月別アーカイブ: 2月 2014

2月が終わるぞ!

紹介します

ぼくがインターハイ取材から帰ってきたらいつのまにか居着いていた新人・松本やすし。通称まっちゃんです。

別に反省しているわけではありません。

ただじっと電池の充電を確認しているようです。

なんて時間の無駄使いをしているのだろう。自分より年上の新人の扱いに困りながら最近はみんなにいじられております。

これからもまっちゃんをよろしくです。王国ウェブ会員には、メルマガ配信しているので、次くらいからまっちゃんの面白コラムが読めるはずです。

 

新製品情報がちょくちょく入ってきているので、展示会直前情報として紹介しましょう。

ラザントの新作、

『ラザントパワーグリップ』と『ラザントグリップ』。

新シートとなり、さらにグリップ力がアップしたと言います。スポンジはもちろんグリーンを踏襲。

『パワーグリップ』のスポンジ硬度が50度と超硬いですが「打ってみるとそれほど硬い感じはしない」とのことです。

『グリップ』のほうは45度なので、現『ラザント』と同じですね。

てっきり粘着系かと思いましたが、そうではないようです。

粘着と言えば、VICTASから攻撃用の粘着テンション「VS>402」が登場します。401はカット用だった&激重&厚さ2.0㎜までしかなかったので、攻撃粘着ユーザー待望?になるのかな。

あとはアディダスからテンゾンウルトラのソフトバージョンが出るみたいです。

スポンジ硬度は40度とかなりソフト目なラバー。

 

さてさて、今日で2月が終わりますよ!

バタフライで特注を考えている人は駆け込もう!

明日から値上げになるので、今日頼んでしまおう!

 

参考までに

ALC特注 2万→3万

ZLF特注 3万→3万8千円

ZLC特注 3万→4万5千円

となります。

みんな大好きZLCなんて50%増しです。今日注文すれば1万5千円お得!と思うとなんだか買いたくなりますね。

 

明日はトップ12へ取材に行きます。楽しみですなぁ。

佳純カーボン?

久々に試合に出ました。

久々と言っても1月4日以来です。1カ月半ですね。

 

主に大学生との試合ばかりでしたが、若いボールのほうがやりやすい。

準々決勝でもっと若い高校生のボールには全く対応できず、ケチョンケチョンにされましたが(笑)

 

 

各社の新製品情報がちょこちょこと入ってきている中、

ニッタクさんのHPに「スプリードケース」というラケットケースがアップされております

http://www.nittaku.com/products/detail/detail.php?id=482

これは2月21日発売なので、現行品なのですが、、、

よく見ると、イメージで入っているラケットが

「佳純スペシャル」と書かれております。

しかも「カーボンタイプ」と。

佳純ベーシックのカーボンバージョン?みたいなラケットが出るようです。情報によると価格は2万円!

かなり強気な価格ですが、アコースティックカーボンとの違いなど、いろいろ知りたいところです。

展示会まであと1週間です。

 

そして本日は今年の全日本で引退となった藤井寛子さんが来社してくれました

卓球界No.1の良い人です。

本当にいい人&優しい人です。

藤井さんを悪く言う人はいないし、藤井さんが人を悪く言うこともない。

競技人生、お疲れ様でした。

ご結婚されて、関東に住むそうです。

 

 

そしてちょっとこの前のグランドファイナルでも良い人がいました。

欧州のゴッド姉ちゃん。Vi.パブロビッチ

準決勝で劉詩雯に負けた後、カメラに気づき、、

 

タオルでわかりづらいですが、

微笑んでおります。

そしてその後、手を振ってくれました。

後で確認したら手を振ってくれている写真がない!!

メロディボール(ミラクルジャイアンツ童夢くんから抜粋)でも投げられていたのでしょうかね。

展示会が待ち遠しい

火曜の昼間は五輪代表の仲村錦治郎さんのとんでもないサービステクニックに驚愕し、

夜はたまたま行った区のスポーツセンターで野生の世界代表にボコボコにされるという日々を送っております。

卓球は新しい発見の連続ですね。

特に仲村さんのサービスは本当にやばくて、下とナックルしかないのに誰ひとりまともに返せなかった。今でもインターハイ常連校のレギュラーを手玉に取っているようです。

教えてもらいましたが、全然出来ません(汗)

 

さてさて、

バタフライのカタログを見ていると、少々疑問が・・・

全日本で一番目立っていたピンクのウェア。

主に水谷君が着ており、非常に宣伝効果があったと思ったんですが、、、カタログにない。。。

 

恐らく展示会限定の限定商品になるのかなと思っています。

 

