角ペンでも裏面を振りたい!

週末はTリーグの試合が立川・名古屋であり、

その他にも全日学とマスターズがぶつかるという過密スケジュール

卓球王国取材班も4つに分かれて行きました。私はマスターズ。本来ならば全日学に行く予定でしたが、用具の取材があったので、急遽マスターズへ。

 

オーバー70歳の用具を聞きまくってきました。

それは本誌でおいおい紹介します。

 

そんな感じで会場を練り歩いていると、用具マスターたちが声をかけてくれます。

4年ほど前にアポなしで突入してしまった久留米TTC(荒木卓球クラブ)。

代表の荒木和敬さんが不在だったので、4年越しの対面です。

 

その荒木さんの用具がこちら

 

ラバーのテナジーは良いとして・・・ラケットは、、、

カーボネード90を角型へ改造。

 

板自体の性能は良いが、中国式だと振れないという人が多いみたいです。ペンエースも出ましたが、それでもやっぱりコルクの日本式じゃないと・・・と。

特に裏面打法をやるならば、中国式の裏ソフトを貼ると面が大きくてかなり重くなってしまう。

でもこのラケットはめちゃ軽かった。150gくらいかな(グラムも教えてくましたが、記憶が曖昧)

 

角型に両面貼ると先端が重くなって、総重量は軽いのに、結局振れないという現象が起きやすいんですが、このラケットは問題ない。

カーボネードのグリップを外した時に空洞部分があったから、そこを埋めることで重心を手前に持ってきたそうです。

松下大星モデルのラケットだと、先端にめちゃくちゃ重心がよってしまい、とても振れない。

このカスタマイズは素晴らしい。

「40代からの裏面にピッタリなんですよ」と荒木さん。

 

こだわりは

このコルクグリップの形

親指部分を斜めに切り落とすことで、裏面の角度が出るようになる。

中国式はグリップの上に指を乗せられるけど、日ペンはそれができないので、削る必要がある。

確かにこの親指の角度があれば、ミドルのボールでも裏面が出せます。

 

「こんな日ペンが出れば、日本式から中国式に無理に変更しなくても裏面ができるようになると思うんですよ。どこか作ってくれないかなぁ。でもぼくは実績がないから・・・」と言ってましたが、、、、いやいやいやいや

実業団で活躍して、九州チャンピオンにもなってて、全日本にも二桁出てる人が何をおっしゃいますか!!

今回のマスターズでも3位入賞。強豪ひしめく40代で表彰台はすごいです!

こういう40代になりたいですね!

久留米TTCのHPはこちら

 

メーカーさんへ

40歳以上のペンホルダーに愛される新しい日本式ペンホルダーづくりに協力してくれるメーカーさんはいませんか?

シェークに比べれば小さい市場ですが、新しい定番としてのポテンシャルはあります。

反転式ではなく、角型のまま両面を貼りたい人はいるはず!

角ペンでも裏面を振りたい!” への 8 件のコメント

  1. これ面白いポイントですよね。
    メーカーとしては「買う人がいないから作っていない」と思っているでしょうけど、ユーザーとしては「無いから買えない」というズレが起きてるかもしれないというマーケティングの部分だと読んでて思いました。

    どちらにせよすべての人が自作することなく(好きな人は別にして)自分の理想のラケットを手に取れるようになるといいですね。

  2. 反転ペンで裏面振っても角度が出なくて結局中国式使ってましたがこういうコルクの削り方すれば良かったんですね、参考になりました
    やはり日本式で裏面振りたい人は多いと思います、知り合いのおっちゃんも日本式だけど裏面振りたがってましたし

  3. この角型にはロマンが詰まってますね。
    30代のシェークですが、自分がペンでプレーする姿を思い描くと、角型がでてきます。
    やはり、Jペンはかっこいい!!

  4. 10代だけど自分も両面対応の角型日ペン欲しいっす
    TSPさん、ダーカーさん、コクタクさん、アカディさんあたりなら協力してくれそう

  5. 日ペンで裏面貼っても、重さと厚みで挫折して。
    中ペンで裏面貼っても、フルスイングですっぽ抜けそうで挫折して。
    結局片面ペンになってしまいましたが、軽量で面の小さい日ペンが欲しいと思っていました。裏面は白木で。
    ペンは角型、角丸型、丸型以外にも進化できると思っています。
    使いにくいので需要も減っていっているのだと感じますが。

  6. 周囲でも本当に角ペン 裏面使いの方が増えてきました。
    (ラージはもっと以前からトライされていた方が多かったように思えます)
    荒木さんの手作り感満載のグリップを見ていると、卓球にかける気持ちの
    強さがビシビシ伝わってきます。このへんもマスターズの醍醐味というところでしょうか。勉強になりました。
    そういえば日本卓球協会の副会長の前原さんが現役最後の時期にバック面にアンチをはって使っていた時期があったそうですが、その時もいろいろ試して 結局スティガのシェークを角ペンに削って使っていた・・・という記事をどこかで読みました。両面同色OKの時代だと思います。
    両面黒でもどっちで打ってるか相手にわかりにくいように両面に指の跡をつけるんだ・・というコメントがあって流石だと思った記憶があります。

    用具にかける強い思いは今も昔も変わりがありませんね。

  7. 自分も裏面を使いたいけど、中ペンは、、、反転の打球感が、、、
    という感じです。
    是非ともラケット作って欲しいです。

  8. はじめまして。荒木さんは小学生の頃の実績はあまり分かりませんが中学生の時からめちゃくちゃ強かったです。高校は知ってると思いますが、柳川のエースで私はとても憧れていました。私の学校のエースも強かったですが、九州大会の学校対抗・シングル(共に決勝)で2連敗しました。本当に九州に荒木あり!位の強さです。フェンスギリギリまで下げられてもバックハンド一発で逆転したプレイは今でも忘れる事はないです。

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