月別アーカイブ: 5月 2015

目指すべきペン

夏を前に、いろいろ前期リーグが始まっています。

ん?日本リーグとかじゃなくて、自分が出る試合です。東卓や区や市のリーグに登録しているので、毎年2回は必ず試合があります。ありがたや。

よく「自分は○○選手のプレーを目指している」という話で盛り上がることはありますが、最近は憧れる夢の選手と現実に参考にする選手で分けたほうが良いなーと思い始めています。

ちなみに私も動画を見るときに2つに分けています。ペンホルダーを分類してみましょう。

 

夢のプレー部門(スポーツとしての観賞用。真似?できるわけないでしょ!!!)

1、柳承敏

神がかり的なフットワーク、人生おかしくするようなフルスイング。彼のプレーは観賞用として割り切って観ないと、無茶なフルスイングのクセがついてしまい、卓球がぶっ壊れます。

 

2、許昕

上に同じ。

異様に深いグリップと伸ばしすぎる裏の3本指。なぜこれで指にボールが当たらない!!?? 柳承敏以上のフットワークと身体能力は、真似しようとしても真似できない。クラシックなオールフォアスタイルのまま現代に来てしまった迷い人。

 

3、王皓

彼の裏面打法に惑わされた人は数知れず。シェークに勝てる裏面がペンでもできると世界中を勘違いさせた男。

真似してもできない。なぜなら彼は中国一の天才であり、世界一の天才である。彼以上の裏面使いはもう現れないかもしれない。裏面を打つための特殊なグリップはフォアのシュートドライブを捨て、肩中心のスイングに。巻き込みサービスからの三球目ミドルへのフォアドライブは、世界最強の三球目攻撃。

 

4、馬琳

彼のプレーを観た後には、何でもカウンターが入るように思えてしまうから不思議だ。しかし、実際にコートに立つと、1本入っても連続で入らない泥沼にいることがわかる。馬琳の域に達すると、天才を超えて変態になる。

 

5、韓陽

堅すぎるショート、どこにくるのかわからないドライブ、そして柔らかすぎるボールタッチ。彼も真似ができない天才。

素晴らしく落ち着いたプレーは参考になるが、半端に真似をすると相手に蜂の巣にされてしまう危険がある(体験済み)。ちなみに私はプレー的に一番韓陽に似ていると言われますが、真似をして大やけどしました。

しかし、韓陽さんは試合のコース取りなどがとても素晴らしく、中級レベルでも参考になります。

 

では参考編へ

1、梁柱恩

どっしり落とした構えと、基本的にはフォア中心で、ショートを混ぜていくタイプ。日本選手っぽい卓球で、穴のないオールラウンドに加えて、フォアの一発もあるミスター優等生。

サービス後の位置、緩急、押し引き、フォアドライブの打ち所など、参考点は多い。ペンドラならまず彼を観ておけば大きく崩れることはない。

 

2、李静

変態的なフットワークがあるものの、浅めのグリップから放たれるストップとフリックの2択台上。無理をしないフォアドライブといざというときだけの裏面は、非常にバランスが良い。ショートの堅さと前陣での駆け引きを観れば、、

「あぁ、おれってこういうプレーがしたいなぁ」

と思うハズ!

 

参考編が少ないですが、

つまり、観る卓球は中国&韓国のスーパースターで栄養を取り、学ぶ卓球は香港が良いということです。

では、今日も李静をイメージしながら練習へ行ってきます!

リズムPは鳴る!

世界戦が終わり、入稿が終わり、

15日〜遅めのGWを取らせていただいておりました。

5連休でやったことは、初日〜2日目名古屋に愛工大附中&名電の選抜祝賀会、3日目試合、4日目買い物、5日目買い物と、普通に過ごして、本日出勤です。

 

さて、いろいろと用具情報を紹介していきたいのですが、

「用具をまとめて、次号で考察を紹介したら面白いんじゃないの?」という社内のひと言で、今まとめております。

そこからもれそうな用具情報は紹介していきたいと思うのですが、まだまとめきれていないので、それは後日。。。。

 

というわけで、今回は別の用具。世界の選手の使用感想ではなくて申し訳ないのですが、ヨーラのリズムPを打ったので私なりの感想を紹介します。

 