もちろん、水谷君が使っているこの特注ラケットは発売しません。

 

ヤサカは

スワット狙い打ちのような低価格7枚合板。

定価4,600円のアーレスト7。燻製ラケットではないから、どちらかと言えばSK7狙いかな。中国式もあります。

カーボンラケットのアーレストカーボン。こちらも低価格な5,600円。

インナー仕様ですが、板厚は6.7㎜と少々厚い。

 

低価格帯が流行することはいいことだと思います。とりあえずどっちか買うと思います。

 

ちなみに、まだ見せられませんが、エクシオンがちょっとおもしろいラケットを出すようです。

実は昨秋の展示会で見せてもらっていたのですが、まだオフレコだったようで、話にも出せませんでした。

3月の展示会で発表するのかな? そのころには写真を載せられると思います。

 

それにしても各社控えめです。特にラバーは控えめですね。

今リリースして、プラスティックボールが出たら「プラスティックボール対応」と言いづらいのも背景にあるようです。

昔、38㎜から40㎜に変わった時も相当パニックになっていましたから。

でもメーカーからしたらルールが変わることがビジネスチャンスなんですよね。

プラスティックになったことで、また表ソフトが輝く可能性もありますし、粒高の変化がやばくなることもありますし、

いろいろ可能性があります。

 

またそれを模索するのも用具好きとしては堪らない日々ですね。

 

さてさて、全く関係のない話ですが、、

自分はまったく集めていないが、人々がヤッケになって集めていることで有名な「ヤマザキ春のパン祭り」

0.5点って・・・

お皿をくれる気がなくなっている

新製品の時期

15日の大雪の日、午前中は電車もまともに動いていない。

午後は辛うじて動いている。

今日は絶対に空いているはず!と区のスポーツセンターへ行ったら、、、

なんと満員御礼。5分ほど待って入れましたが、卓球人の恐ろしさを垣間見ました。(しかもほとんどガチ勢)

 

 

さてさて、新製品の時期になってきましたね

バタフライのカタログも届きました。

目玉はテナジー・80・FXですが、ラケットラバーの新製品はこれのみ。

ラケットはインナーフォース・ALやディフェンスプロなど廃番が目立ちます。

 

各社の新製品展示会は3月4〜5日なのですが、今年の春はどのメーカーも控え気味らしいです。

それはプラスティックボール前だから慎重になっているのかなと思います。

 

そんな中、、、まさかのメーカーからまさかのラバーが登場します

 

メーカーはダーカー!

そしてラバーは粒高!!

名前はジャイロ!!!

 

厚さは超極薄・極薄・薄、一枚などまさにカットマン、前陣攻守のための粒高です。

 

粒を見てみると、

円柱型だけど、ほんの少しだけ下が広がった形で、カールP-4に近い。

粒の高さは測っていないが、P-4とP-3の間くらいかな。

そしてスポンジがP-1くらい硬めで、粒が少々硬め。

おお!粒高ユーザーが求めている微妙なところ!!なのではないかな。

 

見た感じですが、カールP-4のスポンジ硬めでP-1より安定寄りとイメージするのが一番近いと思います。

攻撃型としては、

「またやっかいな粒高がでてきてしまった」というのが本音ですが(笑)

ラケットのレンズ

グリップのレンズって気になりますか?

 

私はペンホルダーなので、個人的なプレーには何の影響もないのですが、シェークの人は結構敏感です。

握っている時、小指がレンズに乗っていると滑る!と感じる人が多いようです。

このレンズの部分もいろいろと素材があり、メーカーによって滑る、滑らないがあります。たいていはデザイン的に凝った作りをすると滑る傾向があるようです。

 

そのための対策は色々あります。

①グリップテープを全面に巻く

利点:超絶に滑らなくなる。

欠点:重くなる。小指どころか、全部滑らなくなりすぎる

 

②グリップテープをレンズ部分にだけ巻く

利点:重くなりすぎない。非常に効率的。

欠点:小指部分だけちょこっと盛り上がる

 

③ラケットを裏返しにする

利点:ラケットの形を変えることなく滑らなくすることができる

欠点:両面にレンズが入っているラケットには効果なし

 

④グリップをガッツリ深く握る

利点:どんなラケットでも対応できる

欠点:グリップが限定される

 

⑤特注する

利点:まったくそのままレンズなしにできる

欠点:特注対応をしているメーカーしかできない。価格が高い

 

主にこの5つでしょうか。

特に⑤の特注は多くの選手がやっていますね。

グリップをよく変える真晴くん。滑ったら大変です。

 

