月別アーカイブ: 9月 2016

輝龍試打

秋の新製品の中でもひと際注目を浴びている(ような気がする)

粘着ラバーの輝龍をいち早く試打してみました。

さわりのレビューです

 

輝龍

 

正直、期待大のラバーです。

扱えなかったとはいえ、翔龍も良いラバーでしたから、第二弾は期待しますよね。

 

今回のコンセプトは

翔龍のグリップ力とスピン性能はそのままに高い反発力と軽量化を実現!

らしい

そんな良いことずくめある??と思いますが、とりあえず打ってみないとわかりません。

 

まだサンプルが厚しかないらしいですが、どれどれ

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ルックスは格好良いです

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シートはテカテカしています。

いわゆる、「○日経つと弾みが良くなる」と表現されるよう貼ってすぐに使えないラバーではなく、最初からエンジン全開の中国ラバー

前から思っていたけど、何日か経たないと弾まないラバーの需要ってなんだろう・・・。試合の前日にぶつけたら終わり、弾まない期間の練習は意味なし、弾む頃にはラバーを交換したいほど劣化しているかもしれない。

 

では次はスポンジ

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濃い青

中国系のブルースポンジの色

使う人のテンションだけはあげてくれます。ちなみに赤ラバーはスポンジも赤です。こちらはテナジーっぽい色。

 

軽量になっているということで、スポンジの厚さは「厚」ですが、一応、ヴェガヨーロッパの特厚と重量を比べたら、

輝龍のほうが3g軽かった・・・。もし輝龍がMAXの厚さでもヴェガヨーロッパと遜色ない重量だと思われる

この軽さは魅力です!

 

輝龍はスポンジ硬度50度。

52度の翔龍よりもやや軟らかめになっています。乱打で確かめても、明らかに翔龍よりも軟らかい。そしてボールの飛びを感じました。

 

ラケットは3種類を使用。全部フォア面に貼る

キョウヒョウ皓3 (裏面テナジー05)

アルバ(裏面テナジー05)

馬林カーボン(裏面ヴェガアジアDF)

 

一通りの技術を試してみました。


攻撃技術

軽ドライブ ★★

やや軽い。軽打がズドンとブーストするようなラバーではないが、ナックル系で飛ぶので相手のブロックミスがある。くせ球にはなる。嫌らしい。

強ドライブ ★★★★

粘着らしいホップするボールが出る。しかも飛距離が出るので、中陣からの打ち合いも十分に可能。強くループさせたらオーバーした。かなり飛距離は伸びてる

スマッシュ ★★

中国ラバーっぽく「ビタン」という音で入る。飛ばないのでコントロールできるが、スピードは遅い。カウンタースマッシュも容易だが遅い。

カウンタードライブ ★★★★

ドライブに対して、落ちないどころかオーバーするほど引っかかる。これは自分の技術不足によってミスになっているが、かけ返すことに関しては相当にレベルが高い。ただし、しっかり振れないとポトンと落ちる。カウンターに関しては上級者向き


守備技術

ツッツキ ★★★

自分から切ろうとすれば切れる。翔龍のほうがキュっと切れる感覚があった。ただ乗せて、角度だけでツッツキをするとかなりナックルになってしまう。しかし弾道は低くわかりづらいので、相手がツッツキミス、ドライブのオーバーミスが多い。ツッツキ上級者なら相当に扱えそう

ストップ ★★★

これも当てただけのストップでは切れない。切るには相当な感覚が必要。軟らかいので初級者が使うとやや浮いてしまう。しかし、テンション系に比べるとコントロールは相当良いほう

ショート ★★

恐ろしいほど弾まない。このラバーはミート系で打ち抜こうとは思わないほうがよい。プッシュ型には厳しいが、変化ショートを使うならかなり良いだろう。カットショート、サイドスピンショート、ドライブショート。回転を駆使したショートであれば変化は大きい。特にサイドスピンショートはビビるくらい回転がかかる。小さいパワーでは飛ばないので思い切り回転をかけることが可能

ブロック ★★

難しい。フォアもバックもコントロールがかなり難しい。ただ、入ってしまえばナックルで飛んでいくので、相手も相当に連打は難しそう。ブロックで粘ろうと思わず、1本ブロックしたら、攻め返していかないと厳しい


とザッとです。

 

基本的には翔龍を軽くして、飛びを上げて、もう少し扱いやすさを向上させたラバーです。

なかなか良さそうです。さらに天極+グルーのラバーに近づいたかなと。

ただし、やはり進化しても粘着は粘着。

粘着特有の打ち方をしたほうが性能が発揮されます。面を開いて、擦り弾いていったほうがえぐいボールが出ます。

そして軽打よりも強打じゃないと良さが出ない。これも粘着特有の性質。

扱いやすいといっても、守備的な人やオールラウンドタイプにはあまりむかない。

攻撃的にガンガン攻める人じゃないと難しそうです。

ただし、飛距離はどの粘着よりも出ます。

厚でそう思ったんだから特厚ならもっと感じそう。中陣からオーバーする粘着は久々だ!