もちろん、PとはプラスチックのPです。

45度の硬度で、同じ硬度指定しているラバーだと

ラクザ9、ラザント、オメガⅤヨーロ、ヴェガジャパン などがあります。

もともとリズムはシートが硬く、硬度以上に硬さを感じますが、このPはそれほど硬く感じません。シートの素材を変えているようで、食い込みが良い。

45度部類で硬さを比較すると

ラクザ9>ラザント>>オメガⅤヨーロ>>リズムP>ヴェガジャパン

くらいです。

 

弧線の高さは

オメガⅤヨーロ>ヴェガジャパン≧リズムP>>>ラクザ9ラザント

くらいで、なかなかの威力と安心感があり、非常に使いやすいラバーです。でもかなり強く打つと直線的になるのがおもしろい。だからスマッシュも打ちやすいです。

 

打球時の金属音

リズムP>>>ラザント>オメガⅤヨーロ>〜これ以下はあまり鳴らない〜ヴェガジャパン>ラクザ9

となり、特に打った時の音が特徴的。気持ち良く打てるというのは大きい。特にプラになってボールが飛ばない気がする人は、音の相乗効果により、ボールが行ってくれている感覚が生まれます。キンとはじき出すので、球離れは少し速い気がしますが、それにしてはボールがちゃんと重い。

 

リズムPは

とにかく鳴る、ボールは速くてそこそこ重い、弧線も高め、スマッシュも打ちたい、47.5度や50度は硬すぎる

という人にオススメです。フォアでもバックでも良い。軽いラケットを使っているならバックに貼っても全然振れると思います。

木材ラケットに貼ってもかなり鳴るので、特殊素材だともっと気持ちいいかも。

ただし、他のリズムシリーズよりちょっと価格が上がっているので注意です!

私ももう少し卓球がうまくなったら、GFT48→リズムPにしたいくらい。今は下手なので打ちやすさ、弧線、飛距離(出ない)が良いのでGFT48ですが、もう少し決め球がほしいと思ったら変えようかと思っています。あー、この前の試合も決め球がほどんど打てなかったなぁ・・・。変え時かなぁ・・・。

 

と、5日の休みで少し打ってはいましたが、情報としての卓球離れをしていました。(あー、ベラルーシオープン終わったのか・・・と思ってしまうレベル。やばいね)。

徐々に情報アンテナをリハビリしていきます。休息終了です。

世界戦ブース巡り後編

友達からこんな写真が送られてきました

やはりマスクは怪しい。。

今回の世界戦は朝から晩まで試合があり、体力面ではやられましたが、怪我や病気にはならなかった。マスクのおかげでしょう。

しかし、大会期間中から歯が痛み出して、頭痛にまで発展するレベル。

今日、歯医者に行って、親知らずを抜いてきました。グッバイ!永久歯!

 

さてブース巡りの後編へ

双魚のブースはあまり物は売っていませんでしたが、卓球マシーンにひとだかり。

別にマシーンがどうというわけではなく、ただみんな打ちたい。

しかも変なラケット。

双魚のブースではセカンドバッグタイプのラケットケースを購入。

https://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=161&rpcdno=6#6

↑条太さんブログに写真アリ

 

ヨーラはウェアやシューズがズラリ。

最終日はこのほとんどがシューズとなり、ABCマートみたいになっていました

アルナ、期待してたんだけどなー。

漢字で書いてもいかついね。

大会のスポンサーのひとつでもあるスティガ

色鮮やかなシューズ

劉国梁記念モデルのクリッパーウッド

公式マークが入ったグッズは

リュックと

ウェアだけ。これはいらない。

それにしても、閻安の決め顔はなんか嫌

こちらはティバー

お!チャンスだ! ブラックエディションの中国式ないかなーと思ってのぞいたのですが、、

なんと中国では取り扱っていないとのこと。

「こっちをオススメするよ!」と

Texo C7を渡されましたが・・・

うーん、だったら6枚合板のTexo OFF(スッチ使用)が良いなーと、交渉したら、Texo OFFもなし。

さらば!

 

公式キャラクターグッズ

か、かわいくない。。。

ダーカーは展示してありましたが、ショーケースに入っており、本当に買う気のあるヤツだけ声をかけなさいというスタンスです。

お値段約20万円。覚悟がいります。

 

ブースにはITTFミュージアムもあります

貴重なラケットや卓球の歴史を展示

右は王楠の現役最後のラケット

左は張怡寧が09年横浜大会で優勝した時のラケット

こちらはダイナミックな中国選手の写真の数々

世界で活躍する帰化選手は「海外赤子」って言うんですね。

うわ!なんだかすごい行列ができている。。。

行列の先を見ると

郵便局のブースらしくて、自分の写真を記念切手にしてくれるそうです。

でもこれって、肝心な自分の写真が切手として使えないじゃないか??