ここで超小ネタを。

多くの選手が使っている赤グリップ

これです。

なぜか特注水谷隼を使う人はこのグリップが多い。

高木和兄弟もこの赤グリップ

水野くんも同じ赤グリップ

 

なぜか大人気なのです。

恐らくティモボルスパークの素材ですね。

 

しかし、しかし

卓ちゃんはグランドファイナルからグリップが変わっていたのです。全日本もこのグリップでした。

 

なぜなのか

卓ちゃんに聞いてみたところ

「あの赤グリップの素材がもうなくなってしまった」

らしいですよ。

もう見られないのでしょうかね。ティモスパグリップ。

ペンの裏面

全日本の時、「3ステップレッスン」や「先生、できました!」の監修者である大橋先生とお話しする機会がありました。

そこで「おもしろい」と言っていただいたペンの利便性について書きたいと思います。

 

「シェークに比べてペンは不利」

そう思っている人も多いのでは。

先日、とある大学生の卓球部に「あれ?ペンなんですか?」と若干バカにされたような失笑で言われました。

その部活は全員がシェークで、大学生からスタートした人にもシェークを勧めているそうです。大学生からしたら「なぜ自ら不利なものを選んでいるんですか?」ということだろう。

 

しかし、昨日のインパクトのパワーと同じですが、それはトップの世界の話です。

最近では裏面打法を使うことで、ペンのバックハンドの威力が高くなってきましたが、裏面打法を使うことで、ペンの球質がシェークを上回るのです。

 

 

これは初〜中級レベルの話として聞いてください。

まず裏面にフォアと同じラバーを貼るのは止めましょう。

フォアが硬いラバーならば、裏面には軟らかいラバーをチョイスしたほうが良いということです。

シェークはフォアに05、バックに64などがスタンダードですが、両方硬いラバーですよね。

 

では問題です。

シェークがバック側のボールを打つにはどうしますか?

当然、バック側のラバーで返球します。

ツッツキはどうやりますか?

バックのラバーで打ちます。

シェークは攻撃だけでなく、ツッツキやブロックなどの守備系の技術もバック側のラバーでやらなくてはならないため、フォアと同じような「何でも出来るラバー」を貼ります。

 

しかしペンの裏面は違います。

バック側の打法を見てみましょう。

ブロックに特化したショート。

ナックルやサイドスピンがやりやすい。

裏面打法。ブロックも攻撃もやりやすい。

これでまず基本の2種類です。

 

ではツッツキはどうでしょう??

ここが大きな違いです。

ペンならば、バックのツッツキもフォア面でできるのです。

そしてもちろん裏面打法でもツッツキは可能。

 

これをまとめて考えると、、、

 

裏面打法に貼るラバーはバランスよりも特異なラバーを貼ったほうが良い

ということが言えるのではないでしょうか。

 

例①

自分はすごく軟らかいラバーだとブロックや強打はいいんだけど、ツッツキが浮いてしまうというラバーがあるとします。

でもペンの裏面だったらツッツキはフォアでできるので、問題ないですよね?? ドライブやブロック、攻撃的に攻めたい時だけ裏面を使えば問題ありません。

 

例②

チキータからの展開を取り入れたい。とにかく回転をかけて相手を翻弄したい。という人は、薄めの粘着系ラバーを貼るのも良いかもしれません。弾みが抑えられているので、思いっ切り回転をかけても入ります。粘着はブロックがやりにくいと言われていますが、バックのブロックはフォアのショートでやればいいので、問題ありません。

 

このように考えると、裏ソフト以外を組み合わせて、新たなペン裏面の可能性がたくさんあるように感じます。

貼るラバーがフォアと変われば変わるほど、フォア面と裏面で球質に変化が生まれるのです

ということで、私は

裏面に貼るラバーはフォアと違う性能のラバーにしたほうが良い

と思います。

 

 

今思えば、

孔令輝は軟らかいバックでツッツキしたくないから、回転のかかるフォアの粘着を使いたいから回り込んでのツッツキ、ストップをしていたのかなと。

これがペンは自然にできる!と思うと、すごくお得だと思いませんか?

テナジーとパワーの話

コメントに「テナジー・80」のレビューをしてほしいとあったので、

ざーっと書いてみます。

印象は「無難なパワーヒッター用」

よく言われるのが、回転重視の05とスピード重視の64の中間です。

つまりバランスタイプと評価されます。

その意見には同意なのですが、あくまでテナジーの中でのバランスタイプと考えましょう。

では05はスピードが出ないのでしょうか? 64は回転がかからないのでしょうか?