テンションラバーのような軽打でもボールが飛んでくれるようなラバーではありません。サボりたい人は相変わらずテンション系でいきましょう。

思い切りえぐいボールで攻めたい人は挑戦してみてはいかがでしょうか?

10月発売です。中旬くらいかな。

秋の新製品間近

そろそろ皆さん、飽きてきたと思います。

いつまで五輪なんだよと。秋商品に移りたいですね。

ざっと見る限り・・表ソフト多いわぁ。どのメーカーもここぞとばかり表ソフト。スピンピップスブルー/レッドが来年に延期になったので他メーカーはチャンス!?

 

でもまだ試打が間に合っていないので、五輪用具へ

 

ピクチャ 1

ポルトガルのフ・ユ

ラケットはキョウヒョウ王2

フォアがキョウヒョウ。バックは使わないので、表ソフト。802に見えるかな。

 

ピクチャ 2

と、思ったら・・・・裏面ブロック使ってた。

前は裏裏だったから、この変化のために表に変えたのか。

 

ピクチャ 3

フランスのリー・シュエ

ハッドロウシールドにテナジー、バックはカールP-1

 

ピクチャ 4

スウェーデンのリー・フェン

ラケットは王楠に両面テナジー

なんか、帰化選手ばかりだな。

 

ピクチャ 5

北朝鮮のリ・ミョンスン

ラケット、ラバーは変わっていませんね。

以前、アジア選手権で用具を見せてもらいました。

北朝鮮の選手は他国の人と会話は許されていないようで、今思うと、とんでもない突撃をしたものです。海外でひとりだと、なんだか色々行けちゃうんですよね。この時、口添えしてくれたキム・ソンイが銅メダルを獲るとは思わなかった。

 

記事はこちら「ミニ用具のこだわり」

 

ピクチャ 6

本日ラストは怪獣・アルナ

何で入るの!?と思われるようなフォアスイングでバカみたいなボールを打つ

あのボルが、カウンターできないほどのボール。のけぞるような体勢で打つけど、ボールがバビューンと入る。台についてから伸びるって言うより、ホップする。

けど良く見るとわかります

 

ピクチャ 7

インパクトした時はしっかり体勢を作ってますが、、、

この後

ピクチャ 8

打ってからの体勢がのけぞるようになる。

打球後にどんな格好をしようが、ボールに影響はまったくありませんので、関係ないのでしょうね。

よく、「ボールを打ってからラケット面をふせることで、沈むボールになる」とか言ったりしますが、これは打球イメージの問題であり、ボールに影響は全くありませんよ。

むしろ、一旦ラケットを離れて飛び出したボールに対して、その後のアクションでどうやったらボールが変化させられるんだ。そんなのは魔法だ。

打球イメージでそういう表現を使う人もいますが、本当ならばオカルトです。

イメージを持つことは大事ですが、本当に大事なのはインパクトの一瞬なのです。

 

アルナの用具忘れてた。

ラケットはアルナOFFで、両面リズムPです。

馬力があれば使ってみたい組み合わせです。

 

ようやく夏休み

今月号がようやく終わりを迎え、

さて、夏休みをとろう!

 

お待たせしました、夏休みがやってきました。

ちょうどようやくリオ五輪用具は初日が終わりそうです。

ピクチャ 1

爆発力があるトキッチ

両面のエボリューション、そしてストラタスサムソノフカーボン

 

ピクチャ 2

ターニャこと、ビレンコ(ウクライナ)

ディフェンス2にテナジー、フェイントロング3

 

ピクチャ 1

続いて、ヨーロッパ女王のサマラ(ルーマニア)

両面ともテナジー、そしてラケットはコルベルSK7

発売当初はコルベルとSK7のいいとこ取り?という噂が流れ、並行輸入物がバンバンネットで流れていましたが、、

日本発売になったら、「実はSK7と同じ。グリップがヨーロッパテイストになったバージョン」とわかって、すっころんだ人も多いでしょう。

人の情報は鵜呑みにしてはいけません。もちろんこのブログもです。

自分で調べ、ラケットを見て、打って、始めて情報なのです。

 

ピクチャ 4

独特のサービスを出すシャオ・ジエニィ(ポルトガル)

キョウヒョウと、、、バックわからない。

ラケットはアデリー

 

ピクチャ 5強いけど、ランキングは低いので初日に登場

北朝鮮のキム・ソンイ

 

ラケットはディフェンスプロ

ラバーはフォアはテナジー、バックはフェイントソフトです

 

ピクチャ 6

最後はエクホルム

用具じゃなくてウェアに注目

今回、スウェーデンのウェアは日本でもお馴染みのH&M

生地はやや重たそうですが、

テニスのユニクロみたいに、アパレルメーカーが卓球にどんどん参入してきてくれるともっと華やかになるのになーと。

早く涼しくなれ!

