月別アーカイブ: 8月 2016

中国は海外勢をどう見てる?男子シングルス編

今月号の中国の雑誌ピンポン世界にリオ五輪の予想ページがありました。

誰が勝つか、ではなく、対中国で見た時の戦力図みたいなものです。大会が終わってからでは面白くないので、少し紹介。

まずは男子シングルス

 

最も脅威に上げたのは

オフチャロフ 脅威度★★★★★

バックハンドがうまく、パワーも強い。以前は張継科と対戦した時、バック対バックは互角で、フォアはオフチャロフのほうが遅かった。しかし、今はフォアも強くなっており、試合での自信もついてきている。中国選手と対戦する時に最大に燃え、別人のような強さになる。

 

サムソノフ 脅威度★★★★

攻守のバランスが良く、穴がない。ロンドン五輪では張継科とフルゲームをやり、あと少しで惜敗。今回も注意すべき相手。

おーー、ピンポン世界すごいな。2番手にサムソノフなんて、当てたじゃないか!

 

ボル 脅威度★★★★

少し休憩に入っていたが、対中国は熟練の経験を持っている。15年世界選手権でもベスト8に入り、実力は落ちていない。

 

と★5つと★4つにヨーロッパ勢を上げていました。

 

その他、★3つには

荘智淵、フレイタス、黃鎮廷、そして水谷隼。

対中国の戦績、実力からの戦力分析なので、水谷が3つなのはしかたない。でも今回のリオで、★が1つプラスされることはまちがいないでしょう。

水谷くんの評は

センスが非常に良くて、安定感があり、中国選手とやって勝つことは少ないが、ヨーロッパ選手には非常に強く、高い勝率を誇る。

彼の最大の特徴は粘り強さ。中高陣でのロビングでの粘りがすごいので、フォアのスマッシュが打てない選手は水谷に対して厳しいだろう。中国選手が彼とやるときは焦らず、かと言って、弱気にならずに水谷に「いける」と自信を与えないことが大事だ。

プラスチックボールになって球のスピードが落ちたことは彼にとってはプラスになるだろう。

 

ちなみに★2つには丹羽とフェガール

丹羽くんの評は

ボールタッチ、卓球の感覚は余りあるほど良い。しかし、彼の最大の弱点は決定力不足。そして技術と戦術がマッチしないと途端に崩れる。そこは超一流選手とまだ差がある。

と中国雑誌の評。厳しい評価です。

 

読んでみると、なかなか面白い。中国記者が他国をどう見ているのか、分析しているのか。楽しいです。

 

 

やる気と刺激とインターハイ

連日連夜、五輪の盛り上がり方が半端じゃありません。

早起きしてテレビ見て、出勤してインターハイ報道ページを作り、夜遅く帰ってテレビ見て、また早起き。

見事にルーティーン化されています。

 

五輪は最高ですね。見ているだけでカロリーを消費します。シングルスが終わり、見事に水谷くんが歴史を変えてくれました。素晴らしい!

インターハイの40Pもかなりのねじ込みでしたが、リオ五輪もシングルスの部分だけは今月発売号に無理矢理ねじ込みます。表紙もリオ五輪。

楽しみにしていてください。

インターハイの用具の話、五輪の用具の話は後日。

水谷君のメダル獲得により、五輪別冊が決定しましたので、忙しくなりそうです(うれしい悲鳴ですよ)

 

インターハイは男子ベスト8が全員バタフライのラケット・・・ラバーもひとり以外全員テナジーという圧倒的なシェアでした。ALCが4本、ZLCが4本。互角!

細かくは今月発売号をご覧ください。

 

久しぶりのブログはインターハイの雑感ページにも載らない小雑感を。

 

インターハイ中、夜な夜なお出かけをしておりました。

初日はラーメン屋へ

外で偶然会った石田大輔さんとともに。。。

 

2日目からはまた夜遊びへ・・・遊びと言っても

卓球

朝から晩までインターハイの取材を12時間

歩き疲れて棒になっている足をフットワークの荒療治でほぐすという、画期的な医療行為を自身の身を削って試す。

夜の9時から・・・ですが。

 

しかもこの卓球場、、個人の持ち物っていうからスゴイ

自分の病院の敷地内に建設。冷暖房完備、赤マット、ボール使いたい放題、それを無料で開放し、夜中でも卓球ができる。

なんというユートピアだ

作ったのは、森谷外科医院の理事長であり、医科学博士の森谷行利さん。

大の卓球好きで、卓球場内にはサインがたくさん。

森谷先生、ありがとうございました。

 

そして次の日の夜

再び参上!!!!

しかも夜10時から。

2日間で13試合もやってしまった。

相手は

全日本マスターズ40代2連覇(2009・2010年)の枝廣一志さん。

(写真は去年の全日本マスターズ。40代で準優勝)

とんでもねぇ!!!

 

岡山に来る前から共通の知人をかいして連絡をいただき、「ラケット持ってきてねー」と。

初対面ですが、

深夜卓球 → 深夜飯 → 昼間インターハイ会場(娘さんが広島代表で出場) → 飯 → 深夜卓球 (しかも全部枝廣さんの運転で送迎)

という濃密な2日間を過ごさせていただきました。

卓球は10試合して、2ゲームしか取れませんでした。強すぎ、センスありすぎ!

笑顔のない記念撮影(笑)

 

大会の最終日は岡山駅までお見送りに来て、お土産までいただきました。

ありがとうございます。・・・しかしなんだかここまで親切にされると逆に怖い・・・。

いや、人の善意を疑うのは良くない。

でも初対面の人にここまでできる枝廣さんがすごい。ぼくにはできないでしょう。

 

また、今回のことは自分の卓球にも影響がありました。

正直、インターハイの前日に出場した東卓リーグがあまりにひどくて、卓球を辞めようと思っていました。自分のプレーのふがいなさはもちろん、自分とは関係ないところにもイライラしてしまった。相手のサービス(全く見えない&見せる気もない)にもイライラして、立場上怒れない自分にもイライラして。

卓球の試合に出るのを辞めて、用具試打&観る専門になろうと思っていましたが、

この2日間での格上とのみっちり練習&試合でまたやる気が少しだけ出てきました。

プレーしないとわからないこともあるはず。

正直、卓球をうまくなる必要はありませんが、記事を書くうえで少しでもプラスになるようなのであれば、プレーを続けていこうと思いました。

日常とは違った刺激を与えてくれた枝廣さんに感謝致します。

 

さて、今月号のラストスパート、頑張ります。

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