルシー体育館

その一駅先、歩いても行ける場所にパリには3軒しかないという卓球専門店のひとつ「PingPassion」がありました。

もうね、ラケット&ラバーは最小限で、ウェア系ばっかり。

ちょっとゲンナリするも、やっぱり日本の卓球専門ショップはすごいんだなと思いました。

飾ってあるだけほんのちょっとよ

売れすじ、オススメだけ飾っておいて、

裏の棚には並んでます。

番号とか名前を行って受け取るコンビニのタバコのようなシステム。ラバーを選ばせてくれる日本は優秀です。

 

友好的に何でも答えてくれたファビアン氏

ショップで怪しいものを発見!

む!なんと懐かしい形! しかしなぜパッケージがないのだ!!

こちらも懐かしい!このリッター缶から上の250㎜缶に移す時にこぼしてしまった経験、みんなあるよね。

これもパッケージなし! ますます怪しい!

ゆう「これはなんだね?ま、まさかブースター(スピード補助剤)ではなかろうか」

ファビアン「違うよ。これはラピットクリーンだよ」

ゆう「あぁ、なるほど。補助剤じゃないんだね。失礼した」

 

ん?一瞬、納得してしまったが、普通にスピードグルーじゃないか! だから偽装しているんだな。

ファビアン「いやいや、まだほしいという人もいるけど、基本的に余ったものだよ」

お、おう。ホントかぁー?と思いながら納得しておこう。

 

店の中にはフリーペーパーのような卓球誌が

中身もおもしろいですよ。

スポンジラバーの解説やワルドナーと荻村さん

貴重な写真です

PingPassionの売れ筋ラバーは?と聞いたところ、

『ブルーファイア』と『キャリブラ』だそうです。

 

ゆう「へー、テナジーは?」と聞き返したら

ファビアン「パリではテナジー、バタフライ製品を扱っているところはひとつしかないんだ。ここにはないよ」とのこと。せっかくなので店を紹介してもらったら、すごく近い!

電車で20分くらいの場所にありました。

向かう電車で何故か車内でバイオリンを弾く男を発見。反対側の電車なので、外から見ただけですが、バッチリ音は聞こえてきました。

ギョロっと目が合う。

もっと撮れ!とアピール!

向かったショップはバタフライ取り扱いショップなのに、名前が「Friendship Sports」

もちろん他のメーカーの用具も扱っています。

懐かしいラバーもいっぱいありますね。PF4とか6ユーロですよ。

倉庫のような店内!いや、倉庫だ。倉庫がショップも一応やっていますよ的なイメージです。

それゆえ、3人も入ると、身動きができないくらい狭い。棚卸しとかできんのかな。ちょっとラケットを棚から1本抜いただけで崩壊しそうだ。

ここはフレッド氏がいろいろ教えてくれました。いかにも東洋系の顔なので

ゆう「チャイニーズ?」

フレッド「いや、生まれも育ちもフランスだよ。祖父は中国だったかな」

100%中国でしょ。でも電話でフランス語を悠長に話す姿だけで格好良く見えるのはなぜかしら。

もうラケットもラバーもゴミ箱のようにそのへんに積んでありました。

こんだけあるんだから、おもしろいラケットもあるはず!

ゆう「おもしろい中国式はないかい?」

フレッド「中国式かい? フランスにはあまりないよ。使っている人も珍しいから数も少ない」

と言いつつ、いろいろ出してくれました。

でも日本でお馴染みのラケットばかり。

ゆう「一番人気のある中国式はどれだい?」

フレッド「ヤサカがベリーグッドだね。馬林シリーズの人気が高いよ。これはバタフライだけど、一応珍しいのかな?」

と渡してくれたラケットは孔令輝のカーボンラケット。7枚+カーボンのぶっ飛び&重いラケット。一応見ましたが、ちょっと使えないなと返品。

この2店舗でいろいろフランスの用具事情を聞きました。

それと世界選手権を用具という観点から見た記事を次号紹介します。

名付けて!

用具視点で見る世界選手権

「世界の用具を調査せよ!」

 

たいそうな名前ですが、見開きです。2Pです。あまり期待はせずに。

 

さて、フランスのならではのグッズもありました。

総合スポーツ店でみつけたもの

野外の卓球台用カバー。専門ショップではなく、総合スポーツ用品店に置いてあることが驚きです。野外卓球がポピュラーなのでしょうね。

野外用のラケットもありました。

ラバーを貼っていないタイプのラケットです。

 

こんな感じのパリでした。

 

最後に小ネタです。

張継科の髪型って・・・横から見るとスネ夫みたいじゃないですか

髪も赤っぽく染めちゃって!

横から見るとスネ夫ですが、正面から見ると

まあ普通。個性的なパフォーマンスをするチャンピオンとしては無難だ。

でも張継科の髪の本領発揮は前でも横でもないんです。

それは後ろから!!

ちょっと遠くから!

え?これじゃあわかりにくいと。もっとわかるように光を当てましょう。

光が当たると一層目立つ赤髪

 

そして後ろから見ると

Vの文字!勝利のVが浮かび上がるのです。

 

もういっそマークⅤをつかってくれよ。

パリと卓球ショップを散策” への 9 件のコメント

  1. これだけたくさんの選手とその用具を見てこられたんだから、
    特集記事、楽しみです。

    張継科選手の後頭部、来年の大会ではVが2本になるのかなぁ・・・?

  2. 販売形態にもお国柄が出ますね。日本式の至れり尽くせり型が逆にマイノリティーと言えるかもしれません。
    HUMANさんが仰っている通り見かけませんけど、モハヤ存在意義があるのかどうか?使ったことないですけど性能はどうなんでしょうか?

    1. 当時、売れる売れないを全く考慮せず、限界まで性能の良いマークⅤを作ると発売しました。
      グルー時代は木方さんが使っていたりしましたが、今は異常に硬い高弾性という性能で使える人はいても6千円を出す人がいないということです。
      廃盤にはしないでしょうね。作ったことがヤサカとしての挑戦だったのです。
      象徴という意味で残るでしょう

  3. メンドだ!
    スピーディスピンFXプレミアムだ!
    キャリブラスピンにマーク5GPSにアルマナにイノーバウルトラライトシナジーテック・・
    海外行きたいなあ・・

    エナジーX-Softは音がやばそうですねwww

  4. こんにちは。
    夏にパリに行くのですが、卓球ショップにとても行きたいんです。
    特にウェアを見たいんですが、日本にはないウェアとかたくさんありましか?ドイツとかフランスの代表のウェアとか置いてありました?

    1. たくさんではないですが、ありましたよ。
      JTTAは付いてはないですが・・・。

      代表ウェアは見なかったですね。

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