中国は海外勢をどう見てる?男子団体編

日本男子準決勝が始まる前に・・・・

最後の男子団体編をお届けします。

中国記者から見た海外勢の戦力

何度も言いますが、私の評価ではなく、中国の雑誌からです。

 

ドイツ 脅威度★★★★★

ロンドンからの4年間、世界の男子の卓球界にはわずかな変化はあるが、ドイツが最大の脅威であることは変わりない。

ボルはすでにドイツの2番手になったが、プレーの上では改善された部分もある。以前のボルはプレーの調子が悪いとガタガタ崩れて簡単に負けることがあったが、この2年くらいはその悪癖がほとんど出なくなった。ボルの技術は威力もあるしテクニックもある。前陣でのテクニックも良いし、試合での経験も豊富だ。彼がひとたび牙をむけば、中国チームとしては危険な相手だ。

オフチャロフはもともと中国にとっては危険な存在だ。彼のボールは回転量が非常に多いし、バックハンドのレベルも突出している。ただ、フォアのスイングが非常に大きいので、中国選手との対戦では連続攻撃の速さでかなわなかった。

しかし、プラスチックボールになって球速が落ち、逆にオフチャロフのフォアハンドは怖さを増している。技術面の弱点をプラボールがカバーした形だ。対中国選手、特に対張継科は、ボールの質がオフチャロフは増し、張継科は下がるようになったことで、張継科は以前のように優位を保てなくなっている。

3番手のシュテガーはチームの弱点。中国チームはボルとオフチャロフを十分に警戒しながら、必勝を信じて戦うことだ。全体の実力からすれば、やはり中国のほうが上なのだから。

 

シュテガーをバッサリと弱点!のひと言で片付けるあたり恐ろしい。

韓国 脅威度★★★★

韓国チームのビッグゲームでのファイティングスピリットは、中国チームもすでにオリンピックにおいて何度も味わっている。88年ソウル五輪の男子シングルス決勝は韓国選手同士の対戦だったし、04年アテネ五輪では、王皓がそれまで負けたことのなかった柳承敏に敗れた。世界選手権では長くタイトルを獲っていないのに、オリンピックでは2回も金メダルを手にしている。今回も韓国はふたりのシェークドライブの若手を起用し、団体戦での大物食いを狙っている。

韓国のふたりの若手、鄭栄植と李尚洙は、中国チームにとって怖いテクニックは何も持っていないが、怖いのは彼らが試合で見せる「不合理」なプレーだ。

ふたりを支えるベテラン朱世爀は、ここ数年中国スーパーリーグでプレーしていて、中国選手に対する理解が深い。すでにベテランだが、打法も多彩で警戒すべき相手だ。


これは「あいつら五輪だけなぜか強いんだよ。しかも不合理でめちゃくちゃなプレーでかき回してくるんだよ」と言っているよう。

一発当たれば怖い。それを押さえ込め!ということか。

 

日本 脅威度★★★

日本チームの3人は実力が接近し、3人がバランス良く勝っていくスタイル。韓国チームのような攻撃力はないが、非常に手強いチームだ。

水谷は日本チームのベテランで、プレーは安定している。特に対ヨーロッパは非常に安定している。現在の世界ランキングでは中国とオフチャロフを除けば一番高い。

丹羽孝希は非常に特徴のあるプレーをする。技術力全体を見ると弱い部分もあるが、ボールセンスもあるし、試合での戦い方は非常にシンプルだが非常に効果的である。丹羽と戦うときは彼の弱点をしっかりついて、やりたいプレーをさせないことだ。雑伎団のようなカットショートなどをさせないようにする。

三番手の吉村真晴はダブルスでのプレーが非常に良い。しかしシングルスでは明らかな弱点もあり、中国のトップ選手に比べるとまだ差は大きい。しかしコートの上ではファイトがあり、頑張る選手なので、我々中国選手も全力でプレーする必要がある。

 

丹羽のプレーを雑伎団という表現にしているのがなかなか。でも馬龍も使うじゃないか・・・。

他にも★2つにチャイニーズタイペイとポルトガルが登場。

男子のほうもなかなか辛口。

結局、中国が優勝することは信じて疑ってはいないようです。

さあ、これから日本対ドイツ!

頑張れ、日本!決勝へ行って、中国に一泡吹かせてやれ!

中国は海外勢をどう見てる?男子団体編” への 13 件のコメント

  1. バック面のラバーを検討中です。
    現在はオメガ5ツアーDFを使用しています。

    自分は、バックはあまり振ってはいかず、ツッツキ、ストップ、ブロック、チキータで9割という感じです。
    ツアーDFは引っかかりは良いのですが軟らかく感じられ、特にツッツキに切れが出ません。
    その点、オメガ5プロは好感触なのですが、次は硬すぎてブロックやレシーブの際にシビアで自分では扱いこなせていないという感覚です。

    スポンジを硬くするとコントロールのシビアさが出てしまうので、スポンジはミドル硬度でシートが硬く、上記の技術がやりやすいラバーを探しています。
    個人的には、最近出たエボリューションEL-SやラクザXソフトなどを考えています。

    突然の質問ではありますが、よろしくお願いいたします。

  2. いつも楽しく拝見させてもらっています。
    1つ質問があります。非常に初歩的な質問で申し訳ないのですが、『自分に合った硬度』というのは、どのように判断すれば良いのでしょうか?自分は、用具に関する知識がほとんど無いもので…
    ゆうさん以外の方でも答えて頂けると幸いです。

  3. 卓球グッズのフレイタスALCが当たったのですが発送はいつされますかね暇なときにでも教えてください

  4. リオの取材お疲れさまです。質問があります。今、スワットのフォア面にファスタークg-1を貼っているのですが、ストップが長くなったり、ドライブをかけようとするとオーバーミスしてしまいます。そこで、ファスタークg-1もこがきくラバーを教えてください。

      1. すみません、変換ミスです。本当は、ファスタークg-1よりもコントロールがきくラバーと書いたつもりでした。

        1. 同硬度であれば、もう少し弾みを落としたラバーが良いでしょう。
          シートが硬くなるのは怖いので、GFT48で。ただ、弾道がやや上向きになります。
          GFプロだと硬くなりすぎると思います。

  5. ブログ毎回楽しんで読んでいます。
    質問なんですが、インテンシティnctに似ているキョウヒョウ系ラケットってなんでしょうか

  6. いつもブログ楽しく拝見させていただいてます!
    今回の大会で中国の水谷選手への認識が変わったと思います!
    本当に感動しました!
    申し訳ないですが質問お願いします。
    エボリューションel_sとエボリューションmx_pでは軽打時どちらが弾むでしょうか?
    オリンピック特集楽しみにしてます!よろしくお願いします。

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