月別アーカイブ: 9月 2018

大盛況試打会

日曜日に久々に試合に出て、足を使えない棒にしました。

そして昨日は

 

 

このイベントに参加です。

チラシに「来るよ」と書いてあるので、朝イチからスタッフとして参加。

ヤサカ、アンドロ、ティバーなど、スタッフさんがいない台を担当しました。

(ティバーは三英さんが来てましたが、用具の説明は自分が担当)

 

朝10時からのイベントが始まったとたんに

 

 

 

 

人だらけや!!!

各コート1台につき、1メーカーの用具があり、自由に試打できます

 

 

各社用具リストはこんな感じです。

ドニックはラバーが空欄ですが、ブルーストームだったり、ブルーファイアだったり、アクーダブルーだったり、主力ラバーをチョイスしてました。

リストにはない用具も少しありましたが、概ねこのような用具が一挙に打てるイベントです。

 

用具好きがたくさん集まってましたね。最後のほうは単なる練習になってましたが、参加無料だし、アンケートに応えた人はクジが引けて、景品も当たるという満足度が高いイベントでした。

 

ぼくも時間をみつけて、いろいろ用具を打ってみましたが、3つ良いもの見つけました!

 

まずは、高評価が当たり前の用具が1点

インナーフォースレイヤーALCに両面ロゼナ

バタフライで一番売れているラケットに、めちゃくちゃ売れているロゼナを貼り合わせた間違いない用具。

うわ、卓球が楽だー。と思わず関心してしまうほど、エネルギーロスの少なさ、方向安定性、弧線の美しさがあります。ドライブかけても叩いても、何でも入る。

ただ、ボールが揃いすぎてしまうので、汚いボールで勝っている選手には少々優等生の良い子ちゃんに感じてしまうかも。

あー、たまらん。これに変えたいぜと頷いてしまった組み合わせです。

 

次は展示会で打っていて「これは素晴らしい」と感じた用具を再認識

アゼリアオーランドとアゼリアオフェンシブの2本

 

5枚合板好きはたまらん用具。

ノスタルジックオールラウンドとやや似てますが、ノスタルジックは上板が硬いタイプで、アゼリアは中が硬いタイプ。

ノスタルは初速が遅くて、ボーンと出る弧線が特徴的ですが、アゼリアは初速が少し早くて、前に飛んでくれる特徴があります。

中でもアゼリアオフェンシブ、これはすごいバランスです。

女性用の艶っぽいデザインですが、あえて男が使うのもなかなか良いね!

 

ラストはノーマークの用具

 

W-7

アカディのラケットです

こ、これは、、、追加で試打しないと落ち着かないレベル

しかも中ペンも出るらしい。。。

続報をお待ちください

 

 

それにしても試打会は大盛況でした。

次は、、、来年春くらいですかね。それとも秋の新製品が揃った時にやるのかな。

ブルーストームZ1ターボを打つ

前々回のブルーストームZ2に続き、Z1ターボも打ってみた。

昼休みに15分ほど試打した程度の軽い感想だと思ってください。

 

 

 

トップシートはZ1と同じもの

それに50度のスポンジを合わせている。

 

トップシート自体が薄くてスピード重視になっているが、

その部類の中では粒が太くて回転系らしい。なんともややこしい。

 

スピード重視のアウターラケットだけど、球持ちもあるよ!的なラバーだろう。

 

第一印象はかなり弾む!

50度だから当たり前なのかもしれんが、弾みがすごい。

やや直線的に飛び、引き合いで何度オーバーミスしたことか。

これは、どこでプレーする選手向きなんだ?と思ったくらい。

 

不思議なのが打球感。

50度といったら硬いはずだ。でも打球感は硬くない。

薄いトップシートの影響か、ガチガチ感はほとんどなく、軟らかく感じる。

だが、そこには落とし穴がある。

柔らかいのは打球感だけであって、性能は硬いラバーなのだ。

トップシートの食い込みを感じながらも、スポンジに食い込ませることが容易ではない。

打球感は柔らかいのに、パワーが伝わらなかった時の飛ばなさ加減、落ち加減は、硬いラバーそのまま。

「柔らかい仮面をかぶって、使いやすく擬態させながら、実際は硬いやつ」

テナジー64みたいなやつだ。

 