そう思うと、「バランス」はテナジーの世界のバランスです。

全体的にテナジーが扱いにくいと思っている人には合いません。

そしてテナジーが硬いと思っている人にも合いません。

 

 

さて、ではテナジーは一体何で差別化されているのでしょうか。

メーカー発表ではシートで性能を分けています。

そしてカタログを見ればわかるのですが、、

ーーーースポンジ硬度は同じなのです。

しかもトップ選手が皆好む硬いスポンジです。

 

ということで、「テナジー界ではスピードもスピンもバランスが取れているシートを使ったパワーヒッター用の硬いスポンジのラバー」とでも言いましょうか。

一般的に64は軟らかいと言われますが、いざスポンジにしっかり食い込ませようと思ったらそれなりのパワーが必要です。シートが硬くなっている80はもっとパワーが必要なのです。

トップ選手にあまり使用者がいないのは「バランス=どっちつかず」になっているからではないでしょうか。

 

しかし、中級者はバランスを求めている人が多いところがミソ。

だから80は中級者向けのラバーだと思います。それでもパワーがないと少々厳しい・・・・ので、「無難なパワーヒッター用」になるのです。

 

だが、春から情勢がちょっと変わりそうです。

テナジー・80・FXの登場ですよ。

バランスのとれたテナジーのソフトバージョンなんて、一番いいじゃないですか! 今バックに05・FXを貼っている人にも良さそうです。

 

ここからスポンジ硬度の話になりますが、

戦型、パワーにもよりますが、県大会レベルの一般的な中〜高校生はFXくらいのスポンジ硬度が一番良いと思います。

自分のパワーと向き合うことでより良いラバーが見えてくるはずです。

私も高校生の時は力自慢だったので、硬いスポンジ(スレイバーとかブライス)を選んでいましたが、今思えば浅はかだったなーと思います。

現実の自分を「大人のアスリート」と比べてみてください。

硬いスポンジは彼ら用と考えると、自然と軟らかいラバーになるはずです。自分のインパクトの強さを理解することが良いラバーに巡り会う一番の項目だと思います。

 

全日本マスターズで女性のチャンピオンのラバーを見た時

最も軟らかい「テナジー・64・FX」を使っていました。

あー、すごい。さすが自分をよくわかっている人なんだなーと感じました。

全日本まとめで大忙しです

現在、全日本ページをまとめているのでブログ更新が滞っております。

ページは全日本だけではなく、用具やらグランドファイナル(あぁ遠い昔のようだ)もあるので、かなり焦っている状態です。

 

先日、別の企画でご登場いただいた選手の用具です。

なんともブルジョアな用具ですね。

打たせてもらったら「良い」「悪い」ではなく、「新鮮」「すごい」という感想を持ちました。

試合で使えるかは別にして、他にはない性能なので、1本持っておくのも良いかな。

残念ながら中国式がない、特注対応もしていない。残念。

と思いましたが、中国には中国式グリップがあるようなので、調べると為替の関係で4万5千円くらい・・・。それはちょっと・・・。

気が向いたら、本当に気が向いたら、購入させていただきます。

 

そしてこれが最近のお気に入り用具です

名づけて

「若者潰し用具」

ラケットはヤサカのダブルフェイスTO

フォアはV>01スティッフです。

裏面は軟らかければなんでも良い。

 

ラケットのダブルフェイスTOは数ある反転式の中でも裏ソフトに激的に良いラケット。

弾み、しなり、弾き、操作性、すべてにおいて平均以上。

反転式によくある妙なクセがない。これは良いラケットだ!

 

そしてV>01スティッフ。

これは良い意味で回転が落ち着いている。オメガⅤのようなギュギュギュというグリップ力はないが、緩いボールで落とさせたり、ミートで打ち込みやすいので、若者がやりにくそうな顔をする。

相手のネットミスが格段に多いので、結果的に勝ちやすい。カウンターミスも誘えます。

そして自分から強く打ち込むとたまに落ちるので、こちらも落ち着いたプレーが必要です。

ただし、年配の方とやると逆にカウンター角度がバッチリ合ってしまいました(笑)

一長一短ですが、使っていておもしろいのでもう少し試してみます。

 

 

以下、卓球と関係ありません

旧事務所の1階にあり、王国編集部員のお腹を常に満たしてくれた中華料理屋・雅軒が変わってしまいました。もう行くことはないでしょう。

少しわかりづらい写真ですが、この車両はガラガラなのに向こうの車両はギュウギュウです。なぜだろうか。

浅草でうまい天丼を食べました。

1300円で素晴らしいクオリティです。しかし開店30分前に行かないと入れません。

 

 

さて全日本号、頑張ります。