久々にクーラーのない体育館で練習をしたら、汗がとまりません。

体調崩すのもいかんので、気温が下がるのをじっと我慢します。

でも個人的事情により11月くらいまでは卓球は封印です。

プレーよりも仕事のほうで頑張ります。

 

 

リオ五輪の続き

ピクチャ 1
全く回り込まないフェン・イジュン(アメリカ)
これほどペンドラらしからぬペンドラがいたものか。。。
ローズウッドにキョウヒョウ/テナジーと王道だが、悲しくなるくらい回り込まない。

ピクチャ 2

チェコのプロコプツォフ

ティモボルZLCに両面テナジー

アウターのZLCもやや多い。

 

ピクチャ 3

キューバのカンポス

13年パリ大会予選リーグで大人気だった彼も五輪に初出場

ラケットがシュラガー、フォアがテナジー、バックがキャリブラLT

このご時世にシュラガーに変更とは、時代の逆へ行く男

プラボールになってからパワーをさらにブーストか。

 

ピクチャ 4

カナダのぽっちゃり王子ことユージン・ワン

センスの塊です

張継科ALCにキョウヒョウ/テナジー

アウターALCはインターハイでも大人気

 

ピクチャ 5

インドの英雄・アチャンタ

TPEファイトを使用。

右腕にはリストバンド、左腕には腕時計、そしてヘッドバンド

 

ピクチャ 6

ウェアも切り替え部分が白地の柄入りで、オシャレ!

中国チームが来ているのでリニンは赤のイメージが強かったですが、

黒ウェアも良いですね!!

 

ピクチャ 7

期待の若手・ディヤス

ラケット不明・見た目はオフチャロフセンゾーV2だけどレンズがないので特注仕様かも

ラバーは両面ともブルーファイア

 

ピクチャ 1

しょっちゅう変えたがりのクリサン(ルーマニア)

今回のラケットは劉詩雯

 

ピクチャ 2

イギリスのドリンコール

自身の名前を冠したドリンコール パワースピン カーボンを使用(日本未発売)

ピクチャ 3

ティバージャパン次第ですが、恐らく売らないでしょうね。

ラバーは両面ともエボリューション

 

ピクチャ 4

本日ラストはスロバキアのワン・ヤン

男子ではほとんどいない表ソフトのカットマン

あ、今は村松君も表ソフトに戻ったか。。。

 

ラケットは朱世爀、ラバーはテナジー

そしてバックの表ソフトはスピンピップス

そろそろ別の話題に行きたいところだが、リオ五輪用具が全然終わる気がしない。

一度、秋の新製品の先取り情報をいれてもいいかも・・・。みんなが気になるのは何でしょうね。

輝龍? ドナックル? 和の極ー煉? それとも・・・??

五輪別冊発売!

五輪別冊が発売されました。

皆様、チェックお願いします。4年に1度のことなので、もし良ければ手にとってください。

BZ092-2

クリックすれば購入画面へ飛びます

こちらからでも

 

って、いつの間にかブログがスマホ対応していました。

世間は卓球、特に男子が連日連夜のテレビ出演で大フィーバーしております。

このブログでは相変わらずニッチな用具で攻めたいと思います。

 

ピクチャ 1

ナイジェリアのエデム

ビッグです。ラケットもビッグなカーボオーバーサイズ

フォアがテナジー、バックがキャリブラ。中東・南米のキャリブラ率は高い。

なぜかというと、スティガが強いからですね。そして上回転の叩き合い、打ち合い、飛距離勝負になるとエアロックよりもキャリブラのほうが強い。

 

ピクチャ 2

キューバのペレイラ

あれ?以前と全然違う。

前は

ピクチャ 3

こんな感じだったのに(2013年パリ大会時)

こちらもフォアはテナジーでバックはキャリブラ

ラケットはカーボネード145

 

ピクチャ 4

すっかりジョーカー的な選手になっているパッタンチュース

ハンガリーです。

2019年世界選手権はハンガリーのブダペストで開催されますので、地元の星なのですが、そのころには彼は40歳。

しかしハンガリーでの開催は69年ぶりですから、きっとこれから強化される・・・のかな。

カットマンなら誰もが気になるパッタンチュースの用具ですが、ここは詳しく行きましょう。

ラケットはKVU(ST)

フォアのラバーはテナジー80 バックはフェイントロング2です

ピクチャ 5

攻撃する時のグリップ、激浅です!

ピクチャ 7

ん?カット時もまあまあ浅いか

 

そして

ピクチャ 6

粒高でもしっかり真ん中にしか当たってない

さすがの技術力

 

本日のラストは

ピクチャ 8

54歳の鉄人オリンピアン・何志文

ずっと使っていたボロボロのラケットを今大会で新調したようです

ピクチャ 9

 

ん?わからない??画質が悪い

こんなもの、最新技術を使えば・・・・(ウソですが)

DSC_5695

 

ほれこのとおり!

クリッパーCRにスピンピップス

というわけで今回はここまでにします。

 

書いている人にしかわかりませんが、ブログの書き込み画面、写真アップなど、非常に快適になりました。

今後はもっとサクサク上げられそう!