フォア打ちでは軟らかく感じるのに、インパクトの強さをあげていくほど、硬さを感じる稀有なラバーです。

それだけスポンジが頑張ってます。スポンジの詰まってる感が体感できます

 

さて、性能をざっくり

弾み ★★★★★

スピード ★★★★☆

スピン ★★★☆☆

コントロール ★★★☆☆

 

かなり優秀です。

 

硬さを活かしたレシーブもやりやすい。

相手のサービスの影響を緩和させて回転無視の台上のフリック、ツッツキ。硬いゆえの勝手に短くなるストップ

 

一方、攻撃はスイング次第で結構変わります。

ループドライブではしっかり回転がかかり、弧線を作れる。

回転をしっかりかけた時はスイングの方向に素直に順応するようで、意外にループドライブいいね!と感じた。

 

 

スピードドライブは前に振るとかなり特徴が出ます。

高い打球点でとらえて前に振り切ると、かなり弾道が鋭くなり、なおかつ台についてから弾まずに沈む。

この沈みはありがたい。相手はカウンターを合わせづらいし、一発で決まりやすい。強く打つゆえに直線的になるようで、だから下がって強く打った時に、直線的にいってオーバーするのか。

なるほど。インパクト、スイングの違いで、ボールの弾道・伸び・沈みが操作できる。打法をいろいろ持った器用な人なら7色ドライブだな。

 

強く打つと直線的になるので、ミートはなかなか感じが良い。

硬いので押されないし、スピードも出る。ソフトに当てると硬いから飛ばないので、ブロックもまあまあ(飛距離調節は難しい)。

 

技術的にはカウンターがクセがあるので、性格を把握しないと厳しい。

前陣でとっさに打つ前腕カウンターは回転かけようとして、上に振ると良くない。

スポンジが反発せず、シートの力だけだと弱いので、意外と飛ばずに入らない。

そのため、ミートを強くしてややぶつけるように前に振ってカウンターしたほうが良い。

回転かけて弧線作ってネットを超えないと!と意識すると逆に入らないのだ。

ぶつけながら前に振って、ラケット・ラバーに食い込ませてカウンターしないといけないようだ。このカウンターが生命線であり、沈んでおもしろい。

だからこそ、前陣向け。前陣で特徴を出すラバーだけど、下がってもできるぜ!というラバーでした。

 

硬いけどね。

あ、でも中国ラバーつかうならこっちのほうがいいかな。

弾みあるし、クセは中国ラバーに比べて強くないし、回転かけやすいし、ボール沈むし。

ウニになるんだよ!

「これいいんすよ!」

 

 

と言われたのがこのリーンフォースSI

「いや、デュラングルスーパーインナーでしょ!」と返すと

「グリップが変わったことで飛ぶようになったんですよ。ホントに違うラケットです。契約選手の中ではSIにラクザを貼るとテナジーになるって言ってましたよ」

 

「そんなアホな!」

 

・・・・まじ?

 

というわけで装着!

 

比較対象に

もう片面にはテナジー

 

ほーー、うん、へーー

 

結論:テナジーちゃうやん!!!

 

 

確かに昔のデュラングルスーパーインナーよりは弾む感じがありますね。

デュラングルスーパーインナー自体が相当弾まない印象だったんで、まあまあ弾みます。

ラクザXと合わせた時に、お!良い!

スピードそこそこ、コントロール良い良い、回転量結構良い!

ラクザX独特のピリつくような硬さは少し感じますが、それでも緩和させたほう。

 

さて、テナジー側で打つと、

飛距離アップ、スピードアップ、ボール生き生き!

硬さ感じないのにこんなに飛ぶのか!とテナジーの良さを再認識するとともに、リーンフォースSIがテナジーの受け皿にちょうど良いラケット認識。

 

ラクザXと合わせても、ボールを持つし、弾道は鋭いし、攻撃的。

ラクザXは47.5度のラバーの中でも硬い部類なので、ラケット選びが難航する。

硬いカーボンだときついので、結局みんな馬林エキストラスペシャルにするんですが、リーンフォースSIも候補ですね。

ある契約選手も「リーンフォースACに合わせたら、スピードは出て良いんですが、ボールがすごく軽くなっちゃって・・・。SIにしたら、球質がかなり向上したんですよ。スピードもそこまで落ちないし、むしろ打った時に点数になります」と言ってました。