 

他にも

トリックアート

なぜかケーキ屋さん

家電

大会スポンサーのクオロス

IPONGの的当てゲーム

フリーミニピン スペースなど

 

いろいろと面白かったです

 

なにより規模が違いましたね

世界戦ブース巡り前編

日本に帰ってきてから、友人や親族から「コート脇にマスクでいると怪しい」と言われました。

別に体調を崩していたわけではありません。PM2.5対策です。体育館の中でさえ、もやが見えるほどだったので、念のためです。

海外で体調を崩してしまうと仕事にならないし、実際パリの世界選手権では崩したし、中国の病院には行きたくないし・・・。というわけでの予防でした。

 

選手の用具の前に、メーカーブースの紹介をしようと思います。

とにかく巨大!広大!

幕張メッセ内が全部ブースになっているかのような広さ。

おいおい、さすが中国だよ。なんか何もかもがデカイよ

まずはバタフライ

iphoneケースが売ってました。

バタフライロゴ、水谷隼、ティモボルブレード、蘇州大会オリジナル

などなど。

買おうかなと思いましたが、iphone6用ということで・・・断念。私は5S。

公式マーク入りのTシャツは100元(約2千円)

ブラックとブルーを購入!

ブースの裏側はでっかい劉詩雯。

 

ドニックはウェアがほとんどで、最終日はかなり投げ売りしてました。

こちらはアンドロ

ウェアや小物類が充実

条太さんの速報にも載っていましたが、まったく職業意識のないラザントグリップマンが徘徊

こちらはTSP

最終日には中央の『松下浩二』が『ブロックマン』にすり替わっていた。展示品を売ってしまったのでしょう。

ニッタク

最終日はすごい人がごったがえしました。

美誠ちゃんのサイン会!

今大会で中国でもすごい人気です!

こちらは三維

怪しすぎるラケットたち

こちらはパリオ

中国のコニヨールの代理店のようで、

ガシアンブレードシリーズなども置いてありました。

ここでラケットを1本購入

次は紅双喜

選手の顔写真が入ったTシャツがあったんですが、

と並ぶ中、、

あなたは今大会、出てないでしょう!

そして

なんでディフェンディングチャンピオンはこんな微妙な顔なんだ!

8万円くらいする高すぎる記念ラケットなどなど

いろいろありました。

紅双喜ブースには中国代表の五輪ビデオが流れていましたが、

ずっと画面左下に王皓の画像が設置してあり、邪魔でした。

(しかもスーパープレー集ではなく、フルの試合映像)

 

パネルの馬龍と。。。

ブース巡りは後編へ続きます

帰国

世界戦から帰ってきました。

しかし、今本誌をまとめているので、詳しく用具情報を紹介する時間がありません。締め切り後にやろうと思っていますので、しばしお待ちを!

やっぱりプラボールになり、少しずつですが、用具が変わりつつあります。中国選手もよりパワフルな用具になっています。

用具云々よりもプレーがすごすぎて、他国が全然追いつけない。

前回よりももっと他国は差を付けられている、そんな気がします。でも悲観してはいけません。それだけ彼らは努力をしたということです。

今まで見たことがない卓球に出合えて幸せな10日間でした。

横浜よりも、パリよりも、東京よりも、

どの大会よりもレベルが高い大会だったと思います

 

閉会式後、韓国のカメラマン・アンソンホさん(中央)と!

 

技術レベルは雲の上ですが、そんな彼らも用具を変えているという事実は受け止めて、、、、本日はひとつだけ用具情報を。

単準優勝、複優勝の劉詩雯。

大会前は、バックを中国粘着に変えたと異例の用具変更情報が流れました。

今まではフォアに中国粘着、バックにテナジーが中国選手のパターンでしたが、選手によって微妙に変わってきているようです。

どれどれっと確認すると・・・・

こ、これは中国粘着ではない。でも粘着!

スピンアート

お、重すぎる!なんでこんなの振り回せるのだ・・・

 

恐るべしパワーだ。