日別アーカイブ: 2018年10月29日

角ペンでも裏面を振りたい!

週末はTリーグの試合が立川・名古屋であり、

その他にも全日学とマスターズがぶつかるという過密スケジュール

卓球王国取材班も4つに分かれて行きました。私はマスターズ。本来ならば全日学に行く予定でしたが、用具の取材があったので、急遽マスターズへ。

 

オーバー70歳の用具を聞きまくってきました。

それは本誌でおいおい紹介します。

 

そんな感じで会場を練り歩いていると、用具マスターたちが声をかけてくれます。

4年ほど前にアポなしで突入してしまった久留米TTC(荒木卓球クラブ)。

代表の荒木和敬さんが不在だったので、4年越しの対面です。

 

その荒木さんの用具がこちら

 

ラバーのテナジーは良いとして・・・ラケットは、、、

カーボネード90を角型へ改造。

 

板自体の性能は良いが、中国式だと振れないという人が多いみたいです。ペンエースも出ましたが、それでもやっぱりコルクの日本式じゃないと・・・と。

特に裏面打法をやるならば、中国式の裏ソフトを貼ると面が大きくてかなり重くなってしまう。

でもこのラケットはめちゃ軽かった。150gくらいかな(グラムも教えてくましたが、記憶が曖昧)

 

角型に両面貼ると先端が重くなって、総重量は軽いのに、結局振れないという現象が起きやすいんですが、このラケットは問題ない。

カーボネードのグリップを外した時に空洞部分があったから、そこを埋めることで重心を手前に持ってきたそうです。

松下大星モデルのラケットだと、先端にめちゃくちゃ重心がよってしまい、とても振れない。

このカスタマイズは素晴らしい。

「40代からの裏面にピッタリなんですよ」と荒木さん。

 

こだわりは

このコルクグリップの形

親指部分を斜めに切り落とすことで、裏面の角度が出るようになる。

中国式はグリップの上に指を乗せられるけど、日ペンはそれができないので、削る必要がある。

確かにこの親指の角度があれば、ミドルのボールでも裏面が出せます。

 

「こんな日ペンが出れば、日本式から中国式に無理に変更しなくても裏面ができるようになると思うんですよ。どこか作ってくれないかなぁ。でもぼくは実績がないから・・・」と言ってましたが、、、、いやいやいやいや

実業団で活躍して、九州チャンピオンにもなってて、全日本にも二桁出てる人が何をおっしゃいますか!!

今回のマスターズでも3位入賞。強豪ひしめく40代で表彰台はすごいです!

こういう40代になりたいですね!

久留米TTCのHPはこちら

 

メーカーさんへ

40歳以上のペンホルダーに愛される新しい日本式ペンホルダーづくりに協力してくれるメーカーさんはいませんか?

シェークに比べれば小さい市場ですが、新しい定番としてのポテンシャルはあります。

反転式ではなく、角型のまま両面を貼りたい人はいるはず!