 

凶暴なラバーを活かし、良い受け皿になるので、万能ラケットとして覚えておいて良いと思います。特段にオススメはしませんが・・・。

 

プリンに醤油をかけてウニになる的な

裏技はありませんでした。

これにラクザを貼ってもテナジーには当然なりません。検証しておいてよかった。危うく、誰かに無責任なことを言いふらすところだった・・・。

ブルーストームZ2はバランス+α

昨日、何かレビューを書こうと思って、手にとった用具の良いとこをを見つけられなくて挫折しました。

リベンジと思い、次に手にとったラバーは

 

ブルーストームZ2

食指が動けばよいが・・・どうだろう。

 

 

このラバーは2018年の別冊卓球グッズで森本耕平くん、安藤みなみちゃんの2人から高評価をもらったラバー

テーマはミートがしやすい裏ソフト!というものでしたが、ふたりは単純にミートのしやすさだけじゃなくて、ドライブも考慮に入れていました。

ミートだけで戦う選手はいないから、そりゃそうですよね。

 

 

まずブルーストームはとてもややこしいことを紹介しておきます

前作のブルーファイアの場合

スポンジ硬度

50度 M1ターボ

47.5度 M1 JP01 JP01ターボ

45度 M2 JP02

40度 M3 JP03 ビッグスラム

 

で分けられていました

 

ここにブルーストームをプラスすると

50度 M1ターボ Z1ターボ

47.5度 M1 JP01 JP01ターボ Z1 Z2

45度 M2 JP02

42.5度 Z3

40度 M3 JP03 ビッグスラム

 

と入ってきます。

全く統一性がないので、覚えるのに苦労します。

ましてや今回、Z1とZ2のスポンジ硬度が同じです。

今まで曖昧ですが数字が柔らかさの基準になっていたのに、それすら無視です。

 

ついでにアクーダブルーPもいれていますか。

50度 M1ターボ Z1ターボ P1

47.5度 M1 JP01 JP01ターボ Z1 Z2 P1ターボ

45度 M2 JP02 P2

42.5度 Z3

40度 M3 JP03 ビッグスラム P3

 

とんでもないことになります。アクーダに至っては、P1ターボのほうが柔らかいという罠

いい加減にしてほしいと伝えたら「ドイツが決めたんで・・・」と。

 

余談は置いておいて、打ってみました。

 

 

今流行のトップシート薄い系なのですが、

オメガ7、ラザンター、アウラスプライム・セレクトに比べてると、一番回転量がある。

 

スピードと弾みはオメガには勝てないが、

直線的な弾道に感じやすいシート薄い系の中では、弧線が強く出る。

今までもそうだが、ドニックのラバーは日本人の好みに合う気がする。

本社の担当者の感覚が日本寄りなのか(ドニックの場合、フェッツナー)、実に日本人好みだ。

本誌のいろいろな企画で試打した時もブルーファイアやブルーストームの評価は高い。

 

ドライブの打やすさ ★★★★☆

ドライブの回転量 ★★★☆☆

ミートの打やすさ ★★★★☆

ボールスピード ★★☆☆☆

ツッツキ・小技 ★★★★★

ブロック ★★★★☆

飛距離 ★★☆☆☆

 

同じ47.5度のZ1に比べてもやや柔らかく感じ、コントロール性能も良い。

ツッツキなどの小技でのキュッと回転がかかる感じと、止まり具合。

ミートの良さゆえの、ブロックの安定感。

攻守にバランスが良い。相当にレベルが高い

 

が、、、、スピードと飛距離がちょっと厳しいか。

ぶつけてドライブかけないと、打ち抜けない。引き合いはかなり浅い。それを考慮する必要はある。

 

でもバランスタイプの中では特筆べき性能が見えますね。特徴は大事!

 

作馬さんの影響か、多少弱点があっても秀でた部分がないと「勝てる用具」じゃないと感じてしまう。

強い部分を活かして、相手の弱い部分にぶつけることで点数になる。

だからなのか、自分は同じ用具で対戦するのが嫌いです。強い部分が同じだから。

 

 

ブルーストームはオープンプライスですが、3000円以下で買えるところもあるようで・・・。コスパすげえわ