いつかは使いこなしたい。
という憧れのラケット、用具が誰にでもあると思います。
私にももちろんあります
意外にも思われるかもしれませんが、そのラケットは
5枚合板のガシアンエキストラです
これは昔のカタログです
消費税も5% 懐かしい笑
私は大学1年の時に初めて中国式ペンを買いました。
それまでは日本式を使っていましたが、両面貼りたいなぁ、なんか面白そうだなぁ、強い人が使っているんだなぁくらいで中国式を買いました。
最初に買ったのはタクシーム、そして2本目に買ったのがガシアンエキストラでした。
タクシームの時には気づきませんでしたが、ガシアンエキストラにして、その弾まなさにびっくりしたことを覚えています。(タクシームが弾みすぎた)
「え?なんでこんなにポコポコしてるの?」
「これは非効率なプレーになるな」
と感じました。
ガシアンエキストラにブライス、マークV、サーメット、メンドMP、バリテス、キョウヒョウ
いろいろなラバーを貼りました。
しかし、どのラバーを貼っても、このラケットは応えてくれませんでした。
原因はぼくの技術力、そして片面の日本式(120g)から両面の中国式(180g)になることの重量過多
まだ中国式の握り方もスイングもわからない自分にとって、どのラバーを貼ったとしてもただスイングが遅くなるだけでした。
中国式:ラケットが弾まない。しかも重い。スイングが遅い。→ボールが遅くなる
日本式:ラケットが弾む。片面だから軽い。スイングが速い。→ボールが速い
このようなことになり、中国式、とりわけ弾まないラケットはなんて非効率なんだと思っていました(当時)
でも当時の憧れの力は強かった
ガシアンエキストラと言えば
当時の自分が一番好きな(今も一番です)
馬琳
が使用していたから。
そして
左のマジックサービス・閻森も使用
さらに
最強のペンドラ・王皓も使用
王皓は国際大会に出場したての時に使っていて、その後は他のラケットに変えていましたが、アテネ五輪時にガシアンエキストラに戻していたのはあまりに有名
ラケットの性能云々に文句は言えないラインナップに納得しつつ、
それなのになぜこんなに弾まないんだと自問自答しながら使っていました。
なぜこのラケットがあの人達に使われるんだ、なぜ自分には使えないんだという用具への興味のきっかけにもなったラケットです。
5枚合板とはこういうものだ、じゃあ他の素材はどんな性能なのか。
他の5枚はどうなんだ?
用具のなぜ?を教えてくれたラケットです。
おそらく、球を打つ時以外で一番握っていたのはガシアンエキストラでしょう。
独身時代は枕元に置いて握って寝ていたり、数年前までは仕事中も机に常に置いてあり、何かあると握っていました。コーヒーを取りに行く時も片手にはガシアンエキストラ。
5枚合板ですから、現在は入門者用なんでしょう。
でもある種、極めた者が行き着く先も5枚合板だと思います。
馬琳が5枚合板で北京五輪を制したように、王皓が5枚合板で世界選手権で優勝したように。
何度もガシアンエキストラにはNOと弾き飛ばされましたが、自分もいつかは使いこなしてみたいラケットです。
握り心地はもちろん最高です。
ガシアンエキストラは現在名前を変えて発売されています。
ガシアンが契約を外れたため、
ガシアンエキストラ→エキストラ→スウェーデンエキストラ
と変わりました